外宇宙編102~104

『合流、エルシャンク』-1

作者・ユガミ博士
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地球へと向かったコズモレンジャーJ9達と別れ、エイジの言っていた
レジスタンスに合流しようと外宇宙を旅するダバ達ターナ一行だった。

キャオ「おっ?ダバ、この先で戦闘が行われているらしいぜ」
ダバ「戦闘?行ってみよう」

この近くの宙域で戦闘が行われている事を察知したキャオがダバに
報告すると、ダバはその戦闘宙域へ行くように指示を出す。
戦闘が行われている宙域にやってくると、戦闘を行っているのは
ロミナ姫達の乗るラドリオ星の戦艦エルシャンクとターサン博士によって
兵器として改造された弾劾チームだった。彼らが戦闘している相手は
現在、Gショッカー地下帝国軍に所属するベガ星連合軍だった。

ダバ「あれは、エルシャンクに弾劾チームか!」
レッシィ「相手は、ベガ星連合軍の連中ね」
アム「どうする、ダバ?」
ダバ「勿論、彼らを助けるさ。皆、出撃だ!」

ダバの指示でエルシャクと弾劾チームを助けるべく、ターナから
エルガイムMk-Ⅱを始めとするHM(ヘビーメタル)が出撃する。
一方、エルシャクから出撃したジョウ・マヤの乗る飛影、レニー・アイの
乗る風雷鷹、マイク・コイルの乗る爆竜、弾劾チームの乗るダンメカニックは
ベガ星連合軍が繰り出すミニフォーやミディフォーと戦闘していた。

ズリル長官「ふん、Gショッカーの宇宙での戦闘がゴズマ軍だけのものでは
  ない事を見せてやる」

戦闘母艦からベガ星連合軍の天才科学者であるズリル長官が戦力を動かす。
Gショッカーの中で宇宙での戦闘は何かと、ゴズマ軍が活躍をしているのが
内心気に食わない彼は、ベガ星連合の力を見せようと躍起になっていた。

ランバ「あ~ん、敵が多すぎるよ!!」
パイ「泣き言いってんじゃないよ!」

数の多いミニフォーやミディフォーに対して、弾劾チームはダンメカニックの
状態で撃墜させていくが、弾劾チームの一人であるランバ・ノムは泣きそうになり
パイ・サンダーが黙らせた。

レニー「見て、ジョウ!あの戦艦はターナよ!」
ジョウ「ダバか!?」
ロール「ペンタゴナワールドも、Gショッカーの脅威に晒されていると聞いていたが
    助けに来てくれるなんて心強い」

そこへターナから出撃したダバ達がエルシャンクと弾劾チームに合流する。

ダバ「俺達が、援軍に入ります」
ロミナ姫「ありがとうございます。ダバ・マイロード」
ガメラン「ありがたい援軍だ」
イルボラ「この機に乗じて、戦況を覆すぞ!」

ダバ達が援軍に駆け付けた事にエルシャンクのブリッジからロミナ姫は
感謝を述べる。同じくブリッジから戦闘の指揮を執るイルボラ・サロや
ガメランはこのまま流れを変えようと、エルシャンクから機銃を撃っていく。
ダバ達が合流した事で、出撃したミニフォーやミディフォーは瞬く間に数を減らした。

ズリル長官「このまま、終わらせんぞ。円盤獣、ベガ獣を出撃させろ!」

戦況がよろしくない状況となったので、ズリル長官は戦艦から円盤獣
ギルギルやベガ獣ズメズメを出撃させる。

ロール「円盤獣やベガ獣を出撃させたか」
ミア「それなら・・・クロス・ファイト!ダン・ガイ・オー!!」

出撃した円盤獣とベガ獣に対してリーダーであるミア・アリスの掛け声の下、
4機のダンメカニックは頭部、胸・腹部、両腕部、脚部へと変形していき
合体する。

ロール「ダンガイオー見参!!」

普段の弱気な性格とは打って変わって、熱い叫びでダンガイオーの合体は
完了した。

103
ジョウ「俺は、ベガ獣をやる。そっちは任せた!」
ロール「了解した!」

合体したダンガイオーに円盤獣ギルギルを任せ、ジョウの乗る飛影は
ベガ獣ズメズメと戦闘を開始する。

ギルギル「ギュォォォン」
ロール「ブーストナックル!」
ランバ「いやぁぁぁあ!!」

ロールはギルギルに向けて、腕を飛ばすブーストナックルを放つ。
ランバが乗ったままなので、中に乗るランバは悲鳴を上げるのであった。

ジョウ「サンダーボウガン!」
ズメズメ「キシャァァァ!!」
マイク「兄貴、援護するぜ」
レニー「私も!ベガ獣はお断りよ!」

ジョウは飛影の武器であるサンダーボウガンをベガ獣ズメズメに向けて攻撃
するが、お返しとばかりにズメズメは冷凍光線を放つ。そこへマイクの乗る
爆竜は肩に搭載されている2門のショルダーキャノンで援護攻撃し、続いて
レニーの乗る風雷鷹は双槍を合体させて巨大な十字手裏剣を作り出して攻撃した。

リリス「ダバ、私達も援護しましょう!」
ダバ「分かっている。バスターランチャーだ!」

さらにダバはダンガイオーや飛影を援護しようと、円盤獣やベガ獣に
エルガイムMk-Ⅱのバスターランチャーで攻撃を行う。

ベガ兵「ズリル長官、このままでは我々に不利です!」
ズリル長官「おのれ・・・小癪な!」
???@通信『困っているみたいだなぁ。俺が手を貸してやるぜ!!』

戦況が不利になっていく事に苛立ちをみせるズリル長官に、何者かから
通信が入る。

レッシィ「何かくるわ!」

ビュシューン

突如、遠方から謎のビームが一同を襲う。そこに現れたのはマシン帝国の
戦艦バラクティカだった。だがそこに乗るのは、カイザーブルドントでは
なかった。

ボンバー・ザ・グレート「熱いぜ。燃えるぜ。火が点くぜ。爆発だー!!」

かつて皇帝バッカスフンドに逆らい、当時皇子ブルドントだったカイザー
ブルドントを追放して皇帝の座を奪ったマシン獣、ボンバー・ザ・グレートだった。
黄泉還った現在は、宇宙を中心に活動をしていたのである。ボンバー・ザ・グレート
はバラクティカから大量のタコンパスを出撃させ、エルシャンク、弾劾チーム、
ダバ達はその物量に、不利になるのであった。

○ダバ・マイロード→エルガイムMK-Ⅱを出撃させ、エルシャンクを助ける。
○ミラウー・キャオ→戦闘が行われている事をダバに知らせる。
○ファンネリア・アム→出撃する。
○ガウ・ハ・レッシィ→出撃する。
○ジョウ・マヤ→エルシャンクを守るべく飛影で戦う。
○レニー・アイ→エルシャンクを守るべく風雷鷹で戦う。
○マイク・コイル→エルシャンクを守るべく、爆竜で戦う。
○ロミナ姫→助けに来たダバに感謝を述べる。
○イルボラ・サロ→エルシャンクから戦闘指揮をする。
○ガメラン→エルシャンクから戦闘指揮をする。
○ミア・アリス→ダンメカニックをダンガイオーに合体させる。
○ロール・クラン→ダンガイオーに合体した後、円盤獣ギルギルと戦う。
○ランバ・ノム→ブーストナックルで悲鳴をあげる。
○パイ・サンダー→ダンメカニックでミニフォーを撃墜していく。
●ズリル長官→エルシャンクと弾劾チームを攻撃する。
●円盤獣ギルギル→ダンガイオーと戦う。
●ベガ獣ズメズメ→飛影や風雷鷹、爆竜と戦う。
●ボンバー・ザ・グレート→エルシャンクとベガ星連合軍の戦いに現れてエルシャンクに攻撃する。

104

【今回の新登場】
○ジョウ・マヤ(忍者戦士飛影)
火星開拓民の少年で、幼少の頃に父と共に日本から火星に移住した。
典型的な熱血タイプで口が悪く短気だが、本質的に義侠心と友情に厚い。
火星に現れたエルシャンクに首を突っ込み、黒獅子のパイロットとして
選ばれ、中盤から飛影に乗り込みザブーム軍と戦った。

○レニー・アイ(忍者戦士飛影)
ジョウの1歳年上の幼馴染で、気の強いお転婆娘。風雷鷹のパイロットに
選ばれる。ジョウに恋心を抱いており、ロミナ姫とは恋のライバル関係にある。

○マイク・コイル(忍者戦士飛影)
ジョウの親友で、兄貴分として慕っている。消極的な性格でしばしば空気を
読まずに喋ったり、強がってトラブルを招いたりする。爆竜のパイロット
に選ばれ、ロミナの側近であるシャフに好意を持つようになる。

○ロミナ・ラドリオ(忍者戦士飛影)
シューマ星系ラドリオ星の王女。アネックスの野望を阻むべく、伝説の忍者を
探しに地球圏を訪れる。おっとりとした、淑やかな性格だが、天然ともいえる
素直さで行動に躊躇いがなく、また敵に屈しない気丈さを持ち合わせている。
エルシャンクの指導者として家臣からの信頼も厚い。ジョウに好意を抱いている。

○イルボラ・サロ(忍者戦士飛影)
ロミナ姫の家臣で、エルシャンクの指揮官としてロミナ姫に同行。その高い忠誠心
からジョウ達地球人を信用せず対立。やがて心の隙を突かれてザブーム軍に
寝返り、零影に搭乗して敵として現れるが、最終的にジョウと共にハザードを誅殺した。

○ガメラン(忍者戦士飛影)
エルシャンクの副官。イルボラが離反した後は指揮官となる。イルボラを
崇拝しており、出奔した後も彼の下で働きたかったが、聞き入れてもらえなかった。
粗野で気が短いため、ジョウとよく対立する。

○ミア・アリス(破邪大星ダンガイオー)
弾劾チームのリーダー。ダンガイオーの合体のキーであり、チームの中でも
最大の超能力を持ち合わしているが、制御しきれていない。

○ロール・クラン(破邪大星ダンガイオー)
弾劾チームの黒一点で、合体したダンガイオーのメインパイロット。
走る事でエネルギーを発する超能力を有している。普段は気弱だが
合体すると強気で頼りになる性格となる。元々は惑星ラテシアの
レジスタンスの英雄だったが、仲間の裏切りで殺害されターサン博士に
サイキッカーとして蘇生した。

○ランバ・ノム(破邪大星ダンガイオー)
弾劾チームの最年少。指からレーザー光線を発射する超能力を有している。
明るいムードメーカーな性格だが、実は惑星リリスの王女だった。

○パイ・サンダー(破邪大星ダンガイオー)
常識外れな怪力を発揮する超能力を持つ弾劾チームの一人。乱暴な物言いと
アグレッシブで強引な性格をした姉御肌な女性。実はガリモス大船長の娘で
本名はバリアス。

●ズリル長官(UFOロボ グレンダイザー)
ベガ星連合軍の天才科学者。ガンダル司令とは犬猿の仲だが、場合によっては
強力する事もある。

●円盤獣ギルギル(UFOロボ グレンダイザー)
地球攻撃戦に対して、最初に投入された円盤獣。円盤が上下に開かれ、
中から頭と4本の足と尻尾が現れる。

●ベガ獣ズメズメ(UFOロボ グレンダイザー)
天才少女キリカが開発した冷凍光線銃を装備したベガ獣。本来、冷凍光線は
誕生したばかりの灼熱の星を冷やして人が住める環境にするために開発されたが
兵器に転用される。単眼と腕の鎌が特徴。

●ボンバー・ザ・グレート(超力戦隊オーレンジャー)
かつて皇帝バッカスフンドに反旗を翻して、宇宙へ追放された「宇宙の一匹狼」
バッカスフンドが倒された事を聞きつけて、皇子ブルドントを決闘の末、
ヒステリア共々追放した後、皇帝の座につく。しかし後にカイザーブルドント
として成長した彼によって爆弾兵士に改造されてしまった。

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最終更新:2021年01月07日 06:59