陰と陽にたゆたう影と真実
【Prologue】
どこからか、鳥の鳴き声が聞こえる。
―― スズメだろうか?
窓枠で切り取られた外の風景を眺めながら、少女は思った。
斜めに差し込む陽光は、早くも初夏を感じさせる程度に熱を帯びている。
並木の葉が風にゆれていて……
…違う。何かが違う。
最近そんな感覚を抱くようになった。
何が、どう違うのかは分からない。でも ――
「―― イ!…レイってば!!」
「……え?なに、アキちゃん?」
「もう、なにぼけ~っとしてるのよ。もう授業終わったよ。帰ろ?」
「…………あ、ほんとだ」
いつの間にか教室内がざわついていた。
そそくさと部屋を出ていく者、部活動の用意を始める者、帰宅するまでおしゃべりを楽しむ者。
いつも通りの光景。いつも通りの放課後。
―― でも……
……やっぱり、この『いつも通り』は何かがおかしい。
ものすごく違和感がある。
「いや~、テストどうだった?あたし全然で~、まぁいっかって……」
「……ごめん、アキちゃん!私ちょっと用事あるから先帰るね!!」
「え?あ、ちょっとレイ!!」
この感覚はいったい何なのか、自分で解決しよう。
そうじゃないと、気持ち悪い。
小さな決意を胸に、少女 ―― 稲葉鈴仙(いなばれいせん)は教室を飛び出した。
【ルール】
・例のごとく、
亀夫君問題形式です。
・参加者は“彼女”に質問や指示を行い、“違和感”の正体をつきとめ問題を解決しましょう。
・今回も推理要素よりも、TRPG色(冒険?的な色)のほうが強いです。
・『問題』というよりは『ゲーム』だと思って、まったり楽しんでいただければ幸いです。
・地雷あり&マルチエンディングです。でもあんまりこの脅し文句意味無い気がするんです。
・難易度はどうだろう、分からんw
主人公は「稲葉鈴仙(いなばれいせん)」。県立原相高校に通う女子高校生。もちろんごく普通の人間である(なぜか銀髪を異常に思っていないが)。
家族構成は父:ケン、母:チャラポン、妹:てゐ、祖父:丞乃臣(じょうのしん)で5人家族。
実家は「お食事処『うどん“GAIN”』」を経営している。
バイトとして蓬莱山薬局で働いている。
部活はライフル部。
趣味はケータイ小説
現在地は「***(都道府県名各自補完)、原相市里町(はらいし さとちょう)」
行動開始日は2008年5月9日
所持金は2万円。
1日目
- 鈴仙に目ぼしい場所の候補を挙げてもらう。鎮守の森、西行寺、博麗神社、オフィス街、占いの館など。オフィス街には通行証がないと通れないらしい。
- 怪しい場所を探す、ということで近くの寺「西行寺」へ。門が閉まっていて入れず。
- 東部の森の入口付近にある道具屋「香霖堂」へ。森の地図(表層)を書いてもらう。森には霧雨魔理沙と、真ヶ登呂有莉子(通称アリス)という少女が住んでいるらしい。また、痔の薬を頼まれる。
- 帰宅。途中でてゐと会い、一緒に帰る。
- 祖父丞乃臣(以後じじんげと表記)と話す。じじんげも最近、この世界が偽物ではないかという違和感を感じているらしい。また、東部の森にある御神体には触れると祟りがあると教えられる。さらに小遣いとして1万円もらう。
2日目
- 西行寺へ。今度は入れる。庭師の紺白用務(こんぱくようむ)と尼のゆゆ子に会う。ゆゆ子らは特に違和感を感じないとのこと。
- ゆゆ子曰く、神社には幽霊がでるらしい。しかし最近はなぜか見ないようだ。
- 用務から虹川バンドというバンドの存在を聞く。
- 試しに鈴仙に性格が波長として見えないかやってもらうと、なんとなく分かるようだ。
- さらに試しに用務に催眠術がかけれないかやってみるが、失敗。
- また、大企業YISの八雲紫社長はゆゆ子の友人らしいので紹介状を書いてもらう。
- ゆゆ子曰く、鈴仙は「私たちより有利な力」らしく、「期待している」とのこと。
- 東部、鎮守の森へ。霖之助の書いた地図に従い、霧雨邸へ。
- 霧雨魔理沙と会話。違和感などに心当たりは無いようだ。彼女はキノコを素に火をつける魔法などを使えるらしい。
- 魔理沙曰く、御神体は森の奥の祠にあるらしい。また、魔理沙はそこの近くでキノコを採っているとのこと。道順
を教えてもらう。なお、魔理沙は家でしてきたらしいが、里町には霧雨百貨店という店がある。
- 真ヶ登呂邸へ(以下、アリス邸)。アリスは人形を操る魔法を研究しているらしい。この森の奥近いこの場所では何か特別な力を使えるらしい。彼女から、祠への道順を聞く。
- 博麗神社へ。巫女の博麗霊夢と会う。
- なにやらお勧めらしいので、モテるお札(?)を1000円で買う。効果がなくなるので中身は絶対に見るな、とのこと。
- 霊夢は紫とも知り合いらしい。
- 鈴仙曰く、この世界ではSuicaペンギンじゃなくてSuica幼鬼。
- 霊夢曰く、鎮守の森はこの神社の鎮守の森らしい(魔理沙とアリスは勝手に住み着いているが放置)。が、御神体のことは伝承でしか知らない。
- 霊夢も特に違和感は感じていない。
- 霊夢の勘で、この神社にある謎の石版「扉」が鈴仙に関係ありそうとのこと。「扉」は陰陽マークで、上下左右中央合わせて5つの窪みがある。
- 原町で食事をし、バイト先の薬局「蓬莱薬店」へ。薬剤師の八意永琳に会う。違和感は特に感じないらしい。店長の蓬莱山輝夜は忙しいらしく話ができない。
- 霖之助用の痔の薬を受け取る。
- オフィス街に行きたいという話をすると、永琳からお使いを依頼される。「Kappa」という会社の社員の河城二鳥に薬を渡してほしいとのこと。お使いは急ぎではない。
- 有名なおバカ、釜田ちるの出現。今後も何度か出てくるが、基本的に軽くあしらう。自称妖精らしい。
- 携帯でインターネット検索。東方関係の語は一切出てこない。
- 占い師の洋館「仔馬館」へ。まず附属図書館へ向かい、司書のパチュリーに会う。彼女も違和感には心当たりがないらしい。
- 調べ物。まず、この町の有名な伝承としては『湖の竜神伝説』、『森の御神体』、『向日葵の精霊』が挙げられる。
- 森の御神体…発見されたことはないが触ると祟りにあう
- 湖の竜神伝説…湖の底には竜神の住む神殿があるらしいが、調査では発見されていない
- 向日葵の精霊…南部の向日葵畑では妖精が人をからかうと言われている。
- 神社の「扉」については情報なし。幻想郷についての情報もなし。
- パチュリーに相談。扉と陰陽五行は関係ありそうとのこと。そしてこの町自体、北に湖、東に森、南に火の向日葵畑、中央に墓地、西に大金の集まる大企業YIS、と五行に対応している。
- 仔馬館の占い師、レミリアに会う。占いは一回一万円(この時点の所持金は28,400円)。
- 一度占ってもらう。違和感を何とかするには、と聞いてみると「単純に今やっていることを続けなさい」と言われる。
- レミリア曰く、「つくづくあんたが羨ましいわね。なんで私がこんなくだらない……」とのこと。
- 香霖堂へ。痔の薬を渡す。
- 帰宅。じじんげと会話。彼も「扉」については知らない。
- てゐを明日、オフィス街のお使いに誘う。
3日目
- ミスト鉄道・里町駅。用件を話し、臨時通行証を発行してもらう。
- 二鳥に薬を渡す。ついでに研究内容を見せてもらう。
- 旧式の潜水服で湖に潜らせてもらうことに。ただし、調査に行った人間で帰ってきた者はいないらしく(しかし、後で確認すると、二鳥は事件について詳しいことは知らないらしい)ガラス張りの水中施設内だけに限定される。
- 潜る。45分ほど行動可能。施設のガラスにひびが入っていたので破壊して外へ出る。
- 透明な謎の物体発見。周囲をめぐることでそれが矢印と気づく。その方向に進む。
- その方向に進むと、突然神殿の中にいた。黒い玉を発見。
- 黒い玉(『郷の欠片(水)』“水”は、“哀”。“郷”の“悲しみの記憶”)を入手。
- 鈴仙はこの町の人間が日本人とは思えないこと、人が町からでないこと、非科学的なことが多いことに気付く。
- 突如、謎のローブの人物が現れるが、にらむだけで消えた。
- 湖から出て、会社を去る。昼食。
- 諏訪神社に移動。拝観料1000円を払うが特に何もない。早苗は不在で仮にいたとしても会えない。二柱神は存在しない?
- てゐは用事で帰る。鈴仙一人で南部、「原相市ひまわりのさと」に移動。
- ひまわり畑の管理人、風見優香に会う。優香曰く、ひまわりの精霊には運が良ければ会える。飛ぶときに鈴のような音がするらしい。
- 音のする方に移動、精麗を発見。写メを撮ってみると玉だった。「扉」の写真を見せると逃げた。
- 追って捕まえる。赤い玉(『郷の欠片(火)』“火”は、“楽”。“郷”の“愉しみの記憶”)に変化。
- 鈴仙はここの住民が異常に気付かないという異常に気づき、世界自体が作り変えられたような印象を受ける。
- 再びローブの女性。警告をして去る。
- 蓬莱薬局へ移動。永琳に代金を渡す。1度だけ、約5分に限り本来の能力を取り戻す薬「覚力丹」と弾幕『功薬「アポロ13」』を入手。
- 永琳曰く、覚力丹は最後までとっておいた方がいいらしい。
- 帰宅。学校をさぼってでも異変調べをしよう、ということに。
4日目
- 学校をさぼる。一応護身用に『テーブ○コショー』および『七味唐辛子』を持つ。
- 鎮守の森へ。アリスに言われたルートで奥に進むことに。
- が、曲がる道を間違える。引き返しても元の場所に戻れない。
- 音がしたので移動してみると、ホワイトタイガー出現。
- 逃げるが追い付かれる。胡椒も効かず。魔理沙に助けられる。いつの間にか魔理沙の家の前に来ていた。
- 魔理沙曰く、この虎は人を食ったりはしないらしい。
- 魔理沙曰く、この森は近くてもいけるとは限らない。つまり魔理沙に教えられたルートでは祠に行くことはできない。魔理沙に同行を頼むが断られる。
- アリス宅へ。前に聞いた言い伝えは正しいらしい。ただしなぜ知っていたのかは自分でもわからないらしい。
- 言われたとおりのルートで移動。余談だが石像はなぜかカーネルサンダース。この問題の参加者ならどっかで見たようなスイッチがついている。
- 祠発見。青い玉(『郷の欠片(木)』“木”は“喜”。“郷”の“歓びの記憶”)を入手。
- 鈴仙はこの世界は作りかえられたもので、自分が本来いるのは幻想郷のはずだと気づく。
- ローブの女が現れる。彼女はリーンと名乗る。鈴仙は彼女の能力により波長が狂ってコントロールしにくいらしい。また去っていく。
- YISに移動。秘書の八雲藍にゆゆ子の手紙を見せると社長に取りついでもらえる。至高の食材を持ってくれば会うとのこと。
- 昼食をとり、『うさみとうふ』で油揚げを買う。藍に渡すと社長の下に連れて行ってもらえる。
- 紫に会う。玄関のオブジェに白い玉があるという。
- 白い玉(『郷の欠片(金)』“金”は“怒”。“郷”の“憤りの記憶”)入手。
- 鈴仙はほぼ全ての記憶を取り戻す(自分の名前、種族、幻想郷のことなど)。
- リーン出現。鈴仙の行為は破滅しか呼ばない、宣戦布告と見なし全力で止めると言い残し去っていく。
- 鈴仙の記憶を探っても、なぜこのようなことになったのかは分からない。
- ほぼ全ての幻想郷の住民がこの異変に巻き込まれているようだ。
- リーンに会ったことはなさそう。また、幻想郷が破滅したという記憶もない。
- 帰宅
5日目
- 学校は再び休む。蓬莱薬店へ。バイトを休むと伝える。
- 西行寺へ。ゆゆ子の幽霊のことを聞くと、黄色い幽霊を最近見ない、とのこと。他の幽霊も同様。今まで外に出て行ったことは無いらしい。
- 話を聞いてみると、鈴仙の祖父が墓参りに来た日と幽霊がいなくなった日は一致するらしい。
- 帰宅。祖父に聞くと墓参りの時に綺麗な石を拾った、とのこと。黄色の石発見。
- 祖父と鈴仙がこの世界に違和感を持ち始めたのはこの石が近くにあったからのようだ。
- 西行寺の物だ、と理屈をつけて返還に行くことに。黄色の玉(『郷の欠片(土)』“土”は、“怨”。“郷”の“恨みの記憶”)に触れる。
- 鈴仙のものではない、強い後悔の念が伝わってくる。
- リーン登場。後悔の念は強い力を持つ、元の存在が大きければ大きいほど、別世界を生み出すほどに、とのこと。神社で待つと言って去っていく。
- 鈴仙に多少能力・身体能力が戻る。ゆゆ子たちはリーンに気付いていない。
- 仔馬館へ。再び占ってもらう。「『“最後の切り札”は死んでも使わないこと』ね。使うべきときは遅れてやってくるわ。あと『どんな些細でつまらないこと・ものでも、絶対に蔑ろにしないこと』……この2点よ」とのこと。
- プリズムリバーライブハウスへ。演奏を聞く(というかうるさいので)波長コントロール能力が少し回復する。
姿を消すことが可能に。
- 霧雨百貨店へ。改装のため閉店中。
- 学校へ。アキちゃんはいないようだ。
- アキちゃん宅へ。病気で寝ていた。
- 神社へ。リーンと対面。防戦で粘る方針で。
- 会話。
- 1、リーンはこの世界の管理者。扉は陰を陽に戻す、つまり破滅の歴史に戻してしまう。
- 2、幻想郷は遥か未来にすでに滅んだ。ここは幻想郷の後悔の念により、一番良かった時代をもとにしてできた世界。
- リーンがローブを脱ぐ。“影の管理者”リーン=ギューター(Rean Guter)。能力は“矛盾”。(リーンの原形はユナ。このへんについては【影の幻想郷縁起】参照)
- 戦闘開始。リーンは矛盾の能力により弾幕が当たったことを無効にしてしまう。
- 能力で姿を消すが、それでも見られてしまう。
- 幻覚の弾幕を混ぜて撃ってみるが、虚実ともに無効化されてしまう。
- さらに「何をしても効果を及ぼさない」という状態になってしまう。
- 試しにモテルお札を開けてみる。中には「魅了」と書いた紙が入っていただけ。しかし、リーンの動きが鈍る。
- 紙を見せながら萃香コール(これも【影の幻想郷縁起】参照だがユナは鬼が弱点)。リーンが完全に止まったので追撃。リーンに勝利する。
- 紫と幽々子が現れる。リーンの言うとおり「扉」を開けても滅びの歴史を変えられないなら根本的な解決にならない、とのこと。
- 紫でも対処できない(できなかったからこそ滅びたはず)。あったことをなかったことにするようなそんな能力が要る。
- おそらく慧音でもレミリアでも無理。
- リーンに聞いてみる。リーンの強力な矛盾能力は、この陰の世界でしか発揮できないので、本来のユナには無理。
- 覚力丹のことを話す。ユナに飲ませれば、リーンなみの能力を発揮できるかも。紫も同意したためその案でいくことに。
【~ Epilogue ~】
「ほらほらウドンゲ、さっさと薬の販売行ってきてちょうだい」
―― 永遠亭。
月の姫様と従者、そして多くの兎が住む竹林のお屋敷である。
「はいはい、ちょっと待ってください~!!
……まったく、てゐったらどこへ行ったのよ」
「ここにいるわ~♪」
「あ!てゐちょっと待ちなさい!!」
お屋敷の様子は、まるでいつもと変わらないものであった。
何事も無かったかのように。
事実、何事も無かったのだ。
ここは何事も無い、“陽”の世界。
「もう、あの子はいつもいつも……」
だが……
「……こんなことなら、もっと前から……」
簡単なことで、“陰”は生まれる ――。
「……って、やっぱり良っか。こんなこと言っても仕方ないし」
「あら、ウドンゲにしては前向きね。何かあったの?」
「師匠から見た私はそんなにマイナスキャラですか。
…いえ、良いことがあったとかでは無いんです。ただ……」
「ただ?」
「“後悔”っていう感情って、そこに逃げ込むのはすごく簡単なんですけど、
出てくるのにはすごい苦労が要るんですよね。
……だから、あんまりそういうこと考えないようにしようって、決めたんです」
“陽”から“陰”へ移るのは容易い。
されど、“陰”を“陽”へと戻すのは難しい。
「なにか吹っ切れたようね」
「はい、何だかわかんないですけど、おかげさまで」
幻想郷のような桃源郷に、“後悔”なんて似合わないと鈴仙は思った。
……前向きに。
未来恒久変わらないであろう平和な幻想郷を眺めながら、
鈴仙はにっこりと微笑んだ。
【~ Another Epilogue ~】
―――彼女は、待っていた。
暗い、森のほとりで。
降りしきる雨の中。
周囲に人影はない。
金色の混じる双眸は、ただ前方のみを見据えていた。
「………来た」
現れたのは、“滅亡の引き金”。
彼女の目はしっかりとその全てを捉えていた。
“何か”を、口に含む。
「……でも、あなたたちは『この郷へ来ていない』――」
突然の眩いばかりの光が、辺りの木々を照らした。
そして………
“引き金”が、跡形も無く消え去る。
まるで、何事も無かったかのように。
仕事を終えた彼女は少し微笑み、そして夜の帳の中へと消えていった。
――――嘘か真か誰も知らない、幻想の国の物語。
~ Fin :True Ending! ~
Thank you for your playing!!!!
関連問題
ありがとうさようなら
【問題】
A「今まで、ありがとうね。」
B「え? 何が」
C「Aから聞きました。 Bは、この日を待っていたんですね・・・。」
B「え? えぇ?」
C「どうしたんですか? ○○するんでしょう?」
○○、とは何でしょう。(字数指定なし)
ルールはウミガメのスープです。
@YISタワービル、100階―――
サァァァァァァ
橙「あ、お天気雨ですね、紫様。 私、初めて見ました」
紫「ああ、そうね・・・(ピコーン)・・・とうとうこの日が来てしまったのね。」
橙「え?」
紫「知っているかしら? 天気雨は、別名 [#狐の嫁入り] と言うの。」
橙「はぁ・・・。」
紫「わが社には、あぶらげが大好きで、妙にもふもふしている、狐のような社員が居たわねぇ。」
橙「え・・・。」
紫「藍はそれにちなんで、天気雨の日に [#寿退社] する事に決めていたのよ!」
橙「にゃ、にゃんだってーーーーーーー!!!1!111!!1
藍しゃまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
藍「呼ばれて憑きたて100年目。 どうしたんだ、橙。」
橙「ああっ! 藍様!」
紫「今まで、ありがとうね。」
藍「え? 何が」
橙「紫様から聞きました。 藍様は、この日を待っていたんですね・・・。」
藍「え? えぇ?」
橙「どうしたんですか? 寿退社するんでしょう?」
藍「まじっすか」
~~~嫁入り日和の巻 完~~~
と、言うわけで正解は「寿退社」でした が、
本編あんまり関係ないとか言わないで!
いや、こっちにも色々考えは有るのだけれどね。
皆さん、お疲れ様でした。
そして、GM文に最敬礼! orz
アホの子再臨
【問題】
―― 博麗神社、AM7時。
霊夢 「ん~~!気持ちの良い朝ね!
空も澄んで………って、あんたは魔理沙の“影”じゃない」
ユナ 「今は微妙に違うんですけど……おはようございますっ!」
霊夢 「何してんの?こんなところで」
ユナ 「人を待ってるんです」
霊夢 「……待ち合わせ?こんな時間から?」
ユナ 「えっと、慧音先生に聞いたんです、…………」
霊夢 「……莫迦じゃないの?」
さて、ユナは誰を待っているでしょう?また、それは何故でしょう?
950到達でヒント、970過ぎでゲームオーバーとします。
ユナ 「慧音先生に聞いたんです、『お影まいり』っていうのがあるって。
みんなで神社に来るらしいから、ここで待ってるんですよ~♪」
霊夢 「……莫迦じゃないの?
『お蔭参り』っていうのは、外の世界の“お伊勢さん”へお参りに行くことを言ったのよ。
あんたにお参りしてどうするのよ」
ユナ 「えぇ!!そうだったんですか!
そっか~、どうりでこの神社には人が来なさそうだと……」
霊夢 「……いっぺん締められたいのかしら、この新米妖怪は」
……ということでした。『#おかげまいり』ねw お粗末。