報告する。
0622時ごろ、F山中腹に未確認飛行物体が墜落したとの報告を受けた。
この時間にこの辺りを飛ぶ予定の飛行機は、今のところ確認できていない。
ケース“未知との遭遇”である可能性が高い。応援を頼む。
ダブルクロスThe 2nd Edition
『彼方からの脅威?』
配布経験値14点、Dロイス複数取得可、Sロイス使用可、
◆ハンドアウト
■PC1 新谷 成司(PL:フェンリル)
【シナリオロイス】栄利 杏:P庇護/N不信感
【推奨カヴァー】辺鄙な場所に一人暮らしの若者。学生。ツチノコ探索部
ツチノコ探索部は、不思議な生物や現象を求めて日夜活動を続けている……!! はずなのだが、いままで特に不思議なことにめぐり合ったことはない。しいて言えばあなた自身が人とは違う力を使えることくらいだろうか。そのツチノコ探索部の部長の高梨タケルだが、ある日「UFOを見つけたかもしれない」と君に言い残し出かけ、次の日から連絡がつかなくなってしまった。
家に帰る途中、倒れている女性をあなたは拾う。彼女は自分の名前だけは覚えているようだが、どうやら彼女には記憶がないようだが、確かに自分を「エイリアン」だと名乗った。そして彼女を拾ってから数日、どうやらあなたを見張るものがいるようなのだが……?
■PC2
【シナリオロイス】“テケリリテケリリ”(※):P傾倒/N恐怖
【推奨カヴァー】非オーヴァード。学生
あなたは学校の友達と三人で、ほんの肝試しのつもりで×××へ入ってきた。最近この×××で奇妙な声が聞こえるという噂が流れているからである。いつも通りの下らない噂だろうと思っていたのだが、暗闇の奥から!!!が現れたのは突然だった。それはあなたと支部長を襲い、???を***する。暗闇からの襲撃と、強烈な攻撃に、あなた達は成すすべもなく気絶してしまった。
気がつくと、あなたは公園のにいた。×××がどこだったのか、!!!がなんなのか、あなたの記憶には残っていない。ただ漠然と、何かを体験をした恐怖と、耳の奥に響く「テケリリ、テケリリ」という笑い声だけがあなたの脳にこびりついている。「テケリリ、テケリリ」。この奇妙な音を、どうして笑い声だと感じたのか、次の瞬間のあなたには見当もつかなかった。
※:PC2の心の奥には「テケリリテケリリ」への潜在的恐怖が刻まれている。このロイスは、ある条件を満たさなければタイタス化できない。
■PC3 玉津 伊予(PL:ただのネコ)
【シナリオロイス】児島耕介 P友情/N不安
【推奨カヴァー】26歳。教員
あなたの旧友にして、グローバル企業の神城グループに勤める平凡なセールスマン児島耕介。彼が久々に故郷に、つまりこのQ市にやってくるらしい。いつの間にか結婚をしたと言うので、その妻の紹介もしてくれると言うのである。
あなたは再会を待ち遠しくしていたが、しかし、彼の妻が恐ろしい秘密結社のエージェントであることをあなたは知らない。遠方の地で“グレープヴァイン”と呼ばれ、かつては殺戮に酔いしれていた存在であることを、あなたは知らない。
■PC4
【シナリオロイス】高梨 淳子:P連帯感/N不信感
【推奨カヴァー】都市部に住むオカルト記事ライター
同僚であり、友人でもある高梨淳子。彼女は趣味のセスナを乗り回しているとき、事故を起し墜落の憂き目にあった。奇跡的にたいした怪我ではなく、現在は入院中である。エンジンの故障が原因だと彼女は言うが……どうやら彼女はウェブを使い独自に何かを調べているようである。そしてまた、Q市で彼女を見かけたという同僚がいるのだが……はたして高梨淳子は何を探っているのだろうか。
PC間ロイス
1→2→3→4→1
※今回のシナリオハンドアウトではPC間の関係が希薄であるために、PC間ロイスの順で「あらかじめ知り合いだった」という設定をふかしてシナリオを開始する。
シナリオ技能
PC1 <情報:Q市>2
PC2 <情報:Q市>2
PC3 <情報:Q市>2
PC4 <知識:オカルト>2
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◆舞台の情報
【Q市】
山間にある町。主な産業は養蚕、林業、。駅周囲の商店街が一番栄えている。
【Q市UGN支部】
構成メンバーは支部長の“クラーケン”霧谷雄台とPC2だけである。その他、掃除のおじさんが一人いる。PC1やPC3が望めば、彼らも支部のメンバーとなるか、イリーガルとして登録される。PC4がUGN関係者であった場合、Q市以外の支部のメンバーとなる。