(トントン)
妖夢
あら、お客さんみたいですね。
霊夢
この地底に?
魔理沙
妖しい奴だな。撃つか。
???
こら、撃つなー。
てゐ
撃つなとか言ってるよ?
ルーミア
じゃあ食べていい?
魔理沙
妖しい奴に命令される謂われはないな。
撃とう。
???
やめろ、黒いのー。
魔理沙
ほら、食べるなって言ってるぞ。
ルーミア
えー。
妖夢
お知り合いなんですよね。
開けますよ?
霊夢
知り合いっていうか、まあ……
撃つ者と撃たれる者の関係かしら。
ヤマメ
やっぱりアンタらか。
椛
!
魔理沙
よう。
てゐ
む。
妖夢
はい?
椛
……げしげし。
ヤマメ
いたたた。
何だいこの子は。
魔理沙
椛だ。
ヤマメ
そうかい。
ヤマメ
で、今度は何の騒ぎ?
霊夢
かくかくしかじかでね。
椛
……げしげし。
ヤマメ
いたたた。
なるほど。
ヤマメ
だからって建物ごと入って来るかねぇ。
魔理沙
何だ、巣でも壊れたか?
ヤマメ
いや、ウチの巣はそんなヤワじゃないね。
椛
……げしげし。
ヤマメ
いたたた。
何でこの子はアタシを蹴るのかな。
妖夢
ほら、椛。
ダメよ、そんないきなり蹴ったりしちゃ…。
椛
……(ふんふん)
魔理沙
ああ、コイツ、河童と仲が良いからな。
河を汚すの何のと怒ってたろアイツ。
ヤマメ
それだ。
ヤマメ
アンタら、さとりの所にも寄ったりする?
魔理沙
そんな予定は無いが。
霊夢
潜ってたらその内、通るんじゃない?
ヤマメ
なら丁度良い。
アタシも乗せて貰えないかな。
椛
……げしげし。
ヤマメ
いたたた。
霊夢
どういう風の吹き回しかしら。
ヤマメ
いやね、さとりの所の放し飼いの猫だの鳥だのがさ。
ヤマメ
食い散らかしては、食べかすを河に捨てるもんでね。
椛
!
ヤマメ
で、河を汚すなー、とかってアタシが言われてて
困ってるんだよねー。
椛
……。
妖夢
ほら椛、ごめんなさいは?
魔理沙
何だ。
河を汚してるのはお前じゃなかったのか。
ヤマメ
ううん、私もやってるよ?
椛
………。
妖夢
…………。
魔理沙
何だそりゃ。
ヤマメ
いや、アタシの分はアタシの分。
アイツらの分はアイツらの分でしょ。
ヤマメ
そこんとこ、ちょっと話しとかないと
いけないと思ってね。
てゐ
「ちょっと話しに行く」には、
長丁場になるかも知れないよ?
ヤマメ
うん、良いよ。
時間はいくらでもあるんだもの。
霊夢
……凄くどうでも良いけど、
手伝うんなら何でも良いわ。
魔理沙
うむ、存分に働きな。
ヤマメ
そうさせて貰うよ。
椛
……げしげし。
ヤマメ
いたたた。
ヤマメが部隊に加入します。
|