クルルの持っていた絵本。
タイトルは、大空を舞うリボン。
以下内容。
旅は、生物の数だけ存在する。
答えを得ようと願った時、生物は旅に出ている。
ある時、大空を自由に飛びまわる鳥は、旅に出た。
ただ飛ぶだけの為に、私は飛び続けるのか?と
朝も、昼も、夜も。鳥は大空を舞う。
何処に行こう?何処まで飛ぼう?鳥は答えを探している。
大空を舞うと、人々は遥か地上から鳥を見上げ呟いた。
『大きなリボンが飛んでいる』と
鳥は、どういう意味なのかわからなかった。
だから、地上におりて。
自分の事を見ている人々に訪ねた。
『どういう意味なの?』と
すると、一人の人が。
一つの輪を鳥に見せてくれた。
永遠に終わる事のない、不思議な輪だった。
『メビウス』と、人は鳥伝えた。
『君の飛ぶ姿は、僕からみたらこんな風にみえたんだ』
嬉しそうに、人は答えて、鳥にまた大空高く飛ぶように願う。
鳥は、大空高く舞い上がり。人々にその姿を魅せた。
『見ろ、リボンをつけた鳥が。空を楽しそうに飛んでいる。』
自分は意味が無いと思い続けていた、
空を舞うその姿が、大きなリボンに見えるのだと。
鳥は人から教わった。
鳥は旅で得たモノに導かれ。故郷に戻る。
さまざまな想いを託し、植える種のように
時が経てばやがて育つ。
鳥は伝えた。
やれる限りを尽くし。
飛べる限りを飛ぼう。
それだけで、答えになる。
【絵本の最後のページには、
『伝説に敬意を、我が友に感謝を。』と書かれ
一枚の絵が描き込まれていた。
メビウスの輪を意味する、一枚の絵が描き込まれていた。】
最終更新:2011年09月04日 03:01