「疾風ー。 しっぷー。 しーっぷうー。 ご飯まーだー?」
「はいはい、人をそんな貼るモンみたいに呼ばないで下さいよ……!」
桜花の屋敷は、かつての姿を取り戻していた。
住む人数に比べて多すぎる部屋。
主の為に四六時中食事作りに奔走する従者。
「ふふふ、楽しみねー」
変わったことといえば――
「期待しててね。 うちの疾風の料理は絶品なのよー?」
「それは楽しみだね。 ボクとしては君の手料理も食べてみたいんだけど」
――部屋が一つ埋まって、従者の料理を食べる人が一人増えたぐらいだろうか。
最終更新:2012年01月01日 20:29