『包帯男のシグフェルリポート』-3
作者・ホウタイ怪人
1662
京南大学付属病院・病室***
嵐「アイタタタッ…!!!! もっと優しく巻いてくれよ!」
ナース長「大の男がグダグダ言わない!」
眼鏡をかけたキツい目つきの中年女性であるナース長が、
ベットの上の毒島嵐の患部に遠慮なしに
ぐいぐいっと締めつけるように包帯を巻いている。
嵐「愛ちゃんはどうした?」
ナース長「魚住さんなら今、伝通院先生のお供で
静岡の学会に出張中です!」
嵐「チェッ…当てが外れたぜ」
ナース長「何か言いましたか?」
嵐「いえ別に…」
コルベット隊の攻撃から思わずシグフェルを庇って怪我を負った毒島嵐は、
剣持の計らいで京南大学付属病院に入院し、ほとぼりが冷めるまで
退屈な入院生活を過ごしていた。
勇介「よっ! 嵐、元気そうだな?」
嵐「お前ら…?」
天宮勇介、大原丈、岬めぐみの3人が、彼の病室に見舞いに訪れた。
嵐「ふんッ。俺のこの無様な姿を見て笑いに来やがったか…!」
めぐみ「なにその言い方! せっかくお見舞いに来てあげたのに!」
丈「お前そんな態度取ってると、そのうち友達なくすぞ(呆」
嵐「大きなお世話だ!」
勇介「嵐、今日は君にお願いがあって来たんだ」
嵐「…どうした急に改まって?」
勇介「実はな――」
勇介の話によると、嵐=アシュラがシグフェルを庇った際、
その場に居合わせたという謎の少年のモンタージュ写真と似顔絵の
作成に協力してほしいとのことだった。
嵐「まあお前らがどうしてもっていうんなら
引き受けてやらねえ事もねえ。ただし謝礼はきちんと出るんだろうな?
無償ボランティアはゴメンだぜ!」
丈「こいつぅ……!##」
勇介「ギャラについては直接向こうに着いてから相談してくれ」
1663
都内の某廃病院地下***
J「おのれブルースワット!!」
今はGショッカーの
巨獣軍に名を連ねるスペースマフィアの元地球攻撃指揮官
ジスプことムッシュJは怒りに震えていた。
生前に一度はクーデターに成功してスペースマフィアの支配者となった彼だが、
ブルースワットとの戦いで戦死し黄泉がえった後は、組織の実権は再びマドモアゼルQこと
クイーンの手に握られていた。クイーンに疎まれたジスプは
闇女王同盟の根回しによって
閑職へと追いやられ、今は構成員のための食糧調達班責任者という明らかに左遷先という
地味な立場に回されていたのだ。
その食糧確保作戦も、
ブレイバーズに加わったブルースワットの妨害が続き
成果もままならず、ジスプの苛立ちは日々募るばかりなのであった。
黒いコートの男「申し訳ございません!」
白いコートの男「この次こそは必ず!」
J「ええい!もうよい! お前たちもとんだ貧乏くじを引かされたな。
クイーンの側につくなら今のうちだぞ」
黒いコートの男「それはあまりなお言葉!」
白いコートの男「我々は最後までジスプ様について行きます!」
J「フン!」
黒いコートの男「どちらへ!?」
白いコートの男「お待ちくださいジスプ様!」
腹心である黒いコートの男(ゾドー)と白いコートの男(リーガ)に対しても
このように八つ当たりをする始末である。
J「俺は決してこのような場所で終わる男ではない!
必ずキングの座に返り咲き、次期創世王となって
Gショッカーの頂点に立って見せるぞ!
クイーンめ、今に…今に見ているがいい!!」
警視庁メガロシティ官舎7階・703号室 沢渡家***
奈津子「優香、ちょっと来てくれる?」
優香「は~い!」
沢渡優香は、警視庁科学捜査研究所のメガロシティ署分室で主任を務めている母・奈津子と
ここメガロシティにある警察職員の官舎で二人で暮らしている。
台所に呼ばれた優香は、奈津子からタッパーに詰められた煮物を渡された。
奈津子「ちょっと今夜の夕飯に食べるつもりだった煮物を作り過ぎちゃったのよねえ。
捨てるのも勿体ないから、慎哉くん家まで持って行ってあげてくれない?」
優香「えー? でも朝倉くん家は豊洲だよ。わざわざそんな遠くまで行かなくても、
お隣の鈴木さんにでもお裾分けしてくればいいじゃない」
奈津子「アンタ、最近光平くんと上手くいってないんでしょ?」
優香「そ、そんなことは……」
奈津子「アンタと何年親子やってると思ってるの?
これでも母親ですもの。そんなのアンタの顔見ればすぐに分かるわよ。
せっかく仲直りの機会を作ってあげようって言ってんだから、
さっさと行って来なさい」
優香「お母さん……」
優香は素直に言いだせないものの、母の気遣いに感謝して、
リュックにタッパーを入れて自宅から出かけるのであった。
1664
豊洲地区・新興住宅街***
ちびうさ「ちょっとうさぎ~! いったいここどこよ?
目的地はまだぁ~!?(怒」
うさぎ「わ、わかりましぇ~ん…(汗」
一方、こちらは月野うさぎとちびうさの二人である。
ある日、田舎の親戚から大量のみかんが届けられ、
処分に困った月野家では知り合いにお裾分けして
回る事になったのだが、亜美やレイたちのところに配っても
まだ裁ききれずに大量に余っており、どうしたものかと悩んでいると、
うさぎはふと最近知り合ったばかりの沢渡優香の事を思い出したのだった。
以前に聞いておいた連絡先を頼りに、デパートの紙袋一杯にみかんを詰め込んで
ちびうさも連れて、いざメガロシティに向かったまではよかったのだが、
うさぎの勘違いで一つ前の豊洲の駅で降りてしまい、完全に道に迷ったのだったww
うさぎ「みかんの紙袋が重いよォ~! 手も足も疲れて痛い~!
もう動けない~!(泣」
ちびうさ「……(泣きたいのはこっちだっつーの!)」
うさぎがもう意地でも動かないと言い張って、
情けなく泣きじゃくりながら道端に座り込んでいると……。
優香「あれ、うさぎちゃん……?」
うさぎ「ああーっ! 優香さああ~~ん!!!」
偶然出会った沢渡優香の姿に、これぞ天の助けとばかりに
うさぎは優香に飛びついて抱きつく。
うさぎ「優香さあ~ん! 会いたかったよぉ~!」。゜゜(´□`。)°゜。ワーン!!
優香「…え?…えっ!?(汗」
ちびうさ「さっきまで少しも動けないとか言ってたくせに…(呆」
◇ ◇ ◇
優香「そう、ウチに来るところだったんだ」
ちびうさ「そしたらこのうさぎのドジのせいで、
全然違う街に降りちゃうんだもん!」
うさぎ「め、面目ありません…(汗」
一緒に歩きながら、ふと優香はちびうさの方に目をやる。
優香「ところでうさぎちゃん、このコは?」
うさぎ「ああコイツはね、ウチの親戚の子でちびうさ!」
ちびうさ「はじめまして♪ どーもウチのドジなうさぎが
いつもご迷惑を掛けております」<(_ _)>
うさぎ「ちょっとー! 何度もドジって言わないでよ!」
ちびうさ「だってホントの事じゃない!
おマヌケなバカうさぎのくせにー!」σ(゚┰~ )アッカンベー
うさぎ「言ったわねええ!!(怒」
目の前で繰り広げられるうさぎとちびうさの"どつき漫才"を見た優香は、
つい微笑ましく感じられてクスクスッと笑ってしまう。
優香「まるで二人とも母娘みたい」
うさぎ「えっ…!?」Σ( ̄ロ ̄lll)
ちびうさ「えっ…!?」Σ( ̄ロ ̄lll)
優香の言葉に一瞬固まるうさぎとちびうさ。それもそのはず。
二人の関係は、紛うことなき本物の母娘なのである。
優香「…? ごめんなさい。もしかして私、今何かいけないことを言った?」
うさぎ「いえいえいえ!! 全然そんなことないよ!(汗」
優香「ならいいんだけど……。――あ、ほら、着いたわよ。
ここが光平くんが住んでいる家」
うさぎ「へぇ~ここが……」
1665
朝倉家・玄関前***
くらのすけ「ワンワンワンワンワン!!!!!!!」
うさぎ「きゃああーっ!!」)ガクガクブルブル
ちびうさ「ひいいいっっ!!」)ガクガクブルブル
玄関の門を通過した途端、いきなり犬小屋に繋がれていた
シベリアンハスキーに吠えられ、ビビリまくるうさぎとちびうさ。
互いに抱きついて震えているww
優香「大丈夫だよ。さあくらのすけ、こっちへおいで」
くらのすけ「クゥ~ン! クゥ~ン!」
優香が優しく手を差し伸べて撫でると、
くらのすけと呼ばれたシベリアンハスキーは途端に大人しくなり、
彼女に懐き始めた。
うさぎ「優香さん、すご~い!」
優香「そんなことないよ。きっと初めてうさぎちゃんたちを見たから、
くらのすけも驚いただけなんじゃないかな?」
ちびうさ「ふ~ん…この犬、くらのすけって名前なんだぁ…」
優香「そうよ。どうか仲良くしてあげてね」
うさぎとちびうさに敵意がない事を理解したのか、
くらのすけもちびうさを舌でなめてスキンシップをはかってきた。
ちびうさ「きゃはは!! くすぐったい♪」
くらのすけ「キャンキャン!!」
そうしていると、くらのすけの鳴き声に気づいたのか、
玄関のドアが開いて中から朝倉慎哉が様子を見に出て来た。
慎哉「あ、沢渡…」
優香「朝倉くん…」
◇ ◇ ◇
うさぎ「いやーどうも♪ いきなり押しかけて来た上に
家の中にまで上がらせてもらってすみません」
慎哉「た、大したおもてなしも出来ませんが……(汗」
慎哉は予想外の来客に戸惑いつつも、
とりあえず優香とうさぎ、ちびうさの3人にお茶代わりにジュースを出す。
ちなみに慎哉は月野うさぎとは、この時が初対面である。
光平「助かったよ優香、それに月野さんも。
男所帯で暮らしてると結構日々の栄養も偏ってさ」
うさぎ「どーいたしまして」
ちびうさ「ところで光平さんは、あちらの慎哉さんと
一緒に暮らしてるんですか?」
光平「うん、そうだよ。いろいろと込み入った事情があってね」
ちびうさ「………」
1666
光平の話を聞いて、一瞬ちびうさの脳裏には、
「美少年二人が一つ屋根の下で過ごすBL(ボーイズラブ)」という
まだ小学生には早すぎる妄想が思い浮かんだり浮かばなかったり……。
うさぎ「ちょっとぉーちびうさ! 今アンタ頭の中で変な妄想したでしょ!?」
ちびうさ「…し、してないわよ(///)」
うさぎ「光平くんにはね、優香さんっていう立派なガールフレンドがいるんだからね!」
ちびうさ「そ、そんなことわかってるったら…(汗」
そんな会話を交わすうさぎとちびうさの二人を、じっと不安げに見つめている優香。
優香「………(つい成り行きで一緒に連れて来ちゃったけど、
本当は何が目的で来たのかしら? もしかしてシグフェルの正体を
探ろうとして光平くんに近づいた??)」
月野うさぎがセーラームーンである事を、この前偶然にも知ってしまった優香は、
どうしても疑心暗鬼を拭い去れないでいた。
うさぎ「それじゃあそろそろお暇します」
光平「またいつでも来てくれよ。そのうち月野さんの彼氏の事についても
聞かせてほしいな」
うさぎ「もうっ! 光平くんったら!(///)」
ちびうさ「どーもお邪魔しました」
優香「じゃあ光平くん、私も帰るから」
光平「ああ、おばさんによろしくなっ」
こうして朝倉家を後にする優香、うさぎ、ちびうさの3人。
うさぎ「あたし、正直優香さんがうらやましいな」
優香「えっ…?」
うさぎ「あたしの彼氏ね、まもちゃんって言うんだけど、
今は大事な用事があって離れて暮らしてるの。
でも優香さんはいつも近くに光平くんがいるんだから」
優香「うさぎちゃん…」
うさぎ「光平くんと何があったかは知らないけど、
ちゃんと仲良くしなきゃダメだよ♪」
タダの明るい娘だと思っていた月野うさぎも、
優香の様子を見て大体の事情は察していたようだ。
こんな裏表のない優しい心の持ち主が、策術を用いて
何らかの別の意図を持って光平に近づくなどありえない。
自分は何を勝手に疑心暗鬼に陥っていたのだろうと
心の中で悔いる優香であった。
うさぎ「じゃあ優香さん、わたしたちはここで」
ちびうさ「バイバ~イ!」
優香「うん、また今度ね♪」
この日はこうして優香とうさぎ&ちびうさは別れたのであったが……。
1667
優香と帰り際で別れてから数分後の出来事である…。
うさぎ「ハックション!!」
突然、鼻に何か引っ掛かったような感触に襲われた
うさぎが盛大にくしゃみをした。
ちびうさ「どーしたの?うさぎ。風邪?」
うさぎ「あれっ、これ何だろ?」
うさぎの鼻や髪の毛の一部に、
幾つか羽毛のようなものが付着していたのだった。
よくよく調べてみると、それはちびうさも同様であったのだ。
ちびうさ「アレレ…いつの間に…??」
うさぎ「………」
うさぎがその羽毛の一片を手にとってじーっと見つめていると、
突然その羽毛は異常な高音を発して燃え、一瞬で蒸発してしまった。
この前にコルベット准将の部隊の攻撃から逃れて帰って来た時に
変身解除の瞬間に舞い散ったシグフェルの羽の数片がリビングにも紛れ込み、
朝倉家を来訪した時にうさぎとちびうさにもくっついたのだ。
うさぎ「あちちちち!!!」
ちびうさ「な、なんなのこれ!?」
日本海溝・ブレイバーベース***
不審に思ったうさぎとちびうさの手によって、
直ちに残った羽毛全てはブレイバーベース科学スタッフの
鑑識に回された。そして数日後……。
ギルモア「分析の結果、とんでもないことが分かったんじゃ」
ギルモア博士の話によると、おそらく朝倉家を訪問した際に
付着したと思われるこの羽毛のような物は、地球上に存在する
どの鳥類にも該当する物はないという。
うさぎ「つまりそれって……あの日光平くん家では、
夕御飯に宇宙から通販で取り寄せた焼き鳥を食べてたのよ!」
うさぎのボケに盛大にズッコける周囲一同。
レイ「そんなわけないでしょーが!!(汗」
まこと「ズバリ! 光平くんの正体はシグフェル!!」
うさぎ「ははは…そんなまっさかあ~!!」
1668
豊洲地区住宅街・朝倉家近く***
うさぎ「………」
シグフェルの正体は牧村光平――
ブレイバーズ司令部の出した推論を
一度は笑い飛ばして相手にしなかった月野うさぎではあったが、
やはり内心は心配らしく、つい朝倉家の様子を見に来てしまった。
ルナ「うさぎちゃん、気持ちは分かるけど…」
うさぎ「でもでも…あたしにはどうしても信じられない。
あの光平くんがシグフェルだなんて!」
そこへいつもの軍服とは違うスーツ姿の剣持保が現れた。
剣持「やあうさぎ君じゃないか。こんなところで奇遇だな」
うさぎ「剣持さん…」
剣持はそっとさりげなくうさぎに接近し、
周囲に聞こえないように小声で囁く。
剣持「つけられているぞ…!」
うさぎ「――!?」
剣持「振り向くな!」
うさぎ「………」
剣持「なぜまたここへ来た? 不用意すぎるぞ。
我々
ブレイバーズの関係者には、常にコルベット准将の
息のかかった連中の尾行がついている事を忘れるな」
うさぎ「ごめんなさい……」
何事もなかったかのように装い、剣持とうさぎとルナは
いったんその場から離れるのであった。しかし……。
下田・地球連邦軍第13格納庫***
部下「これが剣持と月野うさぎが監視していた住宅です」
コルベット「ほほぅ~これはこれは!」
牧村光平の暮らす朝倉家の外観がバッチリと収められた
写真数枚を確認するコルベット准将。
コルベット「直ちにこの住居に住んでいる住人の素性を確認しろ。
ブレイバーズに先を越されるなよ」
部下「畏まりました」
いよいよ目的の獲物が近くなってきた事を確信するコルベット准将。
もうすでにシグフェルを捕えた気になり、笑いを堪える事が出来ない。
コルベット「待っていろシグフェル、もうお前はワシからは逃れられん。
フハハハハハハハ!!!!!!!!!!」
1669
○天宮勇介→入院中の毒島嵐を見舞う。
○大原丈→入院中の毒島嵐を見舞う。
○岬めぐみ→入院中の毒島嵐を見舞う。
○毒島嵐→天宮勇介から、シグフェルと一緒にいた謎の少年(朝倉慎哉)の似顔絵作成への協力を依頼される。
○月野うさぎ→沢渡家を訪ねようとして豊洲で道に迷う。その後成り行きで沢渡優香と一緒に朝倉家を訪問。
○ちびうさ→沢渡家を訪ねようとして豊洲で道に迷う。その後成り行きで沢渡優香と一緒に朝倉家を訪問。
○ルナ→牧村光平の事が心配になり朝倉家の様子を見に来た月野うさぎに付き添う。
○火野レイ→朝倉家で月野うさぎとちびうさに付着した未知の羽毛から、シグフェルの正体は牧村光平との推論に至る。
○木野まこと→朝倉家で月野うさぎとちびうさに付着した未知の羽毛から、シグフェルの正体は牧村光平との推論に至る。
○アイザック・ギルモア→朝倉家で月野うさぎとちびうさに付着した未知の羽毛を分析。シグフェルの正体は牧村光平との推論に至る。
○剣持保→心配で朝倉家の様子を見に来た月野うさぎを注意して、一緒に現場から去る。
●ムッシュJ→バルボレラフーズの貯蔵確保作戦がうまく行かず、焦っている。
●ゾドー →ムッシュJ(ジスプ)に従っている。
●リーガ→ムッシュJ(ジスプ)に従っている。
●コルベット准将→月野うさぎに尾行を付け、ついに朝倉家を嗅ぎつける。
○牧村光平→沢渡優香に連れられて朝倉家にやって来た、月野うさぎやちびうさと会う。
○朝倉慎哉→沢渡優香に連れられて朝倉家にやって来た、月野うさぎやちびうさと会う。
○沢渡優香→偶然の成り行きで月野うさぎとちびうさを朝倉家に案内する。
○沢渡奈津子→娘の優香に、作り過ぎた煮物を朝倉家まで届けるように言う。
○くらのすけ→初めて見る月野うさぎとちびうさに対して激しく吠えたてる。
【今回の新規登場】
●ムッシュJ=ジスプ(ブルースワット)
スペースマフィアの地球遠征軍司令官。当初はザジにインヴェードして破壊活動を行っていたが、
後に彼をブルースワットに奪還されてからは別の人間にインヴェードして「ムッシュj」を名乗った
(ムッシュJの素体となった男性の素性と本名は、最後まで明らかにされなかった)。
一度ブルースワットに敗れた後、改造手術によってパワーアップし怪物のような姿となり、
それを期にクイーンに対する野心を抱き始めることとなる。終盤ではクーデターを起こし、
自ら「キングジスプ」を名乗りエイリアンの頂点に立ったが、最終的にはブルースワットの猛攻を受けて戦死した。
彼が支配者の立場に異常にこだわるのは、故郷の星で彼が支配され、搾取される身分だったことに一因があるらしい。
●ゾドー(ブルースワット)
ジスプ直属の部下である幹部エイリアン。巨大な水晶の剣を武器とする。
インヴェードした人間は黒いコートを着た大男。
●リーガ(ブルースワット)
ジスプ直属の部下である幹部エイリアン。ムチを武器とする。インヴェード体は白いコート姿。
○沢渡奈津子(闘争の系統オリジナル)
沢渡優香の母。警視庁科学捜査研究所・メガロシティ署分室の主任。
メガロシティの警視庁官舎で娘と二人きりで暮らしている。実は隠れヒーローオタク。
○くらのすけ(闘争の系統オリジナル)
朝倉慎哉が飼っている愛犬。犬種はシベリアン・ハスキー。性別はオス。
最終更新:2020年12月03日 08:23