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絶対の命題

ある欲

私はあれが嫌いである。書くのすら躊躇われる。
しかし、世の中は、いや、メディアは、いやTVはあれを嫌わない。
世間としても、嫌っていない気さえする。
しかし、私は、むやみにあればかりに走る事を、それは間違っていると思う。


「君はトルストイが大好きだな。いつも読んでいるのじゃないか」
思想的に響くんだ。『クロイツェルソナタ・悪魔』あたりの思想が特に。
「じゃあ、『そんな事を言ったら、我々はいなくなってしまいますよ』とでも言えばいいのか」
ならば『何故我々がいなきゃならないんです』とでも言おうか。いや、私もそれまでの主義者ではない。

その小説からの引用である。ただし、台詞が合っているかは分からない。

「君はそれが全て悪だと思うのかい。私も快くは思わないが、ね。君風に言えば、存続には必要じゃないのかい」
それは否定できない。でも人工でも、それを介さずしてだって、種の存続はできるだろう。着床なら、男の臓器でも安全にできるようになる。今でも、危険だができるらしいがな。となれば、それは意味を成さない。
「しかし現実的じゃない。それだけに絞ったら、優生学的になるか、成金だけが生き残ることになるのが落ちだろう」
確かに、ありえない。今は、な。しかし、それもいつか無くなる。それでも、あれはよくないとは思わないのかい。
「よいとも悪いとも。ただ思うのは、悪く解釈して実行しちまう残念な輩がいなきゃいいって事だ」
そうだな。それなら、こんな事は思わずに、言わずに済む。これに関する問題は存在しなくなる。

まあ、別の観点からの問題は新たに出てくる可能性はあるが。

「それはそうだろうな」
人間もそれのときだけ性別があるようにして、それ以外はなければいいのに。蛞蝓は確かそうだったと思うが。
「社会の仕組みとしては大問題だけどな、生物としても」
それはそうだがね。私はあんなものはなければいいと思うよ。いっそヒドラみたいに増えればいい。ウズムシでもいい。
「無茶苦茶だな。君はこの手の話題はいつも極端すぎるんだ」


私は極端だろう。この話題に関して。
しかし、この位でもいいと思う時があるのだ。
それとも単に、私が、天邪鬼なだけか。
大多数の言う事に反対したいだけなのか。


追記 否定
彼にも指摘されたが、これにはまずい所がある。
大分省いたが、これは当たっているように思える。

「しかし、究極的には、それは恋愛自体を糾弾する事になるな」
そうだな。自らの神を追求して、結果追及する者は、自らの神によって滅ぼされるように。
肯定もそうだが、否定も根本までしていけば、望んだ結果は得られないことが多いな。きっと。
「その哲学者も好きなのか。そんな言い回しだったか?」
まあな。言い方はいじったが。虚無なんていいじゃないか。何もない。永劫回帰も嫌いじゃないからね。
「にしても、極端すぎる」

まあ、結局は、言いすぎれば、良くない結論になるのだろうか。
何事もやりすぎは有害である、のだろうか。

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最終更新:2010年03月24日 23:28
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