カードデータ
カード名 |
十六夜 咲夜 |
効果: ◆あなたのターン終了時、このカードがフリーズ状態でスクエアにあるならば、あなたはバトルスペースにある対象のユニットを1枚まで選び、このカードのあるスクエアに向きを変えずに置く。 |
種族 |
メイデン |
種別 |
ユニット |
タイミング |
クイック |
使用コスト |
白2無3 |
移動コスト |
白1無2 |
パワー |
6500 |
スマッシュ |
1 |
完全で瀟洒なメイド。
非常にトリッキーな能力を持ち、相手に対して攻撃を強要させるような能力を持つ。
自分のターンの終了時点でこのカードがフリーズしていれば能力が誘発し、バトルスペースのユニット1体までをこのカードのあるスクエアに置く事ができる。
基本的にユニット同士が重なればその時点で戦闘が発生するため、フリーズさえしていれば強制的にバトルを行わせる事が可能になっている。
引き寄せてしまうもののこのカード自体のパワーも低くは無い上に、いちいちこちらから攻め込むリスクを背負わずとも安全に引きこもっている相手ユニットを叩き潰せる点は優秀である。
また対象指定が『まで』となっているため選びたくない場合は選ばなくても良いし、自分のユニットを選んでしまって自爆する点が無いのも優秀である。
しかし、そのトリッキーさが裏目に出ているのか若干の使いにくさが目立つ。
まずフリーズしていなければ始まらないので、このカードのプレイ時点やスマッシュする以外の方法でフリーズしなければ引きこもったまま引き寄せる事は難しい。
移動コストが厳しく設定されているため、出して歩かせるのが少々面倒な側面があるのも難だろうか。
自分より大きな相手は引き寄せられない上に、
《小悪魔》や
《紅魔館》など攻撃時に能力を誘発するカード達で間接的に対処されてしまう恐れもある。
そもそもこのカードで対処不能なサイズのユニットが出てきた時点で役に立たなくなる事も多いだろう。
しかし相手からすればこのカードが突っ立っているだけでパワー6000以下のユニットを潰されてしまうので制圧力は高めと言ってもよい。
コスト5というのも強みであり、
《プリズムリバー三姉妹》だけで倒される心配もなく中堅どころとしては優秀。
フリーズする事が重要な
《紅 美鈴》同様に何らかのカード効果でこちらからフリーズさせてやれば相手を簡単に吸引する事が可能となる。戦闘自体は受身だが能動的に吸引する事で相手の計算を狂わせることになるのも大きい。
性質上
《白玉楼》との相性も良く、組み合わせればパワー8000までのユニットをこのカードで討ち取ることもできるようになるだろう。
工夫が必要だがそれ以上に魅力を持った性能を持つカードでもある。
- 忘れがちだが吸引効果が発生するのはメインフェイズではなく『ターン終了時』である。ターン終了時は基本カードのプレイが行えないので、対処するならこのカードで吸引してして戦闘が発生する前に何らかの行動を行わなければならない。当然バトルに入るのもターン終了時であり、バトルタイミングのカードで割り込む事もできないので事前策が強要されるという点は嫌らしい。
逆に《十六夜 咲夜》を使う側からするならば、相手に対処を要求するカードであると同時に相手のスタックを気にせず相手を叩き潰せるという性質を活用して行きたい。
- このカードの能力誘発は自分のターン終了時にフリーズしている事が条件であるため、相手ターンにこのカードをプレイしても実はうま味が少なかったりする。次に自分のターンが回ってきた時にフリーズする手間を強要されてしまうからだ。
能力誘発を最優先に考えるなら手札に抱え込んでおき、相手がユニット数を増やそうと展開してきた際に打ち込みたい。ただそれに囚われすぎるのも良くないので、コスト5で《八雲 藍》と相打ちにとれるユニットとしても投げつけても悪くないといえよう。このカードを使うならその辺りの臨機応変さも大事である。
- 《紅魔館》に使えるメイド長。時を操る程度の能力を持つ。東方紅魔郷5面ボスとして登場し、後に自機としても起用された事もある。フレーバーテキストのセリフは主人公の一人である《霧雨 魔理沙》との戦闘開始直前に発せられた言葉である。セリフの前後も実に珍妙な会話をしているので興味があったら調べて見るのもいいだろう。
ゲーム外カードデータ
最終更新:2013年03月03日 10:16