本編1157~1159

『赤い星の戦い』-2

作者・ユガミ博士
1157

ゲロイヤー「くっ、こうなれば残っている戦力を投入せよ!」
ダンゲル将軍「ゲロイヤーだけに任せておけん。俺も出撃する!」

現れた増援を前に、ゲロイヤー達は激しく狼狽える。ゲロイヤーの指示の元
残っている戦闘ロボやマグマ獣、鎧獣士等の戦力が投入される。
戦艦で控えていたダンゲル将軍もマグマ獣・マグナムに乗って出撃した。

タケル「・・・ギシン星の戦闘機はいないのか」
ケンジ「油断はするな、タケル。まずは、この戦況をどうにかするのが先だ!」

ゴッドマーズで出撃したタケルだが、この戦いにギシン星の戦力がいない事に
疑問を抱くが、ケンジから今起きている戦いに集中するように言われる。

ガイ「おお~、まさかダイモスだけじゃなくブライガーやサスライガー、
   レジェンドラの勇者ロボにも会えるなんて、ラッキーだぜ!」
リョーコ「燥ぐんじゃねえ、山田!撃墜するぞ!」
ガイ「おい、俺の名はダイゴウジ・ガイだって言ってんだろ!魂の名で呼べ!」
ルリ「皆さん、お喋りはそこまでにして下さい。ナデシコは基地上空に固定。
   出撃した皆さんは、敵の撃墜をお願いします」
サブロウタ「了~解。それじゃあ、狙い撃つとしますか!」

ガイとリョーコの口喧嘩を止めたルリの指示により、サブロウタ達は
基地を守るべく、攻撃を始める。

闘志也「ゴッドストリング!!」
ガルムス「グワァァー!」
マリン「ショルダーキャノン!」
デスラー「グゥゥ-」

闘志也の乗るゴッドシグマはゴッドストリングで、マグマ獣ガルムスを倒し
マリンの乗るバルディオスで鎧獣士デスラーをショルダーキャノンで撃ち落とす。

キッド「あっち(ナデシコ達)も、やるねぇ~」
アイザック「我々は、敵の戦艦を落とす!諸君、行くぞ!」
ブルース「了解した!」
タクヤ「よ~し、悪者退治頼むぜ!」
スカイゴルドラン「了解した、主!」

アイザックの号令の下、ブライガー、サスライガー、スカイゴルドラン達
レジェンドラの勇者達はゲロイヤーの乗る戦艦やド・ベルガンの乗る旗艦
スカルークに向かって、攻撃を始める。

ダンゲル将軍「戦艦を撃ち落とさせはせんぞ!」
一矢「待て、俺が相手だ!ダブルブリザード!」

ブライガー達の前に立ちはだかるダンゲル将軍のマグナムだったが、
一矢のダイモスが前に立ち、ダブルブリザードをぶつける。

一矢「必殺烈風ダイモキック!」
ダンゲル将軍「何だとぉ!」

そしてダイモスの飛び蹴りを浴びせる『必殺烈風ダイモキック』が決まる。

タクヤ「今の内だ、スカイゴルドラン!」
カズキ「ゴッドシルバリオン!」
ダイ「レオンカイザー!」
スカイゴルドラン「応、超電磁ストーム!」
ゴッドシルバリオン「ツインビーム!」
レオンカイザー「ナギナタソード!」

アドベンジャーからタクヤ、カズキ、ダイはそれぞれスカイゴルドラン、
ゴッドシルバリオン、レオンカイザーに命令して戦艦とスカルークへと攻撃する。
その後方からはブライガーとサスライガーが支援攻撃を行った。

ド・ベルガン「いかん、スカルークは戦線を離脱する!」
ゲロイヤー「ま、待て我々も撤退だ!」

大ダメージを与えられたゲロイヤーやド・ベルガン達の
戦艦やスカルークが撤退する。

ハザード@通信『ゴステロ、最早この戦場に意味は無い。撤退しろ!」
ゴステロ「ちっ・・・今度こそ、てめぇを倒すぜ。げひゃひゃひゃ!」
エイジ「待て、ゴステロ!」

ハザードからの通信で、撤退するように言われたゴステロは捨て台詞を
吐いて、エイジのレイズナーの前から姿を消す。そして、残っていた
戦闘ロボ達も破壊され、雇われていたAT乗りも戦況が悪くなった為、
独自に逃げ出した。

1158

クリュス基地・司令室***


エリカ「無事で何よりです。一矢...」

戦闘が終わり、司令室で様子を見ていたエリカは一矢が
無事な事に、安堵する。

北辰「・・・安堵したのであれば、我らと共に来てもらおう」
エリカ「―!」
マルガレーテ「な、何者です。あなた達は!?」

突然、司令室に現れたのは北辰と部下である北辰衆だった。
北辰衆の登場により、司令室にいた人間の間に動揺が走り、
エリカの侍女であるマルガレーテはエリカを守るように前に立ち
北辰達を問い詰める。

フォウ「危ないッ!」
ビルギット「こいつら、どこから入ったんだ!」

司令室に戻ってきたフォウとビルギットはエリカを守る為
携帯している銃を北辰達に向ける。

北辰衆A「ふん!」
北辰衆B「てりゃ!」
フォウ「きゃ!」
ビルギット「うわぁ!」

北辰衆2名が瞬時に、フォウとビルギットの前に現れると体術で2人を
あっという間に無力化する。同じように他の北辰衆達も他の司令室の
人間を襲って無力化した。

北辰「では、改めて我らと共に来てもらおう」
エリカ「・・・分かりました!」
マルガレーテ「おひいさま!」
北辰「・・・素直でよろしい」

エリカはこれ以上の被害を出さない為にも、北辰に従い
エリカ達は北辰に連れてかれるのであった。


そして連絡を受けて、一矢達は基地へと戻ったが時は既に遅く
エリカ達は連れ去られた後だった。

一矢「くそぉ、俺がもっと早く戻れば!」
フォウ「私達がついていたのに...」
ビルギット「本当に申し訳ない!」

エリカが連れ去られた事にショックを受ける一矢。フォウやビルギットも
不甲斐無い自分に申し訳なく、謝る。

ルリ「北辰がいたという事は・・・やはり、この火星に『火星の後継者』は
   いるようですね」
アイザック「我々、J9も独自にエリカ代表の行方を探そう」
ブルース「うむ、我々JJ9も同じだ」
一矢「・・・ありがとう。(待っていろ、エリカ。俺がかならず助け出す)」

元々、『火星の後継者』を追って火星へとやって来たルリはその真偽が
本物だという事が分かり、アイザックやブルースはそれぞれ独自に
『火星の後継者』を探す事を決める。一矢もその申し出に喜び、エリカを
助け出す事を強く決意するのであった。

ダイ「・・・僕達はどうしよう?僕らもエリカさんを探すのを手伝った方が
   いいかな?」
ルリ「いえ、ここは私達に任せて下さい。貴方達も宇宙を旅していたので、
   そろそろ家に帰った方がいいでしょう」
キラケン「そういや、地球じゃあ、ブレイバーズに加入した子供達のキャンプが
 あったのう」
雷太「ああ、確か怪獣が出て、何日も閉じ込められたが無事に帰る事が
  出来たんだったなあ」

タクヤ達は自分達も火星に残り、エリカを探すのを手伝うべきか聞くと
ルリから、ここは自分達だけで良いと言う。そして、キラケンと雷太は
地球ではブレイバーズに参加した子供達によるキャンプが行われ、
怪獣が出たが、無事脱出した事を話す。

タクヤ「何ぃ~、そんな面白イベントが起きていたのか!
   こうしちゃいられねえ。戻るぞ、カズキ、ダイ!」
カズキ「タ、タクヤ!」
ダイ「待ってよ、タクヤ君!」

ブレイバーズの話を聞いて、タクヤはこうしてはいられないと
カズキやダイを引き連れて、アドベンジャーの下へと戻る。
そして残ったメンバーは、連れ去られたエリカやバーム星人に協力
している宇宙連合を探すべく行動を移すのであった。



1159

●ゲロイヤー→戦艦から指揮を執っていたが、撤退する。
●ダンゲル将軍→マグマ獣マグナムで出撃するが、ダイモスとの戦闘で撤退。
●ド・ベルガン→スカルークから指揮を執っていたが、撤退する。
○明神タケル→ギシン星の戦力がいない事に疑問を抱く。
○ホシノ・ルリ→ナデシコCから、戦闘を指揮する。
○ダイゴウジ・ガイ→エステバリスで出撃し、戦闘する。
○スバル・リョーコ→エステバリスで出撃し、戦闘する。
○タカスギ・サブロウタ→エステバリスで出撃し、戦闘する。
○壇闘志也→ゴッドシグマで出撃し、マグマ獣ガルムスを倒す。
○吉良謙作→タクヤ達に、ブレイバーズの事を話す。
○マリン・レイガン→バルディオスで出撃し、鎧獣士デスラーを倒す。
○北斗雷太→タクヤ達に、ブレイバーズの事を話す。
●マグマ獣ガルムス→ゴッドシグマに倒される。
●鎧獣士デスラー→バルディオスに倒される。
○アイザック・ゴドノフ→戦闘後、エリカを探す事に協力する。
○ブルース・カール・バーンスタイン→戦闘後、エリカを探す事に協力する。
○原島拓矢→レジェンドラの勇者達に攻撃の指示を出す。戦闘後、地球へと向かう。
○時村和樹→レジェンドラの勇者達に攻撃の指示を出す。戦闘後、地球へと向かう。
○須賀沼大→レジェンドラの勇者達に攻撃の指示を出す。戦闘後、地球へと向かう。
○ドラン=スカイゴルドラン→レジェンドラの勇者達と共に戦艦とスカルークに攻撃する。
○竜崎一矢→ダンゲル将軍のマグナムを倒す。
○エリカ→北辰に連れ去られる。
○マルガレーテ→エリカと共に連れ去られる。
○アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ→ゴステロと戦闘する。
●ゴステロ→エイジと戦闘していたが、ハザードからの通信で撤退する。
●ハザード・パシャ→ゴステロに撤退命令を出す。
○フォウ・ムラサメ→エリカを助けようとするが、北辰衆にやられる。
○ビルギット・ピリヨ→エリカを助けようとするが、北辰衆にやられる。
●北辰→北辰衆を引き連れて司令室を襲い、エリカを連れ去る。

【今回の新規登場】
○マルガレーテ(闘将ダイモス)
 エリカの侍女であるバーム星人の女性。リヒテルとエリカの乳母で
 あり、それぞれ「若」「おひいさま」と呼ぶ。

●マグマ獣ガルムス(超電磁ロボ コンバトラーV)
 ケント星で捕獲した宇宙生物を戦闘用に改造したマグマ獣。(原作は
 どれい獣)目の下に口がある上下反転したような顔が特徴。背中に
 トゲの付いた2つの外装を装備している。これを閉じて球状になって
 突撃する。

●鎧獣士デスラー(超電磁マシーン ボルテスⅤ)
 カブトムシの様な巡航形態から人型の戦闘形態に変身する鎧獣士。

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最終更新:2020年11月22日 14:18