七色の闇は、半ば諦めていた。
もう二度と、最愛の姉とは会えないのではないか、と。
唯一剣の修行に付き合ってくれたリディアとも、会えないのではないか、と。
真紅の影は星詠みの能力を持っている。
世界が完全に消滅する可能性に気付いていたのだ。
だからこそ、異世界の山の神(代理)に頼み、七色の闇と従者たちを、異世界へ避難させたのだった。
そして、その異世界は今までの世界と因果律のレベルで完全に切り離された。
七色の闇は、覚悟を決めた。
これからは真紅の影の代わりに、大切な従者たちを守らなければいけない、と。
『ずいぶんと湿気た顔をしているのね?』
『ふふ、妹様は笑顔の方がお似合いですよ?』
しかし…。そう、それは杞憂だった。
二度と会うととはないと思っていた二人が、何もなかったのかのようにそこにいたのだから。
しかし、それもある意味当然のこと。
真紅の影は、因果律を書き換え『そこに居た』という事実のみを作り出す能力を持っていたのだから。
『あーあ、なんか拍子抜けだなぁ…。』
『いいじゃないですか、みんな戻ってきたんですし♪』
『いつも言っているでしょう?これも運命-サダメ-と。』
自然の多い異世界。リディアを含め、従者の妖精たちも生き生きとしている。
ここから始まるのだ。
真紅の影と、七色の闇。リディア・Dと数多の妖精メイドたちの、平和でのんびりとした千年王国が…。
-終-
※オマケ
何故かトライアングラーズもついてきちゃったよ!誰も気づいてないよ、どうするのこれ!
最終更新:2011年12月28日 16:15