true tears (アニメ) まとめwiki内検索 / 「桜並木からのプレゼント」で検索した結果

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  • 桜並木からのプレゼント
    負けるな比呂美たんっ! 応援SS第43弾 『桜並木からのプレゼント』 ●承 #41『お留守番』の続きです 大きな池、それを取り囲むように続く桜並木 そよ風に舞う花びらたちが 風のかたちを教えてくれる ほどよく暖かくて 優しい春の香りが わたしたちをつつんでくれる 周囲には休日を過ごす人々の群れ こころなしか、ひとの動きも柔らかい 家族連れ、老夫婦、若いカップルさんたち… わたしたちはどう見えるだろう… ただの男女連れ? それとも恋仲の男女連れ? もし 恋仲にみえるなら それはどのくらいの? 少し先を行く彼との距離は いつもより少し遠いまま… 「よかったね、お天気よくて」 ぎこちない空気を何とかしたくて ついてでたのはそんな言葉… 「ああ、そうだな」 彼は自然を装いそう答えてくれた やっぱり少し...
  • あれはやっぱり、誕生日のプレゼントじゃなくて…
    「何度見ても足りない…やっぱりバイトするしかないか」  自分の通帳を前に、一人考え込む眞一郎。  ここ何日か、比呂美との先日のデートを、思い出してはこの様子だ。 「あんな顔でショーウインドー覗き込んでるの見たら…買うしかないよな…」  眞一郎は、目を瞑ると、あの時の事を思い出す。  信号待ち。不意に、比呂美が隣から居なくなった事に気付いた眞一郎。  振り返ると、比呂美は腰を屈め、ショーウインドーを覗き込んでいる。  どうやら貴金属店のようだ。 「…」 「…」  近づいて、肩越しに見ると、比呂美が見ているのは指輪のようだ。  値段は………とても高い。 「…あ、ゴメンナサイ」  硝子に映った眞一郎に気付くと、視線を、硝子の中の眞一郎に合わせる比呂美。 「いや…。そうだ、誕生日には、指...
  • オーバータイム
    ...守番   43 桜並木からのプレゼント   47 魔法の呪文 工事中(未定)   40 憧れのひと   42 ごほうび 工事中(未定)  作者はドラマCDその他の内容に接触しておりませんので公式後日談?との間にはおそらく大きな乖離があるか と思います。  へっぽこなのは仕様です。 『オーバータイム』  仲上家での定期的な夕食を共にした後、比呂美のアパートまでの薄暗い道のりを歩くふたり、そんな時ふたりの 話題は…  学校での事、部活の事、絵本の事、明日の天気の事…  ふたりとも他に話したいことはそれなりにあったはずだが、すでにお互いをよく知っている間柄である為、話題 にできる事といえば、そんな当たり障りの無い事ばかり、それ以外はお互いを知りすぎていて遠慮が先にたち、深 みのある...
  • hiromiss
    ...:ごほうび 43:桜並木からのプレゼント 44:またね 45:ホイッスル 46:託された想い 47:魔法の呪文 48:オーバータイム 二人目氏 01:比呂美ENDエピローグSS 02:比呂美ENDエピローグSS外伝 03:比呂美と朋与 04:眞一郎の脳内劇場 05:比呂美と眞一郎のどきどき初デート 06:湯浅比呂美が仲上家に入った日 07:仲上家の騒々しい正月 08:6話比呂美号泣シーン補充 09:二人でおつかい 10:愛妻弁当パニック 11:比呂美のお色気大作戦 12:二人でお買い物 13:比呂美のダブルデート奮闘記 14:比呂美、大喧嘩 15:比呂美スレ的 第1話 改訂版 16:比呂美スレ的 第3話 改訂版 17:ある日の出来事 18:眞一郎の脳内劇場2 19:ゲームと質問 20:セカイノナミダ 最後だけ替え歌 ...
  • true MAMAN特別編・こんな想い出もいいよね~三日目・復路~
    「……あった」  眞一郎はショーケースを見て呟いた。  熊本城下の土産物屋で、ついに眞一郎は自分の希望に叶う品を見つけたのである。  青磁ではなく白磁だったが、細やかなフルーテッドが入ったペンダントで、白地に椿の 花が描かれたデザインは、眞一郎から見て、旅館で見たペンダントよりむしろ比呂美には 似合ってるように思える。  問題は…… 「高え……」  値段は旅館で見たものよりはるかに高かった。いくらなんでも予算オーバーだ。 「でも、これなら比呂美にも……」  簡単には諦めがつかない。  あまり比呂美に何かをプレゼントしたことはない。バイトもしていない高校生では資金 力に問題があるし、比呂美もそれをわかっているから、何かを欲しいとは言わない。誕生 日も安物のマグカップを揃いで買っただけだ。  だが、昨日のキーホルダー。あんな安物でもあんなに喜んでくれた。口には出さな...
  • 終業式イベント
    =比呂美が眞一郎と結ばれた後の話です。 終業式イベント 終業式が近づいたある日の朝、比呂美と眞一郎は相変わらず手を繋いで登校し ていた。通り過ぎるクラスメイト達も慣れた風景なので、何も言わなくなった。 一人を除いて… 「おっはよ!」 挨拶をしながら比呂美の肩を、ぽんと叩いた。 「おはよう、朋与。今日は暖かいね?」 肩を叩かれた時から誰かわかっていたので、普通に話している。眞一郎も挨拶 をする。 「お、おはよう」 未だに朋与との会話に慣れていないというより、からかわれることが多いので、 ちょっと警戒気味だ。 「おはよ。そうだねー。雲が少ないから、日が差すからでしょ? でさー…」 眞一郎との挨拶は簡単に、朋与が比呂美と話し始めた。その後、教室までずっ とそのままだった。 今日は平和な一日になりそうだ、眞一郎はそう感じていた。  ― ― ― ...
  • 春雷-1
    「トゥルー・ティアーズ・アフター ~春雷~」  true tears after ―rumble in their hearts― ――『目次』――  序幕 『そんなのいや』(湯浅比呂美)  第一幕『どうする?』(仲上眞一郎)  第二幕『私を守ってね』(湯浅比呂美)  第三幕『戻ってこないか?』(仲上眞一郎)  第四幕『こっちを向きなさい』(仲上寛)  第五幕『幸せをひとつひとつ』(湯浅比呂美)  第六幕『男の子でしょ?』(湯浅比呂美)  第七幕『あなたの大切って、なに?』(湯浅比呂美)  終幕 『背中をポンポンしてくれて』(湯浅比呂美) ――『予告文』――  ようやく春が訪れ、眞一郎と比呂美は  ちょっとずつお互いの距離を縮めていっていた。  そんな中、あることを切欠に二人の間に波風が立つことになる。  比呂美を傷つけないと、自分に...
  • Amour et trois generation Le mouvement du presager(伏線の発動)
     麦端高校の修学旅行は大きな事故もなく、帰りの時を迎えていた。誰もがかばんに土産 を詰め込み、住み慣れた我が家に戻る事に寂しさと安堵を同時に感じていた。 「あさみさん、すごいね、その荷物」  新幹線を待つ中で、眞一郎があさみに声をかけた。その言葉通り、あさみは行きの荷物 の他に大きな紙袋をいくつも両手にぶら下げていた。 「お母さんとお兄ちゃんに色々頼まれてさぁ。芥子蓮根でしょ、明太子でしょ、それにご 当地ラーメンあれこれ……」 「それくらいなら俺も買ってるぞ」  横から下平が入ってきた。下平が言うまでもなく、酒蔵の従業員向けの土産も買い込ん だ眞一郎の土産も多いが、――比呂美も同じように買っている――別にかばんからこれほ ど溢れ出してはいない。 「女の子はかばんの中身が元から多いの!」  あさみが反論するが、朋与がニヤリと笑いながら 「あさみの場合はかばんの中身が...
  • 春雷-2
    ――第二幕『私を守ってね』――  次の日、誕生日当日、眞一郎は慌てて学校から戻ってきた。  朝食の時、理恵子が、今日の誕生日のことに大して触れなったのがかえって不気味に思 えていたからだった。 ……まさか、ド派手なことを考えているのではないだろうか……  いくら比呂美が賛同してくれたといっても、それはあまりにも無神経というもの。  眞一郎はずっと、どちらかといえば質素な誕生日を、迎えていた。ヒロシがあまり騒ぐ のが好きではないし、酒蔵の従業員がいつも近くにいる中で羽目を外すことは出来なかっ たのた。だが、今年は少し『状況』が違う様に眞一郎は感じた。  家へ帰りついた眞一郎は、台所に居る理恵子を見るなり、ほっと胸を撫で下ろした。何 かの料理の下ごしらえはしていたが、周りを見渡しても特別変わった様子はなかった。普 段と変わらない。 「比呂美ちゃんは?」...
  • Amour et trois generation Un lancement (行動開始)
     店を閉め、後片付けをしている時に、愛子は三代吉に訊ねた。 「ねえ、三代吉。もう旅行の仕度は終わってるの?」 「あ?ああ、もう済んでるよ」 「早いね。意外とそういうところ堅実だよね」 「そうか?準備って言っても着替えと洗面用具くらいしかないだろ」  男の三代吉と女の愛子では着替えの用意に大きな認識の隔たりがある。まして愛子はフ ァッションに対して年相応のこだわりがあり、三代吉は基本的に実利主義者である。三代 吉のかばんの中身は、愛子の想像する最小のさらに半分だった。 「そうだ、愛子、お土産に何か欲しいのある?」 「お土産?うーん、そうだな……」  愛子は腕組みをして考えた。九州の名産など詳しくは知らない。まさか明太子や大根を 頼むわけにもいかないではないか。さらに付け加えるなら、愛子は、三代吉の選んだもの であればどんな物であれ嬉しいのである。  と言って、ここで...
  • Amour et toris generation trop est trop(過ぎたるは及ばざるが如し)
    「あら、三代吉君、お昼?」  高岡ルミが声をかけてきた。 「ええ、まあ」 「購買行くの?それとも食堂?」 「温かい物が食いたいんで食堂にしようかと」 「ちょうどよかった。ご一緒させて」 「え?いや、それは……」 「もう今の時期になると三年生来なくなっちゃって、一人で食堂に行くのも恥ずかしいな って思ってたところなの。お願い、コーラご馳走するから」  両手を合わせ、片目を瞑って少しおどけた調子で頼んでくるルミ。三代吉は頭を掻いた。 「別にそんなおごってもらわなくてもいいですけど」 「本当!?ありがとう」  三代吉の隣に立ち、並んで食堂に向かう二人。ルミの言う通り、二学期も終わりが近づ けば三年生はほとんど学校に来ない。三代吉の隣を歩く緑のラインの入った制服はこの季 節には人目を引き、その制服の上に乗るやや不釣合いな大人びた美貌はひきつけた視線を 釘付けにした。 ...
  • Amour et trois generation Une vraie recherche(真実の探索)
    「愛子、具合はどう?」  ドアの向こうから母親の声が聞こえてきた。 「……よくない」  ベッドで頭まで布団を被ったまま答えた。 「そう……じゃあ、学校には連絡しておくわね」  そう言って、部屋の外から母親の気配は消えた。  愛子は布団を被ったまま寝返りをうった。眠気は全くないのだが、起きる気も食べる気 も起きない。 「どうして…………?」  愛子は昨日のモールで見たものを思い返していた。ルミに誘われて繰り出したモール。 そこで、愛子は三代吉と乃絵が一緒に喫茶店から出てくる姿を目撃したのだ。  あれは何だったのだろう。大きな荷物を持っていた。買い物をしていた、と言うのは間 違いないだろう。なら何故一緒に?学校の用事か?しかし二人はクラスも違う。三代吉は 部活も委員会にも所属していない。どちらが学校の用品を必要したとして、あの二人が連 れ立つ必要も必然もない。 「...
  • Amour et trois generation doute(疑念)
    「ねねね、比呂美、比呂美!」  朝、教室に入ると同時に朋与が突進してきた。 「何!?ちょっとどうしたの?」 「実はさっき美紀子から聞いたんだけど、あ、この話、仲上君には内緒にしてね」 「……俺がどうしたって?」 「うゎっ、いた!」  朋与がのけぞった。どうやら本当に気付いていなかったらしい。 「落ち着きなさいよ、朋与。美紀子が何て言ってたの?」  比呂美が苦笑しながら促した。眞一郎に聞かせたくない話題である事は、本人に聞かれ た時点で諦めている。 「あ、ああ、えっとね。昨日美紀子が隣町のモールに出掛けてたら、誰に会ったと思う?」 「誰……って」  比呂美は眞一郎を見た。眞一郎に聞かせたくない名前って誰だ?まさか彼の両親いずれ かと言う事はあるまい。眞一郎も首を振った。 「判らないわ、誰?」 「野伏君がいたのよ」 「…………えっと、それが、何?」  眞一郎が...
  • Amour et trois generation Pressentiment qui est triste(悲しい予感)
    「おっはよ~う」  あさみが教室に入ってきた。 「おはよう」 「おはよう」 「オハヨ」 「おはよ」 、朋与、美希子は机を寄せ合って、ノートを取っている所であった。それを比呂美と真由 が傍から見ている構図である。 「あれ、何やってるの?」  あさみの質問に朋与が顔を上げずに答えた。 「見ての通り、宿題よ」 「しゅくだい?」 「先週出てたでしょ?旅行から帰ってからやろうなんて甘く考えてたのが間違いだったわ」  きょとん、としたあさみの顔貌がみるみる蒼ざめていった。 「……もしかして、すっかり忘れてた?」  比呂美の問いに 「きれいさっぱり忘れてた……」  平坦な声で答える。そして 「朋与、美希子!あたしも写す!それ見せて!」 「ちょっと、押さないでよ」 「あさみ、一冊のノート三人で見るのは無理だと思う」  美希子の冷静な指摘にあさみが悲しそうな顔貌をす...
  • true MAMAN やっぱり、嫌われてるのかな
    「おばさん、手伝います」  比呂美が台所に入ってくる。  今日は仲上家で夕食をご馳走になった。その後片付けを手伝おうとしたのだ。 「ありがとう。でも、こっちは一人で大丈夫よ」 「でも、ご馳走になりっぱなしじゃ――」 「本当に大丈夫だから。あな――比呂美ちゃんはゆっくりしていて」 「あ・・・・はい」  ――その夜、比呂美は布団の上に座り、枕を抱えて考えこんでいた。 「わかんない・・・・」  翌日、眞一郎と比呂美は帰りに海に来ていた。珍しい事ではないが、今日は眞一郎 が誘った事がいつもと違う点だった。 「比呂美、何かあったのか?」  朝から比呂美が少し落ち込んでいる気がして、気になっていたのだ。 「え?何もないよ。なんでそんな事訊くの?」 「いや、なんかお前、元気ない気がしてさ・・・・何もないならいいけど・・・・」 「別に・・・・何もないよ。ただ・・・・...
  • 遠回り
    負けるな比呂美たんっ! 応援SS第33弾 『遠回り』 「眞一郎くん」 今では聞きなれた比呂美の優しい呼び声 以前のような遠慮がちな響きとは少し違う声 いつまでも聞いていたい透き通った声 そんな事考えながら返事をする 「おつかれ」 「待った?」 「いや」 「よかった」 校門を並んで過ぎながら考える 比呂美はこんな他愛もない会話の最中も気を使う そんな気遣いをさせてしまうことを申し訳なく思う 「今日、何か予定とかはあるの?」 「いや、なんにも」 「じゃあ、つきあって欲しい場所があるんだけど いいかな?」 こちらを見上げながら 『お願い聞いてくれるかな』 そんな表情と共に訊いてきた 比呂美が道草の提案とは珍しい 夕食の買い物なら特にこんな言い方はしないはずだ まあなんにせよ こ...
  • true MAMAN特別編・こんな想い出もいいよね~2日目~
    「……間違えてる。このスケジュール絶対間違えてる」  眞一郎がぐったりとしながら言う。 「…去年と変わらないはずだよ?キャプテンも言ってたし」  比呂美がやんわり制すが、こちらもかなり参っているようだ。 「高岡キャプテンも九州が嫌いになりそうな旅行だった、て言ってなかったっけ?」  朋与が力なく指摘した。  修学旅行二日目、長崎である。朝旅館を出た後、バスで長崎に向かったが、大渋滞に 巻き込まれ、予定を2時間以上もオーバーしてやっと到着したのだった。  ここでハウステンボスやグラバー邸を観光し、海路で熊本入りして二泊目、が本日の予 定である。 「ま、これで夕方から船ってんだからきついわな」 「ねー早く行こうよー。時間もったいないよー」   眞一郎のグループで元気なのは、乗り物に乗ると条件反射で寝てしまうあさみと、ほぼ 徹夜で賭けポーカーをして、同じく道中爆睡の三代...
  • 銀色の雪
    10作目SS今回は誕生日ネタ          銀色の雪 「今日が眞一郎くんが言ってた日か」 比呂美は登校の支度を終え部屋にあるカレンダーを見ながら呟いた 約二週間前の日曜のデートの帰りの時だった 眞一郎は『明日から二週間ほど一緒に帰れなる』と比呂美に告げたのだ 比呂美は初めは驚いたが、ただ一言『わかったわ、二週間ね』と眞一郎に答えた 初めは何故かわからなかったがデートから帰った後、二週間後の日付を見て気付いた その日は比呂美の誕生日を示していた 部屋に鍵を掛け朝錬に向かう比呂美の心は嬉しさでいっぱいだった (どんな風に祝ってくれるのかな?) 学校に着く間に色々と思い考え比呂美は一つの結論が出てきた 【眞一郎くんが私を待たせる時は必ず嬉しい事がある】 その結論が出た時、自然と安堵が比呂美を包む (うん、これで大丈夫。どれだけでも待てる)...
  • 38スレ目の母の日の妄想
    278 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/05/11(日) 19 56 37 ID +WCuFiCT そんな事より折角の母の日だというのに、 それに絡めた小ネタの一つもないのは如何なモノか。 279 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/05/11(日) 20 00 24 ID lBRv9SLu 278 一人目SS職人さんがSS投下されたからなぁ あれで癒されてしまった 282 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/05/11(日) 20 25 14 ID DyyuZ8lw 278 「眞ちゃん、もうそろそろ母の日だけどわかってるわよね」 「ああ、わかってるよっ母さんプレゼント、何がいい」 「…わかってない…この子ったら。比呂美ちゃんのお母さんのことよっ」 ってな感じでママンが教えてくれると見た 283 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2...
  • Amour et trois generation Une image du futur qui secoue(揺れる未来図)
     修学旅行から一週間が過ぎた。  大きな学校行事は一通り終了し、授業も平常運行に戻っている。  二年生にとっては進路決定の実質的な最終確認の季節であり、進路調査票の提出期限に ついてH.R.で念を押されるのも日課のようなものになってた。  麦端高校は世間的な基準では進学校という事になっており、実際に進学率は非常に高い。 近年は旧帝大への進学率はやや低迷しているが、それでも近隣校を上回る実績を誇ってい た。  三代吉も一応は進学希望ということになっている。特別勉強がしたいわけではもちろん ないが、眞一郎のように将来の希望が明確にあるわけでもなく、農家を継ぐ覚悟を決めた わけでもない。それを考えるための時間が欲しいための進学希望とも言えるし、結論を先 延ばしにするための進学希望ともとれる。 「そう言えば愛ちゃんは?どこ受けるって言ってたっけ?」  眞一郎が訊いてきた。 ...
  • 間違いからの贈り物
    8つ目のSS今回は初デート        間違いからの贈り物 比呂美がアパートから出てきて外で待ってる眞一郎に声を掛ける 「お待たせ~」 「部屋の鍵は掛けたか?」 比呂美はまるで人懐っこい子犬の様に 「うん、行こう早く早く~」 眞一郎はそんな比呂美を愛しく見ながら 「おいおいそんなに焦るなよ まだどこ行くか言ってないだろ」 と焦る比呂美を落ち着かせる 「だって私の長年の夢だったから 眞一郎くんからデートを誘ってくれる事」 少し落ち着きつつ今まで想い描いていた事を眞一郎に告げる それを聞いた (俺はどれ位比呂美が今まで想い描いていた事を叶えてやれるんだろう?) 眞一郎は小難しい顔をしつつ思っていた 心の内を察してか比呂美は 「やっと恋人同士になれたからどんどん叶っていくわよ 眞一郎くんは何か想い描いてた?」 と眞一郎に優しく問いかける ...
  • ある日の比呂美16
    「朋与。ちょっとフザケすぎ!」 比呂美は朋与の用意したスポーツドリンクをラッパ飲みしつつ、眉をハの字に曲げて抗議した。 勝負を始めてから開く一方の点差に焦り、早々に脱いでしまったコート。 自分がへたばっている隙に、その中から勝手に携帯を取り出して、眞一郎に電話するなんて…… …………悪戯の域を超えている………… 「バ~カ。そんなんじゃないから、心配しなさんな」 僅かに不安の色を見せる自分の瞳に気づいたのだろうか? 朋与はカラカラと明るく笑って、手にしたペットボトルの中身を飲み干した。 「小遣い稼ぎよ。……ヒヒヒ」 唇を片方だけ吊り上げ、悪巧みをしていますと表情で語る朋与は、まるで時代劇の悪代官のようだった。 お主もワルよのう、と思わず言ってやりたくなる。 「さて! 次、行ってみようか!」 パンと弾けるように立ち上がると、朋与は脇に置いていたボ...
  • 37スレ目の婚約指輪と泣いてる比呂美の妄想
    278 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/05/01(木) 01 25 32 ID GAkF2DNE ttp //cgi.members.interq.or.jp/boss/miyazaki/cgi/2008/Hiromi_04hp2.jpg 二冊目も期待大 280 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/05/01(木) 01 29 18 ID alya3zN9 278 左手の薬指になにか見えるんですが 281 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/05/01(木) 01 31 03 ID iRFaNt28 278 4分で404とは・・・ 再うp希望ですorz 282 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/05/01(木) 01 32 26 ID +krnyl5L 281 URL削っていけば見れる 283 名無しさん@お腹いっ...
  • 春雷
            「トゥルー・ティアーズ・アフター ~春雷~」  true tears after ―rumble in their hearts―         ――『目次』――  序幕 『そんなのいや』(湯浅比呂美)  第一幕『どうする?』(仲上眞一郎)  第二幕『私を守ってね』(湯浅比呂美)  第三幕『戻ってこないか?』(仲上眞一郎)  第四幕『こっちを向きなさい』(仲上寛)  第五幕『幸せをひとつひとつ』(湯浅比呂美)  第六幕『男の子でしょ?』(湯浅比呂美)  第七幕『あなたの大切って、なに?』(湯浅比呂美)  終幕 『背中をポンポンしてくれて』(湯浅比呂美)         ――『予告文』――  ようやく春が訪れ、眞一郎と比呂美は  ちょっとずつお互いの距離を縮めていっていた。  そんな中、あることを切欠に二人の間に波風が立つことになる。  比呂美を傷つけないと、自分に言い聞...
  • 40スレ目の結婚後の比呂美の妄想
    473 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/06/09(月) 13 43 46 ID lp2rWP6+ 結婚したら比呂美はどういうタイプになるんだろうね 敷くタイプか尽くすタイプか 474 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/06/09(月) 13 45 40 ID s9zCDM3h 真ちゃんの浮気を疑い勝手に妄想して苦しんでそう。 475 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/06/09(月) 13 46 24 ID gIyiQqN3 473 相手が相手だけに敷く方が良いと思うw 476 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/06/09(月) 13 50 17 ID lp2rWP6+ どっちでも幸せなんだけどねw 477 ◆sattoAlWHM sage 2008/06/09(月) 14 02 32 ID 8L4aHRcL 47...
  • トゥルー・ティアーズ・アフター ~春雷~
    「トゥルー・ティアーズ・アフター ~春雷~ 」 ……序幕『そんなのいや』…… 4月に入ったある土曜日、陽も大分傾いた午後。体育館の勝手口の階段に腰掛け、 オレンジ色を基調としたユニホームを身にまとった少女が、携帯でメールを打っていた。 背番号は『6』。 『件名:プレゼント  もうすぐ誕生日ね。  プレゼント何がいい?  高いものは買って  あげられないけど…』 『件名:Re:プレゼント  そんな何でもいいよ。  気持ちだけで充分うれしい』 少女の目が、一瞬だけ曇る。 『件名:Re:プレゼント  そんなのいや。  ちゃんとリクエストして』 『件名:Re:プレゼント  目覚まし時計とか』 『件名:Re:プレゼント  それにするね。  それと誕生日に  二人でケーキ  食べようね。それじゃ』 『件名:Re:プレゼント  ありがとう  楽しみにしてる』 「よし!」 携帯電話を折りたたむ音が心地よく...
  • マグカップネタからの妄想
    【マグカップネタからの妄想】 春休みのある日。 眞一郎の母がよかったら、と知らせてくれた無料の陶芸教室に二人は来ていた。 よくある地域なんちゃらセンター主催の講座で、課題はマグカップ。 まあ地域のイベントに他に若いカップルが参加するはずもなく、自分達以外は近所の人達だ。 「♪~」 初めて使うろくろに戸惑いを感じながらもそれを楽しみ、 持ち前の器用さでスイスイとマグカップを造形していく比呂美。 自分でもなかなか納得のいくものを形作ることができ、一人ほくそ笑む。 となるとやはり気になるのは想い人の反応である。 「眞一郎くん、出来…た………?」 眞一郎くん、私の見たらどう思うかな?上手って褒めてくれるかな? そんなことを思いながら上機嫌で振り向きつつ、目に飛び込んできた彼の作品を見て愕然とした。 「ん~…まあこんなモンかな…ちょっとバ...
  • ある日の比呂美1
    「ある日の朋与」、「乃絵と比呂美のあいだに」を読んでから読むのをお奨めします。 「眞ちゃん!いい加減に起きないと遅刻するわよ!」 仲上家の長い廊下の端から、甲高い声がする。 何度か眞一郎に呼びかけていた『おばさん』だったが、結局諦めて居間に戻ってきた。 「まったく……」 『おばさん』は食卓について『おじさん』に愚痴り始める。 「春から3年だっていうのに……毎晩遅くまで何してるんだか」 「前にも言っただろ。眞一郎は眞一郎。好きにさせるさ」 それじゃ困るんです、と『おばさん』は声を荒らげる。 一年前なら萎縮して身体を震わせるところだが、今はそのようなこともない。 それどころか、比呂美は心の中で『おばさん』に賛同していた。 (そうそう、私の人生設計にも関わります) 内心で茶々を入れた事など欠片も感じさせず、涼しい顔で黙々と食事を続ける比呂美。...
  • 休日の昼下がり 彼と二人きり
    負けるな比呂美たんっ! 応援SS第22弾 『休日の昼下がり 彼と二人きり』 休日の昼下がり、居間の前の廊下を通りかかると彼が一人で居るのが目にはいった 今は家人は他に誰もいない 何をしているんだろうと廊下に隠れて室内を覗き込む 彼は気付いていない 縁側に座って外を向き、あることをしているようだ 彼のその行為は初めてみるものだった 当然といえば当然だが、やっぱりそういうことするんだなと妙な事に感心する その行為は私ももちろん時折行うが、やはり一人で密かに行っていた 今、眼の前で行われている行為は、そういう意味では貴重な光景といえるだろう 愛する人の飾らない素の姿 彼はいつも私の前では少しぎこちない やはり私でも年頃の異性という存在が身近に居ると、意識してくれるのだろうか? もしそうならそれは喜びでもあるのだけれど、それは私だけが特別なのか、それとも違...
  • after tears これからのことを1
     アニメ true tears SS -after tears これからのことを-  ※一応 本編の後日談な感じです。超個人的ですけど。  ※眞一郎の父・母の名前を、それぞれ中の人の名前を取って、眞一郎の父→啓治 眞一郎の母→理恵子 にしています。   眞一郎の父はヒロシでもよかったんですけどね。シリアスな場面だとどうしても笑ってしまってw  ※本編の設定や解釈を間違えたまま書いてる所があるかもしれません。   見逃してやってください。まだ各話1~3回くらいしか見てないのでorz(いいわけ)  ────  薄く霞みながらも晴れた空。優しげな日差し。  すっかり景色に馴染んだ葉桜がそよ風に揺れている。  いろいろなことがあっという間に過ぎたあの冬から数ヶ月。  眞一郎たちは何事もなく無事進級していた。  クラス替えはあったが、眞一郎は三代吉と、比呂...
  • 比呂美さんの独り言
    【はじめに】 冒頭部分は流石堂の流ひょうご様作の同人誌「おもいはココで」から、イメージを 頂戴しております。「おもいはココで」を未読の方におかれましては、 是非とも一読をお勧めする次第です。 比呂美さんの独り言 「えっ?!  ぁぅ」 気づいたときには、既に遅くて。 「何ぃかなぁ、比呂美。  その指輪はぁ?」 しかも、見つけた主は朋与――私の親友、黒部朋与、で。 「えっと、その、ね。  えっと」 こんなときになのに私の頭の中は、昨日のお祭りのことで一杯で。 眞一郎くん――私の大切な彼氏、仲上眞一郎くん、に買って貰った、それはペアリング。 その眞一郎くんが、迷うことなく私の左手の薬指にしてくれた、指輪。 「ふ・ふぅん。  …あ、婚約指輪だったりして」 しどろもどろになる私に、ニンマリ顔の朋与が追い打ちをかける。 「へぇ、そうなの?  わぁ、...
  • ある日の比呂美2
    前ある日の比呂美1 アパートまでの道のりを、比呂美はひたすら走り続けた。 眞一郎の視線を感じると何故かもつれる自分の脚が、雪で覆われた悪路を難なく駆け抜ける。 ……今、眞一郎は自分を見ていない…… 全く転ばない事がその証明のように感じられて、比呂美の心に追い討ちを掛ける。 たどり着いた自室の前で、半分泣きそうになりながらポケットを漁る比呂美。 鍵を取り出してドアを開ける事すら、もどかしい。 部屋の中へと逃げ込んでブーツを脱ぎ捨てると、水道からコップに水を注ぎ、一気に飲み干す。 「…………ハァ…ハァ…ハァ…ハァ……」 呼吸はなかなか整わず、精神と肉体の両方に、どんよりとした疲労感が広がっていく。 照明と暖房のスイッチはすぐそこにあるのに、手を伸ばす気にすらならない。 ………… ………… (……どうしよう……どうしたらいいの……) ...
  • truetearsVSプレデター5
    前truetearsVSプレデター4 憔悴した眞一郎は駅前にある、多様な店舗を内包した 若者向けの総合施設、コンプレックスで暇を潰していた。 「・・・どこもかしこもカップルばっかですか・・・」 愛子を強姦未遂した今となっては比呂美に合せる顔がない。 だから、もしもう家に戻ってるんじゃないと思うと、帰る気にはならなかった。 それに愛子も三代吉も警察に話す風には見えなかったが、 友情が決裂した今となってはそれも甘い観測でしかない。 案外、警察と父がが泣き叫ぶ母をなだめてるんじゃないかと考えると、胸が締めつけられる。 「ん・・・今日、発売日だったか」 三代吉が購読している漫画雑誌の最新号が並んでいる。 もう借りられないのだから、立ち読んでしまうか。 パラリとページを捲って、適当に読み進めていく。 気が滅入っている時は意外と、関...
  • ファーストキス-序
    「トゥルー・ティアーズ・アフター ~ファースト・キス~」  true tears after ―the first kiss― ――『目次』――  はじめに  前作あらすじ  予告文  序幕  『大事な話があるの』(石動乃絵)  第一幕 『嫌われるかもね』(黒部朋与)  第二幕 『気をつけるのよ』(仲上理恵子)  第三幕 『キスの、呪いか?』(仲上眞一郎)  第四幕 『わたしを、おもちゃにしないで』(湯浅比呂美)  第五幕 『ちょっと用があって』(仲上眞一郎)  第六幕 『ひとりにしといてくれ』(仲上眞一郎)  第七幕 『やっぱり、こわいんだと思うの』(湯浅比呂美)  幕間  『ほら、ここにいるよ』(男の子)  第八幕 『勘違いしないで』(石動乃絵)  第九幕 『それだけでいいの』(安藤愛子)  第十幕 『邪魔されたくないときもある...
  • ある日の比呂美3
    前:ある日の比呂美2 翌日、眞一郎は最悪な気分で朝を迎えた。 時計を見ると、まだ起床時刻より三十分も早い。 だが、眠る事が出来ないというのに、これ以上ベッドに入っているのは苦痛でしかなかった。 気だるさの残る体を起こして目覚ましのスイッチを止め、一階の洗面所へと向かう。 歯を磨いている間、眞一郎は鏡に映る情けない男の顔を、苛立ちをもって眺めていた。 コイツをぶっ飛ばしてやりたい…… そんな衝動に駆られる。 (……また同じ事を繰り返してる……俺は……) 比呂美の涙を拭うと誓ったくせに…… 誤魔化して……また泣かせて…… 欲望に負けて…… その上……錯乱して…朋与のことまで…… (…………なにが……『おぎゃあ』だよ……) 自分は何も変わってない……生まれ変わってなんかいない…… 歯ブラシを動かす手が止まり、自分への怒りが身体を震わせる。 ...
  • after tears これからのことを2
     家に帰ると比呂美はすぐ仕事に駆り出された。  眞一郎としては特にすることもないので、とりあえず今日の小テストの復習をすることにした。  しかし、ものの5分も机に向かっただけで早速壁にぶつかってしまう。  教科書を広げ自分なりに奮戦してみるが、理解できないことのほうが多かった。 (答え合わせ聞いとけばよかった…)  今となっては後の祭りなのだが、自業自得だから仕方ない。 (後で比呂美に教わるか……)  何度も思うが人頼みなのが(それも自分の彼女に)なのがなんとも情けない。  眞一郎は自己嫌悪のため息をつくと、シャーペンをノートの上に投げ出し、肘をついた二の腕に頭をのせて机に突っ伏した。  視線の先には、寄せておいたスケッチブックや色鉛筆と一緒に一枚のA4用紙があった。  『今回は残念ながら、不採用になりました。』  いつぞやの不採用通知と全く同じコピー品。  それが...
  • memories1985 親愛と嫉妬
    memories1985 笑顔と素顔  重い手足を懸命に動かして、私は制服に着替え終えた。  もしかしたら、この制服も今日が最後になるかもしれない。  今日は学校に、この前のバイク事故について説明に行かなければならない。  先に警察からの事情聴取は済ませてあり、私は本当のことを話した。  私がこの家に戻るつもりはなかった事、町を出る手段として彼にバイクを出すよう頼ん だ事、彼は最初断ったのに、私が無理強いした事・・・・全て私が原因だ。そのきっかけは家 の中のおばさんとの問題があるにせよ、この事故に関する限り主犯は私の方だった。  既に警察から顛末は学校に伝わっているだろう。それだけで退学になるとは思わない。 でも、それだけだ。おばさんはきっと私を許さない。おじさんも、もう私をかばいきれな いだろう。停学にでもなれば、そのまま私は自主退学する事になるだろう。遠くの全...
  • truetearsVSプレデター7
    ゴイイイイイィィィンンン!!! アームスーツが鉄塔に激突し、重く鈍い金属音が辺りに響き渡る。 「ッッィシャァア!!??」 突然、比呂美を抱えて鉄骨に着地した純=ヴェノムが甲高い悲鳴を上げた。 「ど、どうしたの?」 わけがわからず動揺する比呂美。 ヴェノムの体表がハリネズミのように触手を伸ばしてもがく。 純の頭にもトンカチでガツンと割られるような痛みが奔っていた。 金属の衝突による音のショック。 シンビオート=寄生体の弱点、その超短波を間近で浴びてしまったのだ。 「クルルゥッ?」 歴戦のプレデターには、それがすぐさま寄生体の弱点だと気付く。 が、その観察はプレデターだけに止まらなかった。 アームスーツのシステムがダメージから回復すると、足元の鉄骨に高速の拳を打ちつける。 ガアアアァァァアン!!! 「キャシャオォォーーーッ...
  • 魔法のクッキー
    「お台所を?それは別に構わないけど」  眞一郎の申し出に理恵子はそう答えた。理恵子自身は男が料理できる事に意味があると は考えていないが、「男子厨房に入らず」の格言に従うほどに古い人間ではない。 「でも、何をするの?」 「うーん、ちょっとクッキーでも焼いてみようかと」  意外すぎる単語に理恵子ばかりか、ひろしまでが新聞から目を離して眞一郎を見たが、 すぐに理恵子は真意に思い至った。 「ああ、ホワイトデーね?でも、眞ちゃんが作るの?」  比呂美に手伝わせては本末転倒であるからおそらくそうであろう。ホットケーキも作ら ない眞一郎には少しハードルが高いのではあるまいか?  眞一郎の答えは予想と少しだけ違っていた。 「三代吉も一緒に作るんだ。クッキーまとめて焼けば義理チョコのお返しにも使えるしさ」 「義理チョコに手作りクッキーなの?」  それは妥当なのだろうか? 「三代...
  • 俺は比呂美には勝てません
    わたしの人生で初SSです。 なので、下手糞なので期待しないで読んでください。 本編で自分が印象に残ったシーンを素材に書いたもので、 本編との整合性はありません。 『俺は比呂美には勝てません』 「ただいま」 帰宅した俺は、ある作戦が完了に近づいている喜びで一杯だった。 しかし、玄関では比呂美が一つめの奥義の魔眼を発動して待ち構えていた。 (6話の「4番に何を言ったの?」のときの比呂美を想像してください。) な、何か知らないが、やばい!! 俺は比呂美の魔眼でボロを出しそうなので、背を向けて靴を脱ぎはじめた。 「何をしていたの?」 「朝、家を出る時に言っただろ。野伏と遊んでいたんだよ。」 俺は難を逃れたと思い、比呂美の方を見た。 しかし、魔眼は解除されていなかった。 「何をしていたの?」 「だ、だから、の、野伏と遊んでいたんだよ。」 俺は魔眼のおかげ...
  • 「くん」の妄想から二人の将来の妄想へ
    108 名無し募集中。。。 sage 2008/04/02(水) 09 56 53 ID MOpEfmVW ある春休み 「おはよう…起こしちゃった?」 「ん?ああ、大丈夫。今何時?」 「7時過ぎかな。まだ寝ていて良いよ」 「俺が掛布団引っ張って寒く無かったか?」 「ありがとう。大丈夫。眞一朗に引っ付いていたから寒く無かったよ」 「(毛布でも持って来た方が良いかな)」 「朝食の用意するね。コーヒー入ったら起きてね」 「…比呂美、今日の予定は?」 誰か続き頼む 114 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2008/04/02(水) 10 34 53 ID r1wTVWeu 108 おいおい、呼び捨てですか?関係進んでますねえ でもたしかに「眞一郎」って9話の乃絵との対決のとき呼び捨ててるんだよな あのときは追い詰められてて咄嗟に言ったからなのか、それとも比呂美本人はずっよ呼び捨てたか...
  • truetearsVSプレデター4
    前truetearsVSプレデター3 眞一郎の手が愛子の肩にかかった。 「いっつ!ちょっと・・・」 「五月蝿いっ!!」 そのまま客席のテーブルに強引に押し倒す。 「やっ、だ・・・、離して!」 愛子の手が眞一郎の顔を引っ掻き、がむしゃらに抵抗する。 「誰でもいいんだろっっ!」 許せなかった。思い出を汚され、比呂美まで汚された気がして、本気で憎らしかった。 襟に手をかけると力任せに左右に引き裂く。 その勢いで彼女の乳房が跳ね上がり、薄桃色の乳頭が飛び出した。 ゴクリッ・・・ さっきまで盛んに行われていた乱交のイメージが重なり、股間が沸騰する。 「きゃぁあっ!だめぇ!」 気が付けば夢中で、おっぱいに喰いつきベロンベロンと舐めしゃぶる。 「誰かぁ!助け、・・・んっ!」 五月蝿い口を掌で掴む。愛子の歯が噛み付き、皮を裂き、血が垂れ...
  • truetearsVSプレデター3
    自転車の遠ざかっていく回転音が、隙間風にのって微かに聞こえる。 「・・・全く、勝手にしてくれ・・・」 純は心底ため息を吐きながら、再び寝床に潜った。しかし、目は冴えてしまう。 時は金なり。こっちは青臭い小僧の恋愛劇に付き合ってる暇などないというに、 愛だ恋だを理由にすれば人殺しもまかり通ると思ってやがる青春野郎の迷惑このうえない。 しかしああいった男子に発情する女子がいるんだから、それもまた始末が悪い。 それが妹ときた日には・・・いやそれは構わんが、そのライバルが湯浅比呂美だったことがまた不幸。 気がつけば過ぎたことにネチネチと執着している浅ましい自分がいる。 「つくづく・・・振り回されるな・・・」 どうにも男の生理ってのは身勝手なもので、たかだか数回(数は忘れたが)体を重ねただけで、傲慢な独占欲が沸いてくるらしい。 別に桃色の思い出などなかっ...
  • truetearsVSプレデター6
    前truetearsVSプレデター5 真っ白く連なる雪原の道で、一人の少年が自転車を転がしている。 空からキラキラと輝く結晶が舞い、辺りの家々ははシンシンと静かに眠っていた。 と、彼の背中を眩いライトが黄色く照らす。 「あら、眞ちゃん?こんな遅くに出歩くなんてダメじゃない」 ミニバンが少年の隣まで来ると、運転席の窓から女性が顔を出した。 その容姿はまだ20代といっても通じる美貌を維持しており、妖艶とさえいえた。 「送ってあげるから上に自転車載せなさい」 言われるまでもなく、助手席から坊主頭の少年が降りてきて、 眞一郎のハンドルをとる。 「ささ、どうぞ、坊ちゃんは助手席に。後は自分がやります」 自転車というのは、転がすには容易にできてるが、実はかなり重い。 しかし、普段から力仕事をこなしてる故か、軽々とそれを持ち上げ、 荷台にスルリと...
  • truetearsVSプレデター2
    前truetearsVSプレデター2 意外にも、怯える比呂美にかけられたのは暖かい厚手のコートだった。こんなにいい生地はみたことがない。 「目標と一次接触を持ったと思われる民間人を発見。処理を問いたい」 「詳しい情報を聞きたい。慎重に保護した後、厳重に監視せよ。しかし抵抗したら射殺も許可する」 全身をプレデターの通常視野に移らないようコーティングされたスーツで包んだ兵士がマスクの下で無線通話する。 大金のかかった任務中とはいえ、成功が確定した今、全裸の美少女をうまく料理する方法はないものか思案する。 もっともそんな会話も思惑も比呂美には伝わらないし、考えも及ばない。 「さぁ、立って。もう安全だから」 「・・・あ、ありがと・・・」 グチャッ。 比呂美が安堵した顔を上げると、すぐ眼前にその男の顔があった。 より正確には、マンホールから上半...
  • truetearsVSプレデター8
    前truetearsVSプレデター7 「雷轟丸、石動 純・・・みんなの遺志は受け取ったぁああああ!!!」 炎のように猛った鮮血で丸出しの筋肉を覆ったような体躯。 白い翼を広げたような巨大な目と、顔の下半分を占める裂けた口。 しかし、残虐性の権化のような外見に対してその胸中は、真っ青な空のように高潔であった。 「真実の涙‘TRUE TEARS’!!!」 「・・・涙、お兄ちゃんの・・・」 乃絵はトラックの運転席から、鉄塔の中心にいる紅いモンスターを見上げていた。 しかし不思議と恐怖も嫌悪も感じない。むしろ湧き上がってくるのは・・・愛おしさ。 ずっと離れていた娘に、初めて会ったはずの母親が覚える母性のような。 兄は死んだ。もういない。 ロボットに胸を貫かれ、鉄塔から投げ捨てられ、原型を留めぬほどに地面へブチ撒けられた。 しかし...
  • truetearsVSプレデター1
    それは銀河系の彼方、深く冷たい闇から来た。 それは誇り高く、使命と伝統のためなら躊躇なく殉ずる覚悟を持つ戦士であり───残虐無比であった。 富山県某市。夜道を長い髪をした清楚な少女が歩いている。 日はとっくに落ち、いくらかの人はもう寝ているであろう遅くに、年若い少女がたった一人でいるのは理由がる。 彼女の母親─住まい先の─に命じられ、取引先の家庭に届け物があったのだ。送るという相手の誘いを断り、今は帰宅の途であった。 名を湯浅 比呂美という。 怪物の目的は砺波市にある自衛隊駐屯地であった。 強襲を受けた防人は寸前まで勇敢に抗ったが、凄惨な最期を迎え、心ならずも自らの髑髏を怪物に明け渡した。 とはいえ決死の反撃に怪物も手傷を受け、邪魔をされずに傷を癒すためにそこから遠くへ足を運んだ。 「やめてっ・・・!くぅうっ!はな・・・して・・・!ゲッ...
  • 僕の中の君から眼の前の君へ
    負けるな比呂美たんっ! 応援SS第14弾 『僕の中の君から眼の前の君へ』  朝から降っていた雨が少し弱まった日曜の午前、二階から戸が開く音がかすかに聞こえ、続いて比呂美が階段を下りてく る足音が聞こえた。  先日のことだ。 休み時間、教室でボーっとしていると黒部がやってきた。 俺は問答無用で廊下に引っ張って行かれ、 次のようなことを告げられた。『今度の日曜、比呂美は大切な用事で出かける必要がある。 家で外出できなくなるような 用事を言いつけられそうになったら助けてやって欲しい』との事だった。 『ホントはあんたなんかに頼らずに私が助けて やりたいんだけど』とも言っていた。  なぜか黒部は俺に話しかけるとき、いつも苛立ちを隠そうとしない。 俺は俺で比呂美に対しての感情を見透かされてい るようでどうも苦手なのだ。 比呂美の大切な用事について訊くと不機嫌さを隠...
  • 本編後日談の妄想1
    本編後日談の妄想1 「眞一郎くん・・・。今度の日曜日ね、公式戦があるんだけど・・・。終わったら伝えたいこともあるから時間があいているなら来てほしいの・・・」 そういわれたのは、比呂美の部屋で二人で夕食を食べて、ゆっくりとくつろいでいたときのことだった。 「後おば様も時間があるようだったら来てもらえるといいんだけど・・・」 そのときの比呂美は何か思いつめて少し緊張している様子で一言ずつ、聞こえるか聞こえないかぎりぎりの音量でゆっくりと搾り出すように俺に伝えてきた。 「わかった。母さんに伝えるけど・・・。で、何時からの予定なんだ?」 俺は比呂美と母さんが最近ますます仲がよくなっていることを知っていたが、比呂美が自分からバスケの試合に母さんを呼ぶことにびっくりしていた。 てっきり、学校は比呂美の自由な領域と思っていたのに・・・。 「12時半に試合開始の予定・・・。」 「わ...
  • eroparo
    true tearsエロパロスレ保管庫 ここはtrue tearsエロパロスレに投下されたSSを保管している倉庫です。 原文のまま転載しているので、誤字等あるかもしれません。 また、掲載当時の展開のアニメ本編予想から、現在のアニメ本編展開との乖離がある場合があるかもしれませんが、そこはご了承ください。 また、転載元の作者様で不都合等ありましたらすぐに掲載を止めますので、エロパロスレまでご一報ください。 感想、意見等もエロパロスレまでどうぞ。 エロパロスレの現スレはコチラ↓ true tearsのエロ小説スレ エロい涙 4滴目 それと、ここにある作品は18歳以下の人は見ないでね! 比呂美メイン 2話まで見た中で、エロ導入部だけ考えてみた。 私・・・ナニがしたいの・・・ さて、どこでしょう? 「今だけは……忘れられるから……」 ――「私の方が誕生日遅いから…...
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