カードデータ
カード名 |
紅より儚い永遠 |
効果: ○あなたはバトルスペースにある対象のユニットを1枚選び、あなたのスマッシュゾーンにあるカードの枚数が相手のスマッシュゾーンにあるカードの枚数よりも多いならば、そのユニットを持ち主のスマッシュゾーンにリリース状態で置く。 |
属性 |
イベント |
種別 |
ストラテジー |
タイミング |
ノーマル |
使用コスト |
赤1白1無2 |
条件付き除去ストラテジーの一種。
条件さえ満たせばバトルスペースのユニット1体を何でも除去できてしまい、持ち主のスマッシュへ送りつけてしまうという間接打点にもなりうる優秀な除去カード。
その代わりに条件自体は厳しい方に入り、自分のスマッシュ>相手のスマッシュでなくてはならない。基本的にスマッシュで負けているというのは不利であることが多いので、このカードも必然的に不利な状況下で真価を発揮することになる。
1点でも相手のスマッシュより自分のスマッシュが多ければ使うことができるため、このカードでスマッシュに埋めてトントンに戻すこともでき、赤白という色を見せていれば相手の下手なスマッシュ抑止にもなりやすいカード。
スマッシュに送る性質上再利用方法が限られ、対白にとってみて
《花は幻想のままに》や
《騒符「ソウルノイズフロー」》くらいでなければ利用させることはほとんどないだろう。墓地効果やエネルギーゾーン効果、またはリアニメイトで使いまわすことが前提の相手に対して埋めてやると効率も良い。
強烈な効果を持つ反面、非常に使いどころやタイミングに悩んでしまうのがこのカードの問題だろう。
多色で4コストという決して軽くなく、除去カードであるのにノーマルタイミングでしか撃つことができないのは非常にネック。これによって不意の行動に対しての先手を打つことができないため、防御用としては使いにくい。
また、スマッシュがリードされているという条件が付いているのも中々に問題。
東方零次元 ~永夜抄&花映塚~までに自分にスマッシュを入れるようなスーサイドの特性を持つカードがないため、発動条件は非常に受動的。相手がコントロール型のデッキであった場合は簡単にスマッシュを入れてくれることもないので、発動すること自体が結構難しかったりする。
また、このカードの色が赤白であるというのも大きい。赤は
《ルーミア》や
《レミリア・スカーレット》のようにスマッシュを入れることを考えているカードが多く、白は
《彩光乱舞》?のようにスマッシュを回復できるカードがけっこうある。そのため、よく考えて投入しないと発動すら許されずお荷物になる可能性すらあるのは注意しよう。
対白緑においては
《花は幻想のままに》には強い警戒が必要となる。コストが同じにもかかわらず、条件もなくバトルタイミングであっさりスマッシュ点を無かったことにされるため、このカードを使うのが厳しい点ところとなりやすい。あちらも使用するタイミングが限られやすいのが救いではあるか。
色拘束が薄いことを利用し、汎用性の高い赤や白のカードと共にコントロールに近いデッキに出張役として使えないこともないだろう。元の色拘束は関係ないが、使いやすいデッキでは使いやすいので
《花符「幻想郷の開花」》のような多色が確保しやすいデッキにも使いやすい1枚となる。
赤白という色との相性の悪さというのは上でも挙げたが、カード選択さえ間違えなければ貴重な除去なので色事故を減らす役割として採用候補には筆頭となりえる。
また、赤白は全体的に重いカードが多く遅い傾向にある。
《レミリア&咲夜》でワンチャンス狙いに行くようなデッキタイプでは使いどころも自然とあるだろう。積極的に殴ってくるビートダウン相手であればパワー差を何とかしてくれるカードでもあるので、自分の採用するカード相性も考慮し相手のデッキによって使い分ければかなり強いカードであるといえる。
無理に握っておいて使うようなカードでは絶対にないので、使いどころが無いと思ったのならエネルギーにさっさと埋めてしまおう。
赤白という色の希少性から、
《レミリア&咲夜》のような重い赤白カードを積極採用するデッキには自然に投入しても良いだろう。
現状は条件のお陰で使いにくいが、使えれば強いという立ち位置なのでこれからスーサイドのようなカードが登場していけば使いやすい除去カードに化けることもある、かもしれない。
発動条件と効果ゆえに赤白主体なら逆転手になりやすいカードでもあるため、油断しているとプランゾーンから見えて一気に持って行かれる事も。
逆に赤白を相手にした時にはこのカードをある程度意識して殴り合いをしていくといいかもしれない。
ゲーム外カードデータ