【問題】
キシダはクラスメイトのスガやコイズミ達の馬鹿話を聞きながら、ずっと泣いていた。
一体なぜ?
【解説】
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32歳のキシダは休日、一人で入った居酒屋でしっぽりと飲んでいた。
しばらくすると、どかどかと団体が隣のお座敷にやってきた。
ふと目を向けると、高校3年のときのクラスメイト達ではないか。
キシダはすぐに察した。これは当時ぼっちだった自分を除いて行われている同窓会ではないかと。
向こうは誰も自分のことなど気づいていない。というか覚えていないのであろう。
すぐ横から聞こえる、陽キャだったスガやコイズミの馬鹿話を聞きながら、
自分だけ誘われなかった同窓会が盛り上がってるのが辛くて悲しくて、キシダは酒をあおりながら泣き続けた。
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最終更新:2024年04月14日 16:26