本編1335~1336

『強襲、テスラ・ライヒ研究所』-2

 作者・ユガミ博士
1335

アメリカ合衆国 コロラド州 テスラ・ライヒ研究所***


カザハラ博士達に案内されて、フランクは研究所の取材を行う。一行は
訓練場の様な場所に訪れると、その中央では垂れ下がった髪が特徴の
青年と逆立った髪が特徴の白人男性が向かい合い、戦っていた。

フランク「あの人物、確か軍関係の雑誌の表紙に載っていたシュワルツコフ少佐か!
 戦っている相手は誰だ?」
映司「シュワルツコフ少佐と戦っているのは、俺の相棒なんですが・・・
 まぁ、いつもの事でして(汗」

垂れ下がっている青年は復活したグリードのアンクで、今は昔体を
借りていた泉刑事の姿に変身している。一方、白人男性の方は
スーパーロボット・ステルバーのパイロットであるアメリカ空軍の軍人
シュワルツコフ少佐(通称シュワルツ)である。シュワルコフは任務で
テスラ・ライヒ研究所の防衛の為にやってきたのだが、アンクは復活
してからも挑発的な態度は相変わらずで、それにシュワルツには
気に入らないらしく、事あるごとに2人は喧嘩をしているが、よく見ると
その真ん中には昔の武人のような姿をした老人―技術顧問である
リシュウ・トウゴウが立っており、どうやらリシュウの立ち会いで行って
いるようだ。

シュワルツ「このぉ、鳥野郎ー!」
アンク「ふん!」
シュワルツ「ぐわぁ!!」
リシュウ「それまで!双方、今回はこれまでじゃ」

アンクの右腕が怪人態の右腕に変わり、シュワルツを吹き飛ばす。
そこでリシュウは戦いを止めさせた。

メリー「残念だったわね、シュワルツ」
ジャック「ドンマイだぜ、シュワルツ」
シュワルツ「うるせぇ!次は俺が勝つ!」
アンク「ふん、確かに復活したばかりで調子もそんなに良くはしないが、
 それでも人間相手に手加減をしてやっているんだ。ありがたく思え!」
シュワルコフ「貴様ぁ!」
チボデー「おいおい、今戦ったばかりだろ?次は俺が相手をするぜ!」

今の戦いを見ていた西部劇風の衣装をした男女―ジャック・キングと
メリー・キングの兄妹が倒れたシュワルツを励ます。アンクの挑発的な
物言いにシュワルツはまた突っかかりそうになるが、同じく防衛任務で
研究所に来ていたチボデー・クロケットが代わりにアンクと戦おうとする。

リシュウ「止めなさい。客人が来ておるのだぞ!」

リシュウの言葉で、一同はカザハラ博士達が来ている事に気が付く。

アンク「おう、映司!腹が減った、アイスを寄越せ!」
映司「アンク・・・アイスは後だよ」

映司が来たので、アンクはアイスを要求したが、今はそういう場合
ではないので、映司は後でアイスを渡す事にした。

フランク「コロニーのボクシングチャンピオンに、スーパーロボットの
 パイロットと出会えるとは・・・今日は運がついているかもしれねぇなぁ」

フランクは色々な有名人と会えた事に、内心舞い上がり、スクープ写真が
撮れるのではないかと思う。

ドゴーン ドゴーン

カザハラ博士「何事だ!?」
研究員A「研究所の外に戦闘獣、メカザウルス、メタルビースト軍団が
 攻撃してきました!」
研究員B「さらに、ブラックサタンの怪人と戦闘員が研究所に侵入!」
リシュウ「何じゃと!?」

突然の爆音にカザハラ博士達は動揺し、テスラ・ライヒ研究所で働く
研究員達から戦闘獣、メカザウルス、メタルビースト軍団が外から
研究所を攻撃し、ブラックサタンの怪人と戦闘員が侵入してきたという
報告を受ける。

カザハラ博士「チボデー君達はすぐに出撃をしてくれ。侵入してきた
 怪人と戦闘員は映司君とアンク君達に任せる!」
映司「分かりました!」
アンク「ふん、アイスを邪魔されたら敵わんからな!」
ビースト「私も怪人と戦闘員の相手をしよう」
フランク「俺も手伝うぜ。こういうのは慣れっこなんでな!」
ジャック「OK!」
チボデー「ノックアウトにしてやるぜ!」

カザハラ博士から指示を受けた映司とアンク、ビーストとフランクは
ブラックサタンの方へ。チボデーやジャック達は、それぞれガンダム
マックスターとテキサスマックに乗り込んで出撃し、戦闘獣達の方へ
向かう。

シュワルツ「俺もステルバーで出撃する!」
カザハラ博士「戦ったばかりだが、大丈夫なのか?」
シュワルツ「ふん、これで倒れる程やわな鍛え方はしてねえぜ!」

先程、アンクと戦っていたばかりのシュワルツだが、タフな彼は
ステルバーで出撃する事になった。それぞれ、研究所を守る為の
戦いが始まる。


1336
○ジョナサン・カザハラ博士→フランク・ウェストに研究所を案内する。
   地下帝国軍の攻撃に対して、指示を出す。
○リシュウ・トウゴウ→アンクとシュワルツの戦いに立ち会う。
○ヘンリー・ハンク・マッコイ博士=ビースト→侵入してきたブラックサタンの
  怪人と戦闘員がいる場所に向かう。
○火野映司→侵入してきたブラックサタンの怪人と戦闘員がいる場所に向かう。
○アンク→リシュウ立ち会いの元、シュワルツと喧嘩で争って勝利する。
  カザハラ博士の指示で、ブラックサタンの怪人と戦闘員がいる場所へ向かう。
○フランク・ウェスト→カザハラ博士に研究所を案内される。地下帝国軍の
  襲撃に協力する。
○ジャック・キング、メリーキング→アンクとシュワルツの喧嘩に立ち会う。
   カザハラ博士の指示で、テキサスマックに乗り込み出撃する。
○シュワツルコフ少佐→リシュウ立ち会いの元、アンクと争って負ける。
  地下帝国軍の襲撃にステルバーで出撃する。
○チボデー・クロケット→アンクとシュワルツの喧嘩に立ち会う。
  カザハラ博士の指示で、ガンダムマックスターで出撃する。

【今回の新規登場】
○アンク(仮面ライダーOOO)
 800年の眠りから右手だけ目覚めた鳥系グリード。棺の封印を解き、オーメダルを
 得るべく、映司をオーズに仕立て、自身は瀕死の状態となった泉刑事の肉体を借りて
 行動した。炎を操る能力を持ち、皮肉屋で計算高くがめつい性格をしている。

○リシュウ・トウゴウ(バンプレストオリジナル)
 テスラ・ライヒ研究所の技術顧問で薩摩示現流の剣技の達人である老人。
 ゼンガー・ゾンボルトやブルックリン・ラックフィールド、ムラタの師匠で
 先祖はかつて超機人の操者だった。戦闘において、剣技は常人の域を
 超えているだけでなくグルンガスト零式に乗り込んで戦う事もある。

○ジャック・キング(ゲッターロボ)
 アメリカの科学者キング博士の息子で、メリーの兄。兄妹で
 テキサスマックのパイロットを務める。性格はクールで自尊心が
 高く他を見下しがちだが、受けた借りは忘れずに返すタイプ。
 ごく偶にインチキアメリカ人の様な喋り方をするが普通に喋れる。

○メリー・キング(ゲッターロボ)
 ジャック・キングの妹で、テキサスマックの帽子の部分であるハット
 マシンに乗る。聡明かつ礼儀正しい性格で、攻撃的なジャックの
 言動をフォローし、戦闘においても的確にジャックをサポートする。

○シュワルツコフ少佐(ゲッターロボシリーズ)
 通称シュワルツ。米軍のスーパーロボット、ステルバーのパイロット。
 白人至上主義者で日本人を嫌っおり、一文字號と衝突していたが
 やがて考えを改めるようになった。

『強襲、テスラ・ライヒ研究所』-3
作者・ユガミ博士
1337 :強襲、テスラ・ライヒ研究所‐3:2014/12/22(月) 08:37:04 テスラ・ライヒ研究所の外ではヤシャ男爵が出撃させたフロン、ガンマ、ギルガの
メタルビースト3体にグロスデン、ジャラガの爬虫類型戦闘獣2体に
恐竜帝国からメカザウルス・サキが攻撃を行っていた。

北極圏・ネオ蛇牙城(ベガゾーン)***


ヤシャ男爵(弟)「はははは、いいぞ!メタルビースト達よ、もっと攻撃しろ!」
ドレイドウ「待て、研究所を破壊しては元も子も無いぞ!」
ヤシャ男爵(兄)「分かっておる!・・・それに奴らが出てきたようだぞ」

ヤシャ男爵とドレイドウはベガゾーンにある司令室から、巨大モニターで
メタルビースト達の指揮を執っていた。力押しで作戦を進めるヤシャ男爵に
ドレイドウは過剰な攻撃で研究所が破壊されないか危ぐするが、無論
ヤシャ男爵とてわきまえている。そしてテスラ・ライヒ研究所からロボットが
数体が出撃した。ガンダムマックスター、テキサスマック、ステルバーさらに
巨大な斬艦刀を持ったスーパーロボット、リシュウの乗るグルンガスト零式
である。

シュワルツ「先生さんよぉ、こいつ等程度なら俺達で十分だぜ。そんな身体で
 ロボットを動かせるのか?」
リシュウ「研究所に侵入してきた者達は映司達に任せれば十分じゃろう。
 それにこの数では一機でも多い方がいいじゃろうて」

シュワルツは高齢であるリシュウがグルンガスト零式で出撃した事に
戦えるか聞いてきたが、リシュウは問題無いと答える。

ジャック「流石、SAMURAI!なら、バトルスタートだぜ!!」

リシュウの闘争心を感じ取ったジャックはテキサスマックを動かし、
マックライアットをサキに向けて攻撃を行う。

リシュウ「各々方、我らも行くぞ!行けい、噴射拳!!」
チボデー「OK!サイクロンパンチ!!」
シュワルツ「ふん、喰らえぇ、Gショッカァァ!」

テキサスマックが攻撃を始めたので、グルンガスト零式、ガンダム
マックスター、ステルバーはそれぞれメタルビーストや戦闘獣に
攻撃を始めた。


一方、研究所の中では。
研究所のロビーにはブラックサタンの戦闘員やブラックサタンの怪人である
奇械人ガンガルや奇械人オオカミンを左右に控え、中央には変身した百目
タイタンがいた。既に研究所の警備員達は彼らによって倒されている。
そこに、映司達が駆けつけた。

ビースト「奴らがブラックサタンか・・・」
百目タイタン「ほう、有名なミュータントのチーム『X-MEN』のメンバーが
 来ていたとは・・・この研究所はGショッカーが有効に使わせてもらう。
 お引き取り願おう」
映司「テスラ研を好きにはさせない!変身!!」

百目タイタン達と対峙した映司はオーズドライバーを腰に巻き、懐から
鷹、虎、バッタが描かれたメダルを3枚取り出して、オーズドライバーに
セットして、ドライバーを斜めに傾けてからオースキャナーでスキャンを行う。

タカ・トラ・バッタ!!

タ・ト・バ!タトバ、タ・ト・バ!

メロディが流れると共に、オーラングサークルが現れ、無数のメダル
エネルギーに包まれると映司の体は仮面ライダーオーズとなった。

百目タイタン「仮面ライダーか・・・ストロンガーが相手ではないのが
 残念だが、目的は遂行させてもらう!かかれ!」
ブラックサタン戦闘員「ミューッ!!」

オーズの登場に、ストロンガーでないのを少し残念がる百目タイタンだが
それよりも目的を遂行させるべく戦闘員や怪人達に攻撃命令を下す。
向かってくる戦闘員と怪人を相手にアンクの右腕は元のグリードの腕に
変わり、ビーストは白衣を脱ぎ捨てて、X-MENのコスチュームとなり、
そしてフランクは何故か持っていたバット構えて、臨戦対戦を取るのであった。



1338


○リシュウ・トウゴウ→グルンガスト零式で出撃して、戦闘を開始する。
○チボデー・クロケット→ガンダムマックスターで出撃し、戦闘を開始する。
○ジャック・キング→テキサスマックで出撃し、戦闘を開始する。
○シュワルツコフ少佐→ステルバーで出撃し、戦闘を開始する。
○火野映司=仮面ライダーオーズ→変身して、ブラックサタンと対峙する。
○アンク→ブラックサタンと対峙する。
○ヘンリー・ハンク・マッコイ博士=ビースト→ブラックサタンと対峙する。
○フランク・ウェスト→ブラックサタンと対峙する。
●ヤシャ男爵→ネオ蛇牙城から作戦の指揮を執る。
●妖爬虫将軍ドレイドウ→ネオ蛇牙城から作戦の指揮を執る。
●メカザウルス・サキ→テスラ・ライヒ研究所を襲う。
●メタルビースト・フロン→テスラ・ライヒ研究所を襲う。
●メタルビースト・ガンマ→テスラ・ライヒ研究所を襲う。
●メタルビースト・ギルガ→テスラ・ライヒ研究所を襲う。
●戦闘獣グロスデン→テスラ・ライヒ研究所を襲う。
●戦闘獣ジャラガ→テスラ・ライヒ研究所を襲う。
●百目(一つ目)タイタン→テスラ・ライヒ研究所に侵入し、オーズ達と対峙する。
●奇械人ガンガル→テスラ・ライヒ研究所に侵入し、オーズ達と対峙する。
●奇械人オオカミン→テスラ・ライヒ研究所に侵入し、オーズ達と対峙する。
【今回の新規登場】
●メカザウルス・サキ(ゲッターロボ)
 帝王ゴールが早乙女研究所を破壊するべく差し向けたメカザウルス第1号。
 プロトゲッターロボを倒し、早乙女博士の息子である達人を死に追いやった。
 口から高熱火炎、怪力、鼻先の角からミサイル攻撃を行う事が出来る。

●メタルビースト・フロン(ゲッターロボ號)
 プロフェッサー・ランドウが世界征服を宣言した時に、世界中で破壊活動を
 行っていたメタルビーストの1体。

●メタルビースト・ガンマ(ゲッターロボ號)
 プロフェッサー・ランドウが世界征服を宣言した時に、世界中で破壊活動を
 行っていたメタルビーストの1体。

●メタルビースト・ギルガ(ゲッターロボ號)
 東京を襲うようにプロフェッサー・ランドウがヤシャ男爵に命令して
 差し向けたメタルビースト。右腕が砲身となっているのが特徴。
 プロトゲッターロボに倒される。

●戦闘獣グロスデン(マジンガーZ対暗黒大将軍)
 爬虫類型戦闘獣の1体。

●戦闘獣ジャラガ(マジンガーZ対暗黒大将軍)
 蛇の姿をした爬虫類型戦闘獣。マンタの様な翼で自在に飛行する。
 ミケーネ帝国の先遣隊の内、日本壊滅を目的とした5体の戦闘獣の
 1体で、東京でマジンガーZと戦った。あらゆる金属を溶かす毒液を
 持つ。因みに性別は女性。

●奇械人ガンガル(仮面ライダーストロンガー)
 カンガルーの特性を持つブラックサタンの奇械人。スプリングを利用した
 ジャンプを行ったり、腹部からバズーカ攻撃を行う事ができる。また
 スプリングパンチという技を使用する。

●奇械人オオカミン(仮面ライダーストロンガー)
 オオカミの特性を持つ奇械人。霧状となってどこにでも侵入する事が
 出来る。鼻先から毒ガスを放ち、腕はロケット砲となっている。灯台を
 乗っ取り、船舶の航行を滅茶苦茶にしようとした。

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最終更新:2020年11月26日 10:18