「やはり撒けませんね...距離を詰められています。」ハワードが後ろから呟いた。
向こうはプロだ。それは会的した時からわかっていた事だ。どう出てくるかわからないから
応戦は避けていたがそろそろマズイな...
「残っている手榴弾をばら撒け!止まるなよ、逸れたら終わりだ!」
後ろのハワード、モニカが線を抜き手榴弾を地面に落とした。数秒後、後ろから爆発音が鳴る。どうだ...?
反射板をとりだし後ろを除く、粉塵から彼等は何事も無かったように此方に向かって走り出していた。
daddddddd...発砲音と共に俺達はすぐさま道の脇に滑り込んだ。
「奴さん怒らせちまったなアレン。」レイクが少し皮肉っぽく呟く。
「とにかく応戦だ!何発か撃ってまt...」その時だった。上空からけたたましい轟音が鳴り響く。
「大尉!ヘリです!!」モニカが叫んだ。
轟音と共に現れたヘリは俺達の通ってきた道をその巨体で塞ぎ低空でホバリングをはじめた。
「ファック!クソッ、ここにいたら上からの掃射でやられるぞアレン!!」レイクが叫ぶ
ふと曲がりかどのビルが目に止まる。3階建てコンクリート製そうだが少し倒壊しており廃屋のようだ。
「援護する!三人ともあのビルに急げ!」すぐさま俺達はビルに転がり込む。階段を走り、3階へ。
中は何もなく、屋上に上がる簡易な梯子があるだけだった。
「大尉、ビルの中はまずいんじゃ...」モニカが言うのも無理はない...。
残弾は僅か、此方は少数おまけに行き止まり。むこうは上に機関銃、下に多数、弾もまだ余裕があるだろう。
まさしくここは終点だ。だが、ここで止まってはTRじゃない、ここからが俺達TRだ。
「レイク、頼みがある。」レイクは待ちくたびれたかのように此方を見た。
「屋上に上がってあのヘリのパイロットを狙撃してくれ。もうすぐ下の連中もこのビルに
突入してくるだろう。ハワードとモニカは1階で突入部隊の足止めを頼む、無理はするな。
俺がその間にヘリを引き付ける、3階で合図したら狙撃。出来るか?皆。」
「無謀だがアレンらしい作戦だな。乗った、俺の腕を信用しろよ。」レイクがはにかみながら言う。
ほかの二人も同じ意見だった。「よし、下の足止めが始まったら作戦スタートだ。」皆が頷いた。
すぐさま下から応戦音が聞こえてくる。さあ、反撃スタートだ。
「分が悪い...ハナっから力負けしてる...」ハワードが少しにやけながら呟く。
「皮肉はいいので足止めに集中して下さい。」モニカが返す。
足止めが続く此方も行動を開始した。2階に降り窓からヘリにけん制する、ヘリは此方に体を向け発砲し始めた。
そのまま食いついていてくれよ...階段に走った。
3階に上がり再び窓から撃つ。ヘリは少し高度を上げ、真横についてきた
今しかない...!「レイク今だ!!!」声を上に向けて叫んだ。
「チェックだ、パイロットさん...」息を止め引き金を引いた。鈍い高音と共にヘリのコクピットは赤くなった。
その瞬間ヘリは円を描きながらまるで重力に負けたかのようにビルの入り口付近に墜落した。
爆音と共に炎がヘリのいた上空に舞った。
下へ降りると幸運にも突入しようとしていた敵もヘリの爆発に巻き込まれてすでに息はなく地面に皆倒れていた。
倒れている兵士がつけているワッペンに目が止まる。どうやらレイク達もそれに気づいたようだった。
「アレン、こいつ等...」
Ikubaar...中東で活動する国連側の傭兵部隊だ。
「味方が何故俺達を...。」モニカ達もかなり同様していた。
「アル達と合流しよう。何が起こっているかまだ掴めないが同士撃ちをこれ以上させる訳にはいかない。」
俺達は来た道を引き返した。無線がヘリの爆発で使えなくなったがまだ走れば合流できるだろう。
急がねば...
最終更新:2013年05月28日 13:51