本編1256~1262

『鳳凰の覚醒』-1

 作者・ティアラロイド
1256

メガロシティ署管内・とある山荘***


ここは、東京湾を挟んで湾岸副都心とは反対側にある、
千葉県側の海岸から少し離れた丘の上にひっそりと建つ、
寂れた山荘である。

垂金「…ひ、ひいいいいっっ!! く、来るなぁっ!!
 頼む殺さないでくれっ!!」

コボルトイーバA「グルルァーッ!!」
コボルトイーバB「グゥラァーッ!!」

犬のような顔をし、全身を青緑の体毛に覆われ、
右腕には大型のビーム銃のような武器を装着している
2体の獣人に今にも襲われようとしているこの男…。

垂金権造――かつてBBC(ブラックブッククラブ)に
所属していた元宝石商。飛影の妹・雪菜を捕らえ、
様々な拷問を加えて氷泪石を無理やり作らせていた非道な男である。
浦飯幽助たち霊界探偵の活躍により雪菜を奪還され、左京との
大博打にも負けて破産したところを、戸愚呂弟によって殺害された。

黄泉がえりにより幸運にも再びこの世に舞い戻って来た垂金は、
こんなこともあろうかと密かに別の場所にプールしてあった
隠し財産と共に、この山荘に人目を避けるように隠れ住んでいたのだが…。

垂金「金ならいくらでもやる!!
 命だけは助けてくれ!!」

しかし、垂金の命乞いを最初から無視するかのごとく、
獣人の一体は、右腕の大型銃の照準を垂金へと合わせた。

コボルトイーバA「ガルグゥゥゥッ…」
垂金「や、やめろおおおっっ!!!!」

次の瞬間、獣人の銃口から青白い光が放たれると、
垂金の肉体は分子分解で膨張し、内蔵諸共破裂して、
周囲に飛び散った一部の血痕や肉片を除いて
ほぼ蒸発して消滅した。

◇  ◇  ◇

火が放たれ激しく炎上する山荘から出る、
2体の獣人――コボルトイーバ。
だが、引き揚げようとしていた彼らの前に現れたのは、
あの時の鳳凰の姿をした異形の戦士――シグフェルだった。

シグフェル「………」

コボルトイーバA「シィグゥフェェルゥゥッ…!!」
コボルトイーバB「グゥルアアアッッ!!」

まるで狼のように素早く飛びかかった2体のコボルトイーバは、
それぞれ鋭い牙をむき出しにして、シグフェルの両腕に勢いよく噛みつく。
シグフェルはそれを意に介さぬように強引に振り払うと、
指先から2体の敵めがけて猛烈な火炎を迸らせた。

2体のコボルトイーバは、すぐに自分たちの前に
盾代わりに大きめの時空クレパスを発生させ攻撃を防ごうとしたが、
シグフェルの発した一筋の火炎は、時空クレパスに触れるや否や、
まるで物理的に突き破るかのように、時空クレパスを胡散霧消させてしまった。

コボルトイーバB「グギャアアッ――!!」

火炎はコボルトイーバの片割れに纏わりついて、
その身体を執拗に焼き尽くし、あっという間に灰へと変えてしまった。

コボルトイーバA「ギィィィッッ…!!」

片割れを失い、形勢不利を悟ったのか、
残る一体のコボルトイーバは、また新たに発生させた
時空クレパスの中へと逃げ込んだのだった…。

1257

シグフェル「………」

周囲から敵の姿がなくなったことを悟ったシグフェルは、
何事もなくその場を去ろうとしたが――

美姫「待ちなさい!!」
シグフェル「…!?」

立ち去ろうとしたシグフェルを林の中から取り囲む、
青と白のカラーリングの装甲服を着込んだ一団があった。

美姫「私たちはICPO直属の対妖魔特殊部隊ファントムSWATの者よ!
 シグフェル、貴方にはいろいろ聞きたい事があるわ。両手を上げて
 そのまま大人しくしなさい!」
シグフェル「………」

重火器を向けて慎重にシグフェルを包囲するファントムSWATの隊員たち。
だがシグフェルは、ファントムSWATたちを敵と認識したのか、
背の大きな翼を羽ばたかせ、強烈な風圧で周囲を威圧すると、
ファントムSWATたちにその牙をむいてきた!!

シグフェル「フンッ…!」
SWAT隊員A「キャアアッ―!!」
SWAT隊員B「イヤァァーッ!!」

次々とシグフェルにあっけなく吹き飛ばされていく
ファントムSWATの隊員たち。残った隊員も一斉にスマートガンを
発射するが、シグフェルには全くダメージを与えられている様子がない。

美姫「…くっ! ならばこれなら!!」

隊の指揮を執る美姫は、シグフェルめがけて接近戦を挑む。
シグフェルの動きを冷静に見切り、すっと後ろへとかわす美姫。
しかし逆にシグフェルの方から美姫のふところに飛び込むや、
手刀で美姫の頭部を斬り上げた!

美姫「アアァァ―ッッ!!!」

今の衝撃で、美姫の頭からプロテクターのヘルメットが外れてしまった。
シグフェルは素顔を晒して地面に倒れている美姫の首を両腕で掴み上げると、
ぐいぐいと締め上げていく…。

美姫「グッ…アァッ…ギャアアッッ!!!!!」
SWAT隊員C「隊長ーォッ!!」
シグフェル「――!!」

苦しむ美姫の顔を見た途端、突然シグフェルは両腕の力を緩め、
美姫を解放した。その場に崩れ落ちる美姫。

美姫「…ゲホッ…ゲホゲホッ!!」
シグフェル「ウ…ウウッ…ウオオオオオッッ!!!!??」

咳き込む美姫。そしてシグフェルは絶叫すると頭を抱えて
まるで逃げるようにその場から去って行った。

SWAT隊員D「隊長、大丈夫ですか!?」
美姫「…え、ええ。なんとかね……」

他の隊員たちに助け起こされる美姫。
その視線は、シグフェルが立ち去った方向を見つめていた。

美姫「シグフェル、いったいなぜ…?」

1258

翌朝、垂金権造の山荘跡前…。
昨夜の火災ですっかり黒焦げに焼け落ちてしまった山荘跡では、
すでにメガロシティ署による現場検証が始まっている。
垂金の死体は満足な形では発見されなかったものの、
所々に垂金本人の血痕や焼け焦げた肉片が見つかったため、
捜査当局は垂金権造は死亡したと断定した。

チャック「これで黄泉がえった人間の犠牲者は5人目か…」
美姫「ええ…」

山荘の焼跡の中を入念に調べながら、
昨夜の事件について考察するチャック・スェーガーと桂美姫。

警視庁によって"イーバ"と暫定的に
命名された正体不明の怪物たちによって、
黄泉がえり現象により復活した人間が殺害されたのは、
昨夜の垂金で5人目となっていた。

チャック「元々垂金は悪どい商売で有名だった男だ。
 警視庁が極秘に内偵を進めていた分だけでも、
 相当な余罪がある。気の毒ではあるが、
 自業自得というやつだろう…」
美姫「ええ、そうね…」
チャック「…で、昨日会ったんだろ?
 例のシグフェルとやらにも」
美姫「投降を促したけど、見事に襲いかかられたわ」
チャック「なら決まったな。やっぱりシグフェルは"敵"だ」
美姫「………」

美姫は何やら思いつめたような顔をして、何かを考え込む。

チャック「どうした?」
美姫「ちょっと気になる事があったのよ。
 ねえ…反重力鉱石の輸送車が襲撃されたあの日の翌日、
 桜田門署の小森警部が言っていた事、覚えてる?」
チャック「ああ。確か事件当日の夜に光平が家を抜け出して
 事件現場の近くまで行ったっていう…アレか」
美姫「………」
チャック「おいおい、まさかお前まで光平を疑ってる
 わけじゃないだろうな!?」
美姫「いや、そういうわけじゃないけどね」
チャック「どうせあの凸凹コンビのことだ。
 寝ぼけてたんだろ」
美姫「………」


警視庁・総監執務室***


一色「昨夜でイーバに襲われた被害者はこれで5人目。
 こうなってはもう"あの仮説"が間違いないものと
 確定せざるを得ません」
加賀美「………」

昨夜の垂金権造の殺害事件について、
一色哲夫警視監から報告を受ける加賀美陸警視総監。
"あの仮説"とは、例の「イーバは黄泉がえり現象で
生き返った人間をターゲットにしている」という推理である。

加賀美「総理に報告してくる。
 首相官邸まで車を出してくれ」

1259

首相官邸・総理執務室***


土橋「どうしてもっと早く報告して
 いただけなかったんですか!」
加賀美「まだ確証を得ていない段階での報告は、
 かえって余計な混乱を招くだけであると私が判断しました。
 報告が遅れましたことは、全てこの私の責任です」
桃太郎「………」

加賀美総監がすぐに官邸に情報を上げなかった事も無理からぬことと言えた。
不確かな情報を迂闊に不用意に世間に広めるようなことにでもなれば、
世の中に不安を煽り、パニックを引き起こす懸念もあったからだ。

桃太郎「土橋室長、それに加賀美総監、今は誰彼の責任を論じ合っている時ではない。
 冴島危機管理監、今現在、日本国内に黄泉がえりで復活した人間はどれくらいいる?」
冴島「厚生労働省が把握しているだけで、およそ38000人です。
 その内、警察、消防、海保や自衛隊及びブレイバーズの関係者だけで
 ざっと約2000人ほどになります」
桃太郎「38000人か…」

土橋内閣安全保障室長は、あまりの膨大な数字にため息をつき、頭を抱えた。

土橋「あぁ…それだけの人間を警察だけでガードするのは無理ですなぁ…」
桃太郎「たとえ無理でも人の命がかかっている以上、出来る限りやるしかない。
 それと、今後海外でも同様のイーバによる事件の発生も懸念されると、
 ICPOを通じて各国の治安機関にも注意を促してくれ」
冴島「わかりました」

1260

お台場テレビ局・1F正面玄関前***


球体展望台で有名な某テレビ局社屋の正面入口前。
その日の休日、沢渡優香はボーイフレンドの牧村光平と
デートの待ち合わせをしていた。服装はこの夏流行のワンピース。
髪もつい先ほど美容院で整えたばかりである。

優香「光平くん、遅いな…」

自分の腕時計の時刻を確認する優香。
ふと顔を見上げると、道路を挟んで向こう側にある
ショッピングモール沿いの歩道で、どこかで見覚えのあるような
自分と同じ年頃の女の子3人と、外国人の紳士が押し問答をしていた。

優香「あれっ…あの娘たちって、確かこのあいだの……」

◇  ◇  ◇

白人紳士「Je voudrais aller à la gare de
 Tokyo Waterfront Area Rapid Transit?」
うさぎ「ど、どうしよう…! 何を喋ってるのか全然わからない!
 *1)))))アワワワ……」
まこと「美奈子ちゃん、昔イギリスにいたことあるんだろ!?
 なんとかならないのっ!?」
美奈子「ごめん…。全然ダメ。何を言ってるのか全く解らないわ。
 たぶんこの人の話してる言葉、英語じゃないと思う…」
うさぎ「ええーっ!?(汗」
まこと「く~っ! こんな時に亜美ちゃんがいてくれたら…!」

お台場に3人で遊びに来ていた月野うさぎたち。
水野亜美と火野レイは別の急用で今日は来られなかったのだが、
道端でいきなり外国人観光客に話しかけられ困り果てていた。
そこへ見かねるように優香が近づいて行き声をかける。

優香「あのー、すみません。どうしましたか?」
まこと「…あれっ? アンタは確かこの前の病院で…」
うさぎ「この外国人の人が何を話したいのかわからなくて
 困ってるんです!」

優香は事情を聞くと、落ち着き払って白人の紳士に尋ねる。

優香「Qu'est-ce que vous avez fait?
 (どうしましたか?)」
白人紳士「Je voudrais aller à la gare de
 Tokyo Waterfront Area Rapid Transit?
 (東京臨海高速鉄道の駅に行きたいのですが?)」
優香「Eh bien, il se pencha en bas de carrefour à droite,
 il est juste une promenade droite au-delà de la construction
 de la station de télévision.(それなら、そこの十字路を右に曲がって、
 テレビ局の建物を越えてまっすぐ歩いてすぐです。)」
白人紳士「Merci(ありがとう。)」

白人の紳士は帽子を脱ぎ一礼して、近くの駅の方角へと立ち去って行った。

うさぎ「す、すご~い!」
優香「いまあの人が話していたのはフランス語だったから、
 たぶんフランス人の方だったのね」
美奈子「さすが海防大付属!」
まこと「フランス語もペラペラとは…」
優香「この間はぶつかってごめんなさい…」
うさぎ「うんうん気にしないで♪ それよりも助けてくれてありがとう!
 あたし、月野うさぎ。十番高校の一年生よ」
まこと「同じく木野まこと」
美奈子「愛野美奈子よ」
優香「沢渡優香、海防大付属高の二年生です」
まこと「二年生!? じゃあアタシたちより一年先輩だ…」
優香「学校も違うし、気にしなくてもいいわ」
うさぎ「じゃあ、優香ちゃんって呼んでもいい?」
優香「ええ勿論。それなら私もうさぎちゃんって呼んでもいいかしら?」
うさぎ「もちろんいいよっ♪ これからよろしくね、優香ちゃん!」

1261

すっかり打ち解けて仲良くなる優香とうさぎたち。
ちょうどそこへ、さっきから優香の姿を探していた光平がやって来た。
ちなみに光平はというと、ジーンズにTシャツ、
そしてスニーカーというラフなスタイルである。

光平「どうしたんだよ優香、こんなところで! 探したぞ」
優香「あっ、光平くん!」

駆け寄って来た光平の顔を見るなり、
うさぎたちは彼のルックスに注意を惹かれる。

美奈子「……(うわっ、なにこのイケメン!?)」
うさぎ「……(かっこいい人。まもちゃんには劣るけど)」

光平「優香、この人たちは?」
優香「ほら、この前話したでしょ。
 光平くんのお見舞いに行った時、
 私の不注意から病院でぶつかって
 しまった人たち…」
光平「えっ?」

優香は光平に今起こった事のいきさつを説明する。

光平「そんなことがあったのか…。
 はじめまして、俺は牧村光平、海防大付属の二年生です。
 この前は優香がお世話になりました」

光平のさわやかな笑顔から白い歯がこぼれる。

うさぎ「………(///)」
まこと「………(///)」
美奈子「………(///)」

光平「あ、あの……??」

うさぎたち三人は、ハッと我に帰る。

うさぎ「ご、ごめんなさい…!」
美奈子「つい見とれちゃって」
光平「…は??」
まこと「いやいやいや…なんでもない!なんでもない!
 ところでお二人はこれからどっちの方へ?」
優香「とりあえず海の科学館の方へと行ってみようかと…」
うさぎ「ねえねえ! あたしたちは"お台場共和国"の方に
 行ってみるつもりなんだけど、よかったら一緒に行かない?」

現在、お台場テレビ局前の催事用スペースの敷地では、
"お台場共和国"なるイベントが絶賛開催中である。
しかしまことと美奈子の二人がうさぎの袖をつまんで引っ張り、
光平たちを誘った事をそっと咎める。

まこと「ちょっとうさぎちゃん、空気読みなよ…!」
うさぎ「え、なんで?」
美奈子「光平くんと優香ちゃんはこれから二人きりで
 デートなのよ…!
うさぎ「あ、そっか…」
優香「あの…私たちは別に構いませんけど。大勢の方が楽しいし」
美奈子「えっ? でも悪いわよ…」
まこと「これから二人でデートなんだろ?」
光平「俺は退院がてら、ある意味リハビリをかねて外出したみたいなもんで、
 それに優香にも付き合ってもらったようなものだからさ。俺は優香さえよければ…」
うさぎ「よ~し♪決まり! さあ、みんな行こうっ!!」

うさぎが先導する形で、みんなでイベント会場の方へと元気よく走り出した。


お台場共和国イベント会場・パビリオン「お菓子の家」***


パビリオン内に入場した観客たちが、あちらこちらで
全員気を失って倒れている…。

ジェダイト「作戦は順調のようだな、妖魔ムーリド」
ムーリド「はい、ジェダイト様」

Gショッカーに加盟する悪の組織ダークキングダム四天王の一人ジェダイトと、
配下の妖魔ムーリドである。彼らは今回のイベントを偽装して多くの人間達を
おびき出し、一気に大量のエナジーを吸い取り尽くさんと画策していたのだった。

ジェダイト「我々ダークキングダムがバトルファイトに勝利し、
 我らが大いなる支配者が次期創世王の座を獲得するためには、
 まだまだ人間どものエナジーが必要だ! クインベリル様も
 吉報を待っておられる。もっと人間のエナジーを奪うのだ!」
ムーリド「ハハッ。お任せを!」

何も知らない光平とうさぎたちに危機が迫る!

1262

○桂美姫→垂金権造の山荘前でシグフェルと交戦。翌朝、同場所でチャック・スェーガーと共に現場検証する。
○チャック・スェーガー→焼け落ちた垂金権造の山荘跡を、桂美姫と共に現場検証する。
○一色哲夫→加賀美陸に垂金権造殺害事件の報告をする。
○加賀美陸→首相官邸に一連のイーバの事件の報告に赴く。
○剣桃太郎→加賀美陸から、一連のイーバの事件の報告を聞く。
○土橋竜三→加賀美陸から、一連のイーバの事件の報告を聞く。
○冴島十三→加賀美陸から、一連のイーバの事件の報告を聞く。
○月野うさぎ→お台場でフランス人に話しかけられ困っていたところを、沢渡優香に助けられる。牧村光平とも初めて会う。
○木野まこと→お台場でフランス人に話しかけられ困っていたところを、沢渡優香に助けられる。牧村光平とも初めて会う。
○愛野美奈子→お台場でフランス人に話しかけられ困っていたところを、沢渡優香に助けられる。牧村光平とも初めて会う。
●垂金権造→黄泉がえりで復活していた後、所有する山荘に隠れ住んでいたが、コボルトイーバに殺害される。
●ジェダイト→お台場共和国イベント会場を利用し、人間のエナジーを集める作戦を遂行中。
●妖魔ムーリド→お台場共和国イベント会場を利用し、人間のエナジーを集める作戦を遂行中。

○牧村光平→お台場で沢渡優香とデートの待ち合わせ。月野うさぎたちと初めて会う。
○沢渡優香→お台場で、外国人に話しかけられ困っていた月野うさぎを助ける。
●コボルトイーバA→垂金権造を殺害。その後、シグフェルと交戦するが、形勢不利を悟って自分一人だけ逃走。
●コボルトイーバB→垂金権造を殺害。その後、シグフェルに倒される。

【今回の新規登場】
○一色哲夫警視監(特捜エクシードラフト)
 桂木本部長が極秘任務でパリへ赴いていた期間、本部長代理を務めていた警視庁幹部。

●垂金権造(幽☆遊☆白書)
 飛影の妹・雪菜を捕らえ、様々な拷問を加えて氷泪石を無理やり作らせていた非道な宝石商。
 桑原曰く「薄汚い腐れ外道」。人間とは思えない化け物じみた容姿をしており、
 幽助からも「妖怪よりも酷い容姿」と揶揄されていた。BBC(ブラック・ブック・クラブ)という
 富豪層による賭博団体のメンバーでもある。最期は左京の命令を受けた戸愚呂弟によって
 頭部を蹴り飛ばされて殺害される。

●ジェダイト(美少女戦士セーラームーン)
 ダークキングダム四天王の一番手。極東支部長の肩書を持つ。
 大勢の人間からエナジーを集める作戦を指揮したが、
 セーラー戦士たちの活躍によって失敗が続いたため
 最期はクインベリルによって処刑された。

●妖魔ムーリド(美少女戦士セーラームーン)
 ダークキングダム四天王ジェダイト配下の妖魔で、遊園地「夢ランド」の動物管理人「ドリーム姫」として、
 手にしていたリンゴの果実で動物を操る他、園内施設「お菓子の家」に入った来場者からまとめてエナジーを
 奪おうとしてした。首が一旦胴体に引っ込み、再び突き出すことで本性を現す。

●コボルトイーバA(闘争の系統オリジナル)
●コボルトイーバB(闘争の系統オリジナル)
 堕神の使徒として仕え、地上で暗躍する謎の怪物。犬型の獣人のような姿をしており、
 右腕には大型のビーム砲(分子分解銃)を兼ね備えている。ゴブリンイーバと同様に二体一組で行動。

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最終更新:2020年11月26日 10:10

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