『修羅の幕開け』
作者・シャドームーン
14
神秘で広大な宇宙――。
地球はこの宇宙のほんの小さな星に過ぎない……
遥かな過去から幾度も繰り返されながら、誰にも知られざる死闘が
この大宇宙で静かに、今この瞬間も行われているのである
とある惑星***
ザムシャー「けぇぇいっ!!」
ダイノガイスト「ぬぅりゃ!!」
――ガキィーンッ――
月面によく似た、殺風景な岩だらけの惑星上で剣を交える者達。
一方は隻眼の鬼面を付けた武士のような宇宙人。
もう一方は鎧武者を思わせる姿の黒いロボット。
勝負は双方ほぼ五分といった様子で、火花を散らせ剣戟が何度も続く。
二人の息詰まる戦いを、黒いロボの配下らしき四人が見守っていた。
プテラガイスト「ダイノガイスト様!」
ダイノガイスト「此奴はキサマらでは相手にならん、下がっていろ!!」
ザムシャー「…宇宙海賊ガイスターとやら、それほどこの刀が欲しいか?」
ダイノガイスト「グフフフ…星をも容易く斬るというその“宝”は我らが頂戴する!」
ザムシャー「欲しくば、俺を倒して奪ってみるがいい」
ダイノガイスト「無論そのつもりよ!」
ズドォォンッ
ダイノガイストの膝から展開した砲身が火を噴いた。
ザムシャーはこれを避け、恐るべき踏み込みから袈裟斬りを繰り出す。
二刀の剣を交差してこの斬撃を防御するダイノガイスト。
鍔迫り合いの格好から両者は一旦後方へ飛び退き、間合いを開いた。
ダイノガイスト「見事な腕だ。ならば…これはどうだっ!?」
ザムシャー「ぬ…!?」
ダイノガイスト「ダァァァーク・サンダァァーストォーム!!」
正面で×字に交差させた二刀に、禍々しい黒いイナズマが発生する。
ダイノガイストは剣を振りかぶり、空間を裂くように斬り下ろした。
途端に黒いイナズマは巨大な“黒竜”を模って地面をジグザクに進み、
岩場を抉り裂きながらザムシャーに迫った。
グゴオオオオオオオオオオッ
ザムシャー「ぬがぁぁぁ~ッ! …ぐ、ぬぬぬ…ぐわぁーっ!!」
愛刀で迫り来るダークサンダーストームの奔流を二つに裂こうと
必死に耐えるザムシャー。だが遂に受けきれず全身を呑み込まれ
吹き飛ばされてしまう。その体中を暗黒のイナズマが駆け巡り、
肩の防具や鬼面の一部が粉微塵に砕け散った。
ドシャァッ…
ザムシャー「(ぐぅぅ、何というマイナスエネルギーだ…これは…
あのエンペラ星人に匹敵するではないかっ!?)」
ダイノガイスト「フッフッフ、勝負あったようだな。さあ、宝をよこせ!」
ザムシャー「ぐふっ…待てぃ、俺の命はまだ尽きておらぬぞ!!
こいつが欲しくば、倒して奪えと言ったはずだ…」
ホーンガイスト「こいつ、カッコつけやがって!」
アーマーガイスト「ならその要らねえ命もついでにもらおうじゃねぇか!」
サンダーガイスト「コロせ! コロせ! コロせ!」
プテラガイスト「よーし…俺がトドメを刺してやるぜ」
ダイノガイスト「静まれぇぇぇいッ!!!!」
宇宙の静寂を破るような咆哮が響いた。好き勝手に騒いでいた、
宇宙海賊ガイスターの四将達が震え上がる。
サンダーガイスト「((;゜Д゜)ガクガクブルブル」
アーマーガイスト「ヒィー)ガタガタ 」
ホーンガイスト「…ダ、ダイノガイスト様、お許しを~(´・ω・`)」
プテラガイスト「も、申し訳ございません…出過ぎた真似を!」
ダイノガイスト「フン、興が醒めたわ。俺が欲しいのはキサマの命ではない、
そのお宝だ。おとなしく渡せばトドメはささぬ…」
ザムシャー「貴様らのような不逞の輩の情けは受けん。我が命ある限り、
この“星斬丸”は貴様のものにはならぬぞ!!」
ダイノガイスト「…ならば仕方あるまい。宝の前に、その首もらったぁッ!!」
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ダイノガイストが二刀の剣、ダイノブレードでザムシャーの首を刎ねんと
したまさにその時、頭上から矢尻を模ったような光弾が降り注いだ。
そのうちの二、三発がボディに命中して小爆発し、
ザムシャーから離れるダイノガイスト。
ダイノガイスト「チ、…
宇宙警備隊。余計な奴らに見つかったか」
光弾『メビュームスラッシュ』を放ちザムシャーを救った赤と銀の戦士…
ウルトラマンメビウスがウルトラマンヒカリと共に降り立った。
メビウス「ザムシャー、大丈夫かっ!!」
ヒカリ「このエリアをパトロール中に、まさかお前を見つけるとは…。
やはりお前も蘇っていたのか…」
ザムシャー「フ…。貴様らにもう一度会えたなら、必ず勝負を挑もうと
思っていたのだがな…フフフ、生憎とこのザマよ」
メビウス「ザムシャー…良かった、無事で…」
ヒカリ「油断するなメビウス。まだ無事とは限らん…我々を含めて!」
メビウス「今度は僕が君を守る!!」
ウルトラマンヒカリはナイトブレスからナイトビームブレードを射出
させて身構えた。同じくメビウスも独特の戦闘ポーズをとる。
ヒカリ「手配中の宇宙海賊ガイスター一味だな!?
アーカイブによればお前達は過去に地球に侵入し、
宇宙警察カイザーズに逮捕されたはず…やはり脱獄していたか!」
プテラガイスト「へっ、だったらどうだってんだッ!!」
アーマーガイスト「オイ、青いウルトラマンって珍しいよな。
あいつの名前、お前知ってるか?」
ホーンガイスト「俺に聞くな、俺に!」
ダイノガイスト「グハハハ、確かにこいつらは牢にブチ込まれたようだが…
この俺様はエクスカイザー如きに降るくらいなら、死を選ぶわッ!!」
メビウス「そうか、脱獄囚のリストにお前の名が無かったのは…」
ダイノガイスト「俺の命は俺にとって最高の宝…誰にも渡しはせぬ」
ヒカリ「宇宙刑法によりカイザーズに代わって我々がお前達を逮捕する!」
ダイノガイスト「面白い。やってみろ小僧ども!」
戦いが一騎打ちではなくなったので、ダイノガイストは配下に加勢を命じる。
プテラガイストとサンダーガイスト、ホーンガイストとアーマーガイストが
それぞれ“エネルギーボックス”を核として融合同化を始めた。
プテラ&サンダー「二体合体! プテダー!!」
ホーン&アーマー「二体合体! ホーマー!!」
メビウス「シェァッ!」
両手を十字に組んで『メビュームシュート』を放とうとするメビウス。
それを見たザムシャーが、愛刀を地面に突き立てながら立ち上がった。
メビウス「ザムシャー!?」
ヒカリ「よせ、その傷で戦うのは無理だ!」
ザムシャー「俺は貴様達に守られるほど、脆くはない…!!
貴様らの力は、もっと必要とされる者達を守るためにあるはずだ」
メビウス「…! し、しかし…」
ザムシャー「俺も知ってしまった…守るとは、どういうことかを。
次に生まれ変われたら、この太刀を戦いのみではなく、
守るために振るうのも悪くはないと…!!」
ヒカリ「ザムシャーお前…」
ザムシャー「ガイスターとやら、貴様らの欲しがる宝…この刀は
奪えても、俺から“本当の宝”を奪うことはできん!!
それこそが、真に…価値のあるものよ…貴様らには分かるまい」
ホーマー「本当のタカラだあ~? ふーん! わけのわからんことをぬかすなっ!」
プテダー「面白ぇ…その価値があるものってのを、じっくり教えてもらおうか!」
ダイノガイスト「…………」
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月面で繰り広げた、グレートエクスカイザーとの死闘の記憶が蘇る。
双方死力を尽くした戦いだったが、あの時エクスカイザーにも確かに
「守るもの」があった。それが不覚をとった要因だとは認めたくなかったが、
自ら太陽に突っ込み死を迎える中、ダイノガイストは自分をここまで
追い込んだ敵の持つ力、その原動力は何であったのかをずっと考えていた…。
(エクスカイザーの声)どんなに小さくとも命は“宝”だ。
例えそれが、貴様のような悪党の命であってもだッ!
ダイノガイスト「命が宝だと……クククククク」
ゾフィー「そうだ…――この宇宙に生きとし生ける者達が持つ、
かけがえのない宝。それが“命”というものだ!」
タロウ「その宝を守るために、我々の力は在る。
ストリウム光線―ッ…デァ!」
ダイノガイスト「何だ!?」
ドォァァァァァァ―――…ドドォンッ!
プテダー&ホーマー「どわぁ~ッ!!」
眩いばかりの二筋の光線が、ガイスターを薙ぎ払うように足元に炸裂した。
爆発で無様にひっくり返るプテダーとホーマーを気にする様子もなく、
ダイノガイストは攻防一体の『ダイノシールド』を構えたまま攻撃の主を見上げた。
メビウス「ゾフィー隊長、タロウ教官!」
ゾフィー「メビウス。君には新しい任務が待っている…光の国に戻れ」
メビウス「え……? で、でも…!!」
タロウ「忘れたのかメビウス。君ももう立派なウルトラ兄弟の一人だ。
父さん、いや大隊長が待っている…さあここは我々に任せて行くんだ!」
ザムシャー「俺は貴様に守られるほど、脆くはないと言ったはず。
行けいっ!! グズグズしていると俺が貴様を斬るぞ!?」
メビウス「ザムシャー…。分かりました、任務に従います」
ヒカリ「何も心配するな。誰も死なせはしない!」
メビウス「――シュワッ」
メビウスはヒカリと握手を交わし、ゾフィーとタロウに敬礼すると、
両手を広げて飛び立った。
ホーマー「よくもやりやがったなッ!!」
プテダー「待ちやがれこの野郎ッ!!」
ダイノガイスト「…待て。宇宙警備隊の腕利きが二人も加勢に
現れては少々厄介……退くぞ野郎ども」
プテダー「ダ、ダイノガイスト様しかし…っ!」
ダイノガイスト「不服か……?」
ホーマー「ひっ…い、いいえ」
ガイスター首領の低く、威厳に満ちた重い声を聞いては
反論の余地はなかった。四将は渋々合体を解除すると、
ロボットから各自恐竜モードに変形して撤退する。
ダイノガイスト「今回は引き揚げるが、次に会った時は必ず
その宝を頂くぞッ さらばだ、グァハハハハハ!!」
――ギュオォォ―――――……ッ
ダイノガイストも巨大戦闘機に変形しながら捨てゼリフを残し、
あっという間に戦場から飛び去ってしまう。
ヒカリ「待て、逃がさんぞ!」
タロウ「よせヒカリ!」
戦闘機形態のダイノガイストを追い、宇宙空間へ飛び出すヒカリ。
ダイノガイスト「しつこい奴め…くらえッ!」
ヒカリ「―!?」
なんと黒い戦闘機の腹部辺りに折り畳まれている、恐竜の首らしき
ものが突然現れ追い縋るヒカリ目掛けて炎を吐いた。
ゴアオオオオオオ――ツ
ヒカリ「ぐわぁ……っ!!」
唐突過ぎるこの隠し技に、バリアで防御することも間に合わず
全身を火達磨にされて墜落するヒカリ。
彼を追って飛んでいたタロウが『ウルトラシャワー』で素早く消火、
さらにリライブ光線を照射して意識を戻した。
ヒカリの体をゾフィーが受け止め支えた。
ゾフィー「深追いするな。今はザムシャーの手当てが優先だ。
誰も死なせないとメビウスに約束したはずだろう」
ヒカリ「……。す、すまない隊長」
ザムシャー「フフ…退き際を誤らぬ判断力、将としての器は
中々大したものよ、あの男……ぐぅ…っ…(ガクッ)」
ヒカリ「ザムシャー!?」
タロウ「気を失ったようだ。銀十字軍を呼んで、診てもらおう」
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タロウは宇宙空間に向けて救援要請のウルトラサインを送った。
ほどなく――このエリアを担当している銀十字軍が到着し、
ザムシャーに応急手当てを施し救命施設へ運んだ。
ヒカリ「ガイスターはカイザーズと同じ肉体を持たぬエネルギー生命体
のはず…あのボディを一体、どうやって手に入れたのか?」
ゾフィー「数週間前、宇宙刑務所が謎の武装集団に襲撃を受けた。
その混乱に乗じて収監されていた多数の凶悪宇宙人や宇宙海賊が
脱獄している…もしかしたら、その辺りに関係があるかもしれん」
タロウ「何者なんでしょう、その連中は…」
ゾフィー「これまでのアーカイブには存在しない機体が多数いたという
ことしか分かっていない。しかし中には、ベガ星連合軍の円盤獣
やムゲ・ゾルバドス帝国軍など過去に太陽系に侵攻して来た
組織の兵器も混じっていたとの報告もある」
ヒカリ「一枚岩ではない謎の軍団か…くそっGショッカーやETFの
対処だけでもとても追いついていないというのに…!」
ゾフィー「今は我々の持てる力を尽くし、我々ができることを為す
しかないのだ。今この時にも、彼方の宇宙で必死に戦っている
仲間達がいる…頼んだぞ、弟達よ…ッ!!」
ガイスター基地(仮)***
恐竜王ティラノサウルス形態で玉座に腰掛けるダイノガイスト。
地球の火山基地に良く似た、何処かの星のクレーター内部に
設けた基地内のモニターがスイッチを入れられ一斉につく。
やはり目的の「お宝」を手に入れ損なったことは悔しかったらしく、
不機嫌そうな咆哮が基地内に響き渡っていた。
ダイノガイスト「グゥオオオオオオオゥッ!!!」
コウモリ「ひ、ひええええ…!」
バサバサババサバサッ……
怒れるダイノガイストの胸部から、伝言係のメカコウモリが飛び出し
離れた部屋で小さいモニターを見ている四将を鼓舞した。
コウモリ「テメーラ、何ボサッとしてんダ!
とっととあのカタナより珍しいオタカラを探して報告シロ!
…と、ダイノガイスト様は仰ってイル」
プテラ「だから今、こうして情報を集めてるんじゃねーか!」
ホーン「地球に行った時みてぇに、ヘンな宝だったら草臥れ儲けだからな」
アーマー「大体あの刀だって、トレーダーの奴が持って来た話だったからなあ。
そうそう簡単に高く売れそうなモンが見つかるわけないぜ~」
サンダー「おたから~♪ おたから~♪」
ワイワイ… ガヤガヤ…
あーでもない、こーでもないと言い合う彼らの前のモニターに、
同業者…もしくは取引相手のみコードを知る通信映像が入った。
サングラスをかけたスキンヘッドの男が二人、画面に映っている。
一人は細身で長身、もう一人は太い大柄な体型をしている。
シュラ「よう。フッ、相変わらずだなお前ら…」
ゾル「ダイノガイストの旦那、えらく機嫌が悪そうだなぁ。
外まで地鳴りみてぇな大声が響いてるぜ、フへへへ…」
プテラ「何だオメーらか。またドライアスの使いで来たのか?
何度来ても、俺達ガイスターは何処とも手を組む気はないぜ」
シュラ「まあそう言いなさんな。今日はお前らにもまんざら無関係
じゃねえ大事なお客さんを連れて来てやったんだぜ?」
シュラとゾルの背後から、長髪の精かんな面構えをした男が現れた。
ヴィンデル「フフフ…ガイスターの諸君、我がシャドウミラーが
ご用意させて頂いたボディの調子は如何ですかな」
プテラ「チ、てめぇか……今度は俺達に何の用だ?」
ホーン「言っとくが、同盟がどーたらぬかす話は一切お断りだからな!」
アーマー「人間の分際で俺達と取引しようなんざ、生意気なんだよ!」
サンダー「カエレ! オレ、お前ら嫌い!」
ヴィンデル「それは残念。あなた方が喉から手が出るほど欲しがる、
飛びきりの“お宝”について情報をご提供に来たのですがねぇ…」
ガイスター一同「ホントかーーーーーーーーっ!?」
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◇ ◇
ダイノガイスト「…フン、ドライアスはシャドウミラーと組んだか」
シュラ「おたくらガイスターも、宇宙警察や宇宙警備隊といった連中に
追われてるんじゃ商売がやりにくいだろう? 我々も同じさ…皆利用
できるものは何でも利用し合うのが利口なやり方だと思うがね」
ゾル「Gショッカーだって名だたる組織がたくさん集まってできてんだぜぇ…
今時、たったの五人でやる宇宙海賊なんて流行らないぜ~」
プテラ「こいつ…! 偉そうな口をききやがって!」
アーマー「ドライアス軍ってのも、てめぇら二人とドクター・ジャンゴ
とかいう人間のジジイしかいねえじゃねーかッ!!」
ダイノガイスト「勝手に言わせておけ。我らガイスターの目的は宝を
手に入れることにある。ヴィンデル…情報を聞こう」
ヴィンデル「それさえあれば、何も邪魔な連中がいるこの世界だけに
拘らず、あらゆる平行世界の“宝”があなたのものになる」
サンダー「へいこう…って何だ??」
ダイノガイスト「ほう…異世界の宝か…グフフフ、面白い!」
ヴィンデル「その名はシステムXN、ヘリオス…いやギリアム・イェーガー
という男がそれを持っており、さらにその装置はそいつが核となって
初めて完全に機能するのだッ!!」
ダイノガイスト「人間ごと、我々に奪わせようという算段か…
いいだろう。但し手に入れた後、キサマらに売るという保証はない」
ヴィンデル「なァに手に入れたものを、どうしようがそれはあなた方の
ご自由ですよ…私は情報をご提供させて頂くだけだ…
エネルギー生命体のあなた方に、融合可能な体を提供したようにね」
プテラ「白々しいヤローだな…ムカツクぜ」
ダイノガイスト「フフフ、…そいつを使って逆に邪魔なエクスカイザーどもを、
別の次元へ跳ばしてしまうのもよいかもしれんな…グハハハ」
ヴィンデル「(ククク…ヘリオス…今度こそ逃がさんぞ)」
○ウルトラマンメビウス→ウルトラマンヒカリとパトロール中にザムシャーを発見する。
ウルトラの父に呼ばれ光の国へ帰還。
○ウルトラマンヒカリ→ウルトラマンメビウスとパトロール中にザムシャーを発見する。
○ゾフィー→ウルトラマンタロウと共にメビウスの救援に現れる。
○ウルトラマンタロウ→ゾフィーと共にメビウスの救援に現れる。
△ザムシャー→愛刀「星斬丸」を宇宙海賊ガイスターに狙われダイノガイストとの
一騎打ちで負傷する。銀十字軍に治療してもらう。
●ダイノガイスト→宇宙剣豪ザムシャーの刀を狙い勝負を繰り広げる。
ゾフィーとタロウの出現で退き時を悟り撤退。
●プテラガイスト→サンダーガイストと合体して戦おうとするが、ボスの撤退命令に従う。
●ホーンガイスト→アーマーガイストと合体して戦おうとするが、ボスの撤退命令に従う。
●アーマーガイスト→ホーンガイストと合体して戦おうとするが、ボスの撤退命令に従う。
●サンダーガイスト→プテラガイストと合体して戦おうとするが、ボスの撤退命令に従う。
●シュラ→シャドウミラーと手を組み、ヴィンデルをガイスター基地へ連れて来る。
●ゾル→シャドウミラーと手を組み、ヴィンデルをガイスター基地へ連れて来る。
●ヴィンデル→様々な勢力と手を組みシャドウミラーの戦力を充実させようと
暗躍している。再びシステムXNを手に入れようと狙う。
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【今回の新規登場】
△宇宙剣豪ザムシャー(ウルトラマンメビウス)
宇宙にその名を轟かす剣豪宇宙人。己より強き者に闘争心を覚え、己の刀法を
振るうことに喜びを感じている。彼を倒して名を上げようと考える宇宙人も多いが、
ほとんどが返り討ちに遭っている。隕石をも両断する愛刀「星斬丸」を手にハンターナイト
ツルギとの勝負を望んで地球に来たが、メビウス、ヒカリと対決して潔く負けを認め去る。
その後地球へ再来して
GUYSの窮地を救うものの、エンペラ星人が放った光線からミライ達が
いるフェニックスネストを庇い、「守るということ」を理解しながら光の粒となって消滅した。
○ウルトラマンメビウス=ヒビノ・ミライ(ウルトラマンメビウス)
ウルトラの父にメビウスブレスを授けられ、地球へ赴いた宇宙警備隊のルーキー。
地球ではヒビノ・ミライを名乗りCREW GUYSの隊員となり活躍した。
若さと経験不足から未熟な面があったが、GUYS隊員達と心を通い合わせ、
伝説のウルトラ兄弟達との邂逅を経て大きく成長。エンペラ星人を撃破した後、
その経験を後進の若きウルトラ戦士達に伝えるべく光の国へ帰って行った。
基本スタイルの他、ウルトラマンヒカリのナイトブレスやGUYSの仲間達の思いが
結合して誕生する複数の強化スタイルを持つ。さらに歴戦のウルトラ6兄弟の
エネルギーを託され超戦士メビウスインフィニティーとなる。
○ウルトラマンヒカリ=ハンターナイトツルギ(ウルトラマンメビウス)
ブルー族と呼ばれる青い体を持つウルトラマン。M78星雲の研究員だったが、
ボガールに滅ぼされた惑星アーブの怨念を「アーブギア」としてその身に纏い、
復讐者ハンターナイトツルギとなってGUYS前隊長セリザワ・カズヤの意識と体を
乗っ取っていた。しかし地球でメビウスやGUYSメンバーとの触れ合いを通して
本来の心を取り戻し、一度息絶えた後にウルトラの母により復活。
メビウスにナイトブレスを託して地球を去るが、ゾフィーにスカウトされて正式に
宇宙警備隊の一員となり、エンペラ星人の襲来を受ける地球へ駆けつけた。
○ゾフィー(ウルトラマンシリーズ)
銀河平和の守護者、宇宙警備隊・隊長にしてウルトラ兄弟の長兄。
宇宙恐竜ゼットンに倒されたウルトラマンを迎えに現れ、光の国へ連れ帰った。
弟達のピンチには度々駆けつける。指導力と行動力に優れ、全ての宇宙警備隊員
から大きな信頼を受けている。地球ではGUYS総監サコミズ・シンゴと一体化した。
必殺技M87光線は、単独で放つ光線の中でウルトラ兄弟最強の威力を誇る。
○ウルトラマンタロウ=東光太郎(ウルトラマンタロウ、ウルトラマン物語、ウルトラマンメビウス)
ウルトラの父と母の実子でウルトラ兄弟6番目の弟。父から受け継いだ二本の角
ウルトラホーンが特徴的な戦士。ウルトラマンエースの後任として地球防衛の任務に
就き、ZAT隊員・東光太郎と合体して超獣をも凌駕する大怪獣と戦った。
少年に人間の勇気を教えるため、タロウの変身能力に頼らずにバルキー星人を
倒した後、東光太郎として地球に留まり旅をしていた。しかし他のウルトラ四兄弟が
ヤプールとの戦いで力を使い果たし、地球で暮らすことになったため入れ代わりに
光の国へ帰還、セブンの後を継いで宇宙警備隊の筆頭教官となる。
ウルトラマンメビウスの尊敬する師でもある。
20
●ダイノガイスト(勇者エクスカイザー)
全宇宙の宝を奪うことを目論む宇宙海賊ガイスターの「御頭」。
正体はエクスカイザー達と同じく、赤い光の玉のような悪のエネルギー生命体。
カイザーズの追跡を逃れ侵入した地球にて、恐竜博覧会に展示されていた
ティラノサウルス模型に融合してメカ恐竜・巨大戦闘機・ロボットという三段変形
をこなすボディを手に入れた。「宇宙一の強者」と謳われるその実力は本物であり、
エクスカイザーも超巨大合体グレートエクスカイザーになるまで全く歯が立たなかった。
部下の失敗に怒ることはあっても、過度に非道な仕打ちを行うことはなく、
他の悪の組織のように「世界征服」「全宇宙支配」といった思想は基本的にない。
月面でグレートエクスカイザーと一騎打ちを演じ、敗北後も捕縛されることを良しとせず、
自ら太陽に突入して誇り高く悪道を貫き通して散って行った。
●プテラガイスト(勇者エクスカイザー)
三百年に渡り宇宙中を荒し回ったガイスター四将の一人、空将。
地球で恐竜博覧会に展示されていたプテラノドン模型と融合、空中戦を
得意とする。四人の中で最も頭が切れるため、ダイノガイストの作戦参謀的
存在だが、他の三人を見下し仲が悪い。どんなものでも命令通りに動く
ガイスターロボに変えるエネルギーボックスを開発して戦わせる。
後にサンダーガイストと合体して『二体合体プテダー』形態で戦うようになるが、
エネルギー生命体捕獲装置で捕らえられ宇宙刑務所へ送られた。
●ホーンガイスト(勇者エクスカイザー)
三百年に渡り宇宙中を荒し回ったガイスター四将の一人、陸将。
地球で恐竜博覧会に展示されていたトリケラトプス模型と融合、陸戦を
得意とする。粗暴で口が悪い性格のためか、プテラガイストとはとことん
馬が合わず言い争いが絶えない。地球で一番最初にエクスカイザーと戦った。
後にアーマーガイストと合体して『二体合体ホーマー』形態で戦うようになるが、
エネルギー生命体捕獲装置で捕らえられ宇宙刑務所へ送られた。
●アーマーガイスト(勇者エクスカイザー)
三百年に渡り宇宙中を荒し回ったガイスター四将の一人、地将。
地球で恐竜博覧会に展示されていたステゴザウルス模型と融合、地中戦を
得意とする。優柔不断で日和見主義な性格で、プテラとホーンの争いを
よく観察しては都合の良いほうにつく癖がある。地中を高速で堀り進める。
エネルギー生命体捕獲装置で捕らえられ宇宙刑務所へ送られた。
●サンダーガイスト(勇者エクスカイザー)
三百年に渡り宇宙中を荒し回ったガイスター四将の一人、海将。
地球で恐竜博覧会に展示されていたブロントサウルス模型と融合、水中戦を
得意とする。四人の中で体力・パワー共に最も優れているが思考能力が
極端に鈍いため全員にバカにされている。しかし彼に対して「このボケ!」
は禁句であり、一旦暴れだすと誰にも止められない。
エネルギー生命体捕獲装置で捕らえられ宇宙刑務所へ送られた。
●シュラ(太陽の勇者ファイバード)
宇宙皇帝ドライアスの部下。ガイスターと同様の悪のエネルギー生命体で、
地球でDr.ジャンゴが造った細身の男風のアンドロイドに融合した。
クールな狡賢い性格で作戦をそつなくこなす破壊工作のエキスパートである。
後に『ソドム』という名のロボットに搭乗してファイバード達と戦う。
●ゾル(太陽の勇者ファイバード)
宇宙皇帝ドライアスの部下。ガイスターと同様の悪のエネルギー生命体で、
地球でDr.ジャンゴが造った大男風のアンドロイドに融合した。
見た目通りの単細胞で乱暴な性格。物事を何でも力と破壊で解決しようと
するタイプのため、相棒のシュラにもバカにされている。子供が苦手。
後に『ゴモラ』という名の四足を持つロボットに搭乗してファイバード達と戦う。
●ヴィンデル・マウザー大佐(スーパーロボット大戦OG2)
平行世界の地球に存在した、連邦軍特殊部隊シャドウミラーの部隊長。
平和によって齎される世界の腐敗を憂い、闘争によってのみ人類は進化を
続けていくとの信念に基きあらゆる世界へ侵入しては戦争の火種を撒く。
ギリアムをシステムXNに組み込み、より完全なる次元転移を可能にするべく
その行方を追う。乗機は『ツヴァイザーゲイン』
最終更新:2021年01月07日 05:51