名前:ティレジア・オイレンシュピーゲル
種族:エルフ
アルカナ:Furcifer=Diabolus=Dextra
性別:女
生没年:1068~
聖痕:背中(羽)、胸、手の甲
共振:幻影
因果律:“家名”“渇望”“俗世”
因縁:
容姿:銀髪にハシバミ色の眼を気だるげに光らせた中肉中背のエルフ女性。
眼鏡と背中の羽に付属した奇妙な金属パーツが特徴的。
ハイゼ城伯領内にあるミルファンティの森の族長筋の娘。
族長と言っても下界で暮らすシティ・エルフの族長の為、
実質的な役回りはハイゼ城伯との交渉である。
それ故に、彼女自身も若い頃からずっとハイゼ城伯家に関わってきた。
ノルベルトの事は彼が生まれた頃から知っていて、
時に姉として、時に親友として、時に戦友として過ごしてきた。
ノルベルトの成人後は、彼と共に領内の珍事件を解決してきた実績も持つ。
主な解決事件として『サトウダイコンの呪い』『世界樹丸かじり』『チェブコフの奇妙な遺産』
など。
今回の嫁取りに関しては、領主一族に不振の種を植え付けてしまったのはエルフ達の行動もある為、
一族総出の全力でノルベルトを応援する所存だった。
が、諸々の事件を経て、ザルトベルン領主は割とババを引くかも知れないと考え、
ノルベルトが花婿レースから辞退気味なのを見てほっとしている。
現在はザルトベルン領にて
ジェイフと共に食客中。
実は、彼が解決した幼エルフ誘拐事件は実験に没頭した彼女の不注意も原因の一つであった為、
ノルベルトに対して、計り知れない恩を感じている。
彼女の父親はかの
ニコル傭兵団に所属し、深緑の射手と呼ばれたエルフだという話で、
彼女もその血を引いてか酒や戦争を好む、非リア充でもある。
武器は背中の羽で引く『無手翼弓銃』とその対になる『仕込袖銃』
腕利きのデクストラであり、兵器開発者でもある為か、
実験や発見の為にモラルを軽視しがちである。
モラルはあるが思考が硬直しがちなノルベルトとは足りない部分を補い合う良いパートナー。
特に未婚エルフが持つという羽を弓の発射装置代わりに使った時には、
泣かれた。親にも妹にもノルベルトにも。後悔はしたが反省はしていない。
人の死に関して感情を揺れ動かさないという稀有な特性の持ち主で、
その才能がいくつかの事件においては脚光を浴びた。
ノルベルト・フォン・ハイゼ
ハイゼ城伯家の次男。武勇に優れ、謹厳実直な典型的ミンネゼンガー騎士である。
少年の頃は腕白で手がつけられないと言われていたが、
城を抜け出して冒険していた際に、エルフの子供を誘拐して逃走していた犯人を偶然発見、
たった一人で追跡し、犯人をぶちのめして子供を奪還した事から森のエルフ達の絶大な支持を得ている。
その後も、辺境の森人達に対する様々な陰謀を領主家の一員として打ち破ってきた彼は、
少々名声を得すぎてしまい、長子存続を尊重する父によって今回の婿取りに出された。
現在は、ザルトベルン領にて騎士団長の任についている。
ハイゼ城伯家
ケルバーの北東、ザール川が二股に分かれプラウエンワルトを擁する大山脈へと流れ込もうとする分岐点。かの地を拠点とするのがハイゼ城伯家である。
豊かなザール川と壮健なる騎士達。そして頻繁に襲来する北狄を名物とするこの土地には、
数十年前に盟約を結んだエルフの住まうミルファンティの森がある。
かつて好きなだけ飲み、争い、人生を謳歌し、シティ・エルフの先駆けとも呼ばれた
ニコル傭兵団の一人が開祖と言われたこの森は、北狄大征伐の後、空白地帯となったこの地を
エルフが開拓したのが始まりであり、現在に至るまで中央の戦乱から逃げ出したエルフの避難所となっている。
最終更新:2015年10月05日 00:37