【閃刃無窮】

其の壱 近付いてる   
其の弐 取り敢えずる  
其の参 近付けなくとも
■■流 極意

人物紹介


名前 藤 楓(ふじ かえで)
本名 Clarisse・Clavel・Cadence
性別
年齢 15歳
身長 145cm
体重 38kg
趣味 昼寝と刀の手入れ
好き 少年漫画
嫌い 負けることと早起き

概要

とある小国の王族の姫。現在はツテで紹介された下宿先から、バイトで生活費を稼ぎつつ平凡な公立高校に通っている女子高生。
成績は幼少から王族としての教育を受けていたため、基本的には上位をキープしている。とりわけ家庭科と体育、国語に関してはかなり優秀らしい。
群れることを好まない性格のため、学校ではあえて冷たい態度を取っていることが多い。しかしながら困っている人は放っておけない性格が災いし、クラス等では良い人という定説が既に定着している。
但し彼女は非常に頑固な為、無理に距離を詰めようとはせず基本は遠くから見守るというのがルールとなっているとかいないとか。
性格は勝ち気で負けず嫌いであり、非常に努力家である。出来ないことがあると努力を重ね人並み以上になるまで執念深く鍛えるため、初対面だと何でもできる人間だと勘違いされやすい。
しかしながら元は非常に不器用であり、何もない場所で転ぶことが出来るほどにドジ。そのため大抵すぐに無様を晒すため、そんな印象もすぐに消えることが殆ど。
だが女子高生とは思えないほどサバイバル能力が高く、山に道具なしで放り込んでも生き延びることが出来るタフネスを持っている。当然だが普段は一切発揮されない。

剣術は復讐のために鍛え上げたものであり、今現在もより強い力を手にしようと日々鍛錬を重ねている。
また強者との戦闘経験を求めて、街のチンピラや能力者、武闘家等に喧嘩を売ることも多々あるため、時々警察に御用になることもあるようだ。
とはいえ戦闘を強要する事は無いため、大抵は負け惜しみからの通報が多い。
剣術の才能には恵まれており、その上で山篭りで極限状態に追い込まれ、そんな中で修行を積んだ為かなりの速度で成長出来たらしい。


容姿・性格

輝く金色のショートカットで、鮮やかな赤い瞳を持つ。顔立ちは整っており、身体が小さいせいかじっとしていると人形めいた容姿である。
普段は学校指定の黒のセーラー服に身を包んでおり、冬はベージュのダッフルコートかカーディガンを着ていることが多い。
町中で帯刀して歩くわけにはいかないため、刀は普段刀袋に仕舞って持ち運んでいる。

能力

【閃刃無窮】

振り下ろす動作を以てして、空間を捻じ曲げる事によりごく小規模な次元歪曲を発生させ、局地的なテレポーテーションを起こす。
つまり、"振り下ろす場合"のみ、剣身を移動させることによって好きな場所へと斬撃を行う事が出来る。
ただし、ただ簡単な"振り下ろす動作"では発動せず、意識を集中させて大上段から全力で振り下ろすことによって発動する。
但し、刀を"大上段へと持っていく"動作間はそれなりに隙が出来るが、全力で"振り下ろす"動作に関しては非常に迅いものとなる。

身体能力:同程度の達人に素早さで劣るが、痛みに非常に強く、ちょっとやそっとの痛みでは体勢を崩さない
技能:剣の達人
初期装備:切れ味は通常よりも劣るがその分頑丈な刀
※このスペックはあくまで彼女が成長しきった場合の仮定であり、実際には未熟な彼女はこの表記よりも弱い。

剣術

+ ...
彼女の学んだ流派はシンプルに『相手より先に斬ること』をただ洗練してきた、超攻撃特化型の剣術である。
その極意は第一に『近づいて斬る』、第二に『取り敢えず斬る』、第三に『近づかなくとも斬る』。多分師匠が適当に言っていただけだが、彼女はその極意に従って戦っている。
とはいえ間合いによっては平然と徒手空拳も扱うことから、剣術と言うよりかは戦闘術か、或いは暗殺術と言うのが正しいだろう。
元々は暗殺のために編み出された殺人剣らしく、それが原因で対象に近づかずに殺害する技等も存在している。
その一つが本来の間合いを無視して斬撃を当てる、刀剣により発生する狙撃秘剣『羆祓い』である。
本来は強力な斬撃を放つことで真空を発生させ、それにより斬撃での遠当てを行うという技術なのだが、残念ながら彼女は習得に至らなかった。
しかし彼女の執念は『羆祓い』を通り越し、飛ぶ斬撃から跳ぶ斬撃へと秘剣を進化させることに成功する。
これに関しては今のところ彼女と彼女の師匠以外の使い手は発見されていない。勿論彼女達の知らない所で、誰かしらが使っている可能性はある。
彼女は師匠から流派の名前を聞かされていないため、流派を名乗ることも出来ない。しかし彼女の師匠と戦ったものならば、その流派を知っている可能性もあるだろう。

武器・アイテム

+ ...
  • 景國
高い頑強性を有する刀。切れ味はあまり良くないが、かなり乱暴に扱っても壊れない一品。
刃渡りは三尺五寸で、黒塗りの鞘に収められている大太刀。重く大きいため、非上位扱いづらい。
楓の全力の一撃は並大抵の刀で扱うと数発で折れるため、師匠がわざわざ用意してくれた物。特注で、値段にするとかなり高価。

  • ペンダント
家族の写真が入った物で、彼女が自分の国から持ち出してきた唯一の品。
正体がバレるのはよくないため、普段は制服の内ポケットに隠して持ち歩いている。

出自

+ ...
街から遠く離れた場所にある国の出身で、彼女はその国の王族だった。
国は特に発展していた訳ではなかったが、広い農耕地を持ち、海に面しているため漁業も盛んで、華やかさこそ無かったものの不自由なく平穏な国だった。
国を統治していた王族が代々温厚だったため、大きな争いは殆ど起きない。民も純朴なものが多く、平和を体現したかのような国と言ってもいいだろう。

彼女はその国の王族の三女として生まれ、王位継承権こそ低かったものの王族としての教育を受けながら幼少を過ごした。
しかし王位は兄が継承する物と皆が考えていたため、他の兄弟と比較しても彼女は甘やかされて育てられ箱入り娘としてろくに世間も知らぬまま成長していく。
事件が起きたのは、彼女が八つを迎えてから暫くしての事だった。王の側近が浅ましくも権力を欲し革命を起こし、王族を皆殺しにする計画を立てた。
本来ならば民の気質を考えれば実行にすら移されない筈だった。だが計画には闇の世界に通じる犯罪組織も加担していたため、強引に計画は推し進められてしまう。
そして国は転覆し、王族は皆捕まり意味もない拷問の末に処刑されていった。

彼女が生き延びることが出来たのは、ほんの偶然だった。拷問後に彼女の拘束具の一部が破損していることに姉が気付き、無理やり彼女の拘束具を破壊し逃がしてくれたのである。
彼女は遠巻きから自らの家族が処刑されるのを見つめ、追手から逃れる為に着の身着のままで国を離れることとなる。
胸に抱いていたのは、強い復讐心と無力感。しかしその時彼女には何も残されておらず、ただただ遠くに逃げることだけしか出来なかった。

逃走を初めて数日で、彼女は山に迷い込み死にかけていた。何の計画性もない逃走、ただの箱入り娘だった彼女がどうにか出来る筈もなかった。
餓えと渇き、空腹が限界に達し倒れ、周りには自らを狙う野生動物の群れ。死を確信するには、あまりに十分過ぎる状況。
そこで彼女は自らの師匠となる人物に助けられ、無理を言って、と言うよりかは勝手に後をついていき、山奥での生活を始めることとなる。

それから数年、彼女は多くの実戦経験を求め街に出る事になる。その際の資金や住む場所、偽名や戸籍等は師匠が用意してくれたものである。
そして彼女は姫から山篭り、そして女子高生にクラスチェンジしたのだった。
ちなみに五年以上一緒に生活したが、結局師匠が何者なのかは分からなかったという。

周囲を取り巻くNPC

+ ...
  • 師匠
名前不明、年齢不明で山に篭っていた謎の人物。見た目は仙人みたいで、中々に気難しい人物のようだ。
しかしながら楓の執念に根負けし、彼女に剣術とサバイバル技術を叩き込んでくれた。その上街に出る際住む場所と資金、戸籍などを用意してくれたことから滅茶苦茶良い人である。
ただそれだけの力を持っているとなるとやはり謎が深まる一方。結局楓は名前すら教えてもらえず師匠と呼んでいたらしい。

その正体はかつて帝国にて名を馳せた人斬りであり、その卓越した技術を見込まれ帝国上層部お抱えの暗殺者にまで成り上がった剣客、藤上 幹久という人物である。
我流剣術『月詠流』の使い手で、純粋な技術のみで斬撃を飛ばすことが出来たという。
ある時を境に姿を消し、山に篭ったようだ。古い人間のため若いものにはあまり知られていないが、名前は調べれば簡単に出てくる程度には有名人。

  • ゆみこちゃん
楓のクラスメイト。サバイバル技術こそあるものの一般的な生活力のなかった楓に、生活の知恵と一般常識を叩き込んでくれた超良い人。
そのため学校では楓が自分から話しかける数少ない人物であり、割りと頻繁に遊んだりしているとかいないとか。
無能力者で武術も何もやっていない、生粋の一般人である。

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最終更新:2016年02月19日 01:44
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