認知科学の中心的領域について


①知識表現(knowledge representation)

事物や概念を表現するための知識の形式化の方法。例えば、

判別ネットワーク
樹状構造を持つ。分岐点は、ある事物や概念の集合とそれ以外の集合を区別するための記述が記載される。

意味ネットワーク
ある概念は特徴の集合して表現され、その特徴はまた他の概念を指し示す。特徴は属性と値のペアから成り立つ。
データベース関係のプログラムと関係してきそうですね。
面白ろそうです。

プロダクションシステム
知識を条件ー行為の対で表現する。
もしも、現在の状態が何かのルールにマッチするならば、そのルールが適用され、システムが継続するか停止するかする。

メンタルモデル
意味ネットワークで参考になりそうなサイト↓
http://www.unixuser.org/~euske/doc/semnet/index.html

②言語(心理言語学 Psycholinguistics)

言語における主要3文やは統語論(syntax)、意味論(semantics)、語用論(pragmatics)。

統語論
言語を理解する人が与えられた文章を名詞句や動詞句などの統語的な単位にパース(文法的解釈)していくかについてである。

意味論
単語をよりプリミティブな意味単位に分解することを行ってきた。
Kill → "Cause to die"。この行為のメリットは、共通する意味単位を持ついくらかの動詞の関係が解ることだ。

語用論
会話の暗黙ルール。話し手が逸脱した話をしたとしても、聞き手はコミュニケーションがまだ協同的であると推論する。



③学習(Learning)

機械の学習と人間の学習がある。ここでは人間の学習にのみ記す。人の学習に関する研究のほとんどは、学習の手続き(learning procedure)に関したものだ。Brown & VanLehn(1980)は、学習とは行き止まりに陥った時のみ起こると過程した。



④思考(Thinking)

認知科学研究の中心は問題解決についてだ。
”問題解決”状況とは、なんらかのゴールを実現させるための新たな手続きの系列を組み合わせること。



⑤知覚(Perception)

知覚処理とイメージに関した研究が多い。
イメージすることは知覚することに似ていると基本的に言われている。
例えば、2つの図形を比較する場合、片方を心的回転によってもう方ほうに合わせる。その際の移動角度が大きければ、2つの図形が同じか判定する時間も増える。しかし一方で、イメージとは思考プロセスを用いて物理的、知覚的な出来事を暗黙知にもとづいてシミレーションしているとも言われる。

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最終更新:2009年01月19日 16:36