無題
作者・赤戦闘員 影村
419
ロンデニオン基地内・ミーティングルーム***
今、ここには現在のロンド・ベル隊の主力ガンダムパイロットが集まっていた。
アムロ、クリス、コウ、カミーユ、ルー、の五名である。
シーブックとトビア、ガロードたち、キラとアスランはそれぞれの母艦と
共に各地に散っており、シャッフル同盟も独自に動いていた。
ウッソやヒイロたちとは連絡が取れない状態が続いている…。
アムロ「では、ミ-ティングを始める。始めに…新メンバーの紹介だ。
入ってきてくれ。」
アムロにうながされ、ドアから1人の男が入って来た。
…何故か覆面をかぶっている。
「……!?」
顔を見合わせるクリスとコウ。カミーユが苦笑いして、
カミーユ「イタズラしようったって分かってるよ、ジュドー」
覆面の男は笑いをこらえきれず、
ジュドー「へへっ、みんなただいま! でいいのかな?」
以前と変わらぬ素顔を見せた…。屈託のない笑顔だ。
ルー「ジュドー!?驚いた…もう大丈夫なの?」
ジュドー「ああ、もうバッチリさ…心配かけてすまねっ」
コウ「カミーユ、ジュドーだってよく分かったな…知ってたのか?」
カミーユ「いいえ…何となくジュドーかなって」
クリス(NTの力なの…かしら?)
カミーユ「でも…俺も驚いたよ。回復には早過ぎないか?」
アムロ「そのことなんだが…ジュドー?」
ジュドー「ハマーンのおかげみたいなんだ。あいつのところにいた時、
色々と治療してくれたのを何となくだけど覚えてる…。」
カミーユ「……」
コウ「それで…か」
アムロ「では、本題だ。これから先、おそらく敵のニュータイプと戦うことも
増えてくると思う。そして、指揮官クラスの敵はファンネル装備の機体に
乗っていることが多い。そこで今度の演習では、ファンネルによる攻撃に
重点的に慣れてもらう。特にウラキ中尉とクリス…」
言いかけて言葉を選ぼうとしたアムロに、コウ自身が笑顔でフォローを
入れる。
コウ「分かってますよ大尉、僕たちはNTじゃない……対ファンネルは
心してかからないとね」
クリス「──了解」
アムロ「なお、今回ジュドーはνガンダムHWSに、ウラキ中尉には
ZZガンダムに乗ってもらう」
コウ「あの…自分のステイメンは?」
アムロ「先刻ニナ君がアナハイム本社に持って帰ったよ、さっき言った2機と引き換えに。
一度ステイメンをオーバーホールするんだとか言ってたな」
コウ「なら、仕方ないですね…」
アムロ「じゃあ、みんなで夕食でも食べに行くか。
ジュドー復帰祝いも兼ねて」
アムロ以外の全員「はい」
420
無幻城***
ジュドーが復帰した同日。
ガトー「…失礼します」
無幻城・Gショッカー
地下帝国軍ミケーネブロック、ガルマの私室である。
ノックの後、アナベル・ガトーが入室する。
ガトー「お呼びでしょうか?」
ガルマ「うむ…現在我がGショッカーは主に地球本星での工作に重点を
置いており、異世界侵攻計画にも人員を取られている…というのは周知の
通りだ」
ガトー「はい」
ガルマ「その分、太陽系における展開が手薄になっている傾向がある。
ゴズマ軍は外宇宙がメインということもあり…我らMS部隊に太陽系内
での情報収集の命令が下った。そこで、貴官に隊長として宇宙に上がって
もらいたいのだが…」
ガトー「はっ…謹んでお受けいたします」
ガルマ「うむ、では早速準備にかかれ…諸君の健闘に期待する」
ガトー「…ガルマ様」
ガルマ「ん? 何だ?」
ガトー「機会があればで構いません…コウ・ウラキとの再戦を…お許しいただきたい」
ガルマ「……わかった。が、それに気を取られて本来の任務を忘れぬように…」
ガトー「はっ、ありがたき幸せ…! ジーク・ジオン!!」
ガルマ「ジーク・ジオン…!」
宇宙空間・ロンドベル隊演習地***
アムロ@Hi-νガンダム「では演習を開始する。まず、カミーユとルーに
ファンネル対処法の手本を見せてもらう。ジュドー、用意はいいな?」
ジュドー@νガンダムHWS「ああ、でもマジで当たったらやばいんじゃないの?」
アムロ「大丈夫さ。演習用に調整してるからほとんど殺傷力はない
…じゃあ2人とも、いくぞ」
ルー@Zガンダム3号機「了解」
カミーユ@Zガンダム1号機「いつでもいいですよ」
アムロ、ジュドー「「いけ、フィンファンネル!!」」
2機のνガンダムからファンネルが射出され、ビームを放ちつつ2機のZに近づいていく。
カミーユ「そこ!」
迫り来るビームを回避しつつ、Zの演習用ビームライフルが連射された。
3つのファンネルが撃ち落とされる。
が、落とされなかった残りがZガンダムの周りを囲む。
ルー「あたしもいいとこ見せなきゃ」
そう言いつつビームサーベルでファンネルを潰していく、紫のZ。
残ったファンネルの放つビームもシールドで防いだり回避したりしていく。
そして攻撃終了…。
アムロ「よし、2機とも直撃弾無しだな」
コウ@ZZガンダム「す、すごい…」
クリス@Zガンダム2号機「あの全方位攻撃を避けきったなんて…」
カミーユ「いや、でも実際きつかったですよ。事前に数を減らしてなかったら
2,3発は当たってたでしょう……」
アムロ「ああ、何もいきなり全部を相手にしようと思うから余計な被弾を生んでしまう…。
それにファンネルだって動きを見切れば何とかなる。
よし、次はコウたちだ!」
コウ「は、はい。よろしくお願いします。」
ファンネルが射出される。コウ機、クリス機は先の二人に習いビームを撃ってみるが
当たらない。それならばとビームサーベルで潰しにかかるが、逆にファンネルからの
ビームを受けてしまう。
コウ「うわ!?」
クリス「きゃあ!」
更にファンネルの攻撃は止まらない。2人は何発かは回避・防御しているが、
徐々に被弾数を増やしていく。そして…
コウ機とクリス機のコンピュータ「「判定撃破!機能停止」」
2機がほぼ同時に機能停止する。と同時に攻撃もぱったり止まった。
アムロ「お疲れ様…頑張った方だな」
カミーユ「お2人とも、伊達に一年戦争やデラーズ戦役を生き延びた
わけじゃないですからね」
クリス「……でも、除隊してた間のブランクは否定できないわ……」
コウ「はぁはぁはぁ…大尉、もう一回お願いします」
アムロ「ああ、わかった。でも少しだけ休め」
・
・
・
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宇宙空間***
同日同時間。ガトー率いる部隊が漆黒の空間を進んでいく…。
ガトー隊一般兵「ガトー少佐、主だったコロニーへの工作員潜入・完了しました」
ガトー@ドーベンウルフ改「ご苦労。近くを哨戒している部隊があるかもしれん。
各機警戒を怠るな」
一般兵「はっ…、少佐。友軍ではない機体がこちらに向かってきます。数は3。
機種認識…! MA(メタルアーマー)です」
ガトー「何!?」
程無く現れる3機のMA、ドラグナー1型C(カスタム)、2型C,3型C。
ケーン@D1型C「ライト、新ギガノス要塞の所在候補はここか?」
ライト@D3型C「ああ・・・って大ハズレだな、こりゃ…ジオンの戦艦だ」
タップ@D2型C「…ってあのパーソナルマークは!?」
ライト「ソロモンの悪夢、アナベル・ガトーか…Gショッカーの
エンブレムまでつけてやがる」
ケーン「なんで今まで気づかなかったんだよ、ライト!?」
ライト「新型ステルスでも搭載してるんじゃない?
……お、近くで演習やってる。とりあえずそこまで逃げますか?」
タップ「賛成だ。このままじゃ多勢に無勢だからな」
ライト「んじゃ、SOSサインだしてっと…それ、逃げろ!」
一目散に逃げ出す3機。
ガトー「むっ、逃がすな、追え…見られたからには生かしてはおけん!」
後を追い始めるガトー隊。
ロンドベル演習地***
訓練開始からおよそ一時間、さすがにコウもクリスも
だいぶコツをつかんできたようだ。
アムロ「よし、かなり対応できるようになってきたな。
じゃあ、最後にもう1回…ん?」
ルー「アムロ大尉、大変です」
アムロ「どうした?」
ルー「友軍機からのSOSをキャッチしました。
Gショッカー──アナベル・ガトー率いる部隊に追われている
ようです…こちらに来ます」
コウ「ガトーが!? くっ…!!」
飛び出そうとするコウをアムロが止める。
アムロ「落ち着け。よし、各員戦闘準備、
ライフルの弾を実戦用に切り替えろ。
ルー、接触までには?」
ルー「…およそ2分です」
カミーユ「ウラキ中尉、クリス少尉、推進剤は大丈夫ですか?」
クリス「…ええ、私は大丈夫よ。極端に戦闘が長引かなければね」
コウ「右に同じ!」
アムロ「よし、そろそろ来るぞ…みんな、気をつけろ…コウさん」
コウ「何か? アムロさん」
アムロ「ガトーと決着をつけたい気持ちは分かる…だからって焦るなよ」
コウ「……了解」
ジュドー「来たよ。みんな。ん、あれは…ドラグナー!? ケーンたちか?」
合流するガンダム隊とドラグナー隊。
ライト「ひゅ~、ツイてる。ロンド・ベル隊だ。お久しぶりです…アムロ大尉」
アムロ「ああ、しかし何故君達がここに?」
タップ「話は後で。それより今は連中を…」
アムロ「そうだな。君達もいけるか?」
ケーン「もちろん! 久々だから腕が鳴るぜ…」
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一方、ガトー隊。
一般兵「ガトー少佐、奴らに追いつきました、が・・・。」
ガトー「わかっている。ロンド・ベル隊に合流されてしまったのだろう?」
一般兵「はい。」
ガトー「しかし、ここまできて手ぶらでは帰れん。仕掛けるぞ
(…コウ・ウラキもいるようだしな)」
一般兵「了解!」
ガトー「よし、各隊発進せよ、我が後に続け! 艦長、あれも出せ」
ムサカ@艦長「はっ。少々発進に時間がかかりますが……」
ガトー「多少は構わん。が、急げよ」
艦長「はっ。御武運を」
ガトーのドーベンウルフ改を先頭にRF(リファイン)ザク、ギラドーガ、
ザクⅢ改等、そしてわずかだが量産型キュべレイが次々と出撃する。
アムロ「くっ、キュべレイか…各機へ、あのキュべレイは俺と
ジュドーでなんとかする。
みんなは他を頼む。ジュドー、行くぞ」
アムロ以外の全員「了解!」
コウ「……ガトォォー!!」
先陣を切り、コウがガトーに突っ込んでいく!
ガトー「やはりコウ、貴様か…各機へ! あのZZガンダムは私が相手をする、
手を出すな! もうすぐあれも出てくる…とりあえずそれまで持ちこたえろ」
ガトー隊一般兵「了解!!」
ガトー「散開ッ!! さあ来い、コウ・ウラキ…あの時なし得なかった
決着を着けてやる!」
コウ「望むところだッ!!」
ガトー機からメガ粒子砲が飛ぶ…コウはこれをうまくかわしつつ
ビームライフルで応戦。しばし膠着状態の後、動いたのはガトーだった。
ガトー「やるな…ならばこれでどうだ」
次の瞬間、ドーベンウルフの肩辺りから何かがコウ機めがけて
射出された!
非ニュータイプでも扱えるオールレンジ武器、インコムだ。
コウは突然のことだったがかろうじて回避した。
ガトー「腕をあげたな、しかし!」
コウ「!!」
とっさにシールドを構えるZZ。インコムの回避に精一杯だったコウに
再びメガ粒子砲が浴びせられたのだ。
ビームコーティングもあり何とか防ぎ切るも……。
コウ「ああっ、シールドが!?」
ガトー「それではもう使えまい!」
間髪いれずインコムが飛んでくる。しかし、今度のコウは冷静だった。
コウ「……そこだ!」
目星をつけて、ビームを連射する──そのうち1発がインコムを潰した。
さらにビームサーベルで別のインコムに繋がっているワイヤーを斬る!
コウ「おおおおおおーッ!!」
肩のビームキャノンで反撃開始するコウ機。
ガトー「何っ!?」
今度はガトーが反応しきれず、右肩部分と右足に掠めてしまう。
ガトー「むう、インコムがやられたか……小癪な真似を!」
艦長「ガトー少佐、準備整いました」
ガトー「よし、出せ」
艦長「了解、RFビグザム発進!!」
カミーユ「っ!あれは? みんな危ない」
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RFビグザムから大型メガ粒子砲が撃ちだされた!
クリスやルー、Dチームと一緒にガトー隊の相手を
していたカミーユがいち早く気づき、皆に注意を呼びかけたため、
即座に回避運動に入る一同。
ちなみにその時点でガトー隊の半数程が戦闘不能状態になっていた。
アムロ「ちぃ、ビグザムだと…?やっかいなものを…っ」
アムロの脳裏に、スレッガーを失ったかつての死闘がよぎる。
やっとキュべレイ隊を全滅させたアムロ、他の援護に向かおうとして…
Dチームからの通信を受けた。
ケーン「アムロさん、俺達に任せてくれない?」
アムロ「策があるのか?」
ケーン「ああ、ただ途中で少し攻撃に時間がかかるかもしれないから、
合図したら援護してくんない?」
アムロ「ああ、わかった。 ジュドー、君はカミーユ達と合流して敵の殲滅に
あたってくれ」
ジュドー「了解。みんな気をつけろよ」
ケーン「よしタップ、ライト、準備はいいか?」
タップ「任せろ」
ライト「こっちもOKだ」
ケーン「よーしいくぜ。おらおら、騎兵隊のお通りだぁ」
3機のドラグナーがハンドレールガンを乱射しつつビグザムに向かっていく。
ガトー隊部隊長@RFザク「!各機あの3機を行かせるな。イエロー隊にも伝達し…ぐあぁ!?」
いい終わる前にカミーユ機から放たれたグレネードランチャーがRFザクの右腕を
破壊した。
カミーユ「まだ、抵抗するのか?なら……」
ハイメガランチャーをセットするとすかさず発射!
先ほどのRFザクと、その側にいたギラドーガもまとめて破壊された。
カミーユより少しビグザムに近いところでも
ルーとクリスがドラグナーの援護に回っている…。
ルー「このぉ、落ちなさいよ!」
クリス「負けない…!」
紅と紫、2機のZが次々と星の数を増やしていく…。
艦長「くっ、MSを援護するぞ。ミサイル用意、目標2機のZガンダム…発射!」
ルー「ええっ、ちょっとそんなのあり!?」
クリス「くっ!?」
慌ててミサイルに対処する2人。だが…。
ガトー隊一般兵「もらったぁ!」
クリス「えっ!?」
ビームサーベルを手にクリスのZに接近してくる敵MS、
これは駄目かと思ったその時、
何も無いところからビームが飛んできて敵機を撃墜した。
──フィンファンネルの仕業だ。
ジュドー「クリスさん、大丈夫?」
クリス「ええ、ありがとうジュドー」
一方Dチームは、カミーユ達の援護もありさほど苦も無くRFビグザムに接近。
タップ「ケーン、やっぱハンドレールガンじゃあんまり効き目ないよ!」
ケーン「わかってる。だから次はあれだ、ライト!」
ライト「はいよ、それ!」
D-3Cからミサイル発射!!
エリート兵@RFビグザム「ふん、こんなもの…!! 何だ、レーダーが!?」
そう、このミサイルにはレーダーを一時的に錯乱させる機能があったのだ!
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ライト「アムロさん、お願いします!」
アムロ「よし、行けフィンファンネル!」
今度はアムロがビグザムを牽制し始めた。
ケーン「よし、光子バズーカ、チャージ・・・」
タップ「・・・こっちはOKだ」
ライト「・・・チャージ完了!」
ケーン「発射スタンバイ・・・・・・撃てぇぇー!!」
3機の光子バズーカがRFビグザムに迫るが、RFビグザムのIフィールドに阻まれてしまう。
が…それは囮、別方向の大出力ビームがRFビグザムにせまった。
ジュドーのνガンダムHWSのハイパービームキャノンだ。
これだけの高出力ビームを立て続けに受けてついにIフィールドは消滅し、
RFビグザムの装甲が溶けはじめる。
ケーン「よっしゃ、とどめはあれで行こうぜ!」
タップ、ライト「OK!!」
そう言ってD-2CとD-3Cがビグザムの巨体を両側からつかみ、持ち上げる。
エリート兵@RFビグザム「な、何をする!?」
タップ「よーし、恐怖のトリプル…」
ライト「アタァァック!!」
下に投げ落とされるビグザム、上昇してきたD-1Cが
ツインレーザーソードを回しながら接近…
ケーン「とどめのぉ、一撃ぃ!!」
すれ違いざまに装甲を斬り裂いた!
エリート兵@RFビグザム「うっ、損傷率60%を超えた!?
こ、これ以上の戦闘は危険。撤退します!」
と、その巨体に似合わぬスピードで去っていく…。
艦長「ガトー少佐、駄目です。このままだとやられます!」
ガトー「何!? RFビグザムはどうした?」
艦長「中破状態で帰艦しました。味方も7割はすでに撃破されています」
ガトー「ちぃ、やむをえん。退却する。集結場所は……」
艦長「了解です。信号弾撃てぇい!」
戦艦から放たれた信号弾に応じ、即座に撤退を始めたガトー隊。
コウ「ガトー、逃げるのか!」
ガトー「こちらにも色々と事情があるのでな、今日のところは退く。
……だが、数々の屈辱は必ず返す!」
コウ「くっ…待てぇー!」
アムロ「中尉、深追いはするな!」
コウ「しかし!」
アムロ「隊長命令だ! 自分の機体の状態をよく確認しろ!」
コウ「!! ……はい。申し訳ありません……」
このときのコウのZZは推進剤が底を尽きかけ、誰が見ても全身損傷だらけ
の状態だった。そのことが、戦闘の激しさを雄弁に物語っていた。
アムロ「よし全機、ロンデニオンに帰還する…Dチームも来てくれるか?
補給が必要だろう?」
ケーン「了解っ!」
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ロンデニオン・ミーティングルーム***
ライト「……というわけで、俺達はミスマル提督の依頼で、
鷹の旦那達と二手に分かれてギガノス機動要塞の在り処を
探しているんです」
ルー「で、今回は運悪くガトー達を見つけてしまったというか…
出会っちゃったのね?」
ケーン「そういうこと」
アムロ「そうか…そちらも頑張ってくれ。余裕ができればこちらも出来る限りの
ことはするよ……とんでもない演習になってしまったが今回はこれで解散だ。
みんな、ご苦労だった」
アムロ以外全員「ありがとうございました!」
宇宙空間・ガトー隊***
ガトー「くっ、ロンド・ベル隊め……今日の屈辱忘れはせぬぞ」
通信兵「……少佐、ガルマ様より通信です」
モニターにガルマの顔が出てくる。
ガトー「ガルマ様、今度はまことに…」
ガルマ「ガトー、すまぬが全員でこちらに帰って来てくれ」
ガトー「……どういうことです!?」
ガルマ「うむ、闇の帝王陛下よりの御下命だ。異世界侵攻計画に
更なる人員を要すると…。
しかし、潜入させた工作員はそのままにしておけ。
宇宙の情報が欲しいのも事実だからな」
ガトー「では、アナベル・ガトー隊…ただちに帰還いたします!
(覚えておくがいい、コウ・ウラキ!)」
○ジュドー・アーシタ→ハマーンの協力もあり無事に回復・復帰。
○ロンド・ベル隊→ファンネル及びそれに類する武器への対処法を習得。
○Dチームとマイヨ隊(マイヨ、プラクティーズとミン)→ミスマル提督の密命で、
宇宙のどこかに潜むギガノス新機動要塞の位置を探査中。
●Gショッカー→コロニーや月都市に工作員を潜入させる(主に情報収集)。
●アナベル・ガトー→宇宙に上がるも次の作戦準備の為、基地にとんぼ返り。
【今回の新規登場】
○カミーユ・ビダン中尉(機動戦士Zガンダム)
エゥーゴのMSパイロット。史上最高のニュータイプ能力を秘めた少年。
愛機はMSZ-006Zガンダム。「カミーユ」という自身の女性的な名前に劣等感を持つ。
ハイスクールでは空手部に所属していた。
○ケーン・ワカバ准尉(機甲戦記ドラグナー)
D-1型、D-1型Cのパイロット、元民間人。
性格は熱血漢でお調子者。少林拳を習得している。
○タップ・オセアノ准尉(機甲戦記ドラグナー)
D-2型、D-2型Cのパイロット、元民間人でケーンとは悪友。
いつも明るい笑顔を振りまく、お気楽さがとりえの陽気な黒人。
○ライト・ニューマン准尉(機甲戦記ドラグナー)
D-3型、D-3型Cのパイロット、元民間人でケーンの悪友。
暴走するケーン達を止める役だが自身もかなりのお調子者。
電子機器に詳しい。白人。
●アナベル・ガトー少佐(機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY)
ジオン残党であるデラーズ・フリートの一員であり、
一年戦争時にソロモンの悪夢と恐れられたエースパイロット。
RX-78GP02Aガンダム試作2号機(サイサリス)
及びAMA-X2(AMA-002)ノイエ・ジールのパイロット。
最終更新:2020年11月08日 16:00