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【ハンス・ドリーシュの追蹤録】

「――理性或いは良識が、私どもを人間たらしめるもの、
私どもを獣と別け隔てる唯一のものであるかぎりは、
それは完全に一人ひとりに備わるだろうと、私は考えたい」
――ルネ・デカルト『方法序説』より

«Flow My Tears,The Policeman Said»


「どうか皆様、御笑覧下さい。
  紛い物たるわたくしから出ずるモノは、みな尽く紛い物なのですから――――」


名称:実験体771号『テセウスの船(Ship of Theseus)
自称:マリィナ・シグネット(Marina Signet)
年齢:[編集済]年6ヶ月
身長:114㎝
体重:9.8kg
出身:真島重工生化学部門第11研究所207号室
好きなもの:本物
嫌いなもの:偽物



概要:
【帝國】の擁する環太平洋域でも屈指の大型重化学工業会社・真島重工によって製造された、「人造人間」または「生体兵器」。
軍事産業方面における新兵器開発の一環として立ち上げられた、「能力者の製造」並びに「兵器としての安定した量産」を主軸とするプロジェクト「ナーヴス・オブ・スティール(鋼鉄の神経)」の第二世代実験型である。
第一世代の開発方針は、「無能力者に各種の呪術的・未解明的な処置を施し、能力者を製造する」というもの。対して第二世代の開発方針は「人体の遺伝子情報をベースとし、優生学的観点から有用な突然変異を発生させる」と、(気休め程度であれど)より安定した製造手法に切り替えられている。
彼女はその第二世代において、ごく初期に製造された「欠陥品」である。後述の「複製能力」は確かに強力なものであったが、彼女の身体はその異能を背負うにはあまりにも脆弱であった。
本来であれば「処分」或いは研究対象として「隔離」されるはずであった彼女は、しかし真島重工の子会社を介して裏の市場へと送られ「競売」にかけられた。
彼女の儚げな容姿は、多くの男達を魅了して余りある。彼女の「買い手」となったのは、とある国の肥えた富豪であった。伴侶に恵まれなかった彼は、彼女をかりそめの娘として迎え、そしてまたかりそめの妻として迎えた。
彼女は紛い物であった。故に彼女は演者として生きることを選んだ。彼女はよき娘を演じた。されど彼女の眠りは浅かった。ただ全身と、特にひどく腹の中に残る熱は、彼女を苦しめるに十分なものだった。
故に彼女は今に至る。逃避願望と自己嫌悪の間で苛まれる彼女は、しかしどこまでも紛い物である。



容姿:
黒と朱を基調とした、ピューリタンカラーの所謂「ゴシック・ロリータ」を身に纏う。頭にはフリルの付いた黒いカチューシャ。靴は子供もののローファー、泥に汚れたニーソックス。
外見は5歳程度の子供であるが、その実異常に体重が軽い。これは先天性の幾つかの内臓不全・形成不全を、人工臓器・義肢への代替などで補ったため。そのために右腕は精緻な義手だが、外観重視のため実用性に欠ける(中の人注:要するに、戦闘で有利な要素にはしません)。
酷く白い肌は彼女の痩せた身体を辛うじて包み、酷く白い髪は腰にまで伸びる。無気力に沈む深く赤い瞳は、患う眼球振盪のため滅多に焦点が合うことはない。
言わんや感情表現は希薄を極め、「たとえ何をされたとしても」、どこか憂鬱ですらある無表情は変わらない。己に責任を問う時に限り、僅かに彼女は眉を顰めて俯く。
首には錆びついたロザリオをかけている。曰く「拾ったもの」。
+ ※参考画像



能力概要
「所詮は模倣品です。――価値などありません」-【ハンス・ドリーシュの追蹤録】
破壊力-D スピード-C 射程距離-B
持続力-D 精密操作性-A 成長性-C
貴方は、1レスに1つだけ、
視認した者をモチーフとした等身大の人形や、
視認した物をモチーフとした原寸大の模型を創りだす事が出来る。
創り出せる範囲は自身の周囲3m以内で、1つの対象に限り1つのみ。
創り出された人形や模型は酷く脆く、硝子と同程度の硬さしか持たない。
しかし、モチーフにした対象と、硬度以外の全ての性能が全く同じである。
それは、硬度に関する力を持つ能力、性能でも変わらない。
そして、その人形や模型が壊れると、モチーフとなった対象の性能が半減する。
もう一度モチーフにして、再び壊れれば更に半減。
この性能は、切れ味、硬度、所有能力、視力、生命力。ありとあらゆる性能である。
半減された能力は、ロールを跨げば元に戻ってもいい。

身体能力:一般人
初期装備:無し

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最終更新:2016年01月23日 22:45
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