プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影




東京国立西洋美術館で展示されているゴヤ展に行ってきました。
といってもゴヤが好きというわけではなく、たまたま近くを通ったのでプラリと入ってみただけですが…

いくつか印象に残った作品を紹介させていただきます。

  • 「着衣のマハ」 
ポスターやチケットにも使われている、女性が寝そべってこちらを見ている絵です。どうもこれがゴヤの作品で一番有名なようです。マハとは当時スペインの下町に多くいたオシャレな格好をした女性のことで、長いストールと長いスカートを着用していることが特徴だったようです。この絵を一目見た時の感想は、一言でいうと「なんかエロい」でした。身体の曲線や洋服の質感が女性の柔らかそうな印象につながっているように感じました。この絵と対になっているらしい「裸のマハ」は残念ながら展示されていませんでした。

  • 「死せる鳥」
鶏の死体が5、6匹、頭を寄せ合っている絵です。戦争を題材にした白黒の絵が続く中、突如現れた色鮮やかな絵だったため印象深いこともあり、今回見た中で一番好きな作品です。

  • 「ゴスペール・メルチョール・デ・ホベリャーノスの肖像」
ゴヤの友人である政治家かつ詩人のホベリャーノスの憂鬱な表情が印象的な作品です。表情同様に、絵は全体的に暗く暗闇にホベリャーノスが浮かんでいるような印象を受けます。ゴヤは心の描写に優れていると言われており、今にもため息が聞こえてきそうなこの作品を見ると納得できます。



残念ながら作品の写真や画像は載せられないので、作品を見たい方は展示を見に行くかgoogle先生に聞いてみてください。
最終更新:2012年01月19日 21:35
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