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名簿:320683」を以下のとおり復元します。
*草採りから茸採りになった女の歴史
|~ID|320683|
|~名前|リリア・コンブリオ|
|~出身家|コンブリオ|
|~年齢|享年21歳|
|~性別|ついてない方|
|~出身地|(ここから山3つ越えた)山岳|
|~前職|薬草売り|
|~理由|やむをえない事情により|
|~現在の状態|食うに困らない程度に生きてた。きっと今も遠い所でのんびりしてるでしょう。|
|~功績|冒険回数81回(成功74回)・討伐した怪物232体・入手した金貨208115枚・称号31個・アイテム6個|
|~コメント|「薬草売り=2ヶ月で土になる」という私のイメージ払拭の為に頑張った娘。&BR()半数間引かれると評判の貴族護衛で見事にHIT。6年半お疲れ様。|

#region(称号)
**称号
 山岳の
 駆け出しの
 半人前の
 剣術入門者
 剣術初級者
 一人前の
 剣術中級者
 茸好き
 ネズミ駆除人
 熟練の
 氷魔術入門者
 氷魔術初級者
 ゴブリン二十体殺しの
 毛皮剥ぎの
 猫いらず
 氷魔術中級者
 怪物ハンター
 守護者
 コボルド二十体殺しの
 練達の
 氷魔術上級者
 鋼の盾
 懐が暖かい
 オーク二十体殺しの
 盗賊ハンター
 小金持ちの
 闇魔術入門者
 討伐者
 闇魔術初級者
 闇魔術中級者
 財宝の番人

#endregion

闇魔術上級はいきたかったなぁ…できればもう一つ上まで。

#region(アイテム)
**アイテム
 とても出来の良い杖(闇)
 質の悪いロングボウ
 ごくありふれた杖(炎)  
 ごくありふれた指輪(氷)  
 とても質の悪いレイピア  
 剣

#endregion

割と早く指輪を入手できたけど、防具拾ってこない辺り運が無かったのかも。

#region(バックボーン)
**バックボーン
 本名はアリン・ノロッド。山で薬草を採って売る平凡な生活をしていた平凡な少女。
 だが15歳の誕生日の直前、ご禁制ハーブを誤って販売してしまい、組織に追われる身に。仕方なく故郷を捨て都会に逃げこむ。
 顔を隠し、変名を使い、前身を詮索されない冒険者として生きる道を選ぶ。支給された安物の剣を手に、おっかなびっくり魔物討伐に出かけた。
 
 しかし、か弱い少女に務まるほど冒険者稼業は甘くない。慣れぬ剣を振り、新たな人生を始めて3ヶ月目。同行した名も知らぬ冒険者の死を目の当たりにした。
 自分は何ともなかった。でも、次の冒険ではどうなる?迫り来る死の恐怖。精神的に追い詰められる。
 しかし、仕事をしなければ食べてはいけない。落ち着きを取り戻す前に、依頼を引き受ける期限が来た。茸狩りなら安全だろうと思い、安全な道を選んだ。
 だが、4人の仲間が倒れた。予想だにしなかった強敵の出現に、新米冒険者のリリアにはなす術はなかった。
 仲間が傷つき倒れるのをただ見る事しかできない。己の無力さをこれ以上はないという形で見せ付けられた。
 宿に帰って彼女は泣いた。悲しい。悔しい。死んだ仲間達の顔が思い浮かぶ度に、涙が溢れた。
 次の日。酒場に現れたリリアは主人に茸捜索依頼はないかと尋ねた。主人は黙って張り紙を示す。実力相応の依頼が届いていた。彼女は依頼をこなし、また次の依頼を求めた。
 
 それからのリリアは生まれ変わったようだった。剣が上達したわけではない。戦闘力は相変わらず半人前。
 眼が変わった。生きる事に執着を持った者が持つ、心底諦めが悪い眼をするようになった。
 自分は英雄にはなれない。だが冒険者を辞めて真っ当な職に就く事もできない。ならば死ぬか?いやだ、死にたくない。
 ただの冒険者として生きていく。生きていく為に自分ができる事を、自分の強さを見極めた。そして、それに合う依頼を探してそれをこなす。
 名誉ではなく、命。格好悪くて構わない、自分が求めるものはただそれだけと己の生き様を定めた。
 16歳の誕生日に、彼女は周りから「これでお前も一人前だ」と言われる様になった。
 剣を握った事もなかったリリアが歳を重ねられると思っていなかったのだろう。その晩、酒場の主人が成人祝いだと一杯奢ってくれた。
 初めての酒は苦かった。口直しにハーブティーを注文した。
 
 いつものように依頼を探しに来た時の事だった。自分とさほど歳の変わらない少年兵に、弟子入りさせてくれと懇願された。
 何故自分のような者にと訊くと、答えはするがどうにも歯切れが悪い。しかし冷やかしでない事は語気から伝わってくる。
 散々悩んだ末、協力という形で収まった。冒険者ギルドとしてコンブリオ家を正式に立ち上げ、共同経営という形を取った。
 少年兵は己を鍛える為に冒険者として経験を積むのだと語っていた。だが弟子入りした理由については明言を避けた。
 
 それから1年半程して、リリアが依頼で留守にしている間に彼は死んだ。聞けば、仲間を庇ったのだという。
 冒険者が死ぬ事は然程珍しい事ではない。悲しい事だが、心を囚われてはいけない。その事をリリアは良く知っていた。
 遺品を整理している時に見つけた、彼が自分に宛てた手紙を読んでも眉一つ動かさなかった。
 その様を見て、ギルドに加入していた冒険者達はギルド長への畏怖の念を強くした。
 リリアはその晩珍しく酒場に足を運び、誰にも気付かれぬ間に宿に戻った。
 
 年月は流れた。まだまだ未熟ではあるが、それなりに名が知られるようになり、コンブリオ家の運営も上々だった。
 そんな矢先、ギルドのエースが命を落とした。若さ故の無鉄砲で幾多の死線を潜り抜け、将来が楽しみでもあり危ぶまれもする男だった。
 まだ歳若いメンバー達の士気を低下させぬよう、リリアは以前にも増して働くようになった。
 その功績が認められたのかどうか定かではないがリリアの元に報酬の多い、そして危険な依頼の話が舞い込んだ。
 渋い顔をする酒場の主人の顔を見ないようにして、彼女は契約書にサインをした。
 ギルドに戻り、最年長のメンバーを呼び出した。ギルドを譲渡するという旨の内容だったという。話は2分で終わった。
 
 最近彼の事を思い出す。彼はあの時何故戻る事を考えなかったのだ。戻りたくなかったのか。そんな事は無かった筈なのに。 
 声が聞こえる。「あなたには、もうわかっているでしょう?」その声はとても懐かしく感じた。
 
 あぁ…こういう事か。あの時の私にはわからなかった。今でも明確にはわからない。
 いつの間にか、君と同じ事ができるようになっていたんだな…これを成長と呼ぶのであれば、笑い話だ。だがそれで良い。
 
 仲間の首筋を狙う切っ先が見えた。後の事は良く覚えていない。2度3度、怒号が聞こえた気がするがどうでもいい。私は、――――。

 魔物との戦いではなかったのが幸いか。部隊に収容された遺体はギルドに引き取られた。
 右膝から先はなく、左肩から腰近くまで深く切り下げられた傷が戦闘の苛烈さを物語っていた。
 メンバー達は口数が少なく近寄りがたいけど、行く宛ての無い駆け出しの自分達を引き取り世話をしてくれたリーダーの死を深く悲しんだ。
 死に顔は安らかで、死に化粧をされた顔は美しかった。顔に傷を付けさせないなんて流石リリアさんだよ、と新リーダーが眼を潤ませながら呟いた。
 葬儀はギルドで済ませた。遺品を整理していると、いつ用意したのか厚い書類が遺されていた。そこには今後のギルドの指針が記されていた。

#endregion

長いです。

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