マインスイーパー

登録日:2025/05/05 Mon 00:22:00
更新日:2025/05/06 Tue 07:49:02NEW!
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マインスイーパー(Minesweeper)は、1980年代に発明された一人用のコンピュータゲーム。マインスイーパとも表記される。
WindowsがインストールされているPCには大抵標準搭載されている上、ネット上にも同様のフリーゲームが多数存在するためプレイするのは非常に簡単。

遊び方

マインスイーパーの名の通り、ゲームの目的は地雷を避けて全てのマスを開くことである。
ゲーム画面は正方形のマスが敷き詰められた四角形のフィールドで構成されており、全てのマスが閉じられた状態からスタート。
地雷に隣接するマスを開けることができれば、周囲8マスに○個地雷があることを示してくれる数字が出ることがある。
基本的に初回のマス開けでは失敗しないようになっている。また一部では論理的な推論が全く成り立たず運任せになってしまうような地雷配列のパターンを避けるように設計されていることもある。
地雷が置かれていない全てのマスを開くことができれば謎の黄色い人がサングラスをかけてクリア。もちろん地雷があるマスを開けてしまうとゲームオーバーとなる。
地雷と言っても見た目は無数の棘が生えた鉄球のような外観である。
数字の色は上記画面を見れば分かるように1が青、2が緑、3が赤で表示される。ここまではほとんどのバージョンで色が一貫している。
主に高難度で出現する4は藍色、5は濃い赤色で表示されるが、媒体によっては4が紫、5が水色で表示される場合もある。6以降の数字はカスタムで地雷を非常に多くしないと現れることが少ないためさらに色が曖昧で、6が水色、7と8が5とほとんど変わらない赤色で表示される場合もある。
地雷があると思ったマスにはプレイヤーが自由に「」を立てることができる。
旗を立てたマスはクリックしても開かないようになっており、間違えて地雷マスを開く心配がなくなるが、闇雲に地雷ではない場所へと旗を立てるとあとあと混乱の元になる。
時間は3桁まで表示できるが、カンストしてもペナルティはない。単に能無しの証拠というだけである。


クリアするには高い理解力と推理力を求められるが、地雷の設置場所がランダムなため、設置場所が悪いとどんなに確率を絞っても最終的に運に頼らないといけない場面が発生しうるため、しばしば運ゲー呼ばわりされる。
最後の2マスになってすごく悩む、というのはこのゲームあるあるである。
初見では初級でさえ相当に難しく、失敗から学びひたすらに回数を積んで行くのがこのゲームの主な上達方法である。

初手は四隅を押すのが基本で、かなり多くのマスを一気に開けられることも珍しくない。
数字の1が鍵括弧のような形で出た場合、その内側角の頂点に地雷があることが確定する。

有名な法則として「1・2・1の法則」がある。
1/2/1と数字が並んでいる場合、1の隣に地雷があり、2の隣のマスが安全となる。仮に2の隣に地雷があった場合、全てを同時に満たせる配置の組み合わせがなくなるため確定する。
逆に1/2/2/1で並んでいる場合は2の隣に地雷がある。

シンプルながらも非常に奥が深いゲームとして世界的に有名で、かつてはアメリカで一世を風靡し、中毒者が続出したことも。

難易度

Microsoft Windowsのものでは、3つのサイズ(難易度)があり、これが多くのフリーソフトでも受け継がれている。

難易度 マス数(横×縦) 地雷数
初級 9×9、81マス 10
中級 16×16、256マス 40
上級 30×16、480マス 99

カスタムもでき、マス数は9×9(Windows Meまでは8×8)から30×24まで(ただしWindows 3.1では画面解像度が640×400 (PC-98) や640×350 (EGA) の場合は30×16まで)、地雷数は10〜668個(Windows XPまでは667個)まで設定できる。ただし設定できる地雷数には制約がありA×Bの盤面ならば(A-1)×(B-1)までである。
これを使えば超ヌルゲーにも超鬼畜難易度にだってできる。

デザイン

原点では上述の通り盤面色はグレーだったが、Windows Vista・Windows 7では3D化されてカラフルなものになった。色は銀と青、緑から選択できる。
またこの時に謎の黄色い人は廃止され、クリアすると下から光線が横切り地雷が半透明で表示され、地雷マスを開けると爆発とともに周囲に次々と誘爆するという二通りのアニメーションが追加されている。
さらに失敗すると同じ地雷の配列で再プレイも可能になった(その場合、最初の1クリックで地雷を踏むこともある)。
また2001年にイタリアで「Windows マインスイーパを禁止する国際キャンペーン」が開かれ、マインスイーパーが地雷被害者や地雷除去のために生命を危険にさらしている人々に対する侮辱であると主張し、彼らが自作した「フラワーガーデン」を搭載するようにMicrosoftに働きかけたという事があったため、設定で地雷の代わりに花を表示できる機能も追加されている。

類似ゲーム「RLogic」


実はマインスイーパと類似したゲーム「RLogic」が先に開発されていたとされている。

一般的なマインスイーパと違い、スタートとゴールが設定されておりそこまでの安全マスを踏み続けてゴールすればクリアとなり、このため全ての安全マスを踏む必要がなく、その関係で総地雷数が非公開情報になっていることもある。

クリア最速記録

2014年にポーランドのカミル・ムラスキー氏によって3つの難易度全ての合計で38.65秒が記録された。
上級単体での最速記録は28.84秒
なお、ツールを使って自動で解かせれば最短は1秒。

派生作品

  • 「Minesweeper: Collector」Anton Krukov作。普通と違い、ボードが正方形や長方形ではなく、剣や六角形など様々なものがあり、マスの形も正方形とは限らない。宝探しの要素もある。
  • 『DemonCrawl』 Eric Black作。地雷の代わりにモンスターが置かれ、アイテム等を手に入れて攻略する。
  • 『14 Minesweeper Variants』 ArtlessGames作。「14種類のマインスイーパー」というタイトル通り、通常ルールのマインスイーパーに加えて37種類の特別ルールのマインスイーパーが収録されている。…14種類なんじゃないかって?発売当初は14種類だったが、発売後のアップデートでどんどん追加されていった結果37種類まで増えた。各ルールが非常に出来が良い作問であり、とんでもない問題数を収録している。
  • 『14 Minesweeper Variants2』上記作品の続編。前作からルールを使いまわすことなく14種類の新ルールを考案しつつ、前作ルールとの複合ルールも発生した結果特別ルールの数が50種類まで膨れ上がった。14Variantsとはいったい。
  • 『エロトラップスイーパー』 ZNZN作。アダルトゲームで、地雷の代わりに性的な罠が仕掛けられている。
  • 『マインスイーパ』 Googleで検索すると出てくる隠し要素。クリアすると開けた土地に水が流れ地雷部分に花が咲く。
  • 『呪い島(パワポケ2 戦争編)』『ドキドキ地雷パニック(パワポケ3)』『昭和冒険編(パワポケ8 裏サクセス)』 いずれもパワプロクンポケットシリーズに登場するマインスイーパーを基にしたモード。自機を操作して地雷原を踏破して選手の能力を上げるのが目的。ちなみに後者2つはハード移行による仕様変更が忙しく、裏サクセスが十分に作れなかったから用意したものらしい。後にパワプロアプリに『ウキウキ地雷パニック』として輸入された。イベントをクリアすることでパワポケ関連のキャラクターが入手できるが、広川武美も入手できる。本編を知っている人ほど複雑な気持ちになるだろう…


追記・修正は上級を最速クリアしてからお願いします。

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最終更新:2025年05月06日 07:49