『赤心少林拳、梅花の型』-1
作者・ティアラロイド
1405
暗峠・奈良と大阪の県境付近***
花が散り、青葉の季節。
暗峠(くらがりとうげ)は、奈良県生駒市と大阪府東大阪市との境にある峠道。
古くは闇峠とも書かれた。
一人の伊賀者が山伏に扮し、険しい坂道を登りながら、
深編笠の老僧の後を見え隠れに尾行している。
山伏「……(どこまで行く気だ?)」
日差しが暑い中、深編笠の老僧はその見かけの歳に似合わず足が速い。
分厚い肩と、バネのような腰を持っていた。
この老僧がどこに行き、誰と会い、どんな話をするのかは、
後を静かにつける山伏の雇い主の最大の関心事だった。
雑木の枝が鬱然と道を覆い、緑の洞穴を行くようである。
ここの坂の険しい道さえ越えれば、向こうには大和盆地が見えるはずだ。
登って曲がり角に来ると、ふと、路上に笠が落ちていた。
尾行対象の老僧がかぶっていた物だ。
山伏「……?」
山伏は思わずそれを拾おうとしてしまった。
地面の編笠に手を伸ばそうとした時――。
玄海「手数をかける」
山伏「――!!」
背後から老僧の低い声がした。山伏は驚いたが身体が動かない。
玄海「よい道連れが出来た。もし行く方向が同じであれば、
一緒に山を下らぬか?」
山伏「は、はい…」
玄海「拙僧は秩父山中にある赤心寺の住職で、玄海という者だ」
玄海老師――秩父連山の大森林に建つ、赤心寺という由緒ある禅寺の住職であり、
高名な拳法流派・赤心少林拳の最高師範でもある。
山伏「ご高名は承っております。旅の空の下でなければ、我々卑賤の修験者が
お側にも寄れぬ御方にございます。しかし玄海禅師様といえば、恐れ多くも
聖天子様より紫衣を賜りたるほどの御方。それがお弟子を一人も連れず、
公共の交通機関も利用されずに一人旅をなされるとは、
どういうご酔狂でございましょう?」
玄海「単に癖だ。この玄海、文明の利器とやらは常々苦手でな。気にするな」
二人は苔を踏んで山道を歩いて行く。
山伏「申し遅れました。拙者は吉野蔵王堂の修験者にて、備前坊了角と申しまする。」
玄海「そうか。しかし御坊もわしと同じく妙な癖を持っているようだ。
一昨日は農家、昨日はガソリンスタンドの店員、そして今日は山伏か。ご苦労な事だな…」
山伏「――!!」
偽山伏の正体は、最初から玄海には見破られていた。
しかし玄海の側には、それで化けの皮を剥いだ相手と事を構えようとも、
また逃げようとする様子も全く見せない。ただ二人で一緒に並んで
悠然と険しい峠道を歩いているのみである。
玄海「もうよい。わしはつけられるのには慣れておる。
天童菊之丞殿という御仁も風変わりなお人だ。
お前たちのような伊賀甲賀の者を多数扶持なされて、
なにをなさろうというのか」
山伏「………」
ここまで素性を暴かれた今となっては、偽山伏=天童配下の密偵は、
ただ茫然とするのみであった。
玄海「わしは奈良へ行く」
山伏「奈良へ…?」
玄海「奈良に住む遠戚の者が病に伏せっておるのでな。とうに調べはついておろう。
赤心寺玄海、奈良の親類の病気見舞い。帰って雇い主にそう伝えるがよい」
1406
ネロス帝国・ゴーストバンク***
クールギン「我が帝国にゾルベゲールなどという者は
滞在してはおらん」
メガール「とぼけるな! こちらにはゾルベゲールが
ネロス帝国に匿われているという確かな情報があるのだ!」
応対に出たネロス帝国のヨロイ軍団長・凱聖クールギンと
延々と押し問答を続けているのは、ドグマ王国の大幹部である
メガール将軍である。メガールは、かつて不逞な野心を抱いて
帝王テラーマクロに反逆した元ナチスの科学者・ゾルベゲール博士が
密かにネロス帝国に身を寄せたとの情報をどこからか聞きつけ、
その抗議及びゾルベゲールの身柄引き渡しを要求しに
ここゴーストバンクに乗り込んで来たのだが…。
クールギン「そこまで言うからには、どうぞ気の済むまで
このゴーストバンクを家捜しされるがよかろう」
メガール「無論そのつもりよ!」
クールギン「ただしメガール将軍、わがネロス帝国の母なる聖域を
土足で踏み荒らした揚句、結果お探しの物が何も出てこなかった時は、
それ相応の御覚悟は当然できておられような?」
メガール「そ、それは…!」
クールギンの言葉にメガールは怯んでしまう。
生まれながらの生粋の武人であるクールギンに対して、
メガールはその正体は奥沢正人という名の日本人科学者であり、
元々は文人肌の性分の持ち主。
双方から放たれる威圧感というものは、
自然とその差が明白に出ていたのであった。
クールギン「これ以上の話し合いは時間の無駄。
速やかにお引き取り願おう」
メガール「おのれっ!」
メガール将軍は腰の刀の柄に一瞬手をかける。
しかし、クールギンの気迫に押されてたじろいでしまう。
クールギン「やるかな!?」
メガール「ぐっ…ぬぬっ!!」
ドグマ王国・宮殿***
親衛隊「それで何も反論できずに、おめおめと帰って来たのか!!」
メガール「………」
ここは日本国内のどこかにある霊山に建設された、
ドグマ王国の本拠地にして、帝王テラーマクロの居城でもあるドグマ宮殿である。
ネロス帝国との交渉に失敗してすごすご追い返されて来た
メガール将軍は、案の定、親衛隊から叱責を受けていた。
メガール「え~い!黙れえっ!! この上はネロス帝国よりも先に
シグフェルの正体をこの手で暴き、奴等の鼻を明かしてやるまでよ!」
親衛隊「ふんっ! メガールよ、貴様にそのようなことが可能なのか!?」
メガール「見ているがいい。出でよ、ドグマ超A級怪人ギョストマよ!!」
ドグマ超A級怪人ギョストマとは、ドグマで暗殺拳の達人を養成する
地獄谷の出身であり、仲間からすら悪魔の生まれ変わりとまで恐れられる、
寄生虫型の改造人間である。
ギョストマ「ドグマ超A級怪人ギョストマ、これに…」
メガール「ギョストマよ、お前はこれから東京都内に居住する
あらゆる武術家を片っ端から打ちのめし、シグフェルと思しき
武術に覚えのありそうな猛者を絞り込むのだ!」
ギョストマ「ハハーッ! お任せを…」
1407
海防大学付属高校・空手部道場***
光平「よろしくお願いしますっ!」
両手に格闘技用のグローブを身につけた稽古儀姿に着替え、
明るい声で礼をして、しっかりと拳を構える牧村光平。
空手部の部員たちが次々と光平に挑みかかるが、
ほぼ全員が仰向けになって倒れこんでしまう。
部長「さすがだな牧村!」
光平「………」
海防大付属高の部活動の拘束は、他校に比べて緩い。
幽霊部員は当たり前。部の練習よりもアルバイトに精を出したり、
幾つかの部を掛け持ちしている生徒も珍しくない。
一般の中高のクラブ活動よりは、大学のサークル活動に近い形だ。
普段の正式に所属している部活動はテニス部である光平だったが、
空手の心得もある事から、時折こうして助っ人部員として
空手部の練習や試合にも参加する事がある。
部長「やはりお前は五年、いや十年に一度の逸材だよ!」
光平「そんなことはないですよ。からかわないでください」
部長「惜しい! 実に惜しい! お前がいれば
インターハイ優勝も間違いないのに、なんでテニス部なんだ!
今からでも遅くはないぞ。テニス部なんか辞めて
空手部に移籍しないか? お前なら全部員を挙げて大歓迎だ♪」
光平「ハハハ……(汗」
部長からの熱烈な勧誘を、光平は笑って誤魔化した。
慎哉「ちょっと待ってください先輩!
光平はうち(テニス部)の大事なエースなんですから!
勝手に引き抜かれるのは困るっスよ!」
部長「う~ん、それでも本当に勿体ないよなあ…」
道場内の脇で、沢渡優香と二人で見学していた朝倉慎哉が、
慌てて空手部からの引き抜きに待ったをかける。
それでも部長は未練そうな表情を浮かべたままだ。
そこへ一年生部員が、部長に何やら報告しにやって来た。
部員「部長、沖コーチがお見えになりました」
部長「そうか。すぐにお通ししてくれ」
優香「沖コーチ? 誰かしら…」
光平「先輩、沖コーチってどなたなんですか?」
少し気になった光平たちは、それとなく部長に尋ねてみた。
部長「そうだな、せっかくの機会だ。お前たちにも引き合わせよう」
1408
部長「紹介しよう。こちらは赤心少林拳、沖一也さんだ。
元アメリカ国際宇宙開発研究所所属の宇宙飛行士で、
我が校の空手部の非常勤コーチを引き受けていただいている」
一也「やあ!」
光平たちが部長から紹介されたのは、
ボリュームがあり先端が跳ね上がった髪型が特徴の、
さわやかながらも禁欲的な顔立ちの男性だった。
優香「セキシンショウリンケン…??」
部長「まあ、沢渡と朝倉は知らないかもしれんが、
牧村なら噂くらい聞いたことはあるだろう」
光平「………」
光平も、秩父連山の大森林に、赤心寺という寺院があり、
そこに集まった修行僧たちが日夜修業に明け暮れているという
中国拳法の大修練場があるという話は、幼い時に沖縄にいる
父方の祖父から聞いたことはあった。
光平「はじめまして、牧村光平と言います」
一也「沖一也だ。こちらこそよろしく!
牧村光平君、よく君の話は部長から聞いているよ。
ここは一つ、手合わせをお願いできないかな?」
光平「勿論いいですよ。よろしくお願いします!」
両者向かい合い、それぞれに拳を構えて対峙する。
光平にとって、実際に本物の赤心少林拳を間近で見るのは
初めての機会である。
光平「………」
一也「……(美しい。完璧にスキのない構えだ。
だがっ…!!)」
光平は一也めがけて渾身のボディーブローを放ってくる。
しかしその一撃は、一也の鍛え抜かれた鋼の腹筋によって
軽々と受け止められた。
一也「やあっ!!!」
光平「――!?」
一也は気合に満ちた声を張り上げる。
空手道とは精神のぶつけ合いであることも
理解している一也の発した、尋常ではない気迫と澄んだ瞳に、
まるで光平は金縛りにあったかのように動けない。
一也「せいやっ!!!」
光平「うわああっ!!」
一也の拳が命中した光平は、その場に倒れこんだ。
光平が空手で敗れる様を生まれて初めて見た
慎哉と優香も驚きを隠せないでいる。
優香「ええっ!?」
慎哉「ウソだろ! あの光平がこうもあっさりと
負けるなんて…」
1409
光平「まいりました」
起き上った光平は潔く負けを認め、勝者である一也に敬意を払い
深々と一礼する。しかしその表情には悔しさや無念さといった類のものは
一切なかった。むしろ胸に来る強烈な、しかし心地よい刺激を受け、
まさにそれは満面の笑顔と言ってもよかった。
一也「技が少し大ぶりだ。ちょっと力み過ぎたな」
光平「はい!」
一也「しかし、拳の握り方、姿勢、筋肉の使い方など、
突きの何たるかはしっかりと学びとっているようだな。
さすがだ…」
光平「沖コーチ…いえ、一也さん、
また相手をしてもらってもいいですか?」
一也「俺でよければ、いつでもよろこんで」
光平「ありがとうございます!」
牧村光平と沖一也は、固い握手を交わすのであった。
◇ ◇ ◇
部活動の練習時間も終わり、
すっかり日も沈んで完全下校時刻になった。
更衣室で制服に着替えた光平は、
校門前で待っていた慎哉や優香と合流して
自転車に乗り校外へと出る。
優香「光平くんったら、沖一也さんとすっかり仲良くなっちゃって…」
慎哉「なんだよ、男同士の友情に嫉妬か?」
優香「そんなんじゃないけど…」
優香は少し脹れて不満そうな表情を浮かべる。
光平「でも一也さんは凄いよ。あの人と組み合っていると、
なんて言うかさ、今までに無い、肉体を直にぶつけあう
ような魅力を感じるんだ」
優香「ふ~ん、そう…。そんなに気に入ったのなら、
いっそテニス部を辞めて空手部にでも入っちゃえばいいのに」
慎哉「おいおい、沢渡まで勘弁してくれよ。
光平が抜けたらテニス部の方はどうなるんだよ!」
光平は一方的に格闘技の魅力を熱く語るものの、
やはり優香のような女の子には今一理解できないらしい。
慎哉は"本気で光平が空手部に移籍するのでは?"と心配を口に出す。
こうして空手部の練習に顔を出すようになったのも、
数日前の超人機メタルダーとの思わぬ出会いと共闘以来、
光平自身にも何か思うところがあったらしい。
そうして自転車で道なりに進んでいると、
一台のパトカーが待ち構えていた。
1410
優香「あれっ、チャックさんに美姫さん?」
光平「どうしたんですか?」
チャック「どうしたんですか…じゃない!!」
光平たちとも知り合いである、
メガロシティ署の刑事のチャック・スェーガーと桂美姫だ。
だがチャックも美姫も二人とも、いつもとは違って
鬼気迫るような形相をしている。
美姫「あなたたちに一つ確認しておきたいことがあるの!」
チャック「お前ら、最近、東条寺理乃の身辺を探っているそうだな?」
チャックの突然の追及に、たちまち光平たちは青ざめる。
光平「……Σ(゚Д゚;)ギクッ!!」
慎哉「な、なんのことかなぁ…(;゙゚'ω゚'):」
チャック「とぼけるな!」
美姫「その顔を見ると、やっぱり図星ね…」
美姫は呆れるような顔をする。
チャック「俺たちが何も知らないと思ったら大間違いだぞ!
どういうつもりかは知らんが、探偵ごっこもたいがいにしろ!」
優香「待ってください、チャックさん!美姫さん!
これにはいろいろと訳が……」
チャック「訳…?」
光平「――優香ッ!」
優香「あっ…!」
光平が何かを言おうとした優香を制止し、
彼女もハッとなって口に出すのを思い留まる。
光平たちとチャックや美姫とは親しい付き合いの間柄ではあるが、
詳しい事情まで話せば、シグフェルの正体に触れない訳にはいかなくなる。
チャック「いいか! どういう訳があるのかは知らんが、
東条寺理乃は殺人事件の容疑者なんだぞ。お前たち高校生が
関わっていい相手じゃない」
美姫「もし迂闊に凶悪犯に関わって、危険な目にでも
遭ったらどうするの!」
光平「すみません。チャックさん、それに美姫さん。
以後気をつけます」
チャック「後の事は俺たち警察に任せてくれると
約束してくれるな?」
光平「はい」
美姫「わかったわ。光平君、あなたの言葉を信じましょう。
慎哉君、優香ちゃん、あなたたちもよ!」
慎哉「は…はい!」
優香「わかりました」
チャック「よしっ! それなら今日は寄り道せずに
まっすぐ家に帰るんだ!」
チャックと美姫は、光平たちにキツく忠告だけして、
今日のところはパトカーに戻り去って行った。
優香「チャックさんも美姫さんも私たちの事を
心配してくれているのはわかるんだけど…」
慎哉「これ以上、東条寺理乃について調べられないとなると、
どうする光平?」
光平「………」
1411
一方、その頃……。
東京都内・某民間道場***
師範代「や、やられたあ~~!!!」
大石「フン、ふがいない。どうやらここにも
シグフェルの正体に該当しそうな格闘家は
誰もいないようだな…」
中国拳法・拳竜会の最高師範である大石秀人。
恐るべき殺人拳法の使い手であり、その正体は何を隠そう、
あのドグマ超A級怪人ギョストマである。
大石の周囲には、無残にも敗れ去った門下生たちが、
まるで屍のように何人も横に倒れ重なっている。
大石「では、この看板は頂いていくぞ!
文句はないな?」
道場の看板を奪い取った大石は、意気揚々と引き揚げていく。
外では、背広姿のキャプテン・ゴメスが一部始終を見ながら待っていた。
ゴメス「見事だな。さすがはドグマ拳法最高の使い手と呼ばれる
だけのことはある。…で、シグフェルらしき武術の使い手は
見つかったかね?」
大石「ダメだ。どいつもこいつも弱すぎる。てんで話にならん!」
ゴメス「だがおかげで数は順調に絞り込めている。
スマートブレインもシグフェル捕獲作戦には全面協力の方針だ」
大石「それはありがたい。それで、次はどこだ?」
ドグマファイター「ハッ、次はこの場所です!」
待機していた戦闘員ドグマファイターから
次の目的地が記された地図を見せられた大石は一言だけ呟く。
大石「海防大学付属高等学校、空手部か…」
1412
○玄海老師→奈良県境の峠道で、天童菊之丞配下の密偵の尾行をやり過ごす。
○沖一也→牧村光平と出会い、彼に空手の稽古をつける。
○チャック・スェーガー→もう東条寺理乃には関わらないよう、牧村光平たちにキツく忠告する。
○桂美姫→もう東条寺理乃には関わらないよう、牧村光平たちにキツく忠告する。
●凱聖クールギン→ドグマ王国からのゾルベゲール博士の身柄引き渡し要求を拒絶。
●メガール将軍→ネロス帝国にゾルベゲール博士の身柄引き渡しを要求するが拒絶される。
ギョストマにシグフェル捜索を命じる。
●ドグマ親衛隊→ゴーストバンクから帰ってきたメガール将軍を叱責。
●大石秀人/ギョストマ→シグフェルの正体を掴むため、都内各所で道場破りを行う。
○牧村光平→空手部の助っ人部員として稽古に参加。沖一也と出会う。
○朝倉慎哉→牧村光平と沖一也の手合わせに立ち会う。
○沢渡優香→牧村光平と沖一也の手合わせに立ち会う。
【今回の新規登場】
○玄海老師(仮面ライダースーパー1)
沖一也の拳法の師である禅僧であり、中国拳法・赤心少林拳の総帥。
老年だがその拳法の腕は凄まじく、素手でドグマ怪人ストロングベアを倒している。
一也に「梅花の型」「真剣白刃取り」等の極意を伝授。ドグマ王国との最終決戦で
カイザーグロウと戦い命を落とすが、見破ったその弱点を一也に伝えた。
●ドグマ親衛隊(仮面ライダースーパー1)
ドグマ王国の帝王テラーマクロ直属の部下であり、メガール将軍よりやや上位の地位にある。
メガール将軍との関係は不仲。剣や槍などを使ってスーパー1と交戦する事もある。
複数体存在するが、便宜上個人として記載する。
●大石秀人=ライギョン=ドグマ超A級怪人ギョストマ(仮面ライダースーパー1)
中国拳法・拳龍会の最高師範。その正体はドグマの殺人拳法の使い手。
犯罪者や街のならず者に私刑(リンチ)を加えて民衆の支持を獲得し、
ドグマ
秘密警察を設立するために暗躍する。ライギョンはスーパー1の
SR旋風キックを受けて呆気なく倒されるが、ギョストマはそのライギョンの腹を
食い破って出て来て生まれ変わった姿。目からギョストマ幻魔光線を放ち、
敵の手足を麻痺させ、思考能力を低下させる。
最終更新:2020年11月26日 10:32