アザディスタン・野球スタジアム***
その後、様々な競技が行われていく。
トライアスロン競技では宇宙大運動会で宇宙撫子(コスモビューティー)の座についた明星かなたが
日本代表選手となり、ライバル選手と接戦の末に優勝。続いて行われた男子新体操では日本はくしくも銀メダル。ロシアが優勝となったが、日本代表のコーチとなった元金メダリスト・荒垣城太郎が相手選手の健闘を称える様がテレビに映し出された。そしてついに長く続いた太陽系オリンピックも最後の日を迎えるのであった。
野球の試合が行われるスタジアムでは、サラジア対アメリカの試合が始まろうと
しており、試合を観戦しようとアルハザードは国賓用の観客席へと向かっていた。
すると、アルハザードは同じく試合を観戦しに来た対戦相手であるアメリカの大統領、
マイケル・ウィルソン大統領と顔を合わせる。
アルハザード「これはこれは、マイケル・ウィルソン大統領。今日の試合、お互い
良い試合をしましょう」
マイケル・ウィルソン「HAHAHA!こちらこそベストを尽くさせてもらうよ」
アルハザードとマイケル・ウィルソンはお互い試合について健闘し合うが、
両者の目は「負けてなるものか」と火花が散っていた。そして両者はそれぞれの
観客席へと移動する。
キャプテン・アメリカ「...彼が噂に聞くサラジアの副大統領、アルハザードか」
マイケル・ウィルソン「副大統領という肩書を持っているが、奴こそサラジアの真の
支配者だ。この大会で奴が何かしてくるという事は無いだろうが、キャプテンも
警戒していてくれ」
キャプテン・アメリカ「はい。大統領や大会の安全は必ず守ります」
マイケル・ウィルソン大統領の護衛として同行してきたキャプテン・アメリカこと
スティーブ・ロジャースにマイケル・ウィルソン大統領はアルハザードに対して
警戒すべきである事を伝える。
マイケル・ウィルソン「ふふ。我がアメリカの英雄、キャプテン・アメリカが
ボディーガードについてくれて心強いよ」
ジョディ「...(大統領なら御1人で敵を返り討ちにしてしまうと思いますが)」
元軍人であるマイケル・ウィルソン大統領は、かつて第2次世界大戦で活躍した
英雄であるキャプテン・アメリカに憧れを抱いていた事があり、その憧れのヒーローが
自分の護衛として同行している事に心強く感じるが、話を聞いていた大統領秘書の
ジョディは「大統領なら1人で事態を解決してしまいそうだ」と心の中で思った。
そして大会最後の試合が始まった。
サラジア対アメリカによる野球の試合が始まり、両者は接戦。最初は
野球大国であるアメリカが優位に立っていたが、中盤でサラジアに
点が入った事を切欠にその後の試合でアメリカと同点となり、そのまま
両チームは譲らず、試合は最終回を迎えた。そして9回表でサラジアが
アメリカから1点打ち取った所で、9回裏となった。
サラジア「始めはどうなるかと思ったが、アメリカを相手にここまで来るとは...。
このまま守り切れば我が国の勝利だ!」
アルハザードは現在の試合状況に、サラジアの勝利を確信していた。
そしてサラジアの投手は最後の一投を投げたのだが...。
アザディスタン・首都郊外***
ちょうどその頃。試合が行われている首都から離れた場所では
西洋妖怪を始めとする諸外国の妖怪達が集まっていた。
魔女「そろそろ頃合いか。さあ、この地に眠りし、戦火に散った者達よ!
今こそ貴様達の怨みを晴らすのだ!」
サラジアの投手がボールを投げたと同時に、西洋妖怪の一員である
魔女が呪文を唱えると、突如、あちこちで街の建物が爆発していく。
それは過去、アザディスタンで起きた戦争で死んでいった者達の怨念を
エネルギーに爆発を引き起こしていたのであった。
ドラキュラ二世「さあ、お前達。準備は整った!お前達も街を行き、
祭りに浮かれる人間達に恐怖を与えるのだ!」
西洋妖怪「おおおおお~~!!」
西洋妖怪の一員で、ドラキュラ三世の先代であるドラキュラ二世の
号令により、西洋妖怪達も街へと向かう。
~ミネルバ・ブリッジ~
アビー「アザディスタン首都各地で、原因不明の爆発が多数。さらに
首都郊外から未確認の軍勢が向かっています!」
タリア「どうやら、敵が動き出したようね」
アーサー「ア...アレ全部が西洋妖怪っていうモンスターなんですよね?
モンスターに我々は勝てるのでしょうか!」ガクガク
タリア「しっかりしなさい!アーサー。例え敵が怪物だろうと、私達は任務を
果たすのよ」
アビー「ハッ...艦長、さらに市内に多数のMSが出現しました!」
タリア「何ですって!?」
ブレイバーズの任務で、アザディスタンに来ていたミネルバのブリッジでは
アビーが西洋妖怪が現れた事を報告。西洋妖怪の存在にビビる副長の
アーサーをタリアが激励する。そこにアビーから多数のMSが出現したと
報告を受ける。出現したMSはフラッグやティエレンなど過去の戦争で
朽ち果てていたMSが実体化したのもので、西洋妖怪達と共に市内を攻撃していく。
アーサー「も、MSの幽霊~~!」
タリア「シン達を早く出撃させて!」
MSの幽霊という存在に驚愕するアーサーを余所に、タリアは
シン達の出撃を許可する。そしてシンの乗るデスティニーガンダムを
始めとするブレイバーズに属するスーパーロボットやMSなどが
出撃した。
シン@デスティニーガンダム「うぉぉぉぉぉ!」
ティエレン・ゴースト「・・・・・」
ルナマリア@インパルスガンダム「ダメ。全然攻撃が通らない!」
レイ@レジェンドガンダム「攻撃が通り抜けてしまう敵...厄介だな」
デスティニーガンダムで出撃したシンは幽霊MSに攻撃をするが、
相手が霊体である為か、攻撃はすり抜けてしまいダメージを与える
事が出来ず、苦戦する。すると急に機体の制御が狂い出す。
シン「機体が...!?」
ルナマリア「一体、どうして...」
レイ「機体に何かがとりついている!」
グレムリン「ギャギャギャ!」
デスティニーガンダム達の制御が突如狂いだした原因は、西洋妖怪で
憑りついた機械を狂わせる能力を持つグレムリンの仕業だった。
グレムリンの群れが憑りつき、このままでは機体が落ちてしまう...その時。
五飛@アルトロンガンダム「うぉぉぉぉぉ!!」
ザッ!ザッ!
グレムリン「ギャ~~!」
落ちると思われたその時、アルトロンガンダムに乗った五飛が
ツインビームトライデントでグレムリンをデスティニーガンダム達から
引き離した。
ルナマリア「ありがとうございます。五飛さん!」
五飛「お前達。敵はあのMSだけではない。妖怪の相手もするぞ!」
シン「言われなくても!」
助けられた事で、ルナマリアは五飛に感謝を述べる。だが、幽霊MS
だけでなく西洋妖怪達も攻撃している為、彼等はそれらの対処も行うのであった。
その頃、地上では西洋妖怪を始めとした妖怪帝国に属する妖怪達が
人々を襲っていた。
市民「キャァァァァ!」
009「加速装置!」
鬼太郎「髪の毛針!」
西洋妖怪「ギャァァア!」
襲われている市民を009が加速装置で、高速に動いて市民を助け、
鬼太郎が髪の毛針で西洋妖怪を攻撃した。
003「さぁ早く、こちらに避難して下さい」
市民「は...はい!」
猫娘「好き勝手にさせないわよ!」
009達が助けた市民の1人を003と猫娘が避難させる。
そして市内各地では、大会に来ていたブレイバーズに属する
ヒーロー達が人々をの避難を手伝いながら、西洋妖怪らと
戦っていた。
アザディスタン・野球スタジアム***
場面は変わり、試合が行われていた野球スタジアムでは、突如起きた
爆発により観客席は大混乱となり、試合所ではなかった。
秘書N「アルハザード様。危険です」
秘書R「こちらへ」
アルハザード「ええい、せっかく我が国の勝利が目前だったというのに...
妖怪帝国め。このままでは済まさんぞ!」
サラジアの優勝をしようとしていた試合で、勝利が目前だったにも関わらず
試合を邪魔されたアルハザードは怒り心頭となり、妖怪帝国への報復を
決意するのであった。
◯マイケル・ウィルソンJr→試合前、アルハザードと顔を合わせる。
◯ジョディ・クロフォード→マイケル・ウィルソン大統領に同行する。
◯キャプテン・アメリカ→マイケル・ウィルソン大統領に護衛として同行する。
◯シン・アスカ→デスティニーガンダムで出撃する。
◯ルナマリア・ホーク→インパルスガンダムで出撃する。
◯レイ・ザ・バレル→レジェンドガンダムで出撃する。
◯タリア・グラディス→妖怪帝国が現れた為、出撃する。
◯アーサー・トライン→妖怪帝国の存在にビビる。
◯アビー・ウィンザー→妖怪帝国が出現した事を報告する。
◯張五飛→グレムリンに襲われているシン達をアルトロンガンダムで助ける。
◯009→西洋妖怪から市民を助ける。
◯003→西洋妖怪に襲われる市民を避難させる。
◯鬼太郎→西洋妖怪から市民を助ける。
◯猫娘→西洋妖怪に襲われる市民を避難させる。
●先代魔女→アザディスタンの地に眠る怨念を利用して街の爆破や幽霊MSを呼び出す。
●ドラキュラ二世→西洋妖怪達に号令をかける。
●グレムリン→デスティニーガンダム等に憑りつき、機体を狂わせる。
【今回の新登場】
○マイケル・ウィルソンJr(METAL WOLF CHAOS)
第47代アメリカ合衆国大統領。以前は軍人で、世界各地の紛争で活躍し、メダルオブオナーを授与されたほどの国民的英雄。その功績を受けて、大統領になった。大学時代と軍時代は、かつての副大統領リチャード・ホークはと同期で友人関係にあった。リチャードの起こしたクーデターに対して、最新鋭の特殊機動重装甲を身にまとい、たった一人で敢然と立ち向かった。ことあるごとに「なぜなら私はアメリカ合衆国大統領だからだ!」を連発する口癖あり。
○ジョディ・クロフォード(METAL WOLF CHAOS)
アメリカ合衆国大統領秘書官。ペンシルバニア大学政治学部を首席で卒業し、若くして大統領秘書官になった才女。 クーデターが起きた際は、皆が混乱している中、自ら大統領のオペレータ役を志願した。
◯スティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(ディスクウォーズ・アベンジャーズ/マーベル フューチャーアベンジャーズ)
第2次世界大戦時、ナチスへの義憤から軍の「超人兵士計画」に参加し、
超人的な身体能力を手に入れて活躍したヒーロー。大戦時、氷の中で
仮死状態となっていたが、現代で復活した。ビヴラニウムで作られたシールドを
武器に戦う。
○シン・アスカ(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
ザフトのエースパイロット。オーブ出身で、先の大戦中に家族を失った過去を持つ。本質的には純粋で正義感の強い性格の持ち主と言えるが、パイロットとして天性の才能を持つ一方、メンタル面では、激情に駆られやすい上に、戦闘中は冷静な判断が殆ど出来ず、独断行為に走りやすい傾向があるなど大きな問題点がいくつかある。ZGMF-X42S デスティニーガンダムのパイロット。
○ルナマリア・ホーク(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
ザフトのミネルバ隊に配属された赤服のエリート隊員。シン・アスカ、レイ・ザ・バレルの二人とは士官学校の同期。明朗活発な少女で、上官のアスラン・ザラに対しては妹のメイリンと共に好意を持っていたが、その後シンの過去の孤独を体感し、次第に恋仲となった。専用色のZGMF-1000/A ガナーザクウォーリアを経て、現在はシンから譲り受けたZGMF-X56S インパルスガンダムのパイロット。
○レイ・ザ・バレル(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
ザフト兵士で、ミネルバ所属のモビルスーツパイロット。シンやルナマリアとは士官学校の同期で、成績は常に1位と非常に優秀。シンに色々アドバイスを与えたり、戦闘訓練でも行動を共にするなど、シンにとっては戦友である。実はラウ・ル・クルーゼのクローンである。専用色のZGMF-1001/M ブレイズザクファントムを経て、現在はZGMF-X666S レジェンドガンダムのパイロット。
※闘争の系統では、『スーパーロボット大戦Z』に準拠した経過を辿っているため、元から生存。
○タリア・グラディス(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
ザフトの新鋭艦ミネルバの艦長を務める女性士官。的確な指示で幾度無く艦の危機を救った優秀な艦長。プラント最高評議会議長のギルバート・デュランダルとは恋人であったが、子供ができないという理由から別れた。最終局面でミネルバがアークエンジェルの攻撃で航行不能になると、クルー全員に退艦命令を出し、キラ・ヤマトに「子供がいる。いつか、会ってやってほしい」というマリューへの伝言を残し、彼女はデュランダルとレイと共に自分が欲しかった「家族」の一員として要塞メサイアと運命を共にした。
※闘争の系統では、『スーパーロボット大戦Z』に準拠した経過を辿っているため、元から生存。
○アーサー・トライン(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
ザフトの新鋭艦ミネルバの副長。迂闊で軽率な言動など副長としてはやや未熟な面が目立つ。何かが起こるたび過剰に驚き、「ええぇぇー!?」が口癖。
○アビー・ウィンザー(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
メイリン・ホークに代わり、ザフトの新造戦艦ミネルバに配属された補充兵。業務はメイリンと同じ通信とMS管制。メイリンに比べ実戦慣れしておらず、クルーの要求に応えきれない部分がある。
●ザンビアの祖母/先代魔女(ゲゲゲの鬼太郎 第5作)
12年前、鬼太郎達と対戦した魔女ザンビアの祖母である先代魔女。
アマミ一族カイを襲った際に鬼太郎に敗れて負傷し、一時前線を退いていた。
地獄への総攻撃作戦の際にドラキュラ二世や先代狼男らと共に復帰している。
●ドラキュラ二世(ゲゲゲの鬼太郎 第5作)
ドラキュラ三世の先代で、12年前に鬼太郎達と対戦し、地獄への
総攻撃作戦の際に復帰し、鬼太郎達の前に立ちはだかった。
●グレムリン(ゲゲゲの鬼太郎シリーズ)
悪魔の様な外見の西洋妖怪。機械を狂わせる能力を持つが、
個々の戦闘能力は低い。
最終更新:2021年08月26日 07:14