※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

ブロンズの夜の8年後
  • 当時の関係者がそれぞれの立場で、2007年4月の事件を振り返る。イゴリ・グリャジンは、この出来事はヨーロッパ的インテグレーションの破産であると指摘。ただ、かれのインテグレーションの捉え方は、かなり「同化」に近い。


マルト・ラール、新著で、ナルヴァに冷淡になったことを後悔?
  • 新著"Pööre"の出版記念イベントで、ラール元首相は、1993年に実施されたナルヴァでの住民投票の後、エストニアはナルヴァに背を向けてしまったが、それは間違いであったと語った。一方、ナルヴァはオセチアやトランスにストリアになることはなく、エストニアの領土的一体性は保持されたことを強調した。1993年のナルヴァの状況を今振り返るのは、当然、ウクライナ危機のさなかだからである。


ウクライナでもナチスと共産主義のシンボルを禁止
  • ウクライナ議会は、2015年4月9日、ナチスと共産主義のシンボルを禁止する法律を採択した。あわせて、今後、【大祖国戦争」ではなく「第二次世界大戦」という呼称を使用することも定められた。これに関連して、ポロシェンコ・ウクライナ大統領は、「全体主義体制」の犠牲者を追悼する式典において、第二次世界大戦はドイツとソ連の両方によって開戦にいたったという解釈も開陳した。

イルヴェス大統領「発言」の波紋?
  • 2015年4月3日付Times紙に掲載されたイルヴェス大統領の発言が、ギリシアやロシアで反発を招いている。その趣旨は、ギリシア、イタリア、ハンガリー、キプロスは、ロシアに有益な愚か者たちだ、というものである。ギリシアは、在アテネ・エストニア大使を呼び出し、抗議を行った。ロシアではドゥーマの外務委員会委員長プシュコフが、こうした発言は、国境協定締結を早めはしない、と警告を発した。4月8日、長らく塩漬けになったままのエストニア・ロシア国境協定の審議が、同外務委員会で始まったところである。

Kadri Liik, Sõbra sõrm(友の死)
  • 07.03.2015 Postimees 2月27日に殺害されたボリス・ネムツォフへのコメント。友達が殺されたのはこれが初めてという。それはそうだろう。Kadriらしいと思ったのは、ネムツォフが「西側的リベラリスト」と評されていることに対して、少し違和感を感じると指摘していること。その通り。なぜ、西側基準なのか。レンナルト・メリ会議で、彼が「ロシアは同情してほしいわけじゃない」と言っていたのはまさにそのことなのだと思う。西側に評価してほしいと思うのは、すでに西側に対して卑屈になっているから。ロシアを信じ続ける信念、しかしその難しさを痛感させる事件であった。

  • 『週刊新潮』(4月2日号)で、佐藤優氏がネムツォフを「嘘つき」と非難し、あの時代(彼が第一副首相だった時代)は、表に出てはいけない人物が表舞台に立っていた、とコメントしていた。確かに、ネムツォフには、山師的な雰囲気がただよっていた。同様に、佐藤氏と鈴木宗男氏は、「ネムツォフは、最低なロシア人のなかでも下から3番目には入る」との人物評を別のところでしている。上のKadriの記事との違いが興味深い。

格差の拡大するタリン
  • 04.03.2015 Eesti Express 経済学者のRaul Eametsらによる記事。タリンは、マドリッドの次に、富者と貧者の棲み分けが進んでいる都市だという指摘。

国会におけるサヴィサール家
  • 03.03.2015 Ringvaade 平日にETVで放送している情報番組。この日は中央党党首エトカル・サヴィサールの息子で、今回の選挙で当選したエルキ・サヴィサールをゲストに迎えるコーナーがあった(ちなみにエトカルはこれまで3度結婚しており、エルキは最初の結婚で生まれた子供)。101議席中2席がサヴィサール家の議席となった。
  • エストニアのテレビ番組の面白いと思うところは、司会者の質問のあまりにも率直であることだ(といっても、他の国と比べたことがあるわけではないので、あくまでも日本と比べてということであるが)。この日のやり取りの一部を紹介しよう。

 司会者:今回の選挙では、約2000票を獲得したわけだけど、これはなかなかよい結果だったね。なぜこのような結果
     になったと思う?
 エルキ:私の考えが、有権者の皆様に支持されたのだと思います。
 司会者:そうかなあ。君の事、これまで聞いたこともなかったけど・・・・
 (中略)
 エルキ:サヴィサールの名前によって扉は開かれるし、票は集まります。でも同じくらい損もするので、ぷら枚ゼロで
     すね。

 これは、言うまでもなく、暗に(というかかなり明確に)、父サヴィサールの「親の七光り」だ、といいたいわけです。

 司会者:お父さんは、政界では権威主義的だと言われているけど、家でも同じなの?
 エルキ:どちらかというと、よき相談相手という感じですね。

 けっこう、エルキはやるな、と思いました。


ロシア語系生徒はエストニア語系生徒より能力が低い?
  • 19.09.2014 Õpetajate Leht タルト大学ナルヴァ校で開催されたロシア語系教員の会議で、PISAの結果に関する議論がなされた。2012年の結果を見ると、ロシア語系生徒は参加者の21%で、点数ではエストニア語系生徒より31-35ポイント低い。他方、ロシアの生徒と比べると成績がよく、またエストニア内でもロシア語系生徒とエストニア語系生徒の間の差は縮小しているという。

エストニア語への移行に関する報告書
  • 18.09.2014 Postimees ロシア語系ギムナジウムにおける授業言語のエストニア語化に関する調査を行ったワーキング・グループが教育・科学大臣に報告書を提出した。報告書では改善の余地が指摘されており、現在の授業の60%をエストニア語で教えるという制度から、その割合については学校ごとに自由に選ばせるという案も出されている。
  • ロシア語系ギムナジウムにおける授業のエストニア語化は2007年に開始されたが、今年そのカリキュラムで学んだ最初の生徒が卒業した。上記の報告書については、調査時期(5月、6月)が定期試験の時期にあたっていたことが影響したなどの反論も出ている。


ヤーナ・トーム、サヴィサールを破って欧州議員に。
  • 27.05.2014 ETVの朝の番組に、25日の欧州議会選挙で、25263票を集めてサヴィサールを集めた中央党のヤーナ・トームが出演。
  ロシア語系の彼女がエストニア語で「応戦」した。エストニアの学校教育に対する厳しい批判で知られるトームは、ロシア語系住民の社会統合  はこれまで「軍、中央党」を通じて進められてきたという意見の持ち主。同じく欧州議員に当選したラウリスティンやケラムは、トームの当選はエストニアの利益にならないと発言。
  • ちなみに、欧州議会選挙の結果は、事前予測とはやや異なり、改革党が2議席を獲得。前首相のアンドレス・アンシップが最大得票を獲得しました。改革党のいま一人の当選者はカヤ・カラス。いわずと知れたシーム・カラスの娘です。これもちなみにカヤの配偶者は元共和国党のターヴィ・ヴェスキマキ(現在は企業家。先日来日しました)。カヤ自身は法律家ですが、政治家一家ですね。

欧州議会選挙と政党支持率
  • 18.05.2014 欧州議会選挙の事前投票が行われています。電子投票の利用者が多いことが話題になっています。
  当選が有力視されているのは、現欧州議会議員(無党派)のインドレック・タラント。加えて、中央党も2議席を確保(誰が議員になるかは、候補者とは必ずしも一致しないので、現時点では不明です。候補者筆頭はいつもどおりエトカル・サヴィサール)。
  • 2014年3月に連立政権のパートナーを変えた改革党の人気が再上昇中です。2013年11月には主要政党の中で最低の4位に沈んでいましたが、5月の調査(TNS-EMmor)では、29%で1位(問いは「明日、選挙があるとしたらどの政党に投票しますか」)。2位が社民党、3位が中央党。この3党の支持率は僅差ですが、下野した祖国・共和国連合の支持率は15%と、やや低迷しています。

ロシアとの国境協定
  • 16.04.2014 エストニアの国会で同協定の批准に関する第一読会がありました。主たる関心は次の3点にあります。
(1)協定締結のタルト条約の有効性に対する影響。
(2)国境協定が未締結状態にあることによる不確実性。
(3)ロシア国会の批准が行われるのか。

Magnus Ilmjärvの研究に対するJaak Valgeの批判

「青銅の兵士」問題に関するロシア語系住民のコメント(エストニアの朝の番組 "Terevisioon" から)
  • 03.05.2007 - Ladõnskaja: pronkssõdur oli osa Eesti venelaste identiteedist(「青銅の兵士」はエストニアのロシア人のアイデンティティの一部)ロシア語系住民がエストニアのロシア語系住民の実情について語る(放送はエストニア語です。etv24で視聴可能です。)

ロシア外務省によるエストニアの親ナチズム批判に対するパエト外相の反論が英語で読めます。
最終更新:2015年04月29日 11:59