決定木
意思決定の“決定”や命題判定の“選択”、物事の“分類”などを多段階で繰り返し行う場合、その「分岐の繰り返し」を階層化して樹形図(tree diagram)に描き表したグラフ表現、あるいはその構造モデル。
決定木には2つの方法がある。
- 回帰木 分類に用いられるのではなく、実数値を取る関数の近似に用いられる。 (例: 住宅の価格の見積り。患者の入院期間の見積り。)
→競合手法は重回帰分析
- 分類木 yが分類変数の場合。例えば、性別(男あるいは女)、試合の結果(勝ち、負け)
→競合手法は判別分析
特徴:if-thenルールとして透過的に表現される(樹形図)ので意志決定や学習の過程がわかりやすく、分析結果の評価・解釈がしやすい。
参考文献
- 『SPSSクレメンタインによるデータマイニング』、東京図書、2003
最終更新:2008年09月04日 17:36