概要
海を隔てて
帝国の北方に存在する、膨大な国土を持つ社会主義国家。
「祖国」とは通称だが、誰も本当の名で呼ぶことはない。
世界有数の石油・天然ガスの産出国で、兵器や核、宇宙に関する技術の水準も非常に高い。
と、ここまでが誰もが学校で習う部分。
ただし、「祖国」という呼び方は習わない。
ここからは、「祖国」でも一部の人間しか知らない内容。
人工的な能力者の開発や、未知の技術を駆使した兵器の開発を行っている。
また、世界の掌握を目指しており、能力者の誘拐や、殺害しての解剖実験等を行っている。
それらは、基本的に「軍部」が行っており、また、宗教を利用した洗脳をしているという噂もある。
政治
一党独裁制であり、紅き星を掲げる共産主義、つまりは社会主義国家。
軍部の影響力が強く、政治の主権は軍部に置かれている。
『共産労働者党』
一党独裁制である祖国においての、最大規模を誇る政党。
党員になれば即エリートコースとも言われる程の力を持つ。
天然の能力者は非常に少なく、党員の大半が人工能力者、及びサイボーグであるとされる。
※共産主義なのに社会主義? な部分の解説
一党独裁制とは、ある特定の政党による独裁体制のこと。
また、共産主義とは政府の必要ない、個々が完全に平等な社会を目指す思想のことで、
社会主義とは国家によって市場経済を統制するべくして行われる平等化。
なので、政府ありきの一党独裁制である以上、祖国は共産主義を掲げる社会主義国家となる。
また、共産主義を目指す道程の社会主義という事で「ソ連型社会主義」と思われる。
軍事
『スペツナズ親衛旅団』
通常の祖国軍とは別の軍団であり、基本的に祖国軍とは違う扱いをされる。
主な任務内容は非常時の出動と海外派遣であり、少数精鋭を第一としている。
大抵の祖国軍の能力者はこちらに入る傾向にあり、改造人間や人造人間も大量に保有している。
任務柄、祖国空軍と強いコネクトがあり、物資補給は主に空軍に任せている。
戦闘機や戦艦等は所有していないが、主力級戦車や輸送ヘリ等を常時待機させている。
旅団員の任務は単独で外国へと潜入する形式が多く、現地で直接司令部が組まれる。
これは、現地の旅団員が、祖国からの支援を受け難い状況に陥りやすい為に取られる手法。
元ネタ:スペツナズのどれか(明確には決めていません)
宗教
『祖国正教会』
神の子の教えを広める「普遍的」な宗教を母体とした、祖国で広く親しまれている宗教団体。
母体宗教である博愛主義の大工の息子を崇める宗教が、祖国に伝わり変化したもの。
基本的な教えは変わらないが、全体的に祖国軍部の息がかかっている傾向にあり、
祖国正教会管理の孤児院で保護していた子供が成人すると、祖国軍人になる事が多い。
また、科学的及び心理学的な洗脳、またはマインドコントロールが行われている。
元ネタ:ロシア正教会
歴史
今からおよそ40年ほど前から、特殊鉱石『オメガニウム』の採掘・研究を秘密裏に行っている。
国連からは禁断の鉱石として、採掘などの禁止令が出ているが、今は表沙汰になっていない状態。
『オメガニウム』
明るい緑色に発光する特殊な鉱石。
原石の希少価値は全ての鉱石の中でもかなり上位の部類に入る。
地下から掘削して採取するしか方法はなく、採掘にはそれなりの環境が必要で、
採掘できる場所自体もかなり限定されている。
オメガニウムを専用の反応炉に入れて反応させると、
オメガニウムを別の場所に、空気中の大気から構築する作用があり、無限に増やし続ける事が出来る。
更に、集まると揮発性があり、大量のエネルギーに変換する事も出来るので軍事的及び科学的価値はかなり高い。
無限に増え続ける夢の鉱石であるため、国際連合が危険と判断して禁忌の鉱石と認定した。
『RED COLD WAR』
今からおよそ50年ほど前に、数年間続いた、
「祖国」を主体とする「共産主義側」と、対する「資本主義側」との状態を表した言葉。
また、その時代を指し示す場合にも使われる。
「祖国」と「資本主義国」はお互いに軍事競争をしており、
その影響で、一時期は世界規模の戦争が起こってもおかしくない程の緊張が続いていた。
だが、「祖国」のオメガニウム発見・採掘により状況は一転、「祖国」が主体の「共産主義側」が大きくリード。
国家間の全面衝突こそなかったが、「資本主義側」に大きな打撃となった。
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最終更新:2016年03月29日 16:19