ホープ強化計画、始まるよーっ!
バージョンアップの主旨
「野郎ども!
連邦は舞踏子だけじゃないって所を見せておやりなさい!」
「えー、いや別に」
「だまらっしゃい!」
レンジャー連邦は、しばしば、「女の子国家」と呼ばれる国である。
客観的に見てそう認識されるということは、なるほど確かにそういう面があるのかもしれない。
だが。
レンジャー連邦の
アイドレス1開始時のフィクショノートは、男5:女5の計10名。
そしてターン15まで、男12:女12の計24名。
見事な男女比1:1を保っており、決して女の子ばっかりの国というわけではない。
※注記:ターン16においては、ついに男性が1名、上回った。
確かに男性陣は女性陣と比べると忙しい人が多く、稼働率は劣るかもしれない。
しかし、みんな忙しい合間を縫ってふらっと現れては、
文族作業をこなしてくれたり、面白い切り口のアイディアや意見を寄せてくれたり、
思わずニヤニヤするような小説や、噴出もののギャグを置いていってくれたりする。
私は声を大にして言いたい。いや、言わせていただきたい。
例えニューワールド中の人に「女の子国家」と評されようと、
レンジャー連邦の半分は紛れもなく男子でできているのだと。
目立たずとも常に優しく力強く、まさに縁の下の力持ちと呼ぶに相応しい、
彼らの存在と働きがこの国を支えてきたのだと。
彼らの輝きは、決して女性陣に引けを取らない。
ならば魂の鎧たるアイドレスもまた、そのようにあるべきだ。
かくしてレンジャー連邦は、新たな運命を選び取った。
強化新型よりも強く、新しく。
連邦ホープ強化計画、第2章。いやいやもう思い切って一気に第3章まで。
ここに堂々の、幕開けである。
ホープ強化計画002
「戦うためじゃない、初めは空を…そう、空を飛びたいだけだったんだ」
激しくなるであろう戦況を見越してのパイロット強化計画が進められていた。
レンジャー連邦ではしばしば、比較の対象となるパイロット職、ホープと舞踏子。
あらゆる戦況に対応するためパイロット職に、整備技術、魔術技術といった柔軟性を持たせた舞踏子。
それに対する男性パイロット職であるホープの強化コンセプトは特化である。
強化開始当初は舞踏子と同じように汎用性をホープに持たせようとしたが失敗した。
一つのことしか頭に入らないホープはありていに言ってバカであった。
意固地で頑固、まるで子供だったのである。
それならばと唯一つ、ホープだけのオンリーワンを持たせようと特化した強化訓練を開始した結果、これが大当たりしたのだ。
バカを侮るなかれ。
ただ、ひとつ。
それだけを考える人間の集中力は侮れない。
いまや連邦の戦力を担う空中戦に特化したパイロット。
空の覇者と名を馳せるホープがここに誕生したのである。
ホープ強化計画009
「本当に強いっていうのは性能だけの問題じゃないというのが教官の考えだけど、
強い人がそれらを持ち合わせていたら言うことはないよね」
数々の特化強化が計画されている、ホープ強化計画。
その強化計画に最終型と名付けられた計画がある。
これは特化された各計画を活かすために、素体の強化を念頭に置かれているのである。
つまり人型BALLSであるところの義体は人型をしている以上、人間として強くなることがひいては総合的な強さに繋がるだろうという計画である。
古武術を参考にした現代力学を無視した、徹底的に無駄を省いた最小、最短の非合理的な動き。
その動きは立ち会ったものに、残像と錯覚させるほどのものとなったのである。
【最終型ホープの特訓風景】
高まる重圧、緊張感。
こちらの緊張を見て取ったのか、相手は高い鼻にかけていたサングラスをとって、にやっと笑う。
太陽の光があたり、白く揃った歯がキラッと光る。
その笑いを認識した瞬間、不思議なことに自分自身が空を舞っていた。
混乱する意識の中、目に映ったのは自分の胸に手をあてそっと押しただけのように見える相手の姿。
(そんな馬鹿な、自分が飛ぶことを認識するその瞬間まで相手が動くを感じなかったぞ)
それを口にするまでの時間もなく、勢いよく地面にたたきつけられるその瞬間、手をひかれて優しく地面に落とされる。
手を引いた相手を見ると、それは先ほどまで睨み合っていた相手だった。
「な、なんで・・・」
「簡単なことだよ、要は観察力だ。空気を、流れを読むんだ。それを最短で無駄なく動いた結果だよ。運動神経だけでもない、反射神経だけでもない。本当に強いっていうのは性能だけの問題じゃないんだよ。」
「でも、全く動きが感じれませんでしたよ。」
「今のは君の呼吸の合間に、近づいて重心を崩しただけだよ。」
「たった、それだけのことで」
「そう、たったそれだけのことだ。だが、戦場においてはその呼吸ひとつが命取りになるんだよ。空気を読み、極限まで予備動作を省いた最小の最短の動きで事を成す。戦場においては早さこそが、力とも言えるんじゃないかな」
とあるホープたちの物語
「いろんな人がいる。だから、希望もいろいろ。
その方が、きっと楽しい」
【ホープ4コマ劇場】
【[[トリプルホープ・ストーリー]]】
性能詳細&スタッフ
※2011/11/17追記:【
愛の民+名パイロット+強化新型ホープ+空中戦型ホープツー】を作成飛ばししていた分、そもそも【感覚】のHQ継承が途切れていたことが、【EV172】のためのチェックで判明いたしました。これを受けて該当部分を修正いたしております。
L:愛の民+強化新型ホープ+空中戦型ホープツー+最終型ホープナイン = {
t:要点 = ハート,ピンク,へそだしルック(
愛の民より継承可能部分),ちょっと悪そうな顔立ち,バカにしたような顔,サングラス,太陽系総軍制服(男),鼻が高い,空を飛ぶ,歯が光る,残像,ホープ
t:周辺環境 = 島(
愛の民より継承可能部分),夜明けの船,空中,戦場
t:評価 = 体格16,筋力20,耐久力15,外見18,敏捷21,器用20,感覚24(SHQ2コミ),知識14,幸運15
t:特殊 = {
*愛の民の人カテゴリ = ,,特別人アイドレス。
*愛の民の外見・感覚補正 = 歩兵,,{外見,感覚}、評価+2。
*愛の民のイベント時食料消費 = ,条件発動,(一般行為判定を伴うイベントに参加するごとに)食料-2万t。
*強化新型ホープの職業カテゴリ = ,,派生職業アイドレス。
*強化新型ホープの位置づけ = ,,{パイロット系,コパイロット系,オペレーター系,ホープ系,義体系}。
*強化新型ホープの性別制限 = ,,着用制限(性別:男性)。
*強化新型ホープのパイロット資格 = ,,搭乗可能({I=D,RB,水上艦船})。
*強化新型ホープのコパイロット資格 = ,,搭乗可能(すべて)。
*強化新型ホープのオペレート行為 = 歩兵,条件発動,オペレート行為が可能。#オペレート評価:可能:(外見+感覚)/2
*強化新型ホープの守護補正 = ,条件発動,({<エステル>,<スイトピー>,<エノラ>}を守る場合での)全能力、評価+3。
*空中戦型ホープツーの職業カテゴリ = ,,派生職業アイドレス。TLO
*空中戦型ホープツーの位置づけ = ,,{歩兵系,義体系}。
*空中戦型ホープツーの性別制限 = ,,着用制限(性別:男性)。
*空中戦型ホープツーの中距離戦闘行為 = 歩兵,修正+5、燃料-2万t
*空中戦型ホープツーの飛行能力 = 飛行出来、飛行状態ではAR15として扱う。
*最終型ホープナインの職業カテゴリ = ,,派生職業アイドレス。TLO
*最終型ホープナインの位置づけ = ,,{歩兵系,義体系}。
*最終型ホープナインの性別制限 = ,,着用制限(性別:男性)。
*最終型ホープナインの加速行動 = 消費AR-1
*最終型ホープナインの燃料バカ食い = 消費燃料として編成するたびに5万tの燃料を消費する。
}
t:→次のアイドレス = 愛の娘(職業),麻雀鬼(職業),ラブホテル(施設),素敵な結婚衣装(アイテム),
最終型ホープナイン(職業),水中戦型ホープセブン(職業),空中戦型ホープファイブ(職業),
空中戦型ホープツー(職業),パルスガン(アイテム)
}
TEXT:
バージョンアップの主旨:
霰矢蝶子
002、009、ホープ4コマ劇場(原案):
冴木悠
暗黒舞踏祭/バージョンアップの主旨・注記/トリプルホープ・ストーリー:
城 華一郎
ILLUST:
最終更新:2011年11月17日 23:52