651 名前:本当にあった怖い名無し: sage 2006/08/09(水) 03:11:23 ID:wrlTUTp70
我々は
ひき子さんが何故このようなスレッドを立てたのかという疑問を解決する
ため、>>1の故郷である群馬県に向かった。
「また日本でこんな事件が…」思わず口に出てしまった
言葉を同行した上司に失礼だと咎められた。
小人が住むような小さな家、父親は娘を虐待監禁しているアルコール中毒患者、
そして満足のいく食事も与えられず小柄な娘は余所者で身なりのいい我々を怨む様に見詰めている。
我々を怨むように見つめているこの子だが可愛い顔をしている、誰かが救えていればこの子も明るい生活を送れただろう。
少人数学級だの、ゆとり教育だの、考える力を伸ばす教育だので浮かれていた我々は
改めて日本の児童福祉の現状を噛み締めていた。ボロ屑のような家で我々を応対したのは
まるで何もかもに疲れ切った母親。我々を見るなり全てを悟ったのか、涙ながらに
「娘が申し訳ありません」と我々に何度も土下座して詫びた。
我々はこの時初めて>>1を許そうと思った。
誰が悪い 訳ではない、日本の児童福祉が全て悪かったのだ。
我々は>>1の現状を児童相談所へ通報し、
打ちひしがれながら東京へと帰路についた。
654 名前:本当にあった怖い名無し: sage 2006/08/09(水) 15:46:45 ID:f2vJoUM5O
>>651
しかし、東京に戻った我々は驚くべき知らせを受けることとなった。
我々が通報した児童相談所から、そのような村は存在しないとの連絡があったのだ。
そんなバカなことがあるものか、そう思い、何度も調べなおすように頼んだが、
相談所の職員の返事はそっけないものだった。
もういい、そんなにいうのなら、我々だけであの少女を助け出してみせる。
そんな決意を胸に、我々は再びあの村を訪れたのであった。
「なんだここは……」
同行した一人が思わず口にしたその言葉は、我々全員の胸中を表していた。
我々の目の前に広がっていたのは朽ち果てた廃屋、荒れ果てた畑。
これでもまだ人がいたころは貧しいながらも生活感のある農村だったのだろう。
しかし、今我々の眼前にあるのは人どころか生物の気配すら感じさせない、
まるで世界の終末すらをも思い起こさせる光景であった。
655 名前:本当にあった怖い名無し: sage 2006/08/09(水) 15:51:41 ID:f2vJoUM5O
我々は呆然としながらも、あの親娘の住んでいたあばら屋と呼んでもいい家を探した。
そして、ようやく見つけたその家は、やはり他の廃屋と同じく人の住まぬ残骸のみを晒していたのだった。
帰路につく車中で私は思う。
あの幼い少女はこの世界に生まれたことを少しでも喜ぶことができたのだろうか。
少女のその短い生涯の中で、心から笑える日があったのだろうか。
別れ際に見せた少女の深い哀しみをたたえた瞳を思い出し、
私はやるせない気持ちで車窓から見える景色を眺めていた。
657 名前:本当にあった怖い名無し: sage 2006/08/10(木) 00:18:21 ID:ByuQvnxY0
ひき子さん
学校でいじめられ引きこもり、更に親に虐待されて地下室に監禁されている小学生の少女
雨の日になると外へ出て行き傘を差している子供を引きずって殺すらしい。
658 名前:本当にあった怖い名無し: sage 2006/08/10(木) 03:38:09 ID:OkhXivaV0
>>657
よっしゃ俺今度雨降ったら傘差して外に出るよ
659 名前:本当にあった怖い名無し: sage 2006/08/11(金) 10:11:10 ID:gKkPoyL1O
俺漏れも
最終更新:2011年03月03日 21:02