【ライヒ】

概要


祖国より西、キングダムの海を隔てて東に存在する、嘗てとある一人の男によって成立した『逆鉤十字』を掲げる独裁国家。
領土自体はそれほどでもないが周辺国に対する影響力は大きいもので、また特定の人種に対する差別意識が非常に根強く刻まれている。
然し国力自体は非常に高く、国民も非常に裕福。科学技術については凄まじいものがあり、一部にはSFじみた街並みすらも存在するほど。
食事に関してはビールやウインナー何かが有名。ジャガイモをいっぱい食べる。

政治


嘗て『総統』と呼ばれていた男による独裁政治が現在のライヒを作り上げた。
国民の支持を得た上で頂点となった男は、一度目の『大戦』の賠償金を全額返済し、公共事業を行う事で就労者を増やし、経済は遥かに豊かになっていった。
また、一定の差別階級を意図的に作り出す事により大多数の国民の不満を軽減させ、また諸外国に対する強権的な政治は、本人の悪魔じみたカリスマを併せ国民達を熱狂させた。
だが、大戦終了後『総統』は突如として謎の自殺を遂げる。理由は一切不明であった。その後は『総統』に匹敵する存在は以降出現しないと考え、国家元首を『総統代行』と呼び継続させている。
この『総統』の自殺には非常に謎が多く様々な噂や憶測が立てられており中には『総統は未だ脳髄の状態で生きていてこの国を裏で操っている』などというオカルトじみた噂すら存在する。
実際に歴代の『総統代行』は『総統』にも負けず劣らずの優秀且つ攻撃的な政治家ばかりであるが、真実は闇の中である。
また、後述の『古代遺産教会』の存在から『教国』と。『大戦』の出来事から『祖国』とは非常に険悪な仲である。

軍事


数は祖国等の大国と比べれば多くは無いが、個々の戦闘能力と非常に高い科学力による非常に強力な軍隊を持つ。
陸海空国防軍は勿論の事、『総統』直属の部隊を起源とする『親衛隊』等が存在しており、何れも強大な科学力と精強な兵士達によって強力な軍隊となっている。
また、『古代遺産協会』という公的神秘研究機関が存在し、日夜『神秘の科学化』を目的として研究を続けており、ライヒの軍事力にも多大な貢献をしている。
現在のライヒの軍事力は『古代遺産協会』があるからこそとも言える程であり、実際に『人外』や『魔術』の解析、量産が既に数十年前から開始されているほどである。

【親衛隊】


『SS』とも。嘗て『総統』が国内の騒乱や軍の反逆から身を守る為に作った私兵部隊が源流となっている。
大戦中は一般親衛隊と武装親衛隊に別れていたが、現在は一つに統合されている。
その性質は現代にも受け継がれており、『総統代行』直属の部隊となっている他、『古代遺産教会』にもその権限が与えられている。
普段の扱いは国防軍と変わらず、それらとも密接に連携するが、その性質上『特殊部隊』が非常に多く、囚人部隊や中には『人狼部隊』や『吸血鬼部隊』等も存在する。
また『裏側』の影響を強く受け易く、"それ専門"の部隊も無論複数存在している。国民の憧れであり、同時に国家の闇を多分に含んだ存在。

【古代遺産協会】


『神秘』を『蒐集』し、『解析』し、『普遍』の物とする事を目的とした研究機関。
元々は最初期の『親衛隊』の中に作られた部隊であったのだが、規模が拡大したことにより正式に研究機関として確立したという経緯を持つ。
その為『親衛隊』とは密接な関わりを持ち、実験体等が親衛隊によってテストされたり、そのまま配属されたりというケースも少なくない。
本来不可能であると思われるような『神秘』の『解析』を数十年の妄執を経て最早『技術』として確立しており、幾つもの『神秘』が『科学』となり部隊に配属されている。
何もかもを解析できるような神の如き研究機関では無い。
だが、『神秘を解析し、科学とし、量産化』するということは、神への冒涜に他ならず、その為『教国』との中が険悪極まりない理由の一つである。

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最終更新:2016年03月23日 18:05
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