「隊長、この先でフセインの小隊が目標を追っています。」バザール内に我々はすでについていた。
二手に分かれた目標にこちらも二手に分かれた状態だが、相手が並みの集まりではないと情報があってからは
かえって二手は不利になってきた。片方からの定期連絡がもう来るはずなのだが…
「こちらシヴァ、目標が散開した、フセインの小隊は個々に目標を追尾開始。」
「個々にだと?駄目だ、全員で一人を追えと言え…?シヴァ、どうした?」無線のノイズがひどくなっていた。
「こtraシヴァ、ガrーダの…信号が消えa4した!」マズい…無線の電波が何故かはわからないが薄くなった。
ガルーダの信号もロスト、最悪の展開も予想していたが早すぎる…
「シヴァいや、アザド、ガルーダの応援に行け、交戦はするな。駄目だった場合は一度本部に帰投せよ。」
「sヴァ、了j5.」何とか最後の無線は届いたようだ。ともにいた3人は俺の命令を待っていた。
「目標は散開しそれを追っていたフセインもまた散開したようだ。お前達はアザドに次ぐ
Ikubaarの古参兵だ。
私はこれより単独で目標を追尾する、お前達は3人でこの先の目標を追尾しろ。深追いはするな、いいな?」
全員が黙って頷き、走り去った。Ikubaarの正規兵は俺が単独のほうが動きやすい事をわかっている。
3人ならまず戦闘で彼らは負けん。
裏道に入り迷路のような旧市街を抜けて行く、これは…アリアドネの糸でも持ってくるべきだったな。
その時反対側の路地に人影が写った。すぐさま先回りし反射板で軽く除く、写真の奴らではないが目標の一人だ。
すぐさまコートのポケットに手を入れスイッチを押し道に出る。目標はこちらにすぐ気づき、物陰に隠れた。
相手の顔の出る範囲に手を向ける、案の定相手はすぐ目を抑え再び物陰に隠れた。
とどめをさしに行こうとした時背後から気配がした。とっさに振り向くが誰もいない。
しかし後ろの小さな店舗内からは確かに足音はしていた。誘っているのか…?
店舗に入るが誰もいなかった。店の裏口を発見し外を確認する。
その瞬間手に持っていたキャリコが道路の端まで飛んで行った、すかさず建物に隠れる。案の定そのまま立っていれば蜂の巣だ。
再び建物内から足音、こちらに駆け寄る音だ。極限まで静かな足音だ。店舗の中はシャッターが半開きでかなりの暗さだ。
栓を抜き閃光弾を落とす、2,3秒であたりが白くなり耳元に強烈な耳鳴りが発生する。しかし人の姿はない…
ブレーカーを上げ、電気をつけたその瞬間、後ろから気配を感じとっさに手を向ける…
写真の男だった…黒ずくめにガスマスクで顔は見えな。向けた方の手は捕まれ、相手の肩の方に流れている形だ。
「コートの袖にダットサイトのような仕掛けか…面白い。これで相手の目を封じていた訳だな…。」
此奴…一度で細工がばれたのは初めてだ…たいした奴だが俺は此奴を知っているような気がして動揺はしなかった。
「…流石はフラッシュマスター(光翁)。」「そんな通り名俺には必要ないがな。」やはり此奴を知っている。
「近くで見て確信した、お前3年前ロシアで会ったな…?」相手は暫く無言になりその後口を開いた。
「あの時もできた方だったが今はさらにできるようになったな。」
あの頃の間隔が戻ってくるかのように身体が身震いし始めた…
もう片方の手で閃光弾の栓を抜き、すぐさま相手の腕をつかむ相手はもの応じせずこちらを向いていた。化けものが…