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チラ裏:All_Fiction:SS:調査記録2

三回目【6体…?】


最初のこの部分は、調査でもなんでもない
ただの日記のような物だ。
書く必要性も無い何かだろうが、暇だからね

…少し残念だ、アイツに会う事は出来なかった。
おそらく、もう俺とは会ってくれないのだろう。
だが、あの場所に居る事だけはわかったから、それでいいのかもしれない
そして、協力者を得る事が出来たのは大きい
これからは、調査記録があの【天才】の元に届く
ついこの間受け取った薬は、まだ飲んでいない。

…それと、不思議な生物にも出会った。
虹色の羽を見せたら少し顔色が変わったから、おそらくあの子の仲間なんだろう。
会いに行けばいいのに、意地っ張りな子だ。
…だけど、綺麗だった。ふと惹き付けられる何かがある不思議な子だ。
もう一度会ってみたいな…



さて、ここからが調査記録になる。
あの教授に送るのはここから先だ。



【影】が死ぬ瞬間を間近で見た。
…いや、死ぬのでは無く【ロスト】したらしい
ここ【ロスト】に属している影は、力を使い果たすと【ロスト】してしまうらしい。
元に戻す方法は無いのだろうか…


以前ここ【ロスト】にいる【影】には2種類存在すると調査した。
再度調べた結果、この2種類はただの通過点に過ぎないようだ

通常、生物が己の未練や己の心に負けた時、その生物の【影】が世界に生まれる。
この【影】は、世界では【ドッペルゲンガー】という名前で広まっている
おそらく、誰でも一度は耳にした事があるとは思う。

この【影】が、未練・心に負けた元々の生物に遭遇すると
その元の土台となっていた生物を襲い、【影】が本人と入れ替わろうとする。
この時、自分の【影】に打ち勝つ事が出来れば、何かしらの利を得る事が出来るらしい
…そして、襲われ。
自らの【影】に敗北してしまった場合
影は【フラッシュ】【エンド】とは違う【シャドウ】という状態に陥る。
ただ蠢き、人々に忘れ去られ、やがて消える存在。
実際には、この状態は一般人に対しては無害と言える。


問題は、【シャドウ】に陥るハズだった者が【強者】であった場合だ
この時【影】に負けた存在は【シャドウ】にと変化せず【フラッシュ】にと変化する。


これが第一の通過点
何を基準にし、選別しているのか、それだけはわからなかったが
このギルド【ロスト】は【フラッシュタイプ】の影を拾い
己の意のままに使役していく。
そして、力が擦り切れ摩耗すると
使役された【フラッシュ】は、この世から【ロスト】していく。

使い捨ての駒のような物だ
今の自分も同じようなモノだが、それは仕方ない。

そして、【フラッシュ】から極稀に【エンド】にと移行する生物がいる。
【エンドタイプ】の【影】は、他の【影】に比べ圧倒的に数が少ない
見た目も通常の状態となんら変わりが無い為、【影】だと認識し難いという点もある。

これが通過点
【シャドウ】か【フラッシュ】に…
【フラッシュ】から【エンド】に


そして、阿呆のように長い前置きを終え、ここからが本題となるが
このギルド【ロスト】では、12の属性を持つ【エンド】がギルドを動かしている事がわかった。
12の属性は、その性質を象徴した名前でわけられている。

1人につき1属性というわけでは無く、さらにこのギルドに属している者だけになるが
【その属性を持つ者をロストさせる事により、その場を乗っ取る事が出来る】
という事だけわかっている。


友人達は、前ロストの幹部とも言えるその者を【ロスト】し、その地位を奪い取ったらしい
何故か俺だけは待遇が良く、12の属性の地位とは別枠として
その12属性と同等以上の立場を作り出され渡された。


何か事情があるらしいが詳しく知る事は出来なかった。


今現在属性を保持している者は6体
それ以上いるのかもしれないが、情報として知る事が出来たのは6体だ

次は、その6体と
12の属性について、少し深く調べて来るとしようか…



調査を終え、余談になるが
どうやら【影】状態の者は【他の影】を捕食する事が出来るらしい
と言っても、【ロスト】内で聞いた情報の上
実際にこのギルドで、自分以外に他の影を捕食する者がいなかったので、この情報が事実なのか少し判断に困るが

そして、他の【影】だが、これがどういう訳なのか妙に美味い。
喰らうと、まるでそのまま魂を喰らっているような…
ごちゃごちゃと砕け散ったモノが、一箇所に集まるようなそんな感覚に包まれる。


これまで戦力を削る為に数体の【フラッシュ】と【エンド】を捕食した。
帰るまでに、あと数体消しておこうと思う。
…何か違和感がある。
気のせいだといいのだが…
最終更新:2011年08月07日 23:26
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