「妖怪だ!妖怪が出たぞー!!」
「嫌ああああああっ!!」
異変でも起きぬ限り、妖怪は人間を襲っても人里を襲うことはない。
それは妖怪がこの幻想郷で生きるための義務でもある。
しかし、ハンニバルと言う外来人が彼女に与えた狂気は、異変と呼んでも差し支えない物だった。
ルーミア「あはははははっ!誰から食べよっかなぁ?」
「畜生!巫女様はまだなのか!あの黒い魔法使いでもいい!」
「ダメだ!間に合うわけがない!!」
ルーミアは、弾幕で家を焼き払っては無邪気に笑う。
だが、この異常な状況で彼女の前に進み出る男がいた。
コック「バケモンは村を襲わないと聞いたが・・・これが異変って奴か」
長老「何やっとるんじゃ!喰われちまうぞ!!」
コック「じいさん、俺が幻想郷に落ちてきてもう1ヶ月になる。助けられた借りは返したい」
その男は明らかに外来人であった。
鍛え上げられた肉体には骨折の跡が見えるが、既にそれは完治しているようだ。
長老「しかし・・・!!」
コック「これでも軍の特殊部隊にいたんだ。時間稼ぎくらいはできる」
村人達は気付かなかったが、その動きには一切の隙がない。
分かる者なら一目で気付く、戦いを生業としている者の動きだった。
コック「343便から投げ出された時は流石に死に掛けたが・・・何が起きるかわからんな」
ルーミア「おじさんだれー?おじさんから食べていいのー?」
コック「おじさんじゃない。俺の名はオースティン=トラヴィス(主演:セガール)だ」
タイトルコール『沈黙の幻想郷』
最終更新:2009年03月29日 11:04