『真時空伝説 戦士は神獣と共に』-2
作者・ティアラロイド
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旧ノスフェルティア領・北東地区 中規模都市ルセル***
魔物族ダークノイドの国ノスフェルティアの王都聖堂も
すでにヘブンズティア軍によって陥落して久しく、
異世界エターナリアの長きにわたる戦乱にも終止符が打たれたかに見えたが、
すでに氷河期の氷に飲まれ放棄されたはずのこの都市に、
続々とダークノイドの残党が集結し、秘密裏に築かれた地底要塞の中で
軍勢の再編成を終え始めている事など、ヘブンズティア側は知る由もなかった。
ザザ「感じるか、お前たちも……。
この僕の内なる力の高鳴りを」
中央の玉座に座る、王族の証たる服をまとい、
頭上には黒水晶による小さな角の冠を戴く、
外見は10歳ほどの少年。
ザザ「まもなく、僕の力はピークに達する!」
ノスフェルティアの最高権力者、プリンス・ザザ。
東京要塞都市での最終決戦において、
神城桃矢と機甲神獣たちの必死の活躍によって
倒れたと思われていたが、こうして密かに身を隠し、
傷を癒しながらパワーが回復する日を待っていたのである。
再び"大いなる反転"を試みる為に…!
なにもないはずの一点に赤紫色の布が閃いた。
…かと思うと、地面を滑る蛇のような動きでローブがはためき、
闇の影が凝り固まるようにして、長身の男の姿が現れた。
目深なフードのため、目の表情を窺い知ることはできないが、
にたにた笑いを浮かべる三日月形の唇がハッキリと見える。
ゲマ「ご機嫌麗しく、プリンス・ザザ…」
ザザ「ゲマか…。お前たち魔界同盟がもたらしてくれた
進化の秘法のおかげで、僕は再びパワーを取り戻す事が出来た」
ゲマ「お喜びいただけたのであれば、なにより…」
ゲマのフードの奥から、二つの瞳が煌々と黄色く光っている。
遥か昔に地獄の帝王エスタークが編みだしたといわれる
ある世界の魔族に伝わる秘法であり、人や動物、魔物などの生物を
従来の成長の過程を無視して進化させる力を持つ――進化の秘法。
遥か昔に天空の勇者と導かれし者達の妨害によって一度研究は葬られたが、
今度は魔界同盟によってノスフェルティアへとそれがもたらされ、
秘法の研究は異世界の地で再開されていたのだ。
ゲマ「ところで、兵たちの姿が見えないようですが?」
ザザ「伝説の戦士どもの首をあげた者には、
新生ノスフェルティアの一国を恩賞として与えると
言知したら、みんな喜び勇んで出ていきおったわ!」
ゲマ「ほぉ…」
ザザ「つくづくあさましい者だ。人間とは…。
しかし部下は上手に使わなくてはな。僕の力が頂点に達し、
恐れる者がなくなるまでは!」
ゲマ「御意」
ゲマはふと、その場に控えたまま留まっている一人の男がいた事に気づく。
顔立ちは線が細く、切れ長の瞳も氷のように冷たく、言い得ぬ威圧感を醸し出している。
ゲマ「貴方は出撃されないのですか? ドーラ・レム殿」
レム「………」
角を模した青水晶の冠は、選ばれし民族であるダークノイドの貴族の証。
ドーラ・レム――かつてはダー・レムと呼ばれていた。
味方をも平然と使い捨てにして勝利を得たかつての戦歴から
『シベールの氷の瞳』と呼ばれ恐れられるダークノイドの戦士である。
レム「…私が興味があるのは、神城桃矢の首のみ!」
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ヘブンズティア王国・王都外れの砦 戦闘機格納庫***
ミレイアの態度にしびれを切らした神城桃矢は、
こっそりと単身で宮殿を抜け出し、
警備の目を盗んで王都外れの砦の格納庫に忍び込んでいた。
一人乗りのビーグルに跨り、発進しようとしたが…。
グレイファス「どこへ行くんだ? 桃矢」
桃矢「――グレイファス!?」
いつの間にか桃矢の目の前には、
全身を銀色のふさふさとした毛に覆われた、
二足歩行の狼獣人グレイファスが立っていた。
それだけではない。鷹獣人ピークウッド、猿獣人ガリエル、
そして熊獣人テディアム、四人のアニマノイド戦士が
桃矢の行く手を塞ぐように、四方を完全に取り囲んでいる。
ガリエル「水臭いぜ大将! 俺たちに内緒で
行っちまおうとするなんて!」
桃矢「頼むガリエル! そしてみんなも!
見逃してくれ! 俺はザザを倒しに行かなきゃ
いけないんだ!」
テディアム「そしてまた一人で勝手に突っ走るのかよ?
煌が死んだ時みたいにな!」
桃矢「………」
テディアムの今の一言に、桃矢の表情は曇る。
ダークノイドとの決戦において、自分の先走りが原因で、
桃矢は戦友・金剛煌を失っていた…。
ピークウッド「テディアム、それはもう言わない約束です」
テディアム「フン…」
ピークウッドはテディアムを窘めるが、
当のテディアムはそっぽを向く。
戦死した金剛煌は、テディアムの相棒であったのだ。
ピークウッド「桃矢、焦る気持ちはわかります。
ですが今出たところで、ザザの居所はまだわかっていません。
王都を出て闇雲に探し回るつもりですか?」
桃矢「けどよ…。ミレイアはいつになったら俺を
真のガルキーバとして目覚めさせてくれるんだ?」
グレイファス「姫様にもきっと何かお考えがあるのだろう。
さあ、戻るぞ桃矢」
???「なるほどなあ。大体わかった」
グレイファス「――!!」
ピークウッド「――!!」
ガリエル「――!!」
テディアム「――!!」
桃矢「――誰だ!?」
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突然した声に驚く桃矢たち。
声のした方向を見ると、整備士風の若い男が
尊大な態度で近づいて来る。
テディアム「誰だてめえは? 基地の整備士にしちゃ
見ない顔だな…」
士「誰でもいい。おい、お前が神城桃矢か?」
桃矢「アンタは…??」
整備士の作業服を着て格納庫に潜り込んでいた男――門矢士の出現に、
もしやダークノイドの破壊工作員かと緊張が走るが…。
士「そして、そこにいるのが桃太郎のお供の犬と猿と雉か」
グレイファス「ハ…?」
ガリエル「な、なんなんだコイツ…」
ピークウッド「私は鷹です」
士の指摘に困惑気味のグレイファスたち。
ピークウッドだけが大真面目に反論している。
テディアム「いったい誰なんだてめえは!?」
士「…なんだ、熊までいるのか。
だったら金太郎はどこにいる?」
テディアム「なに訳のわからねえこと言ってやがる!!」
テディアムは激昂して殴りかかるが、
士はそれをひょいっと難なくかわしてしまう。
テディアムはますます頭に血が上ってしまう。
テディアム「こ、この野郎~!!」
士「落ち着け。俺はお前たちとやりあうつもりはない」
グレイファス「君はいったい何者だ?」
士「どうやらこの世界に来た今回の俺の役割は、
この神城桃矢を真のガルキーバとやらに目覚めさせる
手伝いをすることらしい」
桃矢「アンタはいったい……」
その時、敵襲来を告げる警報が鳴り響いた。
グレイファス「桃矢!」
桃矢「とりあえずコイツの事は今は後回しだ!
行くぞみんな!!」
桃矢は五角形の宝石エターナルストーンを額にかざし、
伝説に語られしラディアスの剣「大地」を手に持つ、
黄金の甲冑をまとった姿に変身し、グレイファスたちを引き連れ、
門矢士の前を勢いよく飛び出して行く。
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砦を襲っていたのは、怪奇傭兵と呼ばれる、
ダークノイドとアニマノイドの混血である種族の、
ノスフェルティア軍に雇われた傭兵たちの駆る
3体の巨大メカニックウェポン「バトルメック」だ。
蛇型の怪奇傭兵「プリンス・ザザ様は伝説の戦士を
討ち取った者には一国を与えると仰せになられたぞ!」
鼠型の怪奇傭兵「さあ出て来やがれ、伝説の戦士!!」
機銃掃射や体当たりなど、様々な攻撃をしかけてくるバトルメック。
砦の堅固な塀も崩壊寸前である。
グレイファス「敵の新型バトルメックか!」
ピークウッド「桃矢、私に力を!」
戦士桃矢「よーし!!」
桃矢は剣を空高く掲げると、そのパワーを浴びたピークウッドは
機甲神獣キバの姿へと巨大化する。
戦士桃矢「行くぞ!!」
桃矢の号令の下、獣戦士たちはそれぞれ別々の方向へと跳躍する。
ピークウッド・キバが空中からの攻撃で支援しつつ、
地上ではグレイファスのレーザー・ホイップ、ガリエルのレーザー・ホイール、
そしてテディアムの六尺棒が敵バトルメックを攻撃する。
桃矢も剣を振りおろし、剣先から光の刃を飛ばす。
猫型の怪奇傭兵「うわあああっ!!!」
その威力は強烈で、まずは一機のバトルメックが吹き飛ばされた。
戦士桃矢「よしっ、これであと残り2機だ!」
鼠型の怪奇傭兵「ちきしょう! なめやがって!!」
逆上した残りのバトルメック2体が多連装ミサイルランチャーを乱射する。
それがグレイファスたちの足元に炸裂した。
グレイファス「ぐわああッ!!」
戦士桃矢「――グレイファス!! ガリエル!! テディアム!!」
激しい地響きが鳴り渡る中、爆風で吹き飛ばされたグレイファスたちと桃矢は
なんとか懸命に態勢を立て直そうとするが――。
士「やっと真打ち登場のタイミングか…」
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士「随分と待たせてくれたな」
神城桃矢たちが苦戦する中に、威風堂々と現れた門矢士。
戦士桃矢「またアンタか!」
ガリエル「おい、アンタ! こんなところに出てきちゃ危ねえぞ!」
テディアム「引っこんでろ!!」
桃矢たちは、かなり抗議に近いような強い口調で
後方に下がるように言うが、士はそれを無視し、
変身ベルト"ディケイドライバー"を腰に装着する。
士「変身!!」
DECADE!!
士の変身した姿を見て、桃矢は驚愕する。
戦士桃矢「仮面…ライダー!?」
仮面ライダー、それは桃矢たちの住むアースサイド=地球の住人であれば、
ほとんどの人間が知っているであろう、人類の自由のために戦う仮面の戦士の名である。
それがなぜ、ここ異世界エターナリアの地にいるのか…?
蛇型の怪奇傭兵「なんだコイツは!? 見た事もないぞ…」
鼠型の怪奇傭兵「俺に任せろ!!」
予期せぬ新たな敵のいきなりの出現に動揺する怪奇傭兵たちだが、
バトルメックの一体は唸りを上げて大地を揺らし、
全身を震わせながらディケイドめがけて突っ込んでくる。
ディケイド「………」
ディケイドはファイナルアタックライドのカードを取り出し、
ディケイドライバーに投入して左右から押す。
FINAL ATTACK RIDE DECADE!!
標的との間に大きなカードのビジョンがずらりと並ぶ。
助走をつけずに真上に飛びあがると、カードもななめ一直線に並び、
カードに引かれるようにディケイドが標的にめがけ一直線に降下する。
そしてカードの中を通り過ぎながらエネルギーを蓄え、
バトルメックに蹴りを叩きこんだ。
鼠型の怪奇傭兵「ギャアアッ――!!!」
ディケイドは後ろに向かって跳び、着地する。
敵バトルメックは大爆発した。
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蛇型の怪奇傭兵「ちくしょう! いったいどうなってやがるんだ!?
勝ち目のない戦いはゴメンだぜ!」
生き残った最後のバトルメックは、一目散に逃げ出してしまった。
その様子の一部始終を、砦の無人の物見櫓から密かに窺っていた者たちがいる。
金剛煌と、仮面ライダーキックホッパー、仮面ライダーパンチホッパーの3人だ。
キックホッパー「おいっ、獲物は目の前だぞ。いつまで待たせる…!?」
戦士煌「待て。今はまだ早い…」
パンチホッパー「知るかっ…! 構わずに行こうぜ、兄貴」
キックホッパー「そうだな…相棒!」
戦士煌「おい待つんだ!!」
キックホッパーとパンチホッパーは、
煌の制止も聞かずに勝手に飛び出して行った。
ディケイド「……ん?」
敵を全て撃退したかと思いきや、
背後に新たな殺気を感じたディケイドは
何者かが着地した音がした方向に振り向く。
ディケイド「お前たちは…? どっかで見たような奴らだな」
キックホッパー「………」
パンチホッパー「………」
彼らは以前に「クウガの世界」で襲いかかって来た事のある、
それぞれ緑色と茶色の装甲をした、彷徨える闇の世界の住人の
ライダーたちだった。彼らは無言のまま拳を振るって
ディケイドに襲いかかってくる。
戦士桃矢「仮面ライダー同士で戦ってる…??」
テディアム「どうやら仲間割れみたいだな。
…フン、よくわからんがいい気味だぜ」
この時、テディアムが鼻で笑った事に反応した
キックホッパーが、いきなり矛先を変えて
弟分のパンチホッパー共々テディアムに襲いかかって来た。
テディアム「うわっ!? いきなり何しやがるッ!!」
キックホッパー「貴様ァァッ、今笑ったなああッッ!!!」
戦士桃矢「テディアム!?」
ディケイド「…お、おい!!」
鋭い異様な殺気を剥き出しにしてテディアム一人を集中して襲う
キックホッパーとパンチホッパー。
戦士煌「…チッ! 本来の標的が違うじゃないか!
勝手に誰を狙っているんだ!」
自分の指示を無視して勝手に暴れている
キックホッパーたちに静かに憤る煌は、
桃矢とテディアムの姿に視線を送る。
戦士煌「桃矢くん…。テディアム…」
煌は魔神の斧を握る手に力を込めた刹那、
勢いよく振り下ろして地上めがけて
かまいたちを放った。
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キックホッパー「ぐわああッ…!?」
パンチホッパー「うわああッ…!!」
強烈なつむじ風に身体の細部を切り刻まれて
吹っ飛ぶ2体の闇のライダー。
ピークウッド・キバ「あれは…!?」
機甲神獣形態のまま空中を旋回していたピークウッド・キバは、
ほんの一瞬だけだったが信じ難いものを見た。
今つむじ風を放ったのは、自分のよく知る人物だったのである。
しかし、その人物はもうこの世にはいない筈なのだ。
ピークウッド・キバ「………」
つむじ風が放たれたと思われる物見櫓を改めて見返してみても、
もうそこには誰もいなかった…。
きっと何かの見間違いだろうとすぐに思い直したピークウッド・キバは、
大きく翼をはばたかせながら、桃矢たちを守るようにゆっくりと着陸する。
ピークウッド・キバ「まだやりますか?」
牽制するピークウッド・キバからの問いかけに、
2体の闇のライダーは…。
パンチホッパー「兄貴、もういいや。行こうか…」
キックホッパー「ああ、新たな地獄へな…」
むくりっと起き上ったキックホッパーとパンチホッパーは、
何の前触れもなく発生したオーロラの壁の中へと
勝手に飛び込んで姿を消してしまった。
ディケイド「やれやれ、今度こそやっと終わったな」
ディケイドは変身を解除して門矢士の姿に戻る。
同じくピークウッドも勝利の咆哮の後、本来の等身大の姿へと戻った。
それを唖然とした表情で見つめたままの桃矢たち…。
そこへ光夏海と小野寺ユウスケがやって来た。
夏海「士く~ん!」
ユウスケ「士、無事だったか!」
士「ユウスケ、ナツミカン、いったい今までどこにいた!?」
夏海「そんなに怒らないでください。この人に捕まって
ずっと職務質問されていたんです!」
夏海の指差した先には、卵型の赤いボディをしたロボットが、
敬礼のポーズをして立っていた。
ロボコン「どうもはじめまして。わたくし、次元警察所属の
秘密捜査官でロボコンと申します!」
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旧ノスフェルティア領・北東地区 中規模都市ルセル***
レム「なに、妙な奴ら?」
蛇型の怪奇傭兵「何しろとんでもなく腕の立つ敵でして…」
ダークノイド側の秘密基地では、司令官ドーラ・レムが
唯一逃げ帰って来た怪奇傭兵から報告を受けていた。
レム「アースサイドで結成されたとかいう
例の
ブレイバーズとかいう組織が動いたか。
それとも……」
ゲマ「私の方で探ってみましょう。
お出でなさい、ジャミ! ゴンズ!」
ゲマの呼び出しに応じて現れたのは、
白い体と赤いたてがみを持つ馬のような魔物と、
剣と鎧で武装した獣人型のモンスターだった。
名前はそれぞれジャミとゴンズ。
ゲマ腹心の配下である上級魔族だ。
ジャミ「お呼びでございますか、ゲマ様」
ゲマ「新たにヘブンズティアに現れたという
正体不明の邪魔者の様子を調べて来てください。
もし可能であれば始末してきて構いません」
ゴンズ「承知いたしました。お任せを」
その様子を遥か高みの天井の片隅で激しく動きまわりながら、
こっそりと伺っている白い点…いや、白い体色の小さなコウモリが一匹。
キバーラ「あらら~大変! 早くみんなに知らせなくちゃ♪」
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○神城桃矢→ディケイドの協力を得て、砦を襲撃して来たダークノイドを撃退。
○金剛煌→勝手な行動に走った地獄兄弟を制裁。間接的に神城桃矢たちの危機を救う。
○グレイファス→ディケイドの協力を得て、砦を襲撃して来たダークノイドを撃退。
○ピークウッド→ディケイドの協力を得て、砦を襲撃して来たダークノイドを撃退。
○ガリエル→ディケイドの協力を得て、砦を襲撃して来たダークノイドを撃退。
○テディアム→ディケイドの協力を得て、砦を襲撃して来たダークノイドを撃退。
○門矢士/仮面ライダーディケイド→神城桃矢たちに接触し、砦を襲撃して来たダークノイドを撃退。
○光夏海→初代ロボコンに捕まって不審尋問されていたが、門矢士と合流。
○小野寺ユウスケ→初代ロボコンに捕まって不審尋問されていたが、門矢士と合流。
△キバーラ→ダークノイドの秘密基地内部を密かに偵察。
△仮面ライダーキックホッパー →本来の目的から外れて勝手な行動に走ったため、金剛煌から制裁を受けて撤退。
△仮面ライダーパンチホッパー →本来の目的から外れて勝手な行動に走ったため、金剛煌から制裁を受けて撤退。
●プリンス・ザザ→魔界同盟から進化の秘法を提供されて復活。密かにパワーを蓄えている。
●ドーラ・レム→逃げ帰って来た部下からディケイドに関する報告を受ける。
●ゲマ→プリンス・ザザに進化の秘法を提供。
●ジャミ→ゲマの命令でヘブンズティアに偵察に出向く。
●ゴンズ→ゲマの命令でヘブンズティアに偵察に出向く。
【今回の新規登場】
△キバーラ(仮面ライダーディケイド)
キバット族の白いコウモリ型モンスターで、キバットバットIII世の妹。
明るい性格を装っているが、時折冷酷な一面を覗かせる。
次元に干渉して他者を異世界に送る能力を持つ。
鳴滝が門矢士一行に送り込んだスパイだが、彼女自身にも独自の思惑があるらしく、
光夏海に仮面ライダーキバーラに変身する能力を与えた。
○グレイファス(獣戦士ガルキーバ)
異世界エターナリアからやって来た、神城桃矢に仕える狼族のアニマノイドの戦士。
武器はレーザー・ホイップ。理知的な性格だが同時に好奇心旺盛で、
機械を見ると分解してみたがるという奇癖を持つが元に戻せたことは皆無。
「グレちゃん」と呼ばれると激しく怒る。
○ピークウッド(獣戦士ガルキーバ)
異世界エターナリアからやって来た、神城桃矢に仕える鷹族のアニマノイドの戦士。
武器はレーザー・ボウ。冷静沈着かつ緻密な性格。大自然の美を愛で、即興の詩を吟じる詩人でもある。宗教的な分野に著しい興味を覚える。
○ガリエル(獣戦士ガルキーバ)
異世界エターナリアからやって来た、神城桃矢に仕える猿族のアニマノイドの戦士。
武器はレーザー・ホイール。豪放かつ陽気な性格。桃矢のことを大将と呼ぶ。酒を飲むと踊り出す。
女性に触れられると蕁麻疹が出るなど分かりやすい癖が多い。まだ幼い火浦直気&麻由兄妹の遊び相手。
○テディアム(獣戦士ガルキーバ)
異世界エターナリアからやって来た、熊族のアニマノイドの戦士。武器は六尺棒。
激しい性格であり、ミレイアの決定によって金剛煌のパートナーとしてアースサイドに赴く。
アースサイド行きの決定に不服な上、パートナーが甘さの目立つ煌とあって苛立つことが多かったが、後に煌の成長を認め信頼する間柄となり、煌の死に際しては激しく慟哭した。
亡き妹に似た印象を持つメロディ・エアロスミスのことを憎からず思っていたようである。
妹の仇であるプリンス・ザザを激しく憎んでいる。
○初代ロボコン(がんばれ!!ロボコン)
ロボット学校に通う、赤いボディのG級お手伝いロボット。
友情に厚く、何事にもぶつかっていく突撃精神とやさしい思いやりがある。
持ち前のロボ根性であらゆる逆境に負けないほど頑張るのが美点。
しかし基本的にそそっかしいドジロボットであり、何かと対物破壊が多い。
最初は大山家、後に小川家に居候する。
後にロボット学校卒業後は『燃えろ!! ロボコンVSがんばれ!! ロボコン』において、
次元警察の秘密捜査官となり、二代目ロボコンと協力して次元犯罪者ワーズを追跡した。
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●プリンス・ザザ(獣戦士ガルキーバ)
魔物族ダークノイドの国ノスフェルティアの皇子であり、事実上の最高権力者。
悪意ある存在だが、同時に聖なる存在でもある。己の肉体を贄として
滅亡が迫るエターナリアとアースサイド(地球)との『大いなる反転』を企てる。
貴族的かつ小悪魔的な美少年であったが、大いなる反転を行うための力を得るべく修行を重ねるにつれ、容貌が崩壊し老人のような醜悪な姿すなわち精神体へと変貌する。
●ダーレム/ドーラ・レム(獣戦士ガルキーバ)
かつての戦歴から『シベールの氷の瞳』と呼ばれ恐れられるダークノイドの戦士。
ドーラ・ヨマ配下の三幹部の筆頭格。ドーラ・ギルを追い落として司令官に昇格し、
従来の「ダー」から「ドーラ」の称号を名乗る。その最終目的は、
ガルキーバとして目覚めた神城桃矢との命を賭けた戦いである。
またパイプオルガンの名手であるという一面も持ち合わせている。
●ゲマ(ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁)
大魔王ミルドラースを崇める光の教団の最高幹部で、売られた奴隷を引き取りに来たりする使い魔のような男。
直属の部下に牛頭のゴンズと馬頭のジャミがおり、自身は男とも女とも取れるような丁寧語で話す。
DQⅤの主人公一族を長きに渡り苦しめた敵であり、光の教団の教祖イブールすら彼の捨て駒に過ぎなかった。
メラゾーマの呪文や焼けつく息などの攻撃を行う。
●ジャミ(ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁)
光の教団の幹部で、ゲマ直属の馬型モンスター。
DQⅤ主人公の父パパスの仇であり、相方のゴンズと共に無抵抗のパパスを痛ぶった外道。
メラミ、バギクロスの呪文と、凍える吹雪で攻撃してくる。
●ゴンズ(ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁)
光の教団の幹部で、ゲマ直属の獣人型モンスター。
相方のジャミと同様に、DQⅤ主人公の眼前で父親のパパスを痛めつけた外道。
ボブルの塔においてマスタードラゴン復活の為に必要な【竜の右目】を隠し持っていた。
最終更新:2020年12月24日 07:48