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宇佐見蓮子&ライダー ◆R1q13vozjY



最近、宇佐美蓮子は思うのだ。
どうして私は、こんな時代でなく、もっと過去の時代に生を受けることができなかったのだろうか、と。

この21世紀初頭に、もはや私の追い求めるロマンは枯渇しつつあった。

40年前に人類はとうとう月に辿り着いたが、そこに先人たちが夢想した兎達の姿はなかった。
火星や金星、他の太陽系内の惑星に次々機械の目を送り込んだが、生命の痕跡さえ捉えることができていない。
そして、太陽系外――さらに遠くの宇宙に輝く星を目指すには人の、いや、人の文明の寿命より遥かに長い時間が必要で。

宇宙一つを例に挙げてみても、人類が観測可能な領域と、
どうあがいても観測不可能な領域は、この時代はっきりと区切られつつあった。
今や観測による科学が限界を迎えつつある時代――科学から、ロマンは枯渇してしまうのだ。

近頃、そんなことばかり考えていたからだろう。


最近、宇佐美蓮子は月を――赤方偏移のせいだろう、妙に紅く輝くあの月を見るたび思うのだ。
実はここは東京などではなくて――『月』なのでないかと、思うようになっていた。
馬鹿馬鹿しい。
ここが月面上なら、空に浮かぶ『アレ』はいったい何だというのか。
誰かが造った偽物とでも? 荒唐無稽な幻想だ。
――だけど、それが本当なら少しロマンチックかもしれない。

蓮子は車窓から、もう一度月を見上げた。
『ここは月面上の、東京都の○○区●●町で……』
そんな情報が、頭の中に閃いた気がした。
今度は詳細な情報が判った。事実なら、電車はそろそろマンションの最寄り駅。
月面上、というのはひとまず置いておくとしても。

『次は……、……。お出口は、左側です。…………線はお乗換えです。 The next station is...』

おお、当たってた。
どうやら、私の脳はロマンの不足に苦しむあまり、ヘンな能力に目覚めてしまったらしい。
月を見るだけで、自分の位置が分かる。――但し、枕詞に『月面上の』と付くけど。
どういう原理なのだろう。位置を知るなら、普通は星を見るんじゃないのか。
私の脳内の方が、21世紀の東京より余程ロマンチックな造りのようだ。
――流石に、解剖して観測する事はできないが。

ともかくあと5分も歩けば、私の住むワンルームマンションだ。
就活用に買った慣れない革靴。説明会の会場から1時間近く車内に立ちっぱなしだったせいで、私の足はパンパンだった。
頑張れ、私。あとちょっとでお風呂に、お布団。

そうしてやっとの思いで部屋に辿り着いた私は、郵便受けに何か入っているのに気付いた。
薄汚れた布にくるまれた、何かが。

長さ70cmほどの細長い包み。
中に入っている物は硬いが、中間程の位置に折れ曲がる場所がある。
手に取ると、ずっしりとした重量を感じた。
包みを解くと――現れたのは、腕だった。
人の右腕、を象った、人形の部品。

そんな悪趣味な贈り物を発見した私は、一瞬だけ驚いたが――期待が、胸にこみ上げてくるのを実感した。
これで……全部『そろった』のだ。

一昨日は、駅のロッカーに。
帽子をかぶった頭部と、五体を差し込む穴の空いた胴体、そして、左腕が。
昨日は、大学の講義室のゴミ箱の裏に、両脚が。
まるで私に拾われるのを待っていたかのように、ひっそりと放置されていた。
そして何故かその部品は、私だけが存在に気付き、他の人はそれがある事を認識できない様だった。

だから最初は幻覚だと思ったのだ。
こんな気味の悪いモノ、触らないのが一番だと。
だけど、私は何故かそれを放っておくことができなかった。
もしこの人形の全身を揃えることができて、それが、
例えば――独りでに動き出したとしたら――凄くロマンチックだと思ったからだ。

ともかく、この右腕で人形は完全な人の形を得ることになる。
私は期待に胸躍らせながら隻腕の人形を押入から引っ張りだし、たった今手に入れた右腕をはめ込んだ。
こうして、私にしか見えない男性型等身大フィギュアが完成。
紅白のキャップをかぶり、揃いのカラーのユニフォームに見を包んだその姿は、どう見ても野球選手だ。

だが、当然のことだが、それが独りでに動き出す――なんてことは無かった。
壁に背を預け、力なく座り込んだまま。
人形の服の中を探ってみたが、電源スイッチのようなものを見つけることはできなかった。
顔の前で手を叩いたり、声を掛けてみたりもしたが、反応は無し。

だめだこりゃ。
今度は、この人形を動かす方法を探さないと。
動けば、の話だけど。
いずれにせよ、現状では打つ手なし。
そう悟った私は、急に強烈な眠気に襲われた。
そしてパジャマに着替えもせずに、ベッドに倒れこんだのだった。



それから2時間も経たず、私は目を覚ますことになる。
スタジアムの歓声と、早口の実況。
時々僅かに聞こえるのは、投球がミットに収まる音と、乾いた打撃音。
テレビの野球中継だ。
ベッドのそばに転がっていたリモコンが私の手に触れて、テレビの電源を点けてしまっていたのだ。

今日はこんな時間まで延長があったのか。それともニュースのスポーツコーナーか。
私はうんざりして床をなで、リモコンを拾い上げると、上体を起こして騒音の源にそれを向けた。

――そこで私は、気づいてしまったのだ。
あの人形が、動いていることに。
液晶テレビの蒼い光と部屋の窓から差しこむ紅い光の中、その人形は二本の足で立ち、
ゆっくりと腕を振りおろしていた。
まるで野球の投手が準備運動でもするように。
液晶の向こうで行われている試合をまっすぐ見つめ、ウォームアップを続けていた。
まるで、『次は俺が投げる』とでも言いたげに。


「あんた……野球、したいの?」


人形は言葉を発することはなく、ただ画面の向こうの試合を見つめていた。


私はテレビを切ると、人形の手を引いて部屋から飛び出した。
目指す先は、一駅離れた距離のバッティングセンター。
妙に紅い光が照らす夜道を駆け抜けながら、慣れない靴でできた靴擦れも意に介さず、私は人形を引っ張り回した。


「待ってください! おじさん! 待って!!」


閉店間際の時刻、シャッターを下ろそうとしていた店主を制止して、私はバッティングセンターに滑り込んだ。
そしてピッチングコーナーでグラブを拾い上げ、


「良いよ、投げて! 好きなだけ!」


と、人形に告げた。

人形はグラブを受け取ると、淀みない動作で左手に嵌め、マウンドへと向かった。
まず右手にロジンバッグを取り、指先にロジンをまぶした。
そしてピッチングプレートのそばに転がっていた硬球を拾い上げ、両手を胸元に置いて一瞬だけ、直立不動の姿勢を取ったのだった。

それから、人形は両手をゆっくりとワインドアップ。
そして左足を大きく踏み込み、右腕をムチの様にしならせ、白球を投げ放ったのだ。

人形の全身の力が乗った白球はシュルシュルと大気を切り裂く音を軌跡に残しながら、
真っ直ぐにホームベース上のターゲットに到達。
ストライクゾーン上に縦横3区画、9枚並んだ四角いターゲットの中央、5番のパネルを打ち抜いていた。
ターゲットの上に取り付けられた電光板が、「ただいまの球速:152km/h」と表示する。

目を丸くする蓮子のことなど気にも掛けず、人形は白球を拾い上げ、第二球を投げ放つ。
第一投と同じ軌道でストライクゾーンを通過するかに思われたそれは
ホームベースの直前で急激に高度を落とし、下段中央、7番のパネルを獲得。
素人目にもわかる、見事なフォークボールであった。


「凄い・・・」


蓮子の口から小さく、驚嘆の声が漏れた。
この時代、等身大人型ロボットは小走りして、階段をようやく昇り降りするのが関の山だったはずである。
ところがこの人形は人間のようなフォームで直球・変化球を投げ分けるに留まらず、
転がっているボールを自分の目で判別し、拾い上げている。

と、ここで、人形は3球目の投球を試みるも、手近にボールが無い事に気づいたようだった。
そこで蓮子がボールを放ってやると、その人形は左手のグラブでそれを見事にキャッチ。
人形は、帽子のつばをつまみ、蓮子に向かって小さくお辞儀した。
この人形はキャッチボールもできるのだ。
孤独な野球少年もこれがあれば練習相手には困らないだろう。
……流石に150キロを超える速球を受ける自信は、蓮子には無いが。

人形は再びダイナミックなフォームで三球目を放つ。
今度の投球は四角の枠、ストライクゾーンの遙か上方を通過した。
アンパイアの頭上を通過するコースの、大暴投である。


「……いやいや待て待て。とんだ欠陥商品じゃない、コレ」


プロ野球選手も顔負けの速球を、こんな風に暴投されては危険極まりない。
ロジンバッグをいじる人形の様子も、どことなくばつが悪そうだ。

妙に人間くさい人形だ、と、蓮子はそこで気づいた。
野球をする人形というよりは、野球選手そのもののようだ、この人形は。

いったいこの人形は、どこの誰が作ったのか。
スポーツ用品メーカーの新商品なのか。
それとも、工業用機械のメーカーが技術力の宣伝のために作ったのか。

説明がつかない。
仕草が妙に人間くさいのはともかくとして、わざわざミスを犯すプログラムをするものなのだろうか。
それもミスをした時の動作まで含めて。
球速150キロを超える暴投なんて、巻き込まれた人間は大けがを負いかねないのに。

そういえば、さっきスイッチを探してみたときも、この人形、どこにも商標らしきものを見つけることはできなかった。
この人形は個人で製作したものなのだろうか。
その方がまだ説明は付きやすい、か。
往年の名選手のプレイを、人形の動作プログラムとしていつまでも残したいと考える野球ファンだっているかもしれない。
だが、これほど複雑な動作を可能とする人形を、個人の有する技術力で製作できるものなのだろうか。
まるで21世紀初頭に出現したオーパーツ。

解き明かしたい。誰が、何のためにこの人形を作ったのかを。
そして、何故私のもとにそれの部品が現れるのかを。
蓮子はそう願うようになっていた。
ロマンは、この21世紀の東京にも、確かに存在していたのだ。


「君なら、そう願ってくれていると、信じていたよ」


唐突に蓮子の背後から掛けられた、男の声。
蓮子が振り向くと、そこにはゴーグル付きの帽子をかぶった青年がいた。

「俺はライダー。マスターである君の、サーヴァントさ。
 真名は『伝説のモグラ乗り』、ってことになってる。自分で言うのも何だけど」

ライダー。サーヴァント。真名。
その単語が引き金となり、蓮子は自分が本来ここにいるはずでない、『異物』だったことを思い出したのだった。




蓮子は、『未来の』東京の生まれだったのだ。
彼女が生を受けた時代、日本の首都は京都へと戻され、東京は自然へと還りつつあった。
東京-京都間を53分で結ぶ高速鉄道が開通していた。
蓮子は京都の大学に通い物理学を専攻する学生で、オカルトサークルで活動していた。
そんな蓮子の傍には――いつもメリーが、マエリベリー・ハーンがいた。

たった二人のオカルトサークル、『秘封倶楽部』。
境界の裏の幻想を覗くことができる、特別な眼をもっていたメリー。
そして蓮子も、月を見ただけで自分の位置がわかり、星を見ただけで現在の時刻が分かる眼をもっていた。
不思議な眼を持つ同士の二人は、その能力を生かして、常識という境界の裏に隠された幻想を、ロマンを追い求めていたのだ。

あの日もそうだった。
二人でお月見をしていた時のこと。
いつもなら、メリーに見えていたのは月の境界が開いた時、その裏側に見えていたのは伝承に伝わる餅つきの兎、
高天原に住まう高貴な神々、そしてきらびやかな月の町並み。

だがあの日は違ったのだ。
新月に開いた境界の向こう、メリーにまぶたを触れてもらい、彼女と視界を共有した蓮子が見たのは、紅い月。
そして、記録でしか見たことがない、21世紀初頭の東京の町並み。
「行ってみましょう」と、私はメリーに手を引かれ、境界の向こう側にあったこの街へと、意識を跳躍させたのだ。

それから先の過程は曖昧だが、私はこの月面上の東京に迷い込む際、メリーとはぐれてしまったらしい。
そしてここで開かれる聖杯戦争に巻き込まれ――マスターとして目覚めるまでの間、
私は就職活動中の学生として、記録的な就職難だった21世紀初頭の東京で、灰色の日常を送っていたのだ。




宇佐見蓮子のサーヴァント、ライダー・伝説のモグラ乗りが蓮子に問うた。


「では、マスター。君が聖杯に託す願いを聞こう。 たとえそれがどんな願いであろうとも」

「聖杯とは何なのかを知りたいわ」

「……ええと、それが願い事になっちゃうけど、良いの?」

「良いのよ。私は聖杯に叶えてもらう願いなんて、持ってないもの。
 それよりも……聖杯が何のために願いを叶えてくれて、何のために私達を戦わせるのか。
 その方がよっぽど興味あるわ」


蓮子がそう答えると、ライダーは微笑んで


「……そうか」


と呟いた。

それを見た蓮子が、怪訝そうな表情をすると、


「……いや、昔、俺も似たような事を聞かれて、君と同じような事を答えたのを思い出しただけさ」


と、ライダーは話したのだった。


「ところでライダーの真名は『伝説のモグラ乗り』だけど、本名は別にあるんでしょ?」

「ああ。……教えて欲しいか?」

「いいえ? 自分で調べて、当ててみせるわ。だって、その方が……ロマンがあるじゃない」

「ロマン、か……。そうだな、確かにいい言葉だな」


懐かしむように、ライダーは呟いたのだった。



「……で、お二人さん、話はまとまったでやんすか?」


ライダーの背後に、彼と同じ服装で、分厚いメガネを掛けた青年が現れた。


「ライダー。この人は?」

「俺の相棒の、オチタ君さ」

「マスターの蓮子ちゃんでやんすね。よろしくでやんす。
 オイラ、不本意ながら、今回はコイツの『宝具』らしいでやんす」

「オチタ君は、俺の『宝具』であるバトルディッガーの操縦や整備を手伝ってくれるんだ」

「任せるでやんす!」


と胸を張るオチタ。


「それは心強いわね。
 ところでステータスが見えないけど、オチタ君は戦わないの?」

「戦いはコイツに任せてるでやんす。オイラは平和主義者でやんすからね」

「オチタ君……そこは胸を張る所じゃないわ」

「それで、蓮子。これからどうしようか?」

「まずはメリーを探しましょう。メリーも私と一緒にここに迷い込んで、
 きっと私と同じように、聖杯戦争に巻き込まれてるはずよ」

「おお、女の子が増えるのは、オイラとしても大歓迎でやんす!
 ……でも、その前に……あの人形、そろそろ降板させてやったらどうでやんすか?」

「「……あっ。」」


野球人形は、ヘトヘトになって肩で息をしながらも、未だに投球を続けていた。
ストラックアウトは既に7ゲーム目に突入。
球速は130kmを下回っていた。


【クラス】ライダー
【真名】伝説のモグラ乗り
【出典】パワプロクンポケット10 装甲車バトルディッガー編

【性別】男性

【パラメーター】
 筋力D 耐久D 敏捷C 魔力E 幸運C 宝具A

【属性】
 中立・善

【クラススキル】
対魔力:E

騎乗:D~A
 生前戦車乗りだったライダーは、陸上を走る機械の乗り物に対してはAランクのスキルを発揮するが、
 それ以外の乗り物に対しては、Dランク相当(乗り方を覚えた一般人程度)のスキルしか発揮しない。

【保有スキル】
仕切り直し:D~B
 戦闘から離脱する能力。
 煙幕を利用できる状況なら、その効果はBランクまで上昇する。

機甲部隊化:D
 バトルディッガー搭乗時に発動。
 バトルディッガーを盾として、歩兵として行動する味方に回避・防御のボーナスを与える。

宝具整備・改造:C
 バトルディッガーの整備・改造を行うスキル。
 Cランクならば、ある程度までの車体の破損の修復と、武装やオプションパーツの換装が可能。
 大破してしまった車体の修理や、車体構造の根本的な改造は不可能。


【人物背景】
 モグラ乗りと呼ばれる、戦車を駆って古代人のダンジョンに挑む者達の一人。
 数々のダンジョンを攻略し、各地の大学に調査資料を送っていた凄腕である。
 チャンバの街では、揃うと願いの叶う『3つの珠』が眠るダンジョンを立て続けに踏破。
 『3つの珠』と遺跡を巡る争いに終止符を打った。
 その後も、野球人形の出現するダンジョンを求めて各地を巡ったと言われている。


【宝具】
『愚か者の鉄土竜(バトルディッガー)』
ランク:E 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大補足:5
 『モグラ』とも呼ばれる、ダンジョン探索用に設計された戦車(タンク)の一種。
 バトルディッガーは非常に拡張性が高い構造で、多岐に渡る追加装備が存在する。
 37mm~150mm口径の各種戦車砲に加え、火・氷・電撃・酸の各種特殊砲、水上移動用のフロート、ドリル等。
 運用には最低でも二人の乗員が必要。
 燃料と弾薬の補充には、マスターの魔力を必要とする。

『試製122ミリ砲(ヘルガ)』
ランク:D 種別:対軍宝具 レンジ:1~100 最大補足:1
 ライダーの戦友より譲り受けた、バトルディッガーの主砲。
 上述のチャンバの街の騒乱の終わりの日、突如出現した『天使』にトドメを刺したという目撃談が、逸話として残されている。
 この逸話から、バトルディッガー本体よりも若干高い神秘性を備える。
 また、スキル:神性を持つ敵に対しては、ダメージが増加する。

『腐れ縁のメガネ相棒(オチタ君)』
ランク:E 種別:対宝具 レンジ:1 最大補足:1
 バトルディッガー専属の整備士。
 『やんす』の語尾と分厚いメガネが特徴的な、ライダーの相棒にして親友である。
 ライダーの逸話を語る上で欠かすことのできない人物であるため、このたびライダーの宝具として呼び出されることとなった。
 ライダーとともに、バトルディッガーの操縦や整備を行ってくれる他、勝手にライダーの傍に出現して、どつき漫才を繰り広げ出す。
 『平和主義者』であり、バトルディッガーの操縦以外で戦闘に干渉することはない。

『拾い物は俺のもの(ローグライク・ロールプレイング)』
ランク:B 種別:結界宝具 レンジ:30 最大補足:1
 常時発動型宝具。
 生前ダンジョン内に落ちているアイテムを拾得して、過酷なダンジョンを闘い抜いてきたライダーの逸話から生まれた宝具である。
 ライダーとそのマスター、周辺数十メートルの場所に時々アイテムが出現するようになる。
 アイテムはライダー自身と、そのマスター、そして彼らが仲間と認識する人物にしか認識することができない。
 アイテムの内容はバトルディッガー用の部品と、野球人形のパーツである。
 ライダーとライダーに同行する者の幸運値が高いほど、質の良いアイテムが出現する。

『野球人形(キングダム王立野球軍)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:100 最大補足:9
 野球をするための、人型ロボット。
 上記宝具で四肢・胴体・頭部の野球人形のパーツを集め、組み上げることで完成する。
 野球以外の目的で動くことはなく、戦闘の役には立たない。
 ライダーが生前挑戦したダンジョンでも時折野球人形の部品が発掘されたが、作中でその目的・用途が明かされる事は無かった。
 古代人はなぜ役立たずの野球人形をダンジョンに遺したのか、それを解明するため、ライダーはダンジョンに挑み続けたのである。
 この聖杯戦争を戦う上でも、全く役に立たない代物である。

【weapon】
降車時の戦闘では、リボルバー拳銃を使用する。
最低限の神秘を帯びているため、サーヴァントにも通用する。

ライダーには手榴弾やロケット弾を駆使して、小型のモンスターやならず者どもを相手に立ちまわった逸話も残されているが、
『騎兵』のクラスで現界している今回、それらの武装を使用することはできない。


【マスター】宇佐見蓮子
【出典】東方project(秘封倶楽部)
【性別】女性
【参加方法】
 月見の際、メリーの能力を借りて月の向こうに映る帝都を発見し、帝都に迷い込む。

【マスターとしての願い】
 無し。
 ロマンを追いたいという願いを持つが、それは聖杯に託す願いではない。

【人物背景】
 東京出身、京都の大学に通う学生。
 専攻は超統一物理学。
 留学生のメリー(本名:マエリベリー・ハーン)と共にオカルトサークル『秘封倶楽部』を創設し、
 日本に潜む不思議を追い求めている。

【能力・技能】
 『星を見ただけで今の時間が分かり、月を見ただけで今居る場所が分かる程度の能力』を持つ。
 但し、日本標準時にしか対応していない。
 『プランク並に頭は良いかもしれない』と自称している。平均的な若者より頭は切れるようだ。
 メリーにまぶたに触れてもらうことで『結界の境目が見える程度の能力』を不完全ながら共有することができる。
 『結界の境目が見える程度の能力』によって、結界の向こう側、幻想の向こうに追いやられた者達の空間を覗き、
 その中で活動することができる。

【weapon】
 無し。

【方針】
 蓮子と同様に帝都に呼び出されているであろうメリーと合流し、聖杯の謎を解明する。



-013:島村卯月&ライダー 投下順 -011:マエリベリー・ハーン&ライダー
-013:島村卯月&ライダー 時系列順 -011:マエリベリー・ハーン&ライダー


登場キャラ NEXT
宇佐見蓮子&ライダー(伝説のモグラ乗り 000:DAY BEFORE:闇夜が連れてきた運命

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最終更新:2015年02月05日 02:38