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OrdinarySoldiers Phase.1

「レ…イク…レイク!、脱出するぞ!」
ーーマック…?ーー
「銃を持て、ここともやっとおさらば出来る…」
ーーここは…そうか…ーー
「止まるな!走り続けろ!!」
ーーマクミラン…あんたは…ーー
「殺されたあいつらの為にも…俺達が生きて帰るんだ」
ーージェリー…テイラー…ルーカス…ーー
「レイ…ク……レイク…!」

「レイク?」
「…ん?、ああ…すまん」
ハワードの呼びかけに驚いて様子で反応する。
「冷や汗かいてるけど、大丈夫か?」
「ああ、ちょっと懐かしい夢を見ただけだよ」
黒人男性の彼は[ハワード・キース]軍曹、俺が到着した数時間後に01、アルファに配属された隊員だ。
異質な雰囲気を放っているわけでも無く、陽気で面白い奴だ。
今いる場所はプラント内の食堂、隊員及び整備士や職員などの大半がここで食事をとるのだが、今のところは活気があるわけでもなく、人も少ない。
配属されてから一日目、今は朝の9時、昨日はその後色々な事もあり寝不足気味だ、外は太陽に照らされた海面が眩しくも美しい。
「眠気覚ましに射撃場にでも行ってくるよ」
「ああ、それじゃあまた」軽く手を振って、個人用の武器保管庫に向かう。

保管庫からHK416とE-MAGを数本手に取り、G17を腰のカイデックスホルスターに入れる。



海上プラント・甲板射撃場 AM:09:18:35…


階段を上がり甲板へと出る、この射撃場は風も気持ち良くて好きだ。
簡易テーブルの上にマガジンを置き、プライマリ、セカンダリのチャンバー内をクリアな状態か確認して、マガジンを入れ、装填する。
BAM!!BAMBAMBAM!!とセミオート射撃でターゲットを撃ち抜く。
「グッジョブ、良い腕だな」話かけてきたのは、オークリーサングラスのかけた髭の男性。
歳は40前ぐらいだろうか、どこかで見た気がする…。
「どうも、あなたは?」
「俺はヴンダー・ユーイング大尉、03の隊長だ」
なるほど、何か引っかかると思ったら、ヴンダー・ユーイング、その手の業界では有名なシューター、インストラクターだ。
俺も傭兵時代に彼の出てた雑誌を愛読していた。
レイク・スケアクロウ中尉、所属は01です。トレーナーは辞めたんですか?」
「なんだ知ってるのか。まあ偉いさんにココへ推薦されてな…今は休業中だ、必要なら講師もやるぞ?」
「そのうち頼みますよ」

残りのマガジンも撃ちきり、SEALsの頃から愛用しているAOR2迷彩のビーバーテイル バックパックに荷物を入れる。
「おっと…時間か。此処は広いから迷うなよ、じゃあな」大尉は手をふり階段を下りて行く。
まあこれだけ巨大な施設なら迷う者もいるだろう、しかしまあ、いつの間にこんな大規模な海洋プラントを建造していたんだろうな。
バッグを背負い自室へと向かう。



プラント•自室 AM:11:53:13…


保管庫に長物を預け、自分の部屋でココアを飲む。
ふと、入り口近くに置いてあるガンケースに目がいく、pelican社のハードガンケースのロックを外し、開ける。
中にはチェイタックM200狙撃銃が分解された状態で入っている、パーツを手に取り組み立てていく。
最後に無断使用対策の為に短く加工したダミーボルトを組み込み、バイポッドを立てる。
「スコープのゼロインもそのまま、ボルトの可動に異音は無し…、よぉし」
ナイトカモ迷彩のシートを掛け、置いておく。
またあとで埃を取る作業でもするか、と思いながら、今日の夢を思い出す。

マック…俺はこれからツケを払いに行くよ、長く険しい旅になりそうだ…。

「気晴らしにバーにでも行くか、まあ誰もいなさそうだが」
鍵を閉め、腕に付けてある時計 Sunto Coreに表示されている時間を見る。
格好はアークテリクスリーフのハーフシェルジャケットに AOR1のコンバットパンツ、サロモンのトレッキングシューズ、ほとんどSEALs時代から愛用しているモノばかり。


バーに着くとまあ人気がないことはないが、ほとんど此処の警備兵や整備士達のようだ、とりあえず空いてる席に座る。
雰囲気は若い頃によく通ってた所に似ている……。
「何にしますか?」マスターはこちらに近づき。
「ジャックダニエルはあるか?」
「もちろん、半分で?」笑みを浮かべてこたえるマスターに、
「ああ、頼むよ」というかさっきからスーツ姿の職員がやけにこっちを見てくる。
どうせ監視だろう、信頼はされても信用はされてないんだろうな…。
出された酒を飲み干し、席をたつ。




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最終更新:2013年12月20日 04:00