『龍騎VSミラーライダー』-2
作者・ユガミ博士
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赤龍軒***
蓮「馬鹿か?」
手塚「馬鹿だな。」
霧島「馬鹿ね。」
北岡「馬鹿だねぇ。」
真司「いやいや、お前ら馬鹿馬鹿言い過ぎだろ!ていうか、北村
お前何でいるんだよ!」
先程の出来事を蓮達に伝えるべく、真司は赤龍軒に来るように
召集をかけたが、伝えられて最初の第1声がこれだった。そして
真司は呼んでもいないのに何故、いるのか北村に問いかけた。
北岡「俺は、ただ吾郎ちゃんが美味い餃子があるっていうから、来ただけだよ。」
吾郎「本当は、前に高見沢グループと裁判をしたのですが、先生が高見沢側に
負けてしまって・・・。」
北岡「吾郎ちゃん、余計な事は言わなくていいの。」
どうやら、どこで聞いたか分からないが以前裁判に負けてしまったので、
高見沢に腹いせをしたいから来たようである。
霧島「ふふ、いい気味よ。」
北岡「あのねぇ、俺だって以前かは全うに生きているつもりなんだよ。
第一、お姉さん生きているでしょ。」
霧島「それとこれとは別よ!」
亮「まぁまぁ。」
前回の歴史からの因縁でどうにも、ウマが合わない霧島と北村を
亮がなだめる。
亮「だが真司・・・言っちゃぁ悪いが、騙されていると思うぞ。」
真司「亮さんまで・・・俺だって、半分は信じられないと思っていますよ。」
師である亮にまで馬鹿呼ばわりされたので、へこむ真司だったが今でも
半信半疑である事を伝える。
蓮「だが、相手はあの高見沢や芝浦だ。絶対に何か企んでいる。」
???「話は聞かせてもらった。」
蓮が、高見沢達に疑いをかけている時、奥の席に座っていた1人の客が
近づいてきた。
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手塚「お前は?」
後藤「警視庁に勤めている後藤慎太郎だ。そして、火野・・・
いや、仮面ライダーオーズの仲間でバースの装着者をしている。」
霧島「警察!?」
真司「オーズ・・・ハッ!あのメダルを使うライダーの事か。」
近づいで来た客-元鴻上ファウンデーション所属ライドベンダー隊の
隊長で、仮面ライダーバースの装着者である後藤慎太郎、現在警察に復帰した
彼は自分の身分を説明する。真司もあまり話はしていないが、オーズとは
過去何度か共闘しているが、バースの方は知らなかった。
後藤「高見沢に近づくのは、危険だ。」
蓮「何か、知っているのか?」
後藤「最近高見沢グループについて、良くない噂があるのだが
それを調べていた警官や公安の何人かが消息を絶っている。」
真司「何だって!?」
後藤は真司達に高見沢グループを調べている者が行方不明である事を
知らせる。
北岡「それは・・・すっごく怪しいねぇ。」
真司「だったら、
ブレイバーズとか危ないんじゃあ・・・。」
後藤「私の知人によれば、破嵐財閥や旋風寺コンツェルンも高見沢グループ
には警戒をしているのだが・・・今の所、証拠が無い。」
真司「・・・。」
蓮「・・・。」
霧島「・・・。」
手塚「・・・。」
北岡「証拠が無いから、ブレイバーズの協力から手を引かせる訳には
いかない。難儀だねぇ。」
○城戸真司→高見沢との一件を蓮達に話す。
○秋山蓮→高見沢に疑念を持つ。
○手塚海之→高見沢に疑念を持つ。
○霧島美穂→高見沢に疑念を持つ。
○北岡秀一→高見沢と因縁があるので、真司達の前に現れる。
○後藤慎太郎→高見沢グループの黒い噂を話す。
【今回の新登場】
○後藤慎太郎=仮面ライダーバース(仮面ライダーオーズ)
鴻上ファウンデーション所属第1部隊ライドベンダー隊隊長。元々はエリート警察官
だったが、世界平和を実現する為に警察を休職し、ライドベンダー隊の隊長となる。
当初は真面目すぎる為、火野英児達を不満に思っていたが、初代バース装着者
伊達明との出会いやクスクシエのアルバイトを切欠に態度が軟化、伊達から2代目バースの
装着者となる。現在は警察に復帰している。
最終更新:2020年11月19日 07:43