【問題】
コウキは「 狩人 」のことを思い出した。
そしてヒロミを救うため、母親を殺してしまった。
どういうこと?
【解説】
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コウキは四歳の男の子。
お母さん、お父さんとの3人の家族だったが、母親が赤子を新たに身籠った。
産まれてくる赤ちゃんが、男の子でも女の子でも、
ヒロミという名前を付けようと決めていた。
まさに、幸せの絶頂にいた家族だった。
ある日、母親の膨らんだお腹を見たコウキは、『赤ずきん』の童話の中で、
狩人が狼の腹を切り、お腹の中から赤ずきんとおばあちゃんを助けたのを思い出した。
「お母さんのお腹の中に、ヒロミが閉じ込められてるのでは?」
そう思ったコウキは、夜中に寝静まった母親の腹を、包丁で切り開いたのだった。
《モチーフ有》《死》《ブラック》
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最終更新:2022年01月18日 22:48