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【欠航でも決行!! 五島列島/上五島の旅】
第4話)世界遺産の島の意外な事実

《上五島旅行記|中通島|小値賀島|野崎島|宇久島|》

小値賀島2日目は朝一の町営船で世界遺産の野首教会がある野崎島へ向かった。野崎島は小値賀島のすぐそばにある島だが、現在観光施設を管理する数名を除いて、人は住んでいない。

だが、かつてここに居住していた住民たちが建立した教会が世界遺産に認定され、1日2〜3便ある町営船もほぼそこを訪れる観光客のために運行されていた。

上五島旅行記|野崎島に向かう町営船
野崎島に向かう町営船

町営船に乗る際に全ての乗客が登録を求められる。野崎島に到着すると観光客はビジターセンターと呼ばれる建物に集められ、そこで名前を確認される。いわば出入国管理ならぬ出入島管理のある島なのだ。

スタッフが呼びかける。

「帰りにまたこちらに寄ってください。名前を確認します。来た人と帰る人が同じであることをもって島に取り残されている人がいないことを確認しています」

上五島旅行記|野崎島ビジターセンター
観光客はビジターセンターと呼ばれる建物に集められる
上五島旅行記|野崎島ビジターセンター

野崎島は小さな島であるが、起伏が激しく平らなところがほとんどない。世界遺産の野首教会へは港から30分ほど歩かねばならないが、そこに至るまでの道は整備されているとはいえ、それなりの山道で、遠くに野生の鹿を見ることができた。

上五島旅行記|野首教会へ向かう遊歩道からの眺め
野首教会へ向かう遊歩道からの眺め

島には上級者向けのトレッキングコースもあるが、そちらで遭難したら猪と鹿しかいないこの島では、かなり厄介なことになることは容易に想像がつく。乗客名簿のチェックが重要な島の安全対策であることは十分理解できる。

上五島旅行記|優美な姿の野首教会
優美な姿の野首教会
上五島旅行記|優美な姿の野首教会

しばし細い道を歩くと目指す野首教会が見えてきた。こじんまりとしてはいるが、最近修復工事が終了した世界遺産の教会は、その優美な姿がますます栄えていた。

野崎島にはこの教会の他にもう一つ予想外のものがあった。ダムである。教会から15分ほど歩いたところにあり、周囲を歩いて回ることもできる。

 だが、なぜほぼ無人島の野崎島にダムが必要なのだ?

実は起伏のある野崎島は水源があり水を貯めることが出来た。一方対岸の小値賀島は水源が乏しく、野崎島のダムから水を供給しているのだという。

上五島旅行記|野崎島にあるダムは隣の小値賀島用
野崎島にあるダムは隣の小値賀島用

世界遺産の島で意外なことを知ったオイラであった。

(続く)


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最終更新:2026年08月16日 10:44