鬱蝉 悲恋 - School Of Life ×TRANQUILIZER×学園2nd

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Name	鬱蝉　悲恋（うつせみ　ひれん）
Alias	【イニシャルG（漆黒の侵略者）】

PLOFILE

　鬱蝉通信局に所属する情報屋の一人。
　年齢は二十歳そこそこで、常に黒のワンピースドレスに身を包んでいる。かわいらしい顔立ちをした女性だが、顔面の半分ちかくまでを覆った長い前髪で、その顔をうかがうことは難しい。
　非常に臆病な性格で、背後から声をかけられただけでもビクつくほど。被害妄想が激しく、口癖は「どうせ私なんか、ゴキブリ以下だって皆思ってるんでしょ……」。自分に自信が持てなさすぎるためにしばしば自らとゴキブリを天秤に掛けることが多いが、そのために【イニシャルG】という不名誉なエイリアスを手に入れてしまった。

　名前の通り恋愛にはとことん弱く、現在三百六十七連敗中。
　そのフラレっぷりは見ていてかわいそうになるほどだが、下手に慰めようとするとまたぞろ「どうせ私なんか……」が始まるので、基本的にに皆触れないようにしている。
　一見真逆のキャラで通っている遊び人の山繭とは、意外と仲がいいらしい。というか山繭が一方的に構っている形。

　隠密諜報では鬱蝉でも右に出る者はいないと言われている。
　また意外と攻撃的な面も持ち合わせており、物陰からの暗殺技術も高い。

ABILITY

　【スリットインベーダー（隙間から侵入する影）】
　三ミリ以上一センチ以下の隙間ならば、どんなものでも通り抜けたり潜んだりすることができるというミスティック能力。
　それ以上でもそれ以下でもない単純な能力だが、その分汎用性は高い。
　意外と気付かないが、人間の生活空間には隙間があふれており、そのおおよそすべてに潜むことができる悲恋の能力は、諜報活動においては非常に有用なものである。ドアの下の隙間はもちろん、場合によっては鍵穴程度の隙間からさえ進入することができる。また、幅の制限はあるものの奥行きの制限はないため、実質溝のような部分にも侵入可能。
　どうやら隙間に自分が入るための即席の空間を作り出す能力らしく、分類するならばワールド（空間創造）系統に属するのだろう。
　ちなみに幅以外の制限は存在しないが、別に姿を隠すわけではないので隙間を覗けば見つかってしまう。まあ、見つけたら見つけたで細い隙間に黒尽くめの女性が詰まっているというのは、かなりシュールかつ恐ろしい光景だろうが。

　オド消費は少なく、日に二十回なら余裕で使える。