〝繚乱万紅〟 ────夜闇に咲き狂ひし極彩の深紅 | |||||
「真っ赤なお花、咲かせる、よ……?」 | |||||
名前 | |||||
性別 | 女 | ||||
年齢 | 15歳 | ||||
能力分類 | 【近距離系】 | ||||
誕生日 | 9月14日 | ||||
身長 | 155cm | ||||
体重 | 43kg | ||||
趣味 | 茶道、神楽笛 | ||||
好き | 剣術の修行 饂飩、餡蜜 | ||||
嫌い | 理由も主義もなしに殺人を犯す者 エビ | ||||
所属 | なし | ||||
概要 | |||||
『元龍会』第二団体『邑瀬組』若頭補佐、兼フリーの始末屋を生業とする少女。血族相伝の殺人剣術・朱刀流の九代目継承者。 嘗ての当主であり当時一族最強の剣士であった父が病で床に臥してから、彼が能力者の街で引き受けていた稼業を受け継ぐこととなった。 始末屋稼業は杤瀬と朱刀流の名を穢さない為にと云うのが最たる動機で、ついでに本家への仕送り用の報酬も目的としている。 但し、その双方とも親族らから言い渡されたに過ぎず、本人は『言われたから何となくやってる』程度の認識でしかない。 此れは自分自身の感情や感性が解らないという精神的欠落に起因し、故に不必要な情や逡巡が遮る事もない。 しかし憾み辛みから余計な手間が増えるのも面倒なので、成るべく仕事以外での不必要な殺生は避けるよう心掛けるという独自の不殺主義を持つ。 幼少期より同年代との交流も与えられず山奥で剣術の鍛錬を積み重ねており、学校に通った経験も全然ないので教養と呼べる物はなく、口調も片言でたどたどしい。 基本的に口数はあまり多い方ではなく、感情を顔や仕草で表すようなことは滅多にしない。一人称は「僕」。 私生活については禁欲的でありカップ麺が好物で主な主食にしているが、そこそこ料理できるので週2くらいの頻度で自炊している。 | |||||
容姿 | |||||
艶やかな黒髪を腰まで伸ばして前髪をぱっつんにし、サイドの髪も同じく顎あたりの長さで切り揃えて、俗にいう姫カットにしている。 どこか眠たげにも見える、ややツリ目でややジトりとした、鮮血を垂らしたような真紅の双眸の持ち主。 基本的には無表情、というより何処を見てるのか分からない間の抜けた表情をしている。 白ワイシャツに龍柄のネクタイ、赤のチェックプリーツスカートを着用していて、好んで上からパーカーを羽織っており、よくフードを被って表情を覆い隠す。 仕事柄、着る服は結構コロコロ変わるのだが、ある女の子から貰った黒のチョーカーは特別気に入っていて、常時着用している。 普段は衣服で隠してあるが、左上腕から背中にかけて大きな〝九尾狐〟と、散りばめられた〝楓〟の入れ墨が彫られている。 血族特有の特異体質により彼女の肉体に於ける筋肉量は少なく、相応にスレンダーな体型をしている。 | |||||
能力 | |||||
【逸軌刀閃】―――Ikkitosen | |||||
破壊力-B | スピード-A+++ | 射程距離-E | |||
持続力-E | 精密操作性-A | 成長性-C | |||
無能力者の剣客。 構成する肉の体積が極めて少ない特異体質をしており、軽業にも優れ、空中や足場の不安定な環境においての動作を得意とする。 しかし筋肉の量が少ないので、当然のようにスタミナや腕力は鍛錬をしていない一般人にも劣る。 また、常人には辛うじで見切れない速度での移動を可能とする高速歩法を会得しており、 さらに本人の脚力の高さもあって、全力で高速歩法を使用した瞬間には、超人にも匹敵する速度を出す事ができる。 ただしスタミナが低いことが災いして、長時間に渡りて高速歩法を連続使用することは到底不可能だろう。 | |||||
双刀『畦火』 | |||||
初期装備の小太刀二振り。双方共に刃長二尺三寸、柄長七寸で黒塗りの鞘に納められた紅い柄の直刃刀。 比較的軽量な造りに精製されていて、彼女のような腕力の低い者でも十分に扱える二刀である。 一般の刀剣よりも切れ味では勝るが、その性能は精々中の上といった程度。無能力であり、特別斬れる訳ではないが、特別斬れない訳でもない。 | |||||
情報 | |||||
身体能力 | 剣術と軽業の達人 | ||||
利き腕/利き足 | 右/右 | ||||
技術/知識 | 朱刀流剣術/同左 | ||||
その他特筆事項 | なし | ||||
戦法 | |||||
生まれ持った体質から成る高い起動能力を利用した軽快な身の熟しによって相手を翻弄しながらの剣術を得手とする。 壁面等を使った三次元的な軌道による空中体術、通常の筋力鍛錬では到底為し得ない動きを用いて斬りかかる。 しかしその常人にさえ劣る膂力故、真向正面からの打ち合いや防御行為を苦手としている。 大抵は仕事の一環であるので、都合次第でその跳躍力によっての戦線離脱も多い。 |
朱刀流 | |||||
発祥は帝國、駿河の国。今より凡そ四百年前、人知れず山奥で暮らす朽瀬の本家並びにその血統に代々受け継がれている、血族相伝の殺人剣術。 最小限の動作による剣戟を流儀としており、敵対する者の命を着実に奪う為に一切の無駄を省いている。 回避や威力軽減を主とした護身用体術を基礎として教えられ、その後に自分から肉薄して攻撃を展開できる体術を学んでから漸く剣の業を授けられる。 人間の身体能力には生まれながらの個人差が存在するも、基礎的な体術から会得する事で相手に〝殺されない〟為の剣でもある―――として、朱刀流を知る外部の者には伝えられている。 だが実際には、開祖の朽瀬緋蓮を始めとする朽瀬の血族は皆一様に筋肉量の少ない異常体質持ちであり、正面から打ち合うのみの剣に不向きであったことに起因する。 己の得物を戦場で失ったときに他人の得物を奪って扱えるようにするため、腕の筋力にさえ見合えば大抵の刀剣類は扱いこなせるようにされている。 なお〝朱刀流〟とは、朽瀬緋蓮がある一戦にて軽快かつ敏捷な剣さばき体さばきによって一滴の血も浴びず、刀のみが朱に染まっていたという逸話からそう名付けられたとされている。 | |||||
体術 | |||||
紅閃 | 朱刀流の奥義である高速歩法の一。使用者が全力、と云うか本調子でさえあれば、常人には視認も赦さない高速での移動を可能とする。軌道は直線移動のみに非ず、旋回や跳躍を始めとして在る程度なら自由に調整できる。体力の消耗が激しいので、長時間に渡っての連続使用は実質的に不可能。 | ||||
技 | |||||
唐椿 | 相手の懐に入ってから低く跳躍して、空中回転しながら横に向けた刃で顎下から斬り上げる。対象の斬首を狙う一撃であり、迅速に殺害を決行すべき際などで主に使用される。 | ||||
野茨 | 内側から螺旋を描くようにして斬り払う。堅い守備を崩して斬りつけるときや、不得手とする至近距離からの離脱に使ったり、前進や後退、静止状態などの様々な足さばきで何気に汎用性がある。 | ||||
石竹 | 地面を蹴り飛ばして疾駆し、相手の一部分に目掛けて連続突きを浴びせる刺突業。使用時のコンディションによって大幅に左右されるが、基本的には3~10回の連撃を可能とする。 | ||||
緋桐 | 前方に一気に踏み込み、円錐でも描くかのように相手の全身を乱れ突く刺突業。石竹と同様、体調によって大幅に連撃数が変化する。 | ||||
牡丹 | 居合業。鞘を一方の手で押さえたまま接近して斬りつける、能動の抜刀術。 | ||||
芍薬 | 変則居合業。相手の攻撃を躱すか往なすかして受け流し、視線と重心が攻撃に集中している相手を捻った姿勢の状態から斬りつける、受動の抜刀術。 | ||||
酔仙翁 | 二刀によって出される業。一方の刀で刺突を仕掛けた直後に一瞬だけ脱力し、素早く踏み込んで一気に距離を詰めて、近距離からもう一方の刀で二発目の刺突を浴びせる。 | ||||
皐月 | 二刀によって出される業。一方の刀で攻撃を受け止めてから軸足でスピンをかけ、自身は独楽のように回旋しながら、もう一方の刀で外側から斬りつけに薙ぎ払う。 | ||||
朱刀流奥義 | |||||
紅 桜 一 閃 |
歩法〝紅閃〟によって相手との間合いを詰めると同時、彼女が持てる瞬間的な最高速度を乗せての刺突。〝速度〟の総てを前方のみに向けて繰り出すが故に、一切足捌きを緩めずに〝最速〟を叩き込むことができる。 |
+ | アイテム |
+ | 能力原文 |
+ | 質疑応答 |