彼もまた、自分の意志で仲間達と共に戦う事を選んだ。あるいは、戦う事しか彼にはなかったのかもしれない・・・
The Regulation 本部・海上プラント、略称TRの本拠地となる巨大海上プラント。
一機のヘリがヘリポートへと着陸しようとする、MH-53ベイブロウ、機内には一人の男が座っている。
「やっとついたか…」男はGatorzのサングラスを掛け、ライフルケースとUSNAVYと刺繍の入ったダッフルバッグを持ち上げる。
レイク・スケアクロウ、高身長で金髪の髪が特徴的な男。
元アメリカ陸軍第75レンジャー連隊、その後アメリカ海軍ネイビーシールズへ所属。
彼は自分自身のある理由で此処に配属された。
「降りろ」後部ハッチを開いたクルーから告げられ、席をたつ。
「言われなくても…」荷物持って機内から降りた先にはだだっ広い甲板が続いている。
レイクのもとに一台の屋根ナシのハンヴィーが近づいてくる。
「スケアクロウさんですね?、
会議室までお送りします」上下UCP迷彩服の男性が声をかける。「どうも」荷物を乗せ、後部座席に座ると
「制服は決まってないのか?、他の連中も皆バラバラだが」走行中に甲板で整備などをしている者達を見ても、マルチカムやDPM、ABUにNWU1など皆迷彩服はバラバラであり、中には私服のような者までいる。
「ええ、まだ決まってないんですよ、といっても彼らのほとんどはココでの仕事担当です」
「なるほどな…」
しばらく風に打たれていると、建物の前で車は止まり、
「この建物から入って地下一階に会議室があります、そこに01の隊長が待ってますよ、それと荷物は私がこのまま自室へ」
「わかった、ご苦労…」レイクはを建物の中に入り地下へ向かう。
会議室前
「止まって、武器を渡してください」警備員らしき人物が呼び止める。
「面倒だな、壊すなよ?、憎しみの塊だからな」腰に付けてあるカイデックスホルスターからM1911を抜き、男へ渡す。
彼は困惑した表情を浮かべた後「ご協力に感謝します」と言って道をあけた。
中に入ると二人の男性が椅子に座っていた。
会議室に入ると、そこには二人の男性がいた。
一人はオールバックにサングラスの男、もう一人は肌の露出のない服装のガスマスクの男、二人はこちらに気が付く。
「レイク…本当に無事だったのか…」オールバックの男はサングラスを外しながら言い、レイクもそれが誰なのかを確信する。
「アレン…
アレン・フォスターか?、…久しぶりだな…」
「約二年も音沙汰無しだってのに、久しぶりだな…か、全く…とっくに俺の事は忘れてるのかと思ったよ」彼はサングラスをかけ直し、レイクを席へ座らせる。
ガスマスクの男は壁にもたれながら静かに二人の会話を聞いている。
「収容所以来か、あの後はどうしてたんだ?」
「ああ…海軍を辞めて傭兵をしながらいろんなとこを放浪してた」
レイクは淡々と語り、コーヒーを口にする。
「……それじゃあこの経歴書はほとんど嘘って事か…」
溜め息混じりに差し出してきた書類に目を通し。
レイクは経歴書にざっと目を通してから、
「ああ。傭兵業では裏の人間を何人も殺ってきた。軍人、政治家、あの任務で俺や仲間を見捨てた奴等も…みんな殺したさ…」アレンは顎を撫で、少し考えた後に、
「お前は変わったな、人を信用してないように見える…」
「…俺は本来の目的の為に此処に来た…だが、それを果たす為にはアレン、お前を信じるしかなさそうだな」空き缶をゴミ箱へ入れる。
「少しばかり時間は必要、だがな。」
TRの本題に入り、話が終わった後に。
「ああ、それと彼は?」気になっていた事を尋ねる。
「
アルバート・ラッセル大尉、01のメンバーだ」アレンは彼の方を向きながら。
「よろしく頼む…スケアクロウ中尉」淡々とした口調で言うアルバート。
「どうも、ラッセル大尉。それで他のメンバーは?」
「ああ、現段階ではこの三人を含めた六人だ、彼等も時期にココに来るだろう」各隊員の資料を差し出して。
「六人…現段階って事はこれから増えるって訳か?」
「ああ、そう遠くないうちにな。それと、02の隊長はジェイドだ…」
「気の毒だなアレン、よりによってあいつとは」
「ハハ…。俺達の目的は一つだ…これからは終わりの見えない戦いが続くかもな…」
「改めて、ようこそTR01 アルファチームへ、君の名はーー」
「レイク・スケアクロウ 中尉。よろしく、アレン・フォスター大尉。」
何年もやっていなかった敬礼をするレイク、変わり果てた旧友との再会に複雑な感情のアレン。
二人の兵士は手を合わせる。
最終更新:2013年12月20日 02:23