2003年5月23日 部室にて
SF研読書会 レジュメ
お題「七夕の国」(岩明均)※漫画
和光大学漫研出身(ちなみに父親は同大学の岩城名誉教授)
作品リスト
「骨の音」 講談社 短編集
「風子のいる店」 講談社 全4巻(文庫全4巻)
「寄生獣」 講談社 全10巻
「七夕の国」 小学館 全4巻
「雪の峠 剣の舞」 講談社 全1巻
「ヘウレーカ」白泉社 全一巻
「寄生獣 完全版」全8巻予定 既刊6巻
ネオデビルマン 2巻 永井豪他 /講談社
よしえサン 3巻 須賀原洋行 /講談社(cf榎田のモデルが岩明)
大合作 /講談社
- 単行本未収録作品「午前の星」「酒場紳士」「残像」「目を見て話せ」
- 現在アフタヌーンで「ヒストリエ」を連載中
作品内容について
- 「幼年期の終わり」にも通じる古典的なETは地球に来たことがありますネタ。この裏にはコロニアリズムがあるというのは、巽孝之が指摘する通り。
- A県はもちろん秋田県(最上だし)。あとは架空。
- 「手がとどく者」よく分かりません。れいむさん、なんかでっち上げて下さい。
- 窓の外⇔窓の内の孤独。これは竹本健治の「腐食」と読めないことも無い。
- 絵は上手。マンガは下手。
訂正:背景なんかは上手。しかし、人物の顔や動きなどは下手。
マンガ夜話でもこのネタ使い古されてます。
- 宇宙人との交配といってますが(4巻P167)、無理です。ヒトとボノボは交配出来ません。だからこそ種が違うのです。 というわけで、頼之の様に窓の向こうに行けるものは、カササギの姿に似るように遺伝子に操作を受けたと考えればいいと思います。
- 基本的にヤプー的用途でもなければ、地上の人間なんて役に立たないと思われます。星界の紋章を参考のこと。
- 宮崎学がhttp://www.zorro-me.com/2003-3/ag030306.htmlでいっていることですが、罰金60万、年間1億円のぼろ儲けで、産廃処理はかなりペイするらしいです。 でもこれってよくよく考えると星新一の「おーい でてこーい」ですね。
- この後小学館で仕事をしてないことから、おそらくは余り売れなかったものと思われます。 私個人としては、取り敢えず昔の資料に当たりました。こんな風にまとめてみました。といった感じのこのところの司馬遼路線は今一です。この人にしか描けないものを見てみたい。
出てた意見
最終更新:2019年02月24日 11:46