CIF

ユーザビリティ品質評価テストを実施するための手続き・評価報告書フォーマット。ユーザビリティを品質と捉え、品質を定量的に計測、把握することが目標。

  • 目的
ユーザビリティ品質を定量的に測る(問題点抽出ではない)。
  • 実施プロセス
開発後に行う。動作プロトタイプが必要。
  • サンプル数
比較調査なので2機以上を必要とする。

評価指標

  1. 有効さ : タスク達成率
  2. 効率性 : 作業時間・アウトプット量
  3. 満足度 : SUS

一般的なユーザビリティ評価との違い

一般的なユーザビリティ評価 CIF
計画 主眼 問題発見 → 改善検討 品質レベルの測定
実施プロセス 開発の各ステップ 開発の後行程
   要求     幅広い問題抽出のカバー 再現性・信頼性
   指標 性能は要求されない 有効さ・効率性・満足度
実施 参加者数 5~6人 最低8人/1セグメント
   評価サンプル数 単独製品での評価可 比較対象機器が必要
   操作中の介入 可(発想法・発話施行法など) 原則禁止
アウトプット 結果 ユーザビリティ上の問題点および改善案 各指標に基づくユーザビリティ品質のレベル


メモ

タスクにかかった時間やエラーの数とか、数値でだしてくるものなので、
具体的な問題箇所をまとめるものではありません。
なので、単純に製品の比較に使うツールだと思います。

製品の評価点数をだすようなものなので、問題探しのツールとしては使えるものではないと思います。
最終更新:2009年10月29日 09:28