補足「Can you kill for an important person? 」
本家ではこのタイトルでしたがWIKi編集の都合により短くなってしまいました。
皆さんにお詫びを申し上げます。by凶吉りんご
もう日も沈みかけ、すっかり夜の雰囲気である。
漁師町のため、遠くに見える船の光がとても美しい。
ここは、山陰の田舎町、芦宮町の芦宮神社である。
「お姉ちゃん、今日も遊んでくれてありがとうね!!」
目の前の少女が、私に向かって手を振った。
気をつけて帰るんだぞ~ そう言い返し手を振り替えした。
小さな手を振る少女。
年は下で、私の妹のような存在である。
そんな関係にあるため、毎日のように私の神社に遊びに来るのである。
そんな生活が、今までも、これからも続いていく・・・
と、思っていた。このころはね・・・
また一人の時間が始まった。
この時間が一番暇であるとともに、一番悲しく、寂しい。
つい30分前が夢のようだ・・・と感じながらもいつものように晩御飯の仕度をする。
「今日は、鯵の開きと・・・冷奴でいいかな・・・」
慣れた手つきで、厨房に向かい、包丁を手に取り食事の準備を始める・・・
普通に、美味しかった・・・
ただし寂しさだけは払拭されないが・・・・
一人ってのは寂しいものだな、本当に。
今、私は思う。
あの少女が私の家族になってくれないかと・・・
明日にでも頼み込もうかな・・・
いや、あの子にも家族があるんだ、それを失くしてはいけない。
でも・・・・
あの子の家族なら要らないのではないか?
私の妹をあそこまで虐め、虐待し、差別する。
前々から気になっていたが、今がそのときかもしれない。
あの子をここで生活させてあげよう。
私が決断した瞬間だった。
そんな事を考え・・・
気づけば朝になっていた。
「おはよう、お姉ちゃん!」
「おお、おはよう!」
これが私のモーニングコールである・・・
我ながらすばらしすぎる、目覚ましだな・・・。
そうして本題に入る。
「あの・・・なぁ・・・」
「何?お姉ちゃん?」
「えっと・・・・・・うちで・・・暮らしてくれないか?」
ついに言っちゃったよ・・・
この一言言うのに、何年溜め込んでたんだか・・・。
すると少女が全く予想していなかった一言を・・・。
「暮らしたいけど・・・・」
「けど?」
「だめなんだ・・・お姉ちゃん・・・・・・」
「何故?」
「ちょっと・・・色々あってね・・・とにかく心配かけてごめんね!」
私は疑問を浮かべていた・・・
完全な作戦だったはずなのに。
少女は足早に神社を去っていた・・・。
後姿を見つめる・・・
しかし、そんな中、私を壊してしまいそうな光景が目に入った。
それは・・・
私には全く持って隠していた・・・
複数に渡る大きな傷。
タバコをこすり付けられた傷。
それはどう見ても、虐待としか言いようが無い傷であった。
今思い出した。
ただの噂だと思っていたが、少女が村民から虐められていると・・・
それが現実だったのか。
全く気づいてやれなかった、私。
虐めを繰り返す村民たち。
そんな状況に、私は・・・
壊れた。
怒り、恨み、妬み、嫉み、悲しみ・・・・
色んな感情が私の頭の中でごちゃごちゃになっている。
そして、最終的に出てきた答えが。
殺す。
神社から飛び出す。
向かった先は、少女の家。
目の前には中年の男性と女性。
少女の親戚。
そう思った瞬間、私の槍は、目の前の人間を刺していた。
刺した瞬間、女性の悲鳴のようなものが聞こえたが、耳障りだったので女性も勿論消した。
殺した。
気持ち良い。
これが殺人の気持ちなのか。
すばらしい。
これから、要らない人間は殺そう。
私はそう誓った。
そして・・・
少女を馬鹿にした、村民。
全員。
消し去った。
殺した。
全て、芦宮の海に投げ捨てた。
海が赤く染まっていく。
ざっと7800人は死んでいるだろう。
すばらしい。
殺し続けた、槍も赤く染まっている。
勿論血で。
こんな町・・・
消してやる。
全ては、
少女のために。
Can you kill for an important person?
(あなたは大切な人のために人を殺せますか?)
Yes, it is possible to kill.
(はい、殺せます。)
最終更新:2012年03月28日 22:43