Imponderable data | |
Name | 鬱蝉 蝗(うつせみ いなご) |
Alias | 【アバドン(立ち並ぶ者)】 |
PROFILE
鬱蝉通信局に所属する情報屋の一人、否、十人。
テレパシーで人格を同期している十名から成る、情報屋集団と言い換えてもいいだろう。
テレパシーで人格を同期している十名から成る、情報屋集団と言い換えてもいいだろう。
それぞれの外見は他の鬱蝉のメンバーと比べるとかなり地味な部類であり、きっちりとしたスーツに七三分けという、ごく普通の企業人のような姿である。一人ずつの顔の造型などは微妙に違っているものの、自分たちであえて同じような格好をしているため、二人以上が一緒にいなければそれぞれの区別は難しい。
十人の蝗たちはお互いを機械的な番号で呼び合っている。零号から玖号まで存在しているが、元々の蝗の人格は零号のもののようであり、彼だけ他と比べて感情や表情の起伏が激しい。
普段鬱蝉の本部にいるのは零号で、他の九人は世界各地で情報収集に携わっている。単純に十人分の目と耳がある以上、収集する情報量は鬱蝉の中でも軍を抜いている。
普段鬱蝉の本部にいるのは零号で、他の九人は世界各地で情報収集に携わっている。単純に十人分の目と耳がある以上、収集する情報量は鬱蝉の中でも軍を抜いている。
性格は冷静沈着だが、これはもともとひとつの個であった自分を無理やりに十人分まで増やしている反動であると思われる。冷静というよりは、機械的と言ったほうが正しいかもしれない。そんな性格のせいで、山繭辺りはかなり彼らのことを嫌っているようだ。
ABILITY
限定的ではあるがかなり協力な精神感応(テレパシー)の使い手。
地球上であれば、そして同じ蝗であれば、どこにいても五感を共有することができる。
それによって膨大な量の情報を収集することを可能としているが、反面その大量の情報を処理するために脳の容量を割かねばならず、どうにも行動には鈍いところがある。
また、常に能力を行使しているため、非常に機械的なしゃべり方になってしまうなど、弊害も多い。
それによって膨大な量の情報を収集することを可能としているが、反面その大量の情報を処理するために脳の容量を割かねばならず、どうにも行動には鈍いところがある。
また、常に能力を行使しているため、非常に機械的なしゃべり方になってしまうなど、弊害も多い。
鬱蝉の中でもっとも人間を捨てていると言われている。